【レビュー】Logicool G G604 良かった点と悪かった点!【ワイヤレス多ボタンマウス】

評価:4.5

今回はロジクール様からゲーミング向けのワイヤレス多ボタンマウス「G604」を提供して頂いたのでレビューを書いていきます。

先にこのマウスについての感想を一言で書くと、

ゲーミング向けのハイスペックを持った、作業効率をアップさせる多機能マウス

と言う印象を持ちました。

その為、このマウスはPCゲーマーだけで無く、

  • PC作業が多い方
  • PCを使って仕事をしている方
  • PCでの作業効率をアップさせたい方
  • 同時に2つの機材を使用する方

と言う人たちにもとてもおすすめ出来るモデルです。

この記事ではレビュー以外に詳しい仕様や特徴、使い方についても画像と一緒に書いているので、是非参考にして下さい。

外観とスペックについて!

スペック表!

G604
接続方式ワイヤレスのみ
電池持続時間最大240時間(USB
レシーバー)
最大5.5か月(Bluetooth接続)
センサーHERO16K
ボタン数15個
解像度16,000DPI
トラッキング速度400IPS
レポートレート1000 Hz
大きさ(幅x奥行x高さ)80mm x 130mm x 45mm
重量136g(電池含め)

外観

全体的に黒一色の落ち着いたデザインでRGBライトも付いていません。

派手なデザインが好きな方からすると物足り無さを感じるかもしれませんが、派手さを求めない方や仕事場で使う人にとってはメリットに感じられると思います。

前と後ろから見てわかる通り、右手に合わせて傾いた形状をしているので手へのフィット感がとても良いです。

またこのマウスは電池駆動でのワイヤレス接続でしか使えないので、ケーブルを接続する部分はありません。

左サイドにはボタンが6つ付いています。

これらのボタンについては全て「ロジクールGハブ」によってキーや機能、マクロなどを自由に割り当てる事が可能です。

また、ボタン下の持ち手部分が広めに作られているので、普通に持っている分にはボタンに触れにくく、多ボタンマウスながらも違和感無く持ちやすくなっています。

そしてこの持ち手部分はグリップになっており、手に吸い付く様なグリップ感が感じられるのでとても持ちやすいです。

右サイドにはボタンは付いておらず、グリップのみとなっています。

そして両サイドのグリップはマウス上部にまで繋がっており、手のひらに対してもグリップの効果を感じる事が出来ます。

クリックボタンの左隣にもボタンが2つ付いています。

このボタンについてもサイドボタン同様に「ロジクールGハブ」で好きなキーや機能を割り当てる事が可能です。

また「クリックボタン」については表面が少しザラ付いていて滑りにくくなっています。

なのでサイドと上部のグリップと組み合わさって、全体的にマウスに触れている部分が滑りにくくなっているので、とても持ちやすく感じました。

上部には

  • 左右チルト機能に対応したホイール
  • ホイールを段階式、無段階式に切り替えるボタン
  • BluetoothとUSBアダプター接続の切り替えボタン

の3つが付いています。

ちなみに「チルト」と言うのはホイールを左右に傾ける事が出来る機能で、どちらかに傾けると割り当てられているキーや機能、マクロを使う事が出来ます。

勿論、ここにもサイドボタンなどと同じ様に好きなキーや機能を自由に割り当てる事が可能です。

ただし、「ホイールの上に付いている2つのボタン」については役割が固定されていて、自由な割り当ては出来ません。

マウス裏側にはボタンは無く、電源スイッチのみとなっています。

マウスソールについては、程よい滑りと止めやすさが両立されていて使いやすく感じます。

電池は後部に入れる様になっていて本数は一本だけです。

ちなみに電池は予め1本付属しているので、わざわざ別で用意しなくてもすぐに使えます。

また電池だけでなくワイヤレス接続に使う「USBレシーバー」を収納する部分も用意されています。

こちらがその「USBレシーバー」で、使用するPCに接続する事でワイヤレス接続が出来ます。

また「G604」の場合はBluetooth接続にも対応しているので、それで接続する場合は「USBレシーバー」は必要無く、使いたい機材とペアリングするだけ大丈夫です。
(ただし「ロジクールGハブ」で設定を行うにはUSBでのワイヤレス接続をする必要があります。)

 

ちなみに「USBレシーバー」で接続する場合は、マウスとアダプターの距離が近いほど動作が安定し、遅延が起きにくくなるそうです。
(説明書には20cm以内が推奨されています。)

なのでPCに直指しで動作に問題を感じる様であれば、付属されているケーブルを使ってレシーバーを接続するのがおすすめです。

付属ケーブル(約1.5m)

 

私自身はPC直指しで1m近く離れていますが、特に問題無く動作しているのでケーブルは使っていません。




「ロジクールGハブ」による設定について!

G604」は「ロジクールGハブ」によって細かい設定を行う事が出来ます。

更にこのソフトウェアでは、設定が行えるだけでなく便利な機能もあるので、その点についても解説していきます。

起動するソフトに合わせて自動的に設定が変更される!

ゲームやアプリケーション、デスクトップなど、用途毎に分けて設定を作る事が可能です。

それだけでなくこれらのタイトル毎に設定したプロファイルは、そのゲームやアプリを起動すると自動で切り替わります。

これによって起動するソフトに合わせて手動で設定を切り替える必要が無いのでとても楽です。

また個人的にこれの良い所としてはゲーム以外のアプリケーションにも適用出来る点です。

例えば「動画編集ソフト」や「DAW」「エクセル」など様々なソフトを登録する事で、そのソフトを使うたびに手動で設定を切り替えずに済みます。

なので、様々なソフトを使用している方であれば作業効率を大幅に高める事が可能です。

 

ちなみにこのプロファイルは「G604」だけでなく、接続しているロジクールのゲーミングデバイス全てに適用されるものとなっています。

もしロジクールのゲーミングキーボードやゲーミングヘッドセットなどを使用しているのであれば、それらの設定もまとめてゲーム毎に自動で切り替えさせる事が可能です。

なので私自身、現在ロジクールのゲーミングキーボード「G913」を使用していて、それの設定も同時に変更されるので、尚更便利に感じています。

ボタンの割り当て

上でも書いたように上に付いている2つのボタン以外には好きなように機能を割り当てる事が出来ます。

上の画像は実際に私が設定している内容で、自分の場合はショートカットキーやキー、マクロなどを割り当てています。

またこれ以外にも

  • 「Overwolf」「Discord」「OBS」のショートカット
  • ミュージックプレーヤーの操作
  • 音量調整
  • DPI変更

など、数多くの役割を割り当てる事が可能です。

その為、突き詰めて使いやすい様に設定すれば、かなり作業効率を上げられると思います。

DPIの設定

このマウスにはロジクールの最上位センサー「HERO16K」が搭載されているので100~16,000DPIの範囲で調節出来ます。

また同時に5つまでDPIをセットしておけます。




良かった点!

サイドボタンの形状、場所、押し心地の固さによって誤操作しにくい!

写真を見ての通り、ボタンの形が細く出っ張った様になっています。

これによって指先だけでどのボタンに触っているのかがわかりやすく、ボタンの押し間違いを防いでくれます。

また押し心地についても少し固めになっているので、しっかり押そうとしない限り押せない様になっていました。

そして配置場所についても下のスペースが広く取られているので、ボタンを押さない時はボタンに触れずにとても持ちやすく感じられます。

なので多ボタンマウスと言えば、

  • 持ちにくい
  • 誤操作しやすい
  • 意図したボタンと違うボタンを押してしまう

と言う欠点がありがちですが、このマウスはこれらの欠点を全て防ぐ設計がされています。

なので、個人的に今まで使ってきた多ボタンマウスの中で最も使いやすく感じました。

通常の一般向けモデルとは違う圧倒的なセンサー性能!

G604」はゲーミングマウスなので、ロジクールの最上位センサー「HERO 16K」が搭載されています。

このセンサーはロジクールの上位モデルに搭載されているもので、多くのFPSプロゲーマーに使用されている超軽量ワイヤレスマウスG Pro Wirelessにも搭載されている物です。

これによって通常の一般的なマウスに比べて動きへの追従性がとても良く、ぴったり動きに付いてくるような感覚で使えます。

これは今まで本格的なゲーミングマウスを使った事が無い方であれば大きな違いが感じられると思います。

Gシフト機能が便利!

これは自分で割り当てなければ使う事が出来ない機能ですが、Gシフトは普段使いをとても便利にしてくれる機能です。

このGシフトと言うのは、

Gシフトを押している間だけ全てのボタンの役割を変更する事が出来る!

と言う物です。

自分が設定している内容を例として挙げると、私自身は通常時に上の画像の「青にコピー(CTRL + C)」「赤にGシフト」を割り当てています。

そしてこのGシフトを押している間だけ「コピー(CTRL+C)」を割り振っていたボタンは「切り取り(CTRL+X)」の役割へ変更される様にしています。

これはGシフトを離せばまた「コピー(CTRL+C)」へ戻るので、使い分けは簡単です。

 

この機能を上手く活用すれば、一つのボタンに実質2つのキーを割り当てる事が出来るので、最大限使おうとすれば、

実質24個のショートカットをこのマウス1つで使える

と言う事になります。
(Gシフト、上部のボタン2つを除いた場合)

ちなみにこのGシフトは自分の好きなボタンに割り当てる事が可能ですが、持続して押しっぱなしにしやすい且つ、押した状態で多くのボタンが押しやすい上画像の位置に設定するのがおすすめです。

ホイールの上下にも自由な割り当てが可能!

これは地味な点かもしれませんが、個人的に大きなメリットに感じられました。

ホイールの上下と言えば、「上下スクロール」が割り当てられていますが、殆どのマウスではこの上下は固定されていて自由に割り当てる事が出来ません。
(例として、同じロジクールの多ボタンゲーミングマウス「G502WL」でも出来ません。)

それらに対して「G604」ではこの上下についてもそれぞれ自由に割り当てられるようになっています。

なので上で書いた「Gシフト」の時の設定でこの上下を別の物に変更する事で、より便利に使いやすくなります。

電池持ちが良い!

電池持ちがとても良く、仮にUSBによるワイヤレス接続で毎日5時間使用したとしても1か月以上持つとされています。

またBluetooth接続であれば5か月以上持つとされているので、どちらの接続で使うとしても頻繁に電池交換せずに済みそうです。

BluetoothとUSBワイヤレス接続によって2つの機材に接続できる!

G604」は2種類のワイヤレス接続が出来るだけでなく、その接続方法を瞬時に切り替える事が出来ます。

その切り替え方法は、マウス上部に付いているワイヤレスマークが書かれているボタンを0.2秒長押しするだけです。

この機能を活用する事で、2つの機材を素早く切り替えながら使い分ける事が出来ます。

 

なので私自身、ノートPCとデスクトップPCを両方使って作業する事があるのですが、1つのマウスで2つを操作できるのでとても楽になりました。

ちなみに自分は「G913」と言うロジクールのワイヤレスキーボードも使用しているのですが、こちらも「G604」と同様にBluetoothとUSBワイヤレス接続両方に対応しています。

なので「G913」と「G604」セットで使う事によってキーボードとマウス、2つの機材の使い分けがとても楽になるので、この2つのセットはとても相性が良く感じました。

左右チルトに対応していながらもホイールの動きがスムーズで静か!

左右チルトに対応しているホイールは、通常のホイールと比べて音が大きく、引っ掛かりも強く感じられる物が多いです。

しかし「G604」のホイールはチルトに対応していながらも比較的音が静かで、回り方もスムーズに感じました。

人によっては気になる点!

ボタンが多くて慣れるまで使いこなすが大変!

ボタンが多いと言うのは大きなメリットと言えますが、使いこなすのが少し難しいです。

自分の場合は「G604」を使う前にG502WLや「G600t」などを長期間使用していたのですぐに慣れましたが、初めて多ボタンマウスを使った時は大変でした。

と言うのも、自分が使いやすい設定を作ろうにもその構成を考えるのが大変で、実際に使いながら最適な設定を決めていく必要があります。

また、いざ作り込んでもその設定を体で覚えるのも大変で、しっかり覚えるまでは押したいボタンを押すまでに考える時間が出やすいです。

 

なので使い始めに関しては普段の作業以外に頭を使う事が増えるので、逆に効率が悪く感じられるかもしれません。

ただし、一度使いこなせるようになればマウス1つで様々な操作が出来るようになるので、とても便利に使えるようになります。

重量が重い!

重量が電池込みで130グラムを超えており、これはゲーミングマウスとしては超重量級と言えます。

その為、FPSでローセンシ設定の方からすると重すぎて使いにくく感じるかもしれません。

なのでローセンシ設定である私自身はFPSではこのマウスを使用せず、完全に作業用マウスとして使っています。
(FPSをプレイする時は「G Pro Wireless」を使用しています。)

逆に重めなマウスが好きな方からすれば、

  • フィット感の良さ
  • 多ボタンによる多機能性と邪魔になりにくい配置
  • 優れたセンサー性能
  • FPSでも使える遅延の少ないワイヤレス技術「LIGHTSPEED」

これらを兼ね備えているので、FPSでも使いやすく感じると思います。

サイズが大きめ!(特に高さが高め)

サイズについては大きめで特に高さが高めに感じます。

なので高めなマウスが苦手な方からすると持ちにくく感じられるかもしれません。




まとめ!

  • 多ボタンながらもフィット感が良く持ちやすい!
  • ボタンの誤操作がしにくく、押したいボタンを押しやすい設計がされている!
  • 左右非対称で右手に特化された形状!
  • 全部で15個ボタンが付いていて便利に使いやすい!
  • センサー性能がとても高い!
  • USBによるワイヤレス接続とBluetooth接続に対応!
  • 2つの機材を素早く使い分けられる!
  • 電池持ちが良い!
  • 重量が重くサイズも大きめ!
  • 電池駆動によるワイヤレス接続でしか使えない!
  • ボタンが多いので使いこなすまでが大変な可能性がある!

 

この様に「G604」はFPSでも十分使える高性能さと普段使いでの効率性を上げる利便性を兼ね備えたマウスとなっています。

ここまでのカスタマイズ性と多機能性、高性能さを持ったマウスは殆ど無いので、ゲーマーだけで無く作業用マウスとして使う方にとっても役立つデバイスとなるはずです。

それでいて価格についても他のワイヤレスマウスG502WLなどと比べれば低価格なのでコスパにも優れます。

1つ注意点として、やはりゲーミングマウスとしては重さが大きいので、低感度でマウスを頻繁に持ち上げる方には合わない可能性が高いです。

 

それでは読んで頂きありがとうございました!

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

 

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

また、物によってはスティック操作に力が入ると固定しきれずに取れてしまう場合があります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「KontrolFreek製のフリーク」がおすすめです。

 

そしてKontrolFreek製のフリークは現在、

の4種類のモデルが存在します。

 

それぞれのモデルの違いについては以下の通りです。

頂部の形状
(指を置く部分)
高さ
Inferno 凹型 10.1 mm(両方)
Galaxy 凹型 11.8 mm(右)
7.6 mm(左)
Edge 凸型 10.4 mm(右)
5.9 mm(左)
Vortex 凸型(右)
凹型(左)
11.3mm(右)
5.6mm(左)
CQC 凹型 6.11mm(両方)

この様な違いがあるので、好みの高さと形状を考えて選ぶのがおすすめ出来ます。

ちなみに左右で長さと形状が違うモデルもありますが、これは逆に付ける事も可能です。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

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