
FPSをコントローラーでプレイする場合、スティックの操作感や背面ボタンの有無、トリガーの構造などによって使いやすさは大きく変わります。
そして現在は、
- ドリフトに強いホールエフェクト・TMRスティックを採用したモデル
- 背面ボタンに加えて追加ショルダーボタンを搭載したモデル
- 2,000Hz~8,000Hzの高ポーリングレートに対応したモデル
など、FPS向けの機能を備えたコントローラーが数多くあります。
一方で機能が多ければ必ず使いやすいわけではなく、スティック配置や本体形状、ボタン数、トリガー方式、有線・無線など、自分のプレイスタイルに合ったモデルを選ぶことが重要です。
そこでこの記事では、FPS向けコントローラーを選ぶ際のポイントを解説したうえで、PCで使いやすいおすすめモデルを紹介します。
FPSをコントローラーでプレイしていて、買い替えやアップグレードを考えている方はぜひ参考にしてください。
コントローラーの選び方
PS系統とXBOX系統の違い

コントローラーは大きく分けると、
- PS系のコントローラー
- XBOX系のコントローラー
の2種類があります。
そしてこの二つの大きな違いとして、十字キーと左スティックの位置が違っています。

これによって、
- PS系コントローラーでは人差し指で十字キーが押せる
- XBOX系コントローラーでは十字キーは親指で操作する必要がある
と言う違いが生まれ、XBOX系では十字キーを操作する場合、親指をスティックから離して押す必要があります。
その為、スティックから指を離さずに十字キーを操作したい場合はPS系のコントローラーを選ぶのがおすすめです。
背面ボタン、ショルダーボタンなどの追加ボタンの数
背面ボタン、そして上側にショルダーボタンが付いている事によって、スティックから指を離さずに操作できるボタンを増やす事が出来ます。
これによって特殊な持ち方をしなくても、スティックから指を離さずにジャンプ、しゃがみ、インタラクトなどが出来るので、
- エイムに集中しやすくなる
- キャラコンがしやすくなる
- スティックから指を離さずにアイテムを拾える、ドアの開け閉めが出来る
など快適な操作が出来る様になります。
そしてこれら追加ボタンは数が多いほど値段が高額になる傾向があるので、自分に必要な数を考えて選ぶのがおすすめです。
スティック方式の種類
スティック方式の種類については2026年8月時点だと、
- ポテンショメータ式 … 安価で十分高精度だが、接触式のため摩耗しやすい
- ホールエフェクト式 … 非接触で摩耗に強く、長期間安定しやすい
- TMR式 … ホールエフェクト式と同じ非接触式で耐久性に優れ、さらに高感度・高S/N比・低消費電力が強み
この三つが主流として使われています。
以下にそれぞれ詳しく書いていきます。
ポテンショメータ式
・ポテンショメータ採用モデルの例
XboxコントローラーやDualSenseなど、純正モデルで使われている一般的な方式なので、殆どの方が触れた事があり、使い慣れている方が多い方式だと思います。
スティックを倒すと内部のワイパーが抵抗体の上を移動し、その抵抗値・出力電圧の変化から位置を検出しています。
メリットは構造が単純で安価、そして良質なポテンショメータとADCを組み合わせれば、FPSで使う上でも十分な高精度を発揮してくれます。
なのでしっかり作り込まれているXboxコントローラーやDualSenseを使っていて、精度自体が悪いと感じる事は殆ど無いはずです。
一方デメリットとしては物理的な接点が存在する事により、使用回数が増えるにつれて摩耗するので他の方式より耐久性が低い事が挙げられます。
なので、
- 抵抗体の摩耗
- 接触抵抗の変化
- 電気的ノイズ
- 出力値のばらつき
などが原因でスティックドリフトが起きやすくなり、基本的にFPSをプレイする場合はデッドゾーンの設定が必要に感じる方が多いです。
ホールエフェクト式
・ホールエフェクト採用モデルの例
こちらは磁石とホールセンサーを利用してスティック位置を検出する方式で、磁界をホール素子で検出しその変化からスティック位置をもとめています。
なので位置検出に物理的接触を必要とせず、ポテンショメータのように抵抗体を接点で摩耗させないので耐久性に優れています。
これによってスティックドリフトが起きにくく、接点由来の電気的ノイズも発生しないので長期間使用しても比較的安定した位置検出を維持しやすくなっています。
一方デメリットとして、ホールエフェクト式は磁界から位置を読み取る方式なので、
- 磁石の強さ
- 磁石とセンサーの位置関係
- センサーの感度
- キャリブレーション
- 入力値の補正
などによって最終的な精度が左右されるので、コントローラー側の設計や調整によって精度に差が出やすい傾向にあります。
なのでホールエフェクト式を選ぶ場合は、実績のあるメーカーやキャリブレーション・スティック調整対応など、しっかり作り込まれているモデルを選ぶのが無難です。
TMR式
・TMR採用モデルの例
こちらもホールエフェクト式と同じく磁石を利用する非接触式磁気センサーですが、磁界の検出原理が異なっています。
ホールエフェクトが磁界による電圧変化を利用しているのに対して、TMRは磁界による抵抗変化を利用して検出しています。
この違いによってホールエフェクト式よりも
- 高感度
- 高出力
- 高いS/N比
- 高精度
を実現しやすくなっており、理論上はスティックをほんのわずかに動かしたときの変化を精密に読み取る事が可能です。
加えて消費電力が低いと言う特性も持ち合わせているので、特にワイヤレスコントローラーではバッテリー持続時間を伸ばせると言うメリットを発揮してくれます。
一方デメリットとしてはホールエフェクト式と同じで磁気回路の設計が重要なので、コントローラー側の設計や調整によって精度に差が出やすいです。
なのでTMR式についても実績のあるメーカーやしっかり作り込まれているモデルを選ぶのがおすすめ出来ます。
トリガーストップ、デジタルトリガー
現在のコントローラーのトリガーボタンは、深いストロークで押し込んで入力量の強さを調節できるアナログトリガーが一般的です。
しかしFPS向けに作られているモデルだと、
- トリガーストップ=アナログトリガーの押し幅を短くできる機能
- 「デジタルトリガー」=マウスのクリックボタンの様な押し心地で押し幅が短いボタン
これらに対応しているものが多いです。
そしてこの機能に対応しているとトリガーを深く押し込まなくて済むので連打がしやすくなり、ADSの切り替えやタップ撃ち、セミオート武器の連射がしやすくなります。
なのでFPSでの使いやすさを重視するならこの機能に対応しているモデルを選ぶのがおすすめです。
設定可能な項目

多機能なコントローラーの場合は、
- スティックのレスポンスカーブ
- スティックのデッドゾーンの設定
- トリガーのデッドゾーンの設定
- ボタンの割り当ての変更
- ポーリングレート
- スティックキャリブレーション
- スティックキャップの交換に対応
- スティックモジュール自体の交換
(スティックが壊れても交換によって直せる)
など細かく設定できるモデルもあります。
なので細かく自分好みの設定に調整したい方は、欲しい設定項目があるのかどうかをチェックするのがおすすめです。
ちなみに純正モデルなど細かい調整に対応していないモデルでもSteam側で、
- デッドゾーン
- レスポンスカーブ
- 感度
- ボタン割り当て
- モードシフト
(例:LTを押している間だけ感度を50%下げるなど)
などの設定を行う事は可能なので、Steam側の設定だけで十分なのであればあまり気にしなくても大丈夫です。
有線と無線
コントローラーの接続方式については大きく分けて、
- 有線
- 2.4GHz(有線と遜色無い遅延の少なさで接続できる無線接続)
- Bluetooth(接続の不安定と遅延が目立ちやすい)
この三種類があります。
なのでPCでFPSをプレイするためのコントローラーであれば有線モデル、無線であれば2.4GHz接続に対応しているモデルを選ぶのがおすすめです。
ポーリングレート
ポーリングレートは、コントローラーからPCへ1秒間に何回入力情報を送信するかを表す数値で、Hz(ヘルツ)で表記されます。
例えば、
- 125Hz:約8msごと
- 250Hz:約4msごと
- 500Hz:約2msごと
- 1,000Hz:約1msごと
- 2,000Hz:約0.5msごと
- 4,000Hz:約0.25msごと
- 8,000Hz:約0.125msごと
という間隔で入力情報を送信します。
そのため、基本的にはポーリングレートが高いほどボタンやスティックの入力をPCへ細かい間隔で送れるため、FPSでは高ポーリングレートに対応しているモデルの方が有利です。
ただしこのポーリングレートは1,000Hzより上になってくると違いを体感する事が難しくなります。
例えば1,000Hzでは送信間隔が約1msなのに対して、8,000Hzでは約0.125msとなるため短縮される時間は1ms未満です。
そのため、125Hzの約8msと1,000Hzの約1msを使い比べる場合は割と分かりやすいですが、1,000Hzと8,000Hzの違いを体感するのは難しいです。
それだけで無く、ポーリングレートを高くするとPCが入力情報を処理する回数も増えるため、CPUへの負荷が増えてしまいます。
特に4,000Hzや8,000Hzといった高いポーリングレートでは、ゲームの負荷の大きさやCPU性能によってフレームレートが低下する可能性があります。
そのため、必ずしも最高値に設定する必要はなく、FPS用としてはまず1,000Hz程度に対応していれば十分です。
2,000Hz~8,000Hzは、PC性能に余裕があり、わずかな応答性の差まで追求したい人向けと思っておくのが良いです。
ちなみにコントローラーによっては有線接続と2.4GHzで対応しているポーリングレートが異なる場合があります。
なので確認するときは最大ポーリングレートだけでなく、普段使用する接続方式で何Hzに対応しているのかも確認すると良いです。
おすすめなコントローラー(PS系配置)
Void Gaming GENESIS
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応機種 | PC(Windows) Nintendo Switch Nintendo Switch 2 Android iOS |
| 接続方式 | USB-C有線 2.4GHzワイヤレス Bluetooth |
| 対応端子 | USB Type-C |
| ポーリングレート | 有線:最大8,000Hz 2.4GHz:最大2,000Hz Switch・iOS・Android:端末仕様により多くの場合125Hz制限 Bluetooth:不明 |
| スティック方式 | TMR |
| スティック配置 | PS型 |
| スティック交換 | スティックキャップのみ交換可能 (8mm/15mm) |
| スティック調整 | 内側デッドゾーン 外側デッドゾーン アンチデッドゾーン ニュートラル座標補正 感度カーブ スケーリング形状 ステップ精度 RCフィルター 跳ね戻り制御 スティック有効・無効 キャリブレーション |
| トリガー | ノーマル/スマートトリガーの2段階切り替え ノーマル:Hallセンサー式アナログ スマート:マイクロスイッチ式デジタル |
| 背面ボタン | 2個(M1/M2) |
| 追加ボタン | 上部:M3/M4 前面:C/Z F1~F4 |
| ボタン方式 | 公式非公開 |
| ボタン割り当て変更 | 対応/ホームボタンを除くボタンへコントローラー入力・キーボード入力・マウス入力などを割り当て可能 |
| 振動 | 非搭載 |
| ソフトウェア | Void Link(Webブラウザツール)/FW v3.00以降に対応 v3.00への初回更新はWindows用Void GENESIS Firmware Updaterを使用 |
| プロファイル保存 | 本体最大4個/PCへのローカル保存にも対応 |
| バッテリー持続時間 | 最大15時間 満充電まで約2時間 |
| 本体重量 | 約270g |
| サイズ | 不明 |
| 付属品 | 本体 USB-Cケーブル 2.4GHzドングル ラウンド型交換十字キー 15mm交換スティック×2 |
| 保証期間 | 12か月 |
こちらはPC向けのFPS特化系コントローラーとしては珍しいPS系配置で、豊富な追加ボタン、高Hz対応まで備えながら価格が抑えられている多機能コントローラーです。
背面だけでなく上部や前面にも追加ボタンを備え、スティックから親指を離す操作を減らしやすいのが大きな特徴です。
更に現行ファームウェアではスティック周りの調整機能も大幅に強化されています。
本体重量は約198gで、
- 電池二つを入れた「Xbox純正コントローラー」=280g
- 「DualSense」= 約280g
よりもかなり軽い持ち心地になっています。
そして持ち手の裏面には凹凸加工が施されており、表面はマットな質感で手汗が出ていても滑りにくく、持ち手部分にくびれがあり強いフィット感を発揮してくれます。
TMRスティックは比較的柔らかめで滑らかに倒しやすく、細かなエイム調整がしやすくなっています。
加えてスティックの高さを、
- 標準8mm
- 交換用15mm
この二種類のスティックを使い分けられるほか、内外デッドゾーン、アンチデッドゾーン、感度カーブ、RCフィルター、跳ね戻り制御など調整項目も豊富です。
ただしスティックの押し込みついては少し固めで、やや強めに押し込む必要があるのでこの点は好みが分かれるかもしれません。
LT/RTは背面の物理スイッチでノーマルとスマートトリガーを切り替えられます。
そしてスマートトリガーに切り替えるとストロークが短くなり、素早い連打がしやすくなるのでFPSプレイヤーと相性が良いです。
背面に付いている二つのボタンは中指付近に自然に収まりやすく、押しやすさと誤爆しにくさが両立されています。
さらに上部にも二つボタンが付いており、LB/RBから人差し指を少し内側へ動かすだけで届きやすく、更にLB/RBとRT/LTの中間の高さに設置されているので干渉せずに押しやすくなっています。
前面にはAボタンとBボタンのもう一つ下の段に追加ボタンが設置されており、こちらはクロウスタイルの持ち方での人差し指操作は難しいです。
なのでこの二つのボタンについてはスティックから指を離して操作する必要があるので、どちらかと言うとFPS向けと言うより格ゲー向きなボタンだと思います。
そしてFW v3.00ではWebツールのVoid Linkへ移行し、最大4プロファイルの本体保存や細かなスティック設定に対応しています。
ちなみに発売初期から入力処理やデッドゾーン、ポーリングレートなどが大きく変更されているため、古いレビューを見る際はファームウェアの時期に注意してください。
この様に、PS系配置で追加ボタンの多さとスティック調整の自由度を重視するFPSプレイヤーにおすすめなモデルとなっています。
- PC向けでは珍しいPS系配置
- TMRスティックを採用し、細かなエイム調整がしやすい
- 背面・上部・前面を合わせて計10個の追加ボタンを搭載
- デッドゾーンや感度カーブ、RCフィルターなどスティック調整機能が豊富
- ノーマルと短ストロークのスマートトリガーを物理スイッチで切り替えられる
- 有線で最大8,000Hzに対応
- スペックに対して値段が安い
- 振動機能は非搭載
- L3/R3の押し込みが少し重め
- 2.4GHzでは最大2,000Hzまで
- PS系だがPS5には非対応
- 背面ボタンは2個
DualSense Edge
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応機種 | PS5 Windows PC Mac Android iOS等 |
| 接続方式 | 有線 Bluetooth |
| 対応端子 | USB Type-C |
| ポーリングレート | 非公表 |
| スティック方式 | 公式:不明 ポテンショメータ式/Hall Effect・TMRではない |
| スティック配置 | PS型 |
| スティック交換 | スティックキャップ交換 スティックモジュール交換 |
| スティック調整 | 左右個別の感度曲線 曲線の微調整 デッドゾーン 感度曲線6種類:Default・Quick・Precise・Steady・Digital・Dynamic |
| トリガー | アナログ+アダプティブトリガー 3段階トリガーストップ:深い・中間・浅い 入力開始位置と最大入力位置を調整可能 |
| 背面ボタン | 2個/レバー型またはハーフドーム型に交換可能 |
| 追加ボタン | Fnボタン×2 プロファイル切り替えなどに使用。通常ゲーム操作への割り当て不可 |
| ボタン方式 | △○×□:メンブレン系 十字キー:メンブレン系 L1・R1・Create・Options等:不明 |
| ボタン割り当て変更 | 対応 Fnは変更不可 L2・R2は互いの入れ替えのみ |
| 振動 | 対応 |
| ソフトウェア | PS5:システム設定内 Windows:PlayStation Accessories |
| プロファイル保存 | 本体保存最大4個:既定1個+カスタム3個 |
| バッテリー持続時間 | 不明 |
| 充電方式 | USB Type-C DualSense充電スタンド 携帯用ケースに収納したままUSB充電可能 |
| イヤホン端子 | 3.5mmヘッドセット端子 |
| 本体重量 | 約325g |
| 付属品 | 本体 USB編み込みケーブル 標準キャップ×2 ハイドーム×2 ロードーム×2 ハーフドーム背面ボタン×2 レバー背面ボタン×2 コネクターカバー 携帯用ケース 取扱説明書 |
| 保証期間 | 1年間 |
こちらはSONY製の多機能コントローラーで、通常の「DualSense」と同じ形状、同じ使用感のボタン類、スティックを持ちながら
- 交換可能なスティックキャップ
(スティックの高さ、形状を変更出来る) - 交換可能なスティックモジュール
(スティック自体が壊れても交換するだけで直せる) - 背面ボタンが2つ搭載
- トリガーの深さの調整が可能
- ケーブルをしっかり固定できる
(使用中に抜ける事が無くなる) - プロファイル設定の切り替えによって瞬時に設定の変更が可能
- スティック感度やデッドゾーンの調整に対応
- アダプティブトリガー、振動の強弱の調整に対応
と言ったアップグレードがされたモデルです。
ちなみに2024年以降はWindows向けに専用ソフト「PlayStation Accessories」がリリースされ、設定の変更をPCでも出来る様になったので、PS5を持っていなくても問題無く使える様になっています。
形状自体は「DualSense」殆ど同じですが、持ち手の下側にインナーグリップが採用されており、しっかりしたグリップ感が追加されています。
そして「DualSense」は約280gだったのに対してこちらは約325gと重めになっているので、悪く言えば長時間プレイ時の負担が増えた、良く言えば高級感、重厚感、安定感が増しています。
スティックは標準、ロードーム、ハイドームの3種類のキャップを使い分けられ、標準は「DualSense」と同じ高さとなっています。
なのでスティックのテンション感が同じ事もあり通常モデルと同じ操作感で使う事も可能です。
加えて左右個別に6種類の感度曲線、曲線の微調整、デッドゾーンの設定も出来るので、より自分に合わせた設定を作り込むことも可能です。
さらにスティックモジュール自体の交換が出来るので、仮にスティックが故障してもモジュールの交換だけで直せます。
ただしスティックの方式は「DualSense」と同じ「ポテンショメータ式」なので、最近のプロコンで採用されている、
- ホールエフェクト
- TMR
と言った高性能な方式では無いのは欠点に感じる方もいると思います。
逆を言えばここが変わっていないからこそ通常モデルと同じ操作感で使えるので、この点はメリットにも感じられる人もいるはずです。
ちなみに社外製品にはなりますが、「TMR方式バージョンのスティックモジュール」が販売されているので、どうしてもTMRを使いたい人はそちらがおすすめです。
L2/R2はアナログトリガーのまま、深い・中間・浅いの3段階で押し幅を変更でき、ソフト側でも入力開始位置と最大入力位置を調整出来るので、「DualSense」よりも連打しやすい使用感で使えます。
ただし最近の高性能コントローラーで採用されているマイクロスイッチ式のデジタルトリガーのようなクリック感では無いので、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
ちなみに中間または浅いストップではアダプティブトリガーのエフェクトが無効になります。
背面ボタンは2個で、レバー型とハーフドーム型を好みに合わせて交換できます。
その為、このボタンにジャンプやしゃがみなどを割り当て、親指をスティックから離す回数を減らせる点はFPSで便利です。
ただし追加ボタンはこの背面ボタン二つだけなので、ショルダーボタンや背面ボタンが四つ欲しいと言う方にとっては物足りないと思います。
そしてスティック下にはFnボタンが2個あり、本体に保存したプロファイルを素早く切り替えられます。
この様に最近の高性能コントローラーと比べると、
- 追加ボタンの少なさ
- 最大ポーリングレートの低さ
- マイクロスイッチ無し
- スティックがホールエフェクト、TMRでは無い
など見劣りする部分も多いですが、「DualSense」と同じ操作感と言う点は、他のモデルには無いメリットだと思います。
なので「DualSense」の使用感をそのままに高性能コントローラーが欲しい方におすすめです。
- 「DualSense」と同じ使用感で使える
- 左右個別の感度曲線やデッドゾーンなど、スティックを細かく調整できる
- 物理3段階トリガーストップとソフトウェア側の入力範囲調整ができる
- レバー型とハーフドーム型から背面ボタンの形状を選べる
- スティックキャップだけでなくスティックモジュール自体を交換できる
- Windows PCからPlayStation Accessoriesでプロファイルを作成・編集できる
- 通常DualSenseのハプティックフィードバックやアダプティブトリガーも利用できる
- ゲームプレイで使える追加ボタンは背面ボタン2個のみ
- スティック方式がホールエフェクトやTMRでは無い
- 約325gと「DualSense」より少し重い
- 最大ポーリングレートを2000Hz以上など高くできない
- マイクロスイッチ無し
- 価格が高性能コントローラーと比較してもトップクラスに高額
VOID GAMING INTUITION
こちらは上で紹介した「Void Gaming GENESIS」のメーカーによるオーダーメイドモデルとなっていて、純正の「DualSense」をカスタムしたモデルとなっています。
なので純正を元に作られており、持ち心地やスティックなどは同じ使用感で細かいオーダーメイドに対応しています。
カスタムの内容については、
- 〇△×□、十字キースマートボタン化
(クリック感のある押し心地と入力スピードの向上) - スティックをTMRスティックに変更
(高い耐久性、ドリフトのしにくさに優れる) - 振動機能の取り除き
(軽量化、レギュレーター(ジッターを防ぐ)付きスマートスティックを選べる) - プロスティック(高さの違う凸型凹型を自由に取り換え可能)、Zスティック(高さが純正より高め)に変更が可能
(モジュール自体の交換は不可)
- パドルタイプ、ボタンタイプ、背面ボタン無しモデルの3種類ラインナップ
(パドルタイプは4つ搭載で着脱可能。ボタンタイプは2つ、または4つから選択可能) - R2L2、R1L1をスマートトリガー&バンパーに変更
(マウスのクリックの様な押し心地、高耐久性) - 背面ボタンのリマッピング機能(割り当ての変更)に対応させることが可能
- カラー変更
と言ったように、自分好みにカスタマイズして注文できます。
また修理やアップグレードの依頼も可能で、日本国内の会社なのでサポートも安心です。
一つ注意点として注文してからコントローラーの作成に入るので、届くまでの日数が掛かってしまいます。
ちなみに届くまでの日数については、公式サイトのページによると、
- 背面パドルタイプ … 1~2週間程で発送
- 背面ボタンタイプ … 1~2週間程で発送
- 即納モデル … 当日~翌々営業日内で発送
- クリティカルモデル … 2週間程で発送
となっています。
ただ即納モデルもあるので、気に入った仕様の物があればそれを注文すると良いと思います。
その為、
- 細かくオーダーメイドしたい
- 日本製によるサポートの安心感が欲しい
- 純正ベースの使用感が良い
と言う方におすすめです。
おすすめなコントローラー(XBOX系)
GameSir G7 SE
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応機種 | PC(Windows 10 / 11) Xbox Series X|S Xbox One |
| 接続方式 | 有線 |
| 対応端子 | USB Type-C |
| ポーリングレート | PC:最大1,000Hz Xbox:不明 |
| スティック方式 | ホールエフェクト |
| スティック配置 | Xbox型 |
| スティック交換 | 不可 |
| スティック調整 | 内側デッドゾーン 外側デッドゾーン 0デッドゾーン Raw・Defaultモード切り替え キャリブレーション |
| トリガー | ホールエフェクトアナログトリガー トリガーストップなし Hair Triggerモード |
| 背面ボタン | 2個(L4 / R4)/物理ロック対応 |
| 追加ボタン | Mボタン/マイクミュートボタン |
| ボタン方式 | ABXY:メンブレン 十字キー:メンブレン系 LB / RB:不明 |
| ボタン割り当て変更 | 対応(Xboxボタンは割り当て変更不可) |
| 振動 | 対応(4モーター/左右グリップ+左右トリガー/個別調整可能) |
| ソフトウェア | GameSir Nexus |
| プロファイル保存 | 3つのカスタムプロファイル+Default 本体ショートカットで切り替え可能 |
| イヤホン端子 | 3.5mm端子あり |
| 本体重量 | 221g |
| サイズ | 152×103×63mm |
| 付属品 | 本体 3m USB Type-Cケーブル Xbox Game Pass Ultimateカード 取扱説明書 |
| 保証期間 | 国内1年保証 |
こちらは低価格帯ながらホールエフェクトスティックや背面ボタン2つ、Hair Trigger、細かなデッドゾーン調整など、FPSで役立つ機能を幅広く備えた有線コントローラーです。
PCでは最大1,000Hzにも対応しており、価格を抑えながら純正コントローラーより多機能なモデルを探している人に向いています。
基本形状はXbox系ですが、「Xbox純正コントローラー」より全体的に少しコンパクトな一方で、手のひらに当たるグリップ部分にはある程度厚みがあり、握った時の安定感に優れています。
重量は221gと軽めで、
- 電池二つを入れた「Xbox純正コントローラー」=280g
- 「DualSense」= 約280g
これら純正コントローラーよりも軽めな使用感となっています。
そしてグリップやトリガー、バンパーなどにはテクスチャ加工が施されており、激しい操作でも滑りにくい点も特徴です。
ホールエフェクトスティックは軽く滑らかな倒し心地で、ソフトウェアでデッドゾーンの調整にも対応しているので自分に合わせて細かく設定できます。
ちなみに初期状態ではデッドゾーンが大きいと感じる方が多いので、あらかじめ調整してから使うのがおすすめです。
LT / RTにはホールエフェクトアナログトリガーを採用で滑らかな押し心地となっており、「Hair Trigger機能」対応で入力、入力解除の深さをそれぞれ調整出来るので、
- 少し押しただけで最大入力として認識させる
- 少し離しただけで入力解除される
と言った様に連打しやすくする事は可能ですが、物理的なトリガーストップは非対応なのでトリガーそのものの移動距離を短くする事は出来ません。
背面にはL4 / R4の2ボタンを搭載しており、大型で中指が自然に届きやすく、持ち方を変えずにそのまま押しやすい配置になっています。
なのでジャンプやしゃがみなどを割り当てれば右スティックから親指を離さず操作できるので、エイムに集中しながらキャラコンもしやすいです。
また不要なときは背面ボタンを物理的にロックできるので、必要無いジャンルのゲームでも使えます。
そしてABXYや十字キーはメンブレン系で「Xbox純正コントローラー」など一般的なコントローラーと同じ使用感です。
この様に低価格ながらホールエフェクトスティック、背面ボタン、最大1,000Hz、Hair Trigger、詳細なデッドゾーン設定まで備えているため、コストを抑えつつFPSを十分やり込めるコントローラーが欲しい方におすすめです。
- ホールエフェクトスティックを搭載し、デッドゾーンを細かく調整できる
- PCでは最大1,000Hzに対応
- 押しやすい背面2ボタンと物理ロックを搭載
- Hair Triggerに対応し、トリガーの入力と入力解除の深さを調整できる
- 221gと軽量
- 価格を抑えながらFPS向け機能が充実している
- 有線接続にしか対応していない
- ゲーム操作で使える追加ボタンは背面ボタンの二つのみ
- トリガーストップやマイクロスイッチトリガーは非搭載
(トリガーの押し込み量を浅くすることは出来ない) - ABXYと十字キーはメンブレン系で、クリック感を重視する人には不向き
- 最大1,000Hzまでで高価格帯モデルと比べて低め
BIGBIG WON BLITZ2 TMR
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応機種 | Windows 10 / 11 Nintendo Switch iPhone Android PS5・Xbox Series X|Sは公式対応なし |
| 接続方式 | 有線 2.4GHzワイヤレス Bluetooth 5.0 |
| 対応端子 | USB Type-C |
| ポーリングレート | PC・XInput有線:最大2,000Hz PC・XInput 2.4GHz:最大2,000Hz Bluetooth XInput:不明 |
| スティック方式 | TMR |
| スティック配置 | Xbox型 |
| スティック交換 | 交換可能 (スティックキャップのみ/モジュール交換非対応) |
| スティック調整 | インナーデッドゾーン アウターデッドゾーン レスポンスカーブ キャリブレーション Center Gain Stabilization Factor・RCフィルタ系補正 Step Accuracy 矩形アルゴリズム |
| トリガー | デジタル・メカニカルマイクロスイッチ アナログ入力非対応 トリガーストップなし |
| 背面ボタン | 2個(M1 / M2) |
| 追加ボタン | 上部2個(M3 / M4) |
| ボタン方式 | ABXY:メカニカル・マイクロスイッチ LB / RB:メカニカル・マイクロスイッチ 十字キー:メカニカル・マイクロスイッチ M1~M4:メカニカル・マイクロスイッチ |
| ボタン割り当て変更 | 対応 |
| 振動 | 対応 |
| ソフトウェア | BIGBIG WON APP BIGBIG WON TOOLS |
| プロファイル保存 | 対応/4プロファイル |
| バッテリー持続時間 | 約15時間 振動使用時:約10時間 |
| 充電方式 | USB Type-C 充電時間約1.5時間 別売り充電スタンド用接点あり |
| イヤホン端子 | 3.5mm端子なし |
| 本体重量 | 約246g |
| サイズ | 153×110×55mm |
| 付属品 | 本体 USBケーブル 2.4GHz USBドングル 高さ違いのスティック3種類 十字キー2種類 取扱説明書 |
| 保証期間 | 1年 |
こちらは軽い操作感のTMRスティック、クリック感の明確なメカニカルボタン、短いストロークのデジタルトリガー、背面2個+上部2個の追加ボタンを組み合わせたFPS特化のコントローラーです。
更に有線と無線の両方で2000Hzに対応しており、それでいて多機能コントローラーとしては価格が抑えられているのも魅力です。
本体は約246gで、
- 電池二つを入れた「Xbox純正コントローラー」=280g
- 「DualSense」= 約280g
などの純正モデルと比べると若干軽めな使用感になっています。
グリップは外側への広がりが比較的少なく、下から上までシリコングリップが持ち手を包み込むように設置されています。
これによって乾燥した状態から手汗が出ている状態まで滑りにくさを発揮してくれます。
TMRスティックは軽めなテンションなので、重めなスティックに慣れている人からすると軽すぎると感じる可能性がありますが、小さな力でより思い通りの操作がしやすくなっています。
加えて、
- インナー/アウターデッドゾーン
- レスポンスカーブ
- Stabilization Factor(スティック入力の細かなプルプルをどのくらい抑えるか)
- Center Gain(スティックを離した位置を正しく0に合わせる機能)
など調整項目が豊富で、更に高さ違いのスティックキャップへ交換することも出来るので、自分好みの使用感に調整しやすいです。
LT / RTはアナログ入力のストロークするタイプではなく、短い押し幅で反応するデジタル式マイクロスイッチとなっています。
なのでマウスクリックに近い押し心地となっているので、射撃など瞬間的な入力や連打のしやすさを重視するFPSと相性が良いです。
ただし押し幅を深くするような機能は無く、100%押すか離すかの操作しかできないので、レースゲームなど押し込み量でアクセルの強さを調整する必要があるレースゲームには向きません。
追加ボタンは背面ボタン(M1 / M2)と上部のショルダーボタン(M3 / M4)の合計4個です。
なので親指をスティックから離さず操作できるボタンが多いので、キャラコンしながらエイムに集中しやすい設定にすることも出来ます。
ちなみにここまで低価格で追加ボタンが四つ付いているのは殆ど無いので、この点は「BIGBIG WON BLITZ2 TMR」の大きなメリットの一つだと思います。
そして「BIGBIG WON BLITZ2 TMR」の特徴として、
- ABXY
- LB / RB
- LT /RT
- 十字キー
- M1~M4(追加ボタン四つ)
これらゲームプレイで使うボタン全てがメカニカル・マイクロスイッチ系で、マウスのクリックボタンの様なカチッと押し幅の小さい押し心地になっています
これによってすべてのボタンを素早く操作できるに様になっているので、少しでも速い操作が求められるFPS系ゲームと相性が良いです。
さらに4つのオンボードプロファイル、ボタン割り当て、Turbo、Macroなどにも対応し、PC Toolから細かな調整が可能です。た
この様にFPS向けの素早い入力、軽いスティック、多数の調整機能、四つの追加ボタンなどを低価格で備えているので、FPSをやり込むためのコントローラーをコストを抑えつつ探している方におすすめです。
一方FPS以外のゲームで使う場合、RT/LTがストローク式では無いなど使いにくい部分もあるので、様々なゲームジャンルで使いたい場合にはお勧めしにくいです。
- 軽いTMRスティックと豊富な調整機能を組み合わせられる
- PCのXInput接続では有線・2.4GHzとも2000Hzに対応
- トリガーや主要ボタンのクリック感が明確で素早く入力しやすい
- 背面2個+上部2個の追加ボタンを搭載
- グリップ性能が高く、手汗がある状態でも滑りにくい
- 4つのオンボードプロファイルやボタン割り当てなどカスタマイズ性が高い
- 性能に対してとても低価格
- LT / RTは完全なデジタルトリガーで、深いストローク幅のアナログ入力は出来ない
- 背面M1 / M2と上部M3 / M4の配置は、手の大きさや持ち方によって評価が分かれる
- PS5・Xbox Series X|Sには公式対応していない
GameSir G7 Pro 8K
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応機種 | PC Nintendo Switch Nintendo Switch 2 Android iOS Xbox・PS5非対応 |
| 接続方式 | USB有線/2.4GHzワイヤレス/Bluetooth |
| 対応端子 | USB Type-C |
| ポーリングレート | PC有線:250 / 1,000 / 4,000 / 8,000Hz PC 2.4GHz:最大8,000Hz Bluetooth:不明 |
| スティック方式 | GameSir Mag-Res TMR Stick Gen-2(TMR) |
| スティック配置 | Xbox型 |
| スティック交換 | スティックキャップのみ交換可能 |
| スティック調整 | デッドゾーン アンチデッドゾーン レスポンスカーブ キャリブレーション 左右個別設定 |
| トリガー | ホールエフェクトアナログ マイクロスイッチ切り替え可能(背面物理スイッチ) Hair Trigger・Adaptive・Fixed・トリガーデッドゾーン設定対応 |
| 背面ボタン | 2個(L4 / R4)/物理ロック対応 |
| 追加ボタン | 2個(L5 / R5ミニバンパー) |
| ボタン方式 | ABXY:光学式マイクロスイッチ 十字キー:メカニカルマイクロスイッチ L5・R5:マイクロスイッチ LB・RB:不明 L4・R4:不明 |
| ボタン割り当て変更 | 対応 L4・L5・R4・R5は最大32ステップのマクロ設定に対応 |
| 振動 | 対応 |
| ソフトウェア | GameSir Connect(PCソフト) |
| プロファイル保存 | 本体保存対応 最大4プロファイル |
| バッテリー持続時間 | 不明 |
| 充電方式 | USB Type-C 充電ドック |
| イヤホン端子 | あり |
| 本体重量 | 約270g |
| サイズ | 152 × 103 × 58mm |
| 付属品 | 本体 充電スタンド 2.4GHzワイヤレスドングル USB-A to USB-C編組ケーブル 約3m ケーブルリテーナー Dパッド3タイプ スティックキャップ4タイプ・計8個 Aimlabs+ 1か月無料コード ステッカー 取扱説明書 |
| 保証期間 | 1年間 |
こちらはTMRスティックや切り替え式トリガー、4つの追加ボタン、高ポーリングレートなど、FPSで使いやすい機能を豊富に備えたPC向けコントローラーです。
特に有線だけでなく2.4GHzワイヤレスでも最大8,000Hzに対応しているのが特徴で、接続方法の自由度と高い応答性能を両立しています。
またかなりハイスペックながらも高すぎない価格設定となっているので、コスパに優れたモデルでもあります。
形状は「Xbox純正コントローラー」に近く、そちらを使い慣れていれば違和感無く使いやすくなっています。
本体重量は振動機能が取り除かれていないこともあって約270gと、多機能コントローラーとしては軽い方ではありませんが、
- 電池二つを入れた「Xbox純正コントローラー」=280g
- 「DualSense」= 約280g
この様に純正コントローラーと比べると殆ど同じ~若干軽いくらいです。
そしてエイム練習ソフト「Aimlabs」とのコラボモデルである「Aimlabs Edition」は、背面の手のひらが当たる部分にラバー素材を採用しており、ホールド感が強めになっています。
スティックには第2世代TMRを採用しており、やや軽めで動き出しから倒し切るまで一貫した癖の無い操作感でエイム操作がしやすいです。
また専用ソフトである「GameSir Connect」でデッドゾーンやアンチデッドゾーン、レスポンスカーブなども調整できるため、自分のエイム感覚に合わせて細かく設定を追い込む事も出来ます。
そして高さや形状が異なる交換スティックキャップも付属しています。
LT・RTはホールエフェクト式のアナログ入力とマイクロスイッチ式のデジタル入力を背面の物理スイッチで切り替えられます。
マイクロスイッチ側ではストロークがとても浅くなり、マウスのクリックボタンの様にわずかな指の動きで入力できるので、ADSや射撃を素早く行いたいFPSと相性が良いです。
それでいてゲームによって通常のアナログトリガーへ戻せるので、FPS以外のレースゲームなどでも使いやすくなっています。
背面にはL4・R4の2ボタンを搭載し中指で自然に押せる位置に配置されており、ジャンプやしゃがみなどを割り当ててスティックでのエイム操作に集中しつつキャラコンがしやすいです。
また使わない場合は物理スイッチで手軽にロックする事も出来ます。
更に上部のRB/LBよりも内側にショルダーボタン(L5・R5)を備えており、こちらはマイクロスイッチでマウスのクリックボタンの様な押し心地になっています。
またABXYについてもマイクロスイッチを採用しており、通常のボタンよりも浅いクリック感で連打や素早い操作がしやすくなっています。
さらにマクロや連射機能に対応しているのに加えて、大会に参加するFPSプレイヤー向けにマクロや連射機能を無効化する専用ファームウェアが公式サイトでダウンロードできる点も競技志向の製品らしい特徴です。
ちなみに以前はRCフィルター(アナログスティックのノイズを抑制する機能)に対応していましたが、2026年4月~5月頃にこの機能は削除されています。
この理由についてGameSir公式は特に発表していませんが、「Apex Legends」が公式でRCフィルターを悪用したジッターエイムをBAN対象にすると発表した事が関係している可能性があります。
ここまで書いてきた様に競技FPSに特化したモデルとなっているので、TMRスティックの調整やクリック式トリガーを重視し、背面2ボタンと上部2ボタンを活用してFPS向けの操作構成を細かく作り込みたい人におすすめです。
特にXbox型のスティック配置を好み、有線だけでなくワイヤレスでも高ポーリングレートを使いたい人と相性の良いモデルです。
- 滑らかで微調整しやすいGen-2 TMRスティックを搭載
- ホールエフェクトアナログとマイクロスイッチを物理的に切り替えられるトリガー
- 背面2ボタン+上部2ボタンの合計4つの追加入力を使用できる
- 有線・2.4GHzワイヤレスの両方で最大8,000Hzに対応
- デッドゾーンやレスポンスカーブなどスティック設定を細かく調整できる
- 交換スティックキャップやDパッド、充電ドックなど付属品が充実
- 背面ボタンは2個
- Xbox・PS5には非対応
Razer Wolverine V3 Pro 8K PC
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応機種 | PC(Windows 11 64-bit以降) |
| 接続方式 | 有線 2.4GHzワイヤレス (Razer HyperSpeed Wireless) |
| 対応端子 | USB Type-C |
| ポーリングレート | 有線:最大8,000Hz 2.4GHzワイヤレス:最大8,000Hz |
| スティック方式 | TMR |
| スティック配置 | Xbox型 |
| スティック交換 | スティックキャップのみ交換可能 |
| スティック調整 | 左右個別デッドゾーン スティック感度 Sensitivity Clutch Circularity Mode Double Deadzone Prevention 再キャリブレーション |
| トリガー | ホールエフェクトアナログトリガー/Razer Pro HyperTrigger Mode 背面の物理スイッチで切り替え可能 |
| 背面ボタン | 4個(M3~M6) |
| 追加ボタン | 2個(M1/M2) |
| ボタン方式 | ABXY:Razer Mecha-Tactile Action Buttons 十字キー:Razer Mecha-Tactile 8-way Floating D-pad M3~M6:マウスクリック方式 LB/RB:不明 M1/M2:不明 |
| ボタン割り当て変更 | 対応(M1~M6)/コントローラー入力/キーボード入力/Sensitivity Clutch/無効化/マクロ記録非対応 |
| 振動 | 非対応 |
| ソフトウェア | Razer Synapse 4 |
| プロファイル保存 | 最大4プロファイル保存可能 |
| バッテリー持続時間 | 不明 |
| 充電 | 満充電まで約3時間 |
| イヤホン端子 | 3.5mm端子なし |
| 本体重量 | 220g |
| サイズ | 156.7 × 105.7 × 65mm |
| 付属品 | 本体 HyperSpeed Wireless 2.4GHz USB Type-Aドングル USB Type-A-Type-Cケーブル約2m 交換スティックキャップ2個(高めの凹型/低めの凸型) キャリングケース 製品情報ガイド |
| 保証期間 | 1年間 |
こちらはPCでのFPSプレイヤー向けを強く意識した最高クラスの性能を備えたコントローラーです。
有線だけでなく2.4GHzワイヤレスでも最大8,000Hzに対応し、TMRスティック、短いクリック入力へ切り替えられるHyperTrigger、背面ボタン4つと上面2つを合わせた6個の追加ボタンを搭載しています。
振動機能を省いて220gへと軽量化されていて、
- 電池二つを入れた「Xbox純正コントローラー」=280g
- 「DualSense」= 約280g
など純正モデルよりも軽い持ち心地になっています。
なので長時間快適に使い続けたい人にとってはメリットですが、重量による高級感が欲しい方、振動機能が欲しい方からするとマイナス点に感じられると思います。
そして形状はXbox系に近く、グリップにはテクスチャ入りのラバー系表面を採用していて滑らずにしっかり持ちやすいです。
TMRスティックは柔らかめなので、重めなスティックを使っている人からすると制御しにくく感じられるかもしれませんが、慣れればより細かい操作を思い通りにしやすくなります。
また、交換用として高めの凹型と低めの凸型キャップも付属するため、スティックの高さや形状を変える事も可能です。
更にソフトウェア「Synapse 4」では、
- 左右個別のデッドゾーン
- 感度
- 二重デッドゾーン防止機能=コントローラー側とゲーム側のデッドゾーンが重複した場合、コントローラー側で設定したデッドゾーンになるように補正する機能
- 感度クラッチ=追加ボタン(M1~M6のどれか)に割り当てたボタンを押している間だけ感度を50%に下げる機能
- 再キャリブレーション
などを設定できます。
特に「感度クラッチ」の様な機能に対応しているコントローラーは珍しいので、二つの感度を同時に使い分けたい人からすると大きなメリットだと思います。
トリガーは通常のホールエフェクトアナログ入力と、マウスクリックのような短い入力を左右個別に物理スイッチで切り替えられます。
なのでマウスクリックの様な押し心地になる事で、射撃やADSなど素早い入力が必要なFPSと相性が良く、タップ撃ちや連打がしやすくなります。
そしてABXYと十字キーもメカタクタイル式で明確なクリック感があり、キレの良い操作感となっています。
そして背面4個と上面2個の追加ボタンも大きな強みで、合計6個の追加ボタンが搭載されているのは珍しいのでボタン数が多いコントローラーが好きな方と相性が良いです。
なので「ジャンプ」や「しゃがみ」を割り当ててエイム中のキャラコンをしやすくしたり、「インタラクト」「アイテムを拾う」「スキル」など多くの動作を割り当ててスティック操作に集中しやすい操作環境を作り出せます。
そしてポーリングレートは最大8,000Hzに対応しており、これは有線接続だけで無く無線接続でも設定する事が出来ます。
この様に振動機能を省いた軽量さ、6個の追加ボタン、TMRスティック、細かなスティック調整、押し幅と押し心地を変更できるトリガーなど、FPS中心で使うコントローラーを探している人におすすめなモデルです。
- 有線・2.4GHzワイヤレスの両方で最大8,000Hzに対応
- 軽量な220gボディと滑りにくいグリップで快適な持ち心地
- TMRスティックと豊富なスティック調整機能を搭載
- HyperTriggerでフルアナログ入力と短いクリック入力を切り替えられる
- 背面4個+上面2個の計6個の追加ボタンを搭載
- ABXYや十字キーも明確なクリック感のある押し心地
- 高性能コントローラーの中でも値段がとても高額
- PC専用でXboxやPS5には対応せず、Bluetoothにも非対応
- 振動機能と3.5mmイヤホン端子を搭載していない
Razer Wolverine V3 Tournament Edition 8K PC
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応機種 | PC(Windows 11 64ビット以降) |
| 接続方式 | 有線 |
| 対応端子 | USB Type-C |
| ポーリングレート | 有線:最大8,000Hz 2.4GHzワイヤレス:最大8,000Hz |
| スティック方式 | TMR |
| スティック配置 | Xbox型 |
| スティック交換 | スティックキャップのみ交換可能 |
| スティック調整 | 左右個別デッドゾーン スティック感度 Sensitivity Clutch Circularity Mode Double Deadzone Prevention 再キャリブレーション |
| トリガー | ホールエフェクトアナログトリガー/Razer Pro HyperTrigger Mode 背面の物理スイッチで切り替え可能 |
| 背面ボタン | 4個(M3~M6) |
| 追加ボタン | 2個(M1/M2) |
| ボタン方式 | ABXY:Razer Mecha-Tactile Action Buttons 十字キー:Razer Mecha-Tactile 8-way Floating D-pad M3~M6:マウスクリック方式 LB/RB:不明 M1/M2:不明 |
| ボタン割り当て変更 | 対応(M1~M6)/コントローラー入力/キーボード入力/Sensitivity Clutch/無効化/マクロ記録非対応 |
| 振動 | 非対応 |
| ソフトウェア | Razer Synapse 4 |
| プロファイル保存 | 最大4プロファイル保存可能 |
| イヤホン端子 | 3.5mm端子なし |
| 本体重量 | 約198g |
| サイズ | 156.7 × 105.7 × 65mm |
| 付属品 | USB Type-A - USB Type-C編組ケーブル(2m) 交換用スティックキャップ2個(高い凹型 / 短い凸型) 重要製品情報ガイド |
| 保証期間 | 1年間 |
こちらは上で紹介した「Wolverine V3 Pro 8K PC」の有線バージョンのモデルです。
そして基本的なスペックは殆ど同じとなっていて、違いについて書き並べると、
- ワイヤレス非対応で有線接続のみ
- こちらの方が重量が198gと軽め
(「Wolverine V3 Pro 8K PC」は220g) - 「Wolverine V3 Pro 8K PC」にはキャリングケースが付属するがこちらには付属しない
- 値段が安い
この4点となっています。
それ以外の形状、ボタン類、スティックなどの設計は全く同じなので、有線接続のみで十分でコストを抑えて最高峰のスペックを持ったコントローラーが欲しい方におすすめです。













































