【レビュー】ENDGAME GEAR XM1 良かった点と気になった点!サイズ感や重量感、持ち心地について!

評価:3.5

今回は「ENDGAME GEAR」のゲーミングマウス「XM1」のレビューを書いていきます。

このマウス、もしかすると多くの方が、

「あまり聞いた事が無いメーカーのマウス」

と思うかもしれません。

と言うのも、このマウスは「ENDGAME GEAR」が初めて出したゲーミングマウスとなっています。

しかし「ENDGAME GEAR」はドイツ最大規模のPC系商社「CASEKING」によるゲーミングデバイスブランドです。

加えて開発には「SteelSeries」の

ゲーミングマウスの名器と言われるマウスの開発に携わったCS:GOの元プロゲーマー「Johnny R.」氏も参加しています。

 

その為、新ブランドによる第一号マウスではありますが、そのクオリティは他社のハイエンドモデルにも劣らないクオリティを持っていると感じました。

特に、

「FPSでのエイム操作のしやすさに特化されている」

と感じられ、私自身とても気に入っており現在ではメインマウスとして使いこんでいます。
ちなみに以前は「ロジクール G Pro Wireless 」を使っていました。

 

そして今回レビューしているのは、

  • マウスソールが0.6mmから0.8mmへ変更
  • ケーブルがビニールコードからパラコード(軽量な布製ケーブル)へ変更
  • 汚れが目立ちにくい白色

と仕様変更されているアップグレードモデルの方になります。

外観とスペック!

スペック

ENDGAME GEAR XM1
センサーPixArt PMW3389光学センサー
ボタン数6個
DPI50-16,000
レポートレート1000Hz
500Hz
250Hz
大きさ
(幅x奥行x高さ)
幅: 6.5cm x 長さ: 12.2cm x 高さ: 3.8cm
重量70g
最大加速度50G
耐クリック回数5000万回
リフトオフディスタンス0.9mm

外観

使われている色が白と黒の二色のみで、シックでマットな見た目です。

RGBライトなども付いてないので、ゲーミングマウスとしては落ち着いています。

人によっては地味に見えるかもしれませんが、個人的にこのシンプルさが逆にオリジナリティを出していてとても格好良いと思います。

サイドボタンは左側に2つ付いています。

右側にはボタンが付いていません。

形状は左右対称になっています。

それでもサイドボタンが左側にしか付いていないので、左利きの方は使いにくく感じるかもしれません。

クリック感」については他の多くのゲーミングマウスと殆ど変わらない押し心地です。

軽いクリック感に素早い戻りになっているので、連打もしやすく感じます。

ただし「カチッ」と言う作動点の後に余分に押せるスペースが少しだけ存在しているので、強めに深くまで押す人の場合は、押し幅が深いと感じるかもしれません。

 

ちなみにクリックの応答速度が1msと高速と言われていますが、他のマウスと比べて体感的に違いは感じませんでした。

なのでこの点で期待しすぎると拍子抜けしてしまうかもしれません。

そして「XM1」の一番の特徴として後部が大きめで盛り上がるような形状になっています。

サイド部分についても滑らかな曲線を描く様に盛り上がりがあります。

ちなみにこれは実際持ってみるとわかりますが、見た目以上の盛り上がりになっています。

 

この部分に指が引っかけやすく、高さがあることによって手の平での支えもしやすいので、手と持ち方の相性が良ければ強いホールド感を感じる持ち心地になります。

なのでこの後部の盛り上がりが気に入るかどうかで、「XM1」の向き不向きが大きく分かれると思いました。

マウスソールは4隅に付いています。

滑りについては軽量な重量と相まって良い方ですが、止めにくいという事も無くG Pro Wirelessを最も使い慣れていた自分にとっては丁度良かったです。

また裏面にはDPIの切り替えとポーリングレートの切り替えが行えるボタンが付いています。

このボタンは、

  • 一回押す毎にDPIが切り替わる
  • 一回長押しする毎にポーリングレートが切り替わる

と言う操作方法になっています。

ソフトウェアによる設定

XM1」の細かい設定を行う場合は専用のソフトウェア「XM1 CONFIG SOFTWARE」を使う必要があります。

とは言っても設定項目はシンプルで、

  • ボタンの有効化/無効化の切り替え
  • 4つのDPI数値の変更
  • リフトオフディスタンスを2mm/3mmのどちらかに設定
  • リップルコントロールのON/OFF

となっています。

なので上画像の「BUTTONS」の項目ではボタンの有効化/無効化の切り替えが行えます。

 

SENSOR」の項目ではDPI数値の変更、リップルコントロール、リフトオフディスタンスの設定を行えます。

リップルコントロールとは?
高DPI設定時の細かな不要な操作を無効化する様に補正する機能
リフトオフディスタンスとは?
マウスを持ち上げている状態でどれだけの高さまでセンサーが反応するのかを表す。

 

ちなみにここでのリフトオフディスタンスの設定は一番短くても2mmまでしか出来ないので、

リフトオフディスタンスが高いのでは?

と心配になるかもしれません。

しかし実際にはマウスソールが厚めに作られているので、「Corsair Gaming MM300」で使用した場合は実測0.9mmと短くて使いやすかったです。




良かった点!

すべすべとした触り心地の良さと、ピタッとくっつくような強力なグリップ感!

全体がマットな質感でサラサラと心地の良い触り心地になっています。

なので初めて持った時は、

触り心地は良いけど滑りやすそうなマウス

と言う印象を持ったのですが、実際使ってみるとそんな事は無く、むしろ手から滑りにくいマウスでした。

 

と言うのも、このマウスは少しでも手汗があるとサラサラとした触り心地からピタピタとした触り心地に変化して、指にくっついている様な感覚になります。

これは「ドライグリップコーティング」と言う特殊なコーティングのおかげの様で、手汗を利用してグリップ力を強化している様に感じました。

その為、全体がプラスチックでグリップが付いていないながらも、グリップ付きのマウスよりも滑りにくい特殊なマウスになっています。

このグリップ力は「つまみ持ち」で殆ど力を入れなくても全くズレないほどなのでとても強力です。

 

この様に、グリップ性能についてはトップクラスと言えるくらい優れているので、滑りにくいマウスが好きな方にとても向いていると思います。

ちなみにこの特殊なコーティングによって、

指の跡が付きやすい

と言う欠点が「ブラックモデル」ではありますが、自分が今回購入した「ホワイトモデル」では長時間使用しても殆ど跡が見えません。

なので、跡が気になるという方は「ホワイトモデル」を選ぶのがおすすめ出来ます。

マウス後部の盛り上がりによって持ちやすい!

XM1」の最大の特徴と言える「後部が大きめな形状」ですが、自分にとってはベストな形状に感じました。

自分は、

  • 基本的に「つかみ持ち」
  • 細かく動かしたいときは「つまみ持ち」
  • 手の大きさは約21cmくらい

と大きめな手で、つかみ持ちとつまみ持ちの両方で持つのですが、

  • 「つかみ持ち」では指と手のひらが後部の盛り上がりに食いついて、しっかりとしたホールド感が感じられる!
  • 「つまみ持ち」でもサイドの曲線部分に指がしっかり引っかかる!

と言った様にとても持ちやすいです。

特に赤丸で囲んでいるサイド部分のフィット感が良いです。

 

ただし「かぶせ持ち」の場合は、自分の様に手が大きいと後部に掌が上手くフィットせず、盛り上がり部分が邪魔で持ちにくく感じました。

なので個人的には、

  • 「つかみ持ち」「つまみ持ち」であれば手の大きさに関係無く、多くの人が持ちやすいと感じる形状
  • 「かぶせ持ち」は手が大きいと合わない可能性がある

と言う様に思います。

他社製の布ケーブルと比較してもトップクラスの軽さと柔らかさ!

最近のFPS向け有線マウスは、布製で軽量なパラコードが使われているものが多いですが、「XM1」はその中でもトップクラスの軽さと柔らかさを持っていると感じました。

ちなみに自分は今まで布製ケーブルのマウスは、

などを使用したことがありますが、「XM1」はそれらを超える軽さ、柔らかさを持っていました。

なので「マウスバンジー」を使う事によってワイヤレスマウスと遜色ない使用感で使えています。

また重量も70gと軽いのでG Pro Wirelessよりも軽い重量感です。

ちなみに自分は「Xtrfyのマウスバンジー」を使っていますが、場所も取らずケーブルもしっかり固定してくれるのでとてもおすすめです。

サイドボタンが使いやすい!

サイドボタンは付いている位置が高く形状も細いので、押そうと思って指を持っていかない限り触れない様になってます。

これによって誤操作の心配が無いのでとても良かったです。

押し心地についても軽いクリック感で押しやすく感じました。

長時間使い続けても汚れが殆ど目立たない!

上でも少し書きましたが、「XM1」のホワイトモデルは本当に汚れが目立ちません。

この項目で貼っている写真は、2週間近く毎日使用して特に拭かずに撮影したものですが、手跡などが特に見えず、新品同様の外見を維持しています。

なのでこの汚れにくさは長期間使う人ほどメリットに感じられると思います。

注意点と人によっては気になる点!

ファームウェアを更新しないとチャタリングが高確率で起きる!(一回のクリックで複数回入力される)

XM1のレビュー」を見てみるとチャタリングについて指摘されていますが、これは新しいファームウェアをダウンロードすれば解決できます。

自分もダウンロードする前は高確率でチャタリングを起こしていたのですが、ファームウェアをダウンロードしてからは一度も起きていません。

ファームウェアは公式サイトのこちらのページでダウンロード出来るので、購入したら必ず新しくしておくのがおすすめです。

 

このレビューを書き終えてからもしばらくメインマウスとして3週間近く使い続けていましたが、結局チャタリングが再発してしまいました。

なのでアプデで解決する場合もありますが、結局のところチャタリングがとてもしやすいので、

  • 単発武器を使うエイム練習ゲームで高得点を狙いたい方
    (1発外す毎にスコアが減点される為)
  • バトロワ系のゲームを良くプレイする方
    (アイテム選択画面で不要なダブルクリックが連発して漁りにくくなる為)

と言う方にとっては致命的な欠点に感じると思います。

その為、私自身は現在「XM1」はメインとして使っておらず、結局以前使っていたG Pro Wirelessに戻しました。

ボタンの数が少なく割り当てを変更する事は出来ない!

ゲーミングマウスとしてはボタンの数が少なく、その割り当てを変更する事も出来ないので、この点で不便に感じる方がいるかもしれません。
設定できるのはボタンの有効化と無効化のみです。

特に普段使い時ではマクロを組んだりする事も出来ないので、普通の一般的なマウスと変わりなく、特別便利と言う訳でも無いです。

 

私自身、このマウスはFPSをプレイする時だけ使用していて、普段は「G502WL」と言う多ボタンマウスを使っています。

なのでボタンが多いマウスから乗り換える方は使いにくく感じるかもしれません。




まとめ!

  • 後部が大きめ盛り上がっている形状!
  • 相性が良ければ後部に指が食いついてとても持ちやすい!
  • スベスベとした触り心地がとても良い!
  • 使い始めるととても滑りにくくなる!
  • ケーブルがトップクラスの軽さと柔らかさ!
  • ホワイトモデル」は汚れが全くと言っていいほど目立たない!
  • 強くクリックすると高確率でチャタリングを起こす!
  • 多くのゲーミングマウスに比べて機能面に劣る!

 

この様に「XM1」は一見地味で機能面に劣りますが、

  • 強力なグリップ力
  • 指と手を食いつかせやすい後部の形状

と言った様に、持ちやすさとエイム操作のしやすさに特化されて作られたマウスに感じました。

なので相性が良ければこれ以上無いくらいの「神マウス」に感じられると思います。

 

しかし人によっては後部の盛り上がりが逆に邪魔に感じる方もいると思うので、

人によって良し悪しが分かれやすいマウス

に感じました。

その為、出来れば実店舗で触ってから購入を検討するのがおすすめです。

個人的には相性抜群でとても使いやすく感じているので、購入して良かったと思います。

 

それでは読んで頂きありがとうございました!

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

 

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

また、物によってはスティック操作に力が入ると固定しきれずに取れてしまう場合があります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「KontrolFreek製のフリーク」がおすすめです。

 

そしてKontrolFreek製のフリークは現在、

の4種類のモデルが存在します。

 

それぞれのモデルの違いについては以下の通りです。

頂部の形状
(指を置く部分)
高さ
Inferno 凹型 10.1 mm(両方)
Galaxy 凹型 11.8 mm(右)
7.6 mm(左)
Edge 凸型 10.4 mm(右)
5.9 mm(左)
Vortex 凸型(右)
凹型(左)
11.3mm(右)
5.6mm(左)
CQC 凹型 6.11mm(両方)

この様な違いがあるので、好みの高さと形状を考えて選ぶのがおすすめ出来ます。

ちなみに左右で長さと形状が違うモデルもありますが、これは逆に付ける事も可能です。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

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