【レビュー記事 】EX2780Q 良かった点と他のWQHDモニターより優れている点について!【BenQ】

評価:5

今回はBenQ様から「EX2780Q」を提供して頂いたのでそのレビューを書いていきます。

先にこのモニターの感想を一言でまとめると、

ゲームから普段使い、全てにおいてハイクオリティを発揮できる万能なゲーミングモニター

と言う印象を持ちました。

特に一番印象に残ったのは映像の「鮮やかさ」と「くっきり感」で、低価格帯のWQHDモニターとは段違いの画質の良さが感じられます。

その他にも、このモニターにはBenQならではの機能が多数搭載されているので、その点についても解説していきます。

購入検討中の方や、高性能なWQHDモニターを探している方は是非参考にして下さい。

外観と内容物!

内容物

付属されているケーブル類は

  • HDMIケーブル
  • USB-Cケーブル
  • 電源ケーブル

の3つとなっています。

DPケーブルは付属されていません。

説明書などについては、

  • 説明書と注意事項
  • アンケートのはがき
  • マニュアル、ドライバーなどが入っているCD

となっています。

ちなみに付属されている説明書は詳細について書かれてなく、絵のみでモニターアームの取り付け方法が書かれています。

なので詳しい使い方や設定方法を知りたい場合はCD内に入っているマニュアルをPC上で見ると良いです。
(マニュアルはこちらのリンク先でもダウンロードできます。)

EX2780Q」はリモコンに対応しています。

これによってモニターの設定や入力切替などを全て調整する事が出来るので、手軽に操作できます。

ちなみにリモコンを置く場所としてシリコンで作られた台座も付属していました。

スタンドについては始めから付いている訳では無く自分で取り付ける必要があります。

とは言っても組み立てはとても簡単で、数分程度で組み立てられました。




外観

画面下はスピーカーとなっていて、通常のモニターと比べて下部の面積が広いです。

この前面に広くスピーカーが付いている事によってモニターのスピーカーとは思えない音を出してくれます。

モニター下の中央には周囲の明るさを検知する為のセンサーが搭載されています。

これを利用して自動で最適な画面の明るさに調整する機能「インテリジェントコントロール」が使えるので、モニターを設置する時はこの部分は隠さない様にすると良いです。

スタンドは少し茶色系の色合いで見栄えがとても良いです。

スタンドの裏側にはケーブルを収納する事が出来ます。

ただし可動領域については傾きしか変える事が出来ず、左右の首振りや高さ調整は出来ません。

角度の可動域については以下の通りです。

一番後ろへ倒した状態
一番手前に倒した状態

勿論、VESA規格にも対応しているので、付属のスタンドは使わずにモニターアームに取り付けて使う事も出来ます。




機能面と良かった点!

スペック

BenQ EX2780Q

スペック
解像度WQHD(2560x1440)
インチ数27インチ
リフレッシュレート144Hz
パネルIPSパネル
応答速度5ms
HDRHDR400
同期技術FreeSync
表示色約10億7000万色
重量約5.9Kg
対応端子HDMI 2.0 x2
DisplayPort x1
USB-C x1
スピーカー2W × 2 + 5W

「IPSパネル」「144Hz」「WQHD」「HDR」を持つ高性能ゲーミングモニター!

144HzのWQHDモニターとなっているので、画質がとても良く十分なPCスペックがあれば滑らかな映像を表示する事も可能です。

詳しくは下の「ゲームタイトル毎の使用感」の項目で書いていますが、GTX1080Tiを積んでいる自分のPCでは常に144fps近辺をキープしています。
APEX LEGENDSの場合

また、IPSパネルが使われているので表示される色が鮮やかで視野角も広く、デュアルモニター環境で横に並べたとしても変色の少ない見え方で使えます。

 

特に色の鮮やかさについてはTNパネルと大きな差があるので、他のパネルから乗り換えた方であればかなりの違いが体感できると思います。

また、今までフルHDモニターしか使った事が無い方であれば、WQHDは約1.8倍の解像度を持つので、感動的な綺麗さを体感出来る筈です。

これらに加えて「HDR」や「BenQ独自の機能」が多数搭載されているので、かなりの高画質を発揮してくれます。

リモコンの操作性が良くコンパクト!

リモコンについてはとても使いやすく、これだけでモニター側の全ての操作を行う事が出来ます。

またリモコンのサイズがとても小さいのでスペースを取らないのも良い点です。

ちなみに大きさについては「縦10cm 横4.5cm」となっています。

自動明るさ調整機能「インテリジェントコントロール」

この機能をONにすると、センサーが検知した周りの明るさと、画面に映っているコンテンツに合わして、画面の明るさが自動で調整されるようになります。

なのでモニターの細かい調整が面倒と言う方でも、見やすい画面で使いやすくしてくれる機能です。

実際に使用してみた所、明るすぎず暗すぎない設定にしてくれるので、とても使いやすく感じました。

ただこの機能は「HDR」または「HDRエミュレート」がONになっていると使えなくなるので、私自身は普段使っていません。

BenQ独自のHDR技術「HDRi」

BenQ EX2780Q」の製品概要を読んでみると、

HDRiって何?

と疑問に思う方は多いかもしれません。

この機能はHDRと別の規格と言う訳では無く、

「BenQが調整した、HDR表示時に最適な画面設定のプリセット

となっています。

この設定については

  • Game HDRi
  • Cinema HDRi

の2種類が用意されていて、それぞれ明瞭さや色合い設定が異なります。

 

例えば「Game HDRi」では

  • 不自然な白さを出さずに暗い部分のみを明るくして、影に隠れた敵を見やすくする
  • 明るい場所は不必要に明るくせずに、HDRにありがちな眩しすぎるという事を抑える

Cinema HDRi」では、

  • 色を濃い目にして映像のはっきりさを強調する

等の効果が得られます。

なのでPCやゲーム機側でHDRをONにした時に使う事でHDRをより見やすくしてくれます。

個人的にゲームや映画、ブラウジングなど、用途に関係無く「Cinema HDRi」が一番見やすく感じました。

これについては好みや使う環境によって見え方が異なると思うので、実際に試して見やすい物を使うのがおすすめです。

「HDRエミュレート」がとても良い!

HDRエミュレート」はHDR表示に対応していないコンテンツを使用した場合でも、HDRを疑似的に表現するという機能で、個人的にとても気に入っています。

と言うのも、私自身はHDR非対応のゲームを良くプレイするので、HDRオフの状態になっている事が多いです。

これによって本来HDRは使えないのですが、「HDRエミュレート」によってHDRらしい綺麗な映像が表示出来ています。

また、疑似的と言ってもそのクオリティはとても高く、上で書いた「HDRi」によるプリセットによって、くっきりとした映像でとても見やすいです。

その為、HDR対応のコンテンツを使う予定が無いという方でもクオリティの高い映像を楽しめると感じました。

色の鮮やかさを調整できる「Color Vibrance」

「Color Vibrance」とは色の鮮やかさを調整する機能の事で、「20段階」で調整する事が出来ます。

この数値を高くするほど表示される色の濃さが濃くなる様に感じられます。

ただしこの数値は「HDR」または「HDRエミュレート」がONになっていると固定化がされる様で、調整が出来なくなるので気を付けて下さい。

暗い場所を明るくする「Black eQualizer」

暗い場所も見やすくする「Black eQualizer」と呼ばれる機能が付いています。

この機能によって画面内の暗くて真っ黒な箇所を明るく見やすくなるので、視認性が良くする事が可能です。

ちなみに20段階の強さで設定する事が可能です。

ただし強く掛けすぎると、画面に白い膜が張られた様になってとても見にくくなり、明るい場所が多いマップなどで使用すると画面の白さが強調されて見にくいです。

その為この機能はゲームタイトルやマップ毎に合わせて調整するのがおすすめです。

ちなみにこの機能は下で紹介している「ゲームに特化した3つのプリセット」にしている時で無いと調整出来ないので気を付けて下さい。

ゲームに特化した3つのプリセット!

画面のカラー設定のプリセットとして、ゲームに特化した物が3つ用意されています。

これらの設定内容は以下の通りです。

  • ゲーマー1(CS:GO向けの設定)
  • ゲーマー2(バトルフィールド向けの設定)
  • ゲーマー3(レースゲーム向けの設定)

実際に試してみるとFPS向けの「ゲーマー1」「ゲーマー2」は少し「Black eQualizer」が効いたような感じで、暗い所も見やすく感じられます。

そして「ゲーマー3」については全体的に色が濃い目になって迫力感が増すように感じられました。

ただしこれらの設定は「HDR」または「HDRエミュレート」がONになっていると変更する事が出来なくなるので、私自身は普段使っていません。

モニターのスピーカーとは思えない音質を発揮する「treVolo」スピーカー!

PCモニターのスピーカーと言えば音が悪いと言う印象を持っている方が多いと思います。

しかし「EX2780Q」のスピーカーは上で書いた様に、前面に広く設置されているのでモニターとは思えない迫力ある音が出てくれます。

勿論、以前使っていた「Bose Solo 5 TV sound system」など、しっかりしたスピーカーと比べれば音の輪郭が弱く感じますが、PCモニターとしてはかなり高性能です。

なのでそこまで拘りが無く、動画や映画、FPSなど音の方向を重視しないゲームをプレイする分には十分な音質を発揮してくれます。

 

加えてこのスピーカーにはイコライザー機能も付いており、以下の5種類のプリセットが用意されています。

  • ライブ/ポップ
  • シネマ
  • トーク/ボーカル
  • ゲーム
  • ロック/パーティ

これによって用途毎に合わせた音質設定で使う事が可能です。

目に優しい「Eye-Care」機能!

EX2780Q」にはBenQならではの目に優しい機能が搭載されていて、以下の様な物があります。

  • フリッカーフリー
  • ブルーライト軽減機能
  • アイリマインダー(センサーでモニター前にいる時間を検知して設定時間毎に休憩を提案する)
  • 電子ペーパーモード(白黒モード)
  • カラーユニバーサルモード(赤と緑を調整して色覚異常がある人でも見やすくする機能)

なので長時間モニターを見る事が多い方に使いやすくなっています。

ゲームタイトル毎の使用感

この項目では「PC」と「PS4PRO」を使用して、どのようなパフォーマンスを発揮したのかについて書いていきます。

簡単なPCスペックは下の表の通りです。

使用PCパーツ名
CPUIntel Core i7 8700k
メモリDDR4-2666 16GB×2
グラフィックボードGTX1080Ti

APEX LEGENDS

内容
垂直同期無効
アンチエイリアスTSAA
テクスチャストリーミング割り当て
テクスチャフィルタリングバイリニア
アンビエントオクルージョン無効
サンシャドウ範囲
サンシャドウディテール
スポットシャドウディテール無効
空間光無効
ダイナミックスポットシャドウ無効
モデルディテール
エフェクトディテール
衝撃マーク
ラグドール

自分は上記の様に、敵の視認性を確保しながら高Hzが出せる様に画質設定を下げていますが、この設定であればたまに130fps台に落ちる程度でほぼ144fpsをキープしてくれています。

また「APEX LEGENDS」はHDRに対応していませんが、自分は「Cinema HDRi」をONにして疑似的なHDR表示にしてプレイしています。

そうする事で、映像のくっきり感と色の濃さが強くなって、画質と視認性が良くなったように感じられます。

HDRエミュレート無し
HDRエミュレート有り

 

この二つの画像はカメラでモニターを撮影した物なので伝わりにくいと思いますが、色の濃さが強くなっている感じは伝わると思います。

COD:MW(PS4PROでプレイした場合)

PS4はWQHD画質には対応していないので、

フルHD表示にした際に引き伸ばされてぼやけるんじゃないか?

と心配をされる方もいるかもしれません。

しかしPS4でWQHDモニターを使っても引き延ばされる事は無く、むしろ「EX2780Q」は発色の良いモニターなのでとても綺麗な画質に感じられます。

そしてHDR有り無し、そして「HDRエミュレート」の比較は以下の通りです。

HDR
HDR無し
HDRエミュレート

 

個人的にMWではPS4側のHDR設定はOFFにして、モニター側で「HDRエミュレート」を使うのが一番見やすく感じました。

ただしHDRについてはゲームタイトル毎で見え方が変わるので、タイトルによっては見やすく感じるものが変わるかもしれません。




まとめ!

  • 「IPSパネル」「144Hz」「WQHD」「HDR」によって綺麗で滑らかな映像を映す!
  • リモコンによって操作性が良い!
  • 自動明るさ調整によって環境に合わせて見やすい設定にしてくれる!
  • 「HDRi」によってより見やすいHDR映像が楽しめる!
  • 「HDRエミュレート」によってHDR非対応コンテンツも疑似的なHDR化が出来る!
  • スピーカー性能がとても良い!
  • BenQならではの豊富な設定項目で見やすい自分好みの設定が作りやすい!

 

この様に「EX2780Q」は高画質でリフレッシュレートが高いだけで無く、簡単に見やすい設定に出来る機能が搭載されていてとても使いやすいです。

また、単純に発色が綺麗でくっきりとした映像表現が楽しめるので、ゲームから普段使いまで、あらゆる用途で使いやすくなっています。

その他、スピーカー性能が良いのも大きな特徴で、わざわざ別でスピーカーを用意しなくても十分使えます。

なので、簡単に幅広い用途で使いやすいゲーミングWQHDモニターを探している方にとてもおすすめです。

 

それでは読んで頂きありがとうございました!

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

 

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

また、物によってはスティック操作に力が入ると固定しきれずに取れてしまう場合があります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「KontrolFreek製のフリーク」がおすすめです。

 

そしてKontrolFreek製のフリークは現在、

の4種類のモデルが存在します。

 

それぞれのモデルの違いについては以下の通りです。

頂部の形状
(指を置く部分)
高さ
Inferno 凹型 10.1 mm(両方)
Galaxy 凹型 11.8 mm(右)
7.6 mm(左)
Edge 凸型 10.4 mm(右)
5.9 mm(左)
Vortex 凸型(右)
凹型(左)
11.3mm(右)
5.6mm(左)
CQC 凹型 6.11mm(両方)

この様な違いがあるので、好みの高さと形状を考えて選ぶのがおすすめ出来ます。

ちなみに左右で長さと形状が違うモデルもありますが、これは逆に付ける事も可能です。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

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