
「Logicool G PRO X」は、PCゲーマーを中心に人気の高い有線ゲーミングヘッドセットです。50mm PRO-Gドライバー、USB外部サウンドカード、G HUBによるイコライザー調整、Blue VO!CE対応マイクなど、ゲーム向け機能が充実しているのが特徴です。
この記事ではそんな「Logicool G PRO X」について解説していくので是非参考にしてください。
ちなみに結論から言うと、Logicool G PRO Xは、特にPCでFPSをプレイする人、ボイスチャットの聞き取りやすさを重視する人、有線の安定感を求める人に向いています。一方で、無線で使いたい人、軽さや通気性を最優先したい人、設定なしで手軽に使いたい人には少し合わない可能性もあります。
目次
G-PHS-003とG-PHS-003dの違い
Logicool G PRO Xを調べていると、「G-PHS-003」と「G-PHS-003d」という似た型番を見かけることがあると思います。どちらも「Logicool G PRO X」として販売されていますが、主な違いは流通経路と保証年数です。
- 「G-PHS-003」:国内通常流通モデルで保証は2年で少し高額
- 「G-PHS-003d」:Amazon.co.jp限定モデルで保証は1年で少し低価格
つまり、本体自体のスペックは全く同じなので、
「多少高くても保証が2年間欲しいかどうか」
と言う部分を検討するのが良いです。
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接続方式 | 有線(3.5mm / USB外部サウンドカード) |
| 重量 | 約320g |
| ドライバーサイズ | 50mm PRO-Gドライバー |
| 周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
| イコライザー機能 | 対応 / PCのG HUBで調整可能 |
| サラウンド機能 | 対応 / PCのG HUB利用時にDTS Headphone:X 2.0を利用可能 |
| イヤーパッド素材 | 低反発合成皮革イヤーパッド ベロア系イヤーパッド(付け替え用で付属) |
| 密閉型or開放型 | 密閉型 |
「Logicool G PRO X」は、単なる3.5mm接続の有線ヘッドセットではなく、USB外部サウンドカードを使うことでPC向け機能を活かせるタイプです。G HUBを使えば、音のバランスを変えるイコライザー設定や、マイク音声を調整するBlue VO!CEを利用できます。
ただし、この強みはPCで使う場合でのみ発揮できます。PS5、PS4、Switch、Xboxなどでも3.5mm接続で保存しておいたイコライザー設定を使えますが、殆どの機能は基本的にPC向けで、PCが無ければ設定の変更も出来ません。
そのため、
「コンソール中心の人は本来の魅力をすべて使い切れない」
点に注意したいところです。
音質の特徴
FPSでの音質
FPS用途で注目されるのは、足音や銃声、敵の方向を把握しやすいという評判です。レビュー傾向でも、足音・方向感・ボイスチャット品質を評価する声が多く見られます。
またFPSでは、単に低音が強ければ良いわけではありません。爆発音や銃声の迫力が強すぎると、肝心の足音やリロード音、ドアの開閉音などが埋もれてしまうことがあります。その点、Logicool G PRO Xはゲーミング向けとしては比較的バランス型で、低音が過剰に暴れにくいという評価があります。
更にイコライザー調整も出来るので、より自分が聴きやすい設定に追い込むことも可能です。
そしてFPS系のゲームでは、敵がどの方向から近づいているかを早めに察知できると、撃ち合いの準備やポジション取りに差が出ます。もちろん、足音の聞こえ方はゲーム側の音響設定や個人の耳、装着状態にも左右されますが、FPS用ヘッドセットとしての実用性は高めといえるでしょう。
一方で、サラウンド機能は万能ではありません。レビューの中には、FPSではサラウンドをONにすると低音が強くなりすぎたり、音の輪郭がぼやけたりするため、OFFのほうが使いやすいという意見も多く見られます。
なので競技性を重視するなら、
「G HUBで自分に合うEQを作り、バーチャルサラウンド機能は使わずにステレオ運用する」
と言う使い方がおすすめです。
音楽鑑賞での音質
音楽鑑賞では、ゲーミングヘッドセットらしい迫力を感じやすい一方、音楽専用ヘッドホンほど繊細な表現を期待すると物足りない可能性があります。
低音はゲームの爆発音や効果音に厚みを出しやすく、ロック、EDM、ゲームサウンドトラックなどとは相性が良いです。中高音も極端に刺さるタイプではなく、普段使いの音楽鑑賞や動画視聴にも使いやすい印象です。
またイコライザーで音域の調整が出来るので、曲のジャンルによっては強すぎると感じる高音や低音を抑えると言う使い方も出来ます。
ただし、ボーカルの自然さや楽器の分離感を重視する人にとっては、専用の音楽向けヘッドホンのほうが満足しやすいでしょう。「Logicool G PRO X」は、音楽特化というより
「ゲームを中心に、音楽や動画もそれなりに楽しめるヘッドセット」
と考えると選びやすいです。
マイク性能
「Logicool G PRO X」の大きな魅力のひとつがマイク性能です。特にPCではBlue VO!CEを使うことで、声の明瞭さやノイズ対策を細かく調整できます。
ボイスチャットでは、味方に指示を出す、敵の位置を共有する、配信中に聞き取りやすい声を届けるといった場面で役立ちます。マイクの素の音質については「VC用途なら十分」という評価がある一方、Blue VO!CEを使うことでさらに聞き取りやすくなるというレビューも多いです。
ただし、Blue VO!CEを使えば必ず自然な声になるわけではありません。設定によっては加工感が出たり、逆に素の音声のほうが自然に聞こえたりする場合もあります。配信や録音を本格的に行うなら専用マイクのほうが有利ですが、ゲーム中のVC、Discord通話、カジュアルな配信程度なら十分使いやすい性能です。
装着感
重量は約320gで、軽量ヘッドセットというよりは、しっかりした作りのヘッドセットという印象です。アルミやスチール系の堅牢感があるぶん、軽さ最優先の製品と比べると存在感はあります。
イヤーパッドは低反発の合成皮革タイプに加え、ベロア系パッドも付属します。合皮パッドは密着感があり、低音の迫力や遮音感を得やすい一方、長時間では蒸れを感じる人も多いです。
一方ベロア系パッドは、通気性や肌触りの面で快適に感じやすい反面、合成皮革タイプに比べて音の密閉感や低音が弱くなります。
側圧については、評判が分かれやすいポイントです。長時間でも問題ないという声がある一方で、締め付けが強い、フィット感が合わないという意見もあります。メガネをかけている人や側圧に敏感な人は気を付けて下さい。
メリット
- FPSで足音や方向感を把握しやすい
低音が過剰に主張しすぎないため、足音や銃声、環境音を聞き分けやすいという評判があります。FPS用途で探している人には魅力的なポイントです。 - マイク性能が高く、VC向き
Blue VO!CE対応により、声の聞き取りやすさを調整しやすいです。チームプレイで報告を重視する人に向いています。 - G HUBで音質を調整できる
イコライザーで低音や高音を調整できるため、ゲームや好みに合わせた音作りができます。買って終わりではなく、設定で伸ばせるタイプです。 - 有線接続でバッテリー切れの心配がない
ワイヤレスのような充電管理が不要です。 - 付属品が充実している
イヤーパッドを付け替えられるため、音の密閉感や装着感を自分に合わせやすいのは大きな利点です。
デメリット・注意点
- PC以外では魅力が少し落ちる
G HUB、Blue VO!CE、EQなどの機能はPCでこそ活きます。コンソール中心の人は、価格に対して機能を使い切れない可能性があります。 - 装着感には個人差がある
締め付け感や蒸れを指摘する声もあります。短時間プレイ中心の人なら気になりにくいかもしれませんが、長時間プレイが多い人は注意したいポイントです。 - 自分好みの設定を探す手間がかかる
初期状態でも使えますが、追い込むなら自分が使いやすいと感じる設定を探す必要があります。
どんな人におすすめか
「Logicool G PRO X」は、PCでFPSをプレイする人に特におすすめしやすいヘッドセットです。足音や銃声の方向を意識してプレイしたい人、Discordで味方と連携することが多い人、マイク音質にもこだわりたい人には相性が良いでしょう。
一方で、ワイヤレス重視の人、軽量ヘッドセットを探している人、SwitchやPS5だけで使う予定の人には、ほかの選択肢も検討する価値があります。色々な評判を見ても、PCで調整して使う人ほど満足しやすい傾向があります。
まとめ
「Logicool G PRO X」は、音質、マイク性能、カスタマイズ性、堅牢感のバランスが取れた有線ゲーミングヘッドセットです。
特にPCでG HUBやBlue VO!CEを使える環境なら、FPSでの足音把握やボイスチャットの聞き取りやすさを高めやすく、チーム戦をより快適にしてくれます。
もちろん、装着感の個人差や蒸れ、設定の手間、コンソール使用時の機能制限といった注意点はあります。それでも、PCでFPSを本格的に楽しみたい人にとって、「Logicool G PRO X」は今でも検討する価値のある定番モデルです。
「音もマイクも妥協したくない、自分が使いやすい設定に追い込みたい、ワイヤレスが必要無い」
と言う方なら、購入候補に入れておきたい一台といえるでしょう。









