
「フルHD/240Hzの滑らかな映像を32インチの大画面で使いたい」
そんな人に刺さるのが「AMZG32C3F」です。
フルHDである事でハイエンドPCで無くてもフレームレートを出しやすく、240Hzの魅力を最大限発揮させやすいです。
そしてフルHD/240Hzで32インチの大画面と言うスペックを持つモニターは数少ないので、かなり珍しいスペック構成となっています。
また曲率1500Rの湾曲デザインで大画面による視認性の大変さもカバーされています。
今回は「AMZG32C3F」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
| スペック | |
|---|---|
| サイズ | 32インチ |
| 形状 | 曲面(1500R) |
| パネル | VA(ノングレア) |
| 解像度&Hz | フルHD/240Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| 色域 | DCI-P3 90% sRGB 120% |
| 輝度 | 300cd/㎡ |
| コントラスト比 | 3500:1 |
| HDR | 対応 |
| 対応端子 | HDMI 2.0 x2 DisplayPort x2 オーディオ出力 |
| スタンド調整 | チルト(-5°〜15°) |
| VRR | Adaptive Sync |
| 保証 | 5年 |
良い点
32インチクラス/フルHDとしては珍しい240Hzに対応
32インチクラスのフルHDモニターの殆どは60Hz~75Hzばかりとなっていますが、「AMZG32C3F」は240Hzとかなり高いリフレッシュレートを持っています。
その為、
「PC負荷の低いフルHDで240Hzの滑らか且つ、32インチの大画面でゲームをプレイしたい」
と言う方にとっては数少ない選択肢の一つだと思います。
そして240Hzに対応している事で特にFPS系のゲームをプレイする場合は、
- 視点移動が滑らかになってエイムしやすくなる
- 素早く動き物の動きが滑らかになって目で追いやすくなる
- 遅延が少なくなる
などメリットを体感しやすく、有利な環境でプレイできます。
またフルHDでWQHDや4KよりもPCへの負荷が少ないので、フレームレートも出しやすいのでFPSプレイヤーと相性が良いです。
VAらしい高コントラストで黒が締まりやすい
VAパネルらしくコントラスト比が高めで、しっかりした黒を表現してくれるのが魅力です。
暗いシーンでも画面が白っぽくなりにくく、夜景やダンジョンなどの暗部の雰囲気が締まって見えます。
なのでゲームや映画で没入感を重視したい人に向いています。
曲率1500Rによる没入感と視認性の良さ
1500Rの曲面により画面の端まで視線移動が自然になりやすく、32インチの大画面でも見渡しやすくなっています。
特に32インチと言うサイズ感がかなり大きめな部類で画面端までの視線移動が多くなりがちなので、大画面と曲面の相性はとても良いです。
また視界を包み込む様な見え方になるので没入感が高まり、ゲームや映像鑑賞では臨場感を味わいやすくなります。
端子が多く、複数機器運用がしやすい
映像ポートはHDMI×2とDisplayPort×2の合計4つ搭載されているので、複数機器での兼用がしやすくなっています。
なのでゲーム機とPCの両方で使うモニターとしても相性が良いです。
低価格モデルながら5年間保証
低価格モデルと言えば保証期間が一年間のみなど短い物が多いですが、「AMZG32C3F」は5年保証が付いており、無輝点保証も1年間とかなり手厚いです。
と言うのも、無輝点保証についてはそもそも保証に含まれていなかったり、一か月と短めな物が多く見られます。
そんな中、「AMZG32C3F」は一年間とかなり長いので、激安と言われる価格帯モデルながらも安心感が高いです。
人によっては気になる点
32インチ/フルHDは画素密度が低め
32インチ/フルHDは画素密度が69ppiとなっているので、
- フルHD/27インチ…82ppi
- フルHD/24インチ…92ppi
などと比べて低い数値となっています。
これによって画素密度の少なさによる画質の粗さを体感しやすく、3D系のゲームでは分かりにくいですが、特に文字の表示のクッキリ感が弱く感じやすいです。
なので文字を中心に扱う作業をする場合は見ていて疲れやすいので、PC作業が多い方は、
- フルHD/24インチ以下
- WQHDなどの高解像度モデル
などを検討するのがおすすめです。
スタンド調整がチルトのみ
スタンド調整はチルトにしか対応していないので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方をしたい場合はモニターアームが必要に感じると思います。
HDR対応としては輝度が低め
HDRに対応していますが輝度が300 cd/㎡と、HDRにしては低めになっていて、HDR400などの認証もありません。
一般的にHDRは輝度600cd/㎡以上で効果を実感しやすいと言われているので、「AMZG32C3F」のHDRは控えめと思っておいた方が良いです。
もし高いHDR体験を求めるのであれば、
- HDR600、HDR1000以上などの認証を取っているモデル
- 有機ELでDisplayHDR True Black 400を所得しているモデル
などを検討するのがおすすめ出来ます。
こんな人におすすめ!
- 32インチ/フルHD/240Hzのモニターを探している方
- コストを抑えたい方
- 低価格モデルでも保証がしっかりした物が欲しい方
この様に「AMZG32C3F」は、32インチの/1500R曲面による没入感と、フルHD/240Hzの滑らかさを合わせた珍しいスペック構成のモニターです。
VAパネルらしく黒が締まりやすく、映画や暗めのシーンが多いゲームでも雰囲気を楽しみやすいのも魅力です。
更に保証が手厚いのも良い点で、低価格モデルながらも安心感があります。
一方で、32インチ×フルHDは画素密度が低めなので、文字の精細さを重視する作業用途メインの人は注意が必要です。
「解像度よりも大画面の迫力と高リフレッシュレートを優先したい」
「曲面で没入感を高めて遊びたい」
という人に向いています。









