【レビュー】TourBox Lite 良かった点と気になった点!Elite(上位モデル)との違いと右手で使えるのかについて!【左利き】

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今回はショートカットなどを手軽に使いやすくなる左手デバイス「TourBox Lite」を提供して頂いたのでそのレビューを書いていきます。

ちなみに以前にこれの上位モデルである「TourBox Elite」も提供して頂いていて、2年近く使いこんでいます。

なのでその上位モデルとの違いについても書いていきたいと思います。

外観と付属品

付属品

本体以外の付属品は、

  • USBケーブル
  • 説明書
  • 保証ガイド

となっています。




外観

付いているボタンは画像の通りで、全部で8個付いています。

またノブとスクロールは回転だけでなく押し込みも出来ます。

ちなみに、

  • 特定のボタンとの同時押し
  • 二回連続押し
  • 回転と押し込み

など、一つのボタンに複数の機能を割り当てて使い分ける事が出来るので、実際に使える数はそれ以上です。
詳しくは下の「割り当てられる数について」の項目で書いています。

後ろ側
右側
左側
前側

裏側には滑り止めのグリップが付いています。

サイズがコンパクトなので、全てのボタンに無理なく指が届きます。
(サイズは約11cm×約10.5cm)

割り当てられる数について

上でも書いたように、全部で8個ボタンが付いていますが、それだけでなく、

  • 一回押し
  • 回転
  • 2回連続押し
  • 特定のボタンとの同時押し

など、アクション毎に割り当てられるボタンも多数あります。

なのでボタン数以上の役割を割り当てる事が出来るので、カスタマイズの自由度が幅広いです。

この項目では実際に割り当てられる動作、ボタンを紹介しているので気になる方は参考にして下さい。

ノブの割り当て

ノブの回転、押し込み
ノブの回転+トールボタン
ノブの回転+ショートボタン
ノブの回転+トップボタン

スクロールの割り当て

スクロールの回転、押し込み
スクロールの回転+トールボタン
スクロールの回転+ショートボタン
スクロールの回転+トップボタン

メインボタンの項目

トップ、トール、ショート
トップ、トール、ショート連続2回押し
トップ+トール
トップ+ショート
トール+ショート

キットボタンの項目

Tourボタン
C1ボタン、C2ボタン
トール+C1ボタン or C2ボタン
ショート+C1ボタン or C2ボタン

ソフトウェアでの設定方法

TourBox Lite」は専用のソフトウェア「TOURBOXコンソール」を使う事で設定を変更する事が出来ます。
ダウンロードはリンク先で出来ます。

ちなみに、このソフトウェアをインストールしていないと使う事が出来ないので、絶対に必須なソフトウェアになっています。

プリセット

最初から用意されているプリセットは、

  • Photoshop
  • Lightroom
  • premiere-edit
  • premiere-color

の4種類となっています。
上画像のダビンチリゾルブのプリセットは自分で作成したものです。

とは言っても「TourBox Lite」はこれ以外のソフトでも使用可能で、割り当てられるキーは自由なのでどのソフトでも使う事が可能です。

また公式サイトのプリセットダウンロードページでは他のソフトウェア向けのプリセットをダウンロードする事が出来ます。

ちなみにここで公開されているプリセットは、他のユーザーが作成して公開している物の様です。

なので、

購入したばかりで、どのように設定すれば使いやすいのかイメージが沸かない

と言う場合は、取り合えずここで公開されているプリセットをダウンロードして参考にすると良いと思います。

 

ダウンロードしたプリセットは左上辺りにある「プリセットをインポート」から読み込むことが出来ます。

また「プリセットをオートスイッチ」の項目をONにする事で、プリセットと紐づけたソフトを使用する時に自動でそのプリセットに変更される様になります。

なので同時に複数のソフトを切り替えながら使用する際も、その都度に設定が自動で切り替わるので便利です。

ボタンの割り当て

割り当て方法は、変更したい項目をクリックする事でそのボタンの設定画面へ移動できます。

この画面に移動したらそのボタンに割り当てたいキーを入力してOKを押すことで割り当て完了です。

またタグの項目では入力したキーの役割に名前を付ける事が出来ます。

ここのタグに自分が分かりやすい名前を入れる事で、後々何を割り当てたのかが一目瞭然になるので入力するのがおすすめです。

マクロの作成

マクロは複数の動作を自動で発動させるもので、

  • 複数のキー入力
  • 入力遅延あり、なしの切り替え
  • マウスカーソルの動きの指定
  • テキストの入力
  • 特定のファイル、フォルダ、ウェブサイトを開く

と言うのを細かく設定できます。

ここで作成したマクロをボタンに割り当てると1プッシュで行う事が出来るので、上手く活用すると作業効率が大きく向上出来る筈です。

ちなみに自分の場合は上画像の様に、

  • → を10回、遅延無しで瞬時に入力
  • ← を10回、遅延無しで瞬時に入力

と言うのを作成していて、これをダビンチリゾルブで使う事で、瞬時に10フレーム移動する事が出来ています。

TourMenuについて

TourMenuは自由に作れるショートカットメニューで、

TourMenuを割り当てたボタンを押すと、ここで作ったメニューをマウスカーソルの近くに表示する

と言う機能になっています。

例えば、上画像では

  • Win + →
  • Win + ←
  • CTRL + Win + ←
  • CTRL + Win + →

の4つのショートカットキーを入れたTourMenuとなっています。

このTourMenuを「TourBox Lite」のボタンに割り当て、そのボタンを押すと、マウスカーソルの近くにこのメニューが表示されます。

そして表示されたメニューの中から発動させたいものをクリックすると、そのショートカットキーが発動すると言う流れになります。




良い点

割り当てられる数が豊富でカスタマイズの自由度が高い

上位モデルと比べるとボタンの数が少ないですが、それでも割り当てられる数は十分多いです。

なのでボタンの数が足りないと思う方は意外と少ないかもしれません。

また基本的に何でも割り当てられるので、自分が使いやすい設定も作り込みやすくなっています。

なので設定を作り込めば、自分にとって一番使いやすいと感じられる左手デバイスに完成させられる筈です。

全てのボタンの形状、サイズが違うので押し分けがしやすい

付いているボタンについてはそれぞれボタンの形状とサイズが違うのと、それぞれスペースもそこそこ空いています。

これによって手元を見なくても触れるだけで、どのボタンに触っているか分かりやすいので、ボタンの使い分けがしやすいです。

なので多くのボタンが付いているながらも誤操作せずに使いやすく感じます。

サイズがコンパクトでデスクスペースを取らない

コンパクトなので、デスクの上に

  • マウス
  • キーボード
  • TourBox Lite

を並べておいてもスペースに余裕を作りやすいです。

なので「TourBox Lite」を追加する為に、デスク上の配置を大幅に変更する必要が無く使いやすいと思います。

重量がそこそこありグリップもあるので使用中に位置がズレない

重量がサイズに対して意外とあり裏面にグリップも付いているので、簡単に位置がズレない様になっています。

なので動かそうと思ってずらさない限り動くことは無いと思います。

割り当て内容の確認が簡単にできる

TourBox Lite」のボタンに「汎用HUDを開く/閉じる」を割り当てることで、画面の右端に上画像の割り当て内容の確認画面を瞬時に開くことが出来ます。

なので割り当てを覚えるまではこの機能を利用するのがおすすめです。

右手でも使える(左利きでも使用可能)

自分はマウスは右利きですがペンは左利きです。

なのでお絵かきソフトで右手で「TourBox Lite」を使用してみました。

結論としては、左手で使うのとは持ち方や指の動きが異なりますが問題無く使えます。

まずノブについては上画像の様に人差し指と親指で操作します。

ダイヤルは人差し指を伸ばして操作します。

そしてTourボタンは親指で、トップボタンは中指で操作します。

C1、C2は人差し指で操作します。

最後にトールボタンとショートボタンは親指で操作します。

このような使い方で自分は右手でも問題無く使えています。

人によっては気になる点

スクロールとノブがハプティックフィードバックに非対応

上位モデルである「TourBox Elite」は対応していますが、「TourBox Lite」のスクロールとノブはハプティックフィードバックに対応していません。

この機能に対応していると回転させて操作できるボタン内部にモーターが入っていて、

  • 回した時のカチカチする数の調整
    (無し、少ない、多いの3段階)
  • カチカチ感の強さ

これらの調整を行う事が出来ます。

 

一方で「TourBox Lite」はこの機能に対応していないので回転させたときのカチカチ感が一切ありません。

なので、何回分の操作をしたのかがわかりにくいので、

操作によっては思ったよりも回しすぎてしまう

と言った事が起こるかもしれません。

しっかり使いこなせるようになるまでは慣れが必要

ここまで書いて来た様に「TourBox Lite」は多数の機能を割り当てて使う事が出来ます。

しかし完全に使いこなせるようになるまではしっかり慣れる必要があります。

と言うのも、

  • まず割り当てを考えるのが大変
  • いざ割り当てが完了してもその割り当てを覚えるまでが大変
  • 頭だけで無く体で覚えないと、使用中に指を動かすまで遅れが出やすい

など、大変な事が多いです。

 

なので使い始めたばかりの時は、使っていなかった時よりも作業スピードが下がるかもしれません。

しかし慣れる事が出来れば素早い操作が可能なので、動画編集ソフトやお絵かきソフトなどであれば確実に作業が楽になるはずです。

 

ちなみに最初の内は全てのボタンを使おうとするのではなく、

最初の内は少ないボタンに必須な機能のみを割り当てて使用する

と言うのがおすすめです。

そして徐々に割り当てるボタンを追加していくのが、スムーズに慣れていきやすいと思います。




TourBox Eliteとの違いについて

ここからは上位モデルである「TourBox Elite」との違いについて書いていきます。

付いているボタンの数

TourBox Lite」のボタン数は8個なのに対して、「TourBox Elite」は全部で14個付いています。

まず上側のボタンでは「TourBox Elite」はダイヤルと十字キーがあります。

またこのダイヤルは回転だけでなく押し込みの操作も可能です。

そして左横にサイドボタンがついています。

「TourBox Elite」はBluetoothにも対応

TourBox Elite」は有線接続に加えてBluetoothでの無線接続にも対応しています。

TourBox Lite」は有線接続でしか使えません。

「TourBox Elite」はハプティックフィードバックに対応し細かい調整も可能

上でも少し書きましたが、「TourBox Elite」の回転操作にはハプティックフィードバック機能があります。

これによってボタン何回分回したのか感覚で分かるので、操作ミスをせずに使いやすいです。

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