今回はAPEXのPADプロゲーマー、ストリーマーが使用しているコントローラーについて書いていきます。
ちなみに日本と海外で購入しやすいコントローラーが変わる為、
- 日本のプロゲーマー、配信者の使用ランキング
- 海外プロゲーマー、配信者の使用ランキング
- 合計の使用ランキング
の三つに分けて書いています。
そしてランキング表の後には人気モデルの詳細について書いているので是非参考にしてください。
ランキング表
海外
日本
PAD | 人数 |
---|---|
DUALSHOCK 4 | 16 |
Dualsense | 7 |
NEXTコントローラー | 6 |
SCUF IMPACT | 5 |
Dualsense Edge | 3 |
SCUF INFINITY 4PS PRO | 3 |
VOID PS5 | 3 |
BBC PS4 | 2 |
Evil コントローラー | 1 |
NACON | 1 |
VOID INTUITION | 1 |
レボリューション プロ コントローラー2 | 1 |
合計 | 49 |
合計
人気モデルの解説
DUALSHOCK4
今回調べた中で断トツだったのがPS4純正コントローラーでした。
PS4をプレイしたことがあるなら誰もが使う事になると思うので、使い心地を知っている方は多いと思います。
ちなみにPS4の生産は既に終了していますが、DUALSHOCK4の生産はまだまだ続いている様なので、現状でも定価で新品が購入可能です。
また今回はPC版APEXプレイヤーのみに絞って調べていますが、それでもDUALSHOCK4の使用者が多かったです。
この理由については、
「XBOXコントローラー、PS5コントローラーと比べてサイズが小さめ」
と言うのが大きな理由の一つだと思います。
その為、ネット上でのレビューでも、
「PS5コントローラーはPS4コントローラーより大きくて使いにくい」
と言う意見が良く見られます。
またその他の高級コントローラー、所謂プロコンと呼ばれるコントローラーもサイズが大きめな事が多いです。
そしてPS4純正と言う事もあり、使用感も問題無いので、幅広い人が使いやすいコントローラーだと思います。
ただし背面ボタンが無いので、APEXで使う場合はクロウ持ち(モンハン持ち)で使うのが必須です。
と言うのも普通持ちの場合はどんな設定にしたとしても、
- ジャンプ
- リロード、ドアを開ける、拾うなどのアクションボタン
- しゃがむ
- 武器チェンジ
- 近接攻撃
- スキル
このうちのどれかを操作する際にエイムを操作する右スティックから指を離す必要が出てきます。
なので背面ボタンの無いPADで限界ギリギリの強さを引き出したいのであればクロウ持ちを練習した方が良いです。
ちなみにDUALSHOCK4に背面ボタンを追加するアタッチメントがあるので、どうしても背面ボタンが欲しい場合はそちらを購入するのがおすすめです。
それらであれば、
- DUALSHOCK4の操作感をそのままに背面ボタンを追加できる
- 背面ボタン付きコントローラーを購入するよりも低コスト
など導入しやすくなっています。
ただし背面ボタンがある事によって持ち心地は変わってしまうのでその点で慣れる必要あります。
Dualsense
2番目に多かったのも背面ボタンの無いPS5純正コントローラー「DUALSENSE」でした。
「DUALSHOCK4」と比べて大きめで、XBOXコントローラーに近いサイズ感になっています。
その為、手が大きめな人からするとDUALSHOCK4よりもフィット感が増して持ちやすくなっていると思います。
逆を言えば、大きいコントローラーが苦手な人からすると使いにくいかもしれません。
そして入力遅延が少ないと良く言われていて、ネット上のレビューでもその違いを体感していると言う意見が良く見られます。
その為、
- 大きめなコントローラーが問題無い
- 入力遅延を最小限にしたい
と言う方にとても向いています。
またこちらについても背面ボタンが無い為、APEXではクロウ持ち(モンハン持ち)で使う事が必須だと思います。
そして「DUALSENSE」にも背面ボタンを取り付けるアタッチメントが販売されているので、背面ボタンが欲しい場合はそちらを付けるのがおすすめです。
Battle Beaver Customs PS4
海外のカスタムコントローラーのメーカーで、海外のプロゲーマーに人気が高いです。
その為、今回調べた中でも海外のランキングでは1位です。
そしてこちらは「DUALSHOCK4」をカスタムしたモデルとなっていて、
- 背面ボタンの追加
(最大6個) - R1L2のスマートバンパー化
(マウスのクリックボタンの様な押し心地に変更) - R2L2のスマートトリガー化
(マウスのクリックボタンの様な押し心地に変更) - 差込口をType-C化
- 振動機能の削除
(軽量化) - スティックの固さの変更
(とても軽い、軽い、普通、重い、とても重いの5段階) - 表面の質感の変更
- スティックの形状の変更
など様々なカスタムが出来ます。
ちなみに以前は「kaede gaming store」と言うショップが輸入代理店となっていましたが、現在はそちらのサイトが封鎖されているみたいです。
なので現在日本から購入する場合は海外の公式サイトで自分で注文する必要があるので、
- 届くまでが遅い
- 関税、送料などでコストが高くなる
- 不良品などに当たってしまった場合は英語で公式とやり取りする必要がある
など、大変な部分が多いです。
その日本での購入のし難さもあって、日本プレイヤーのランキングでは低くなっています。
SCUF IMPACT
プロコン、カスタムコントローラーで有名なSCUF製のPS4向けコントローラーです。
形状はXBOXコントローラーに似ていますが、これはSCUFオリジナルの形状で、
「手へのフィット感を追求してSCUFが独自に開発した形状」
となっています。
そして機能面については、
- 背面パドル4つ
(取り外し可能) - R2L2トリガーの深さ調整対応
- R1L1、R2L2をインスタントトリガー、バンパーに変更可能
(マウスのクリックボタンの様な押し心地) - 振動機能の取り除き
- スティックの交換に対応
(スティックモジュールの交換は不可) - 持ち手にグリップ
など高性能になっています。
ちなみにパドルへの割り当てはEMRと呼ばれる専用の機器を使う事で行います。
なのでEMRが無いとパドルのボタンを初期設定から変更することが出来ません。
そしてカスタム内容によってこのEMRが付いていない場合があるので、購入する場合は必ず付属しているものを選ぶのがおすすめです。
また日本に平行輸入されている物は高額な事が多く、海外の公式サイトで購入する場合は、
- 届くまでが遅い
- 関税、送料などでコストが高くなる
- 不良品などに当たってしまった場合は英語で公式とやり取りする必要がある
などがあるので、SCUFに拘る方以外にはあまりおすすめは出来ません。
NEXT コントローラー
日本製のプロコンでPS5純正コントローラー「DUALSENSE」をカスタマイズしたモデルです。
その為、今回調べた中で海外プレイヤーの使用者は0人で、日本人のみで5人使用しています。
機能面については、
- 背面ボタンが4つ搭載
(無しのモデルもある)
- R2L2、R1L1が押し幅が浅めでクリックボタンの様な押し心地のデジタルトリガー
(クリック感強め、高耐久性) - 振動機能を取り除いて軽量化
- プロスティック
(スティックの交換が可能。スティックモジュールの交換は不可。交換出来ないモデルもある。) - 持ち手にグリップ
(無しのモデルもある)
など海外製のプロコンにも引けを取らないスペックを持っています。
加えて「Dualsense」がベースとなっているので、純正と変わらない使用感で使えます。
また日本国内に会社があるのと、製造と修理も日本でしているので海外製よりも購入後のサポートが受けやすくなっています。
その為、安心して使い続け易い高性能コントローラーです。
ちなみにこのモデルのレビュー記事を書いているので気になる方はそちらを参考にしてください。
SCUF INFINITY 4PS PRO
SCUF製のPS4向けコントローラーです。
上で紹介した「SCUF IMPACT」はSCUFオリジナルの形状でしたが、こちらは「DUALSHOCK4」と同じ形状になっています。
そして機能面については、
- 背面パドル2つ
- R2L2をインスタントトリガーに変更可能
(マウスのクリックボタンの様な押し心地) - 持ち手にグリップ
(無しのモデルもある) - スティックの交換に対応
(スティックモジュールの交換は不可)
などIMPACTに比べて控えめなカスタマイズ内容となっています。
またこちらについてもEMRが無いと背面ボタンの割り当てが変更出来ないので気を付けて下さい。
そしてIMPACT同様に日本で購入しにくいので、SCUFに拘る方以外にはあまりお勧めできません。
Dualsense Edge
SONY純正のPS5向け高性能コントローラーです。
その為、形状や質感などは「DUALSENSE」と同じですが機能面が強化されていて、
- 交換可能なスティックキャップ
(スティックの高さ、形状を変更出来る) - 交換可能なスティックモジュール
(スティック自体が壊れても交換するだけで直せる) - 背面ボタンが2つ搭載
- トリガーの深さの調整が可能
- ケーブルをしっかり固定して使用中に抜ける事が無くなる
- プロファイル設定の切り替えによって瞬時に設定の変更が可能
- スティック感度やデッドゾーンの調整に対応
- アダプティブトリガー、振動の強弱の調整に対応
この様に他社製のプロコンと比べてもかなり高性能になっています。
特にスティック感度やデッドゾーンの調整に対応しているコントローラーは殆ど無いので、これに対応しているのは「Dualsense Edge」の大きなメリットだと思います。
その為、APEXにおいてはスティックのドリフトが発生しやすいリニア設定にしても、
「APEX側のデッドゾーン設定の「なし」と「小」の中間のデッドゾーンに設定出来る」
と言うメリットが生まれます。
これによってリニアの敏感さを維持しつつドリフト現象も対策が可能です。
その他、FPSで壊れやすいスティックモジュールの交換に対応しているので、新しく買い替える事無く長期間使い続け易くなっています。
また海外製と違って不良品になどに当たってもサポートが受けやすいのも良い点だと思います。
VOID PS5
こちらは使用者数は少ないですが、
- satuki氏
- VOLzZ氏
などPADプレイヤーの中でもとても強い方が使用しています。
VOID GAMINGは純正コントローラーをカスタマイズして販売している日本のメーカーです。
その為、純正コントローラーと変わらない使用感のまま、背面パドル追加やR1L1、R2L2の改良などがされています。
ちなみにALGS(Apex Legends Global Series)に協賛しているメーカーでもあります。
そしてVOID GAMINGのPS5向けモデルは
- VOID INTUITION
(背面パドルタイプ) - VOID INTUITION PRO
(背面パドルタイプでR1L1、R2L2にスマートトリガーとスマートバンパーを搭載モデル) - VOID for PS5
(背面ボタンタイプ) - PS5向けのクリティカルモデル
(背面ボタン無し、R1L1、R2L2にスマートトリガーとスマートバンパーを搭載モデル)
の3種類があり、VOID INTUITIONが最上位機種です。
これ以外にも、
- PS4向けの背面ボタンタイプ
- XBOX向けの背面ボタンタイプ
などがあります。
そして最上位機種であるVOID INTUITION PROの機能面については、
- 着脱可能の背面パドル4つ
- R1L1、R2L2にスマートトリガーとスマートバンパーを搭載
(押し幅が浅くクリックボタンの様な押し心地) - 持ち手に強力なグリップ
- リマッピング機能
- プロファイル機能
- 振動機能の取り除きによる軽量化
となっていて海外製プロコンと比べてもかなりハイスペックとなっています。
普通のVOID INTUITIONはスマートトリガーとスマートバンパーが無いだけでそれ以外は同じです。
そして背面ボタンタイプの方は、
- 背面ボタンは2つ、4つのどちらかが選択可能
(取り外し不可) - リマッピング機能に対応、または非対応のどちらかを選択可能
- 振動機能を取り除くかどうかが選択可能
- 背面ボタンキャップの質感の変更
- R1L1、R2L2にスマートトリガーとスマートバンパーにするかどうかの選択が可能
など、自分好みにカスタマイズが出来ます。
この様に機能性とカスタマイズ性に優れているのに加えて日本国内に会社がある為、購入後のサポートが安心して受けやすいのも良い点だと思います。