【レビュー】Razer Huntsman Mini 良かった点と気になった点!クリッキーオプティカルスイッチの押し心地について!

評価:4

今回はRazer製キーボードとしては初となる60%キーボード「Razer Huntsman Mini」のレビューを書いていきます。

先にこのキーボードの感想をまとめると、

カスタマイズがしやすく素早い反応と軽い打ち心地を備えた青軸を搭載した小型キーボード

と言う様に感じました。

 

特にカスタマイズについては、ソフトウェアを使って視覚的に見ながら設定を作り込めるのでとても分かりやすいです。

その為、

システム面での使いやすさ

と言う点においては、コンパクトキーボードとして有名な「Dukcy One 2 Mini RGB」よりも優れていると思います。
Dukcy One 2 Mini RGB」ではソフトウェアが無く、キーボードのRGBライトの状態から判断してショートカット操作で設定する為

 

そして「Razer Huntsman Mini」のスイッチは青軸の様な打鍵感を持つRazer独自のスイッチ、

クリッキーオプティカルスイッチ

が搭載されており、メカニカルでは無く光学式スイッチという事もあって青軸とは少し異なる使い心地でした。

その為、青軸と似ていますが全く同じと言う訳では無く、個人的に青軸よりも軽い力で素早い入力がしやすかったです。

 

今回の記事では、このスイッチについての詳しい使用感やその他良かった点や気になった点、詳しい仕様や機能面についても書いていくので是非参考にして下さい。

 

ちなみに「Razer Huntsman Mini」は

と言うラインナップですが、今回は「ホワイト/英語配列/クリッキースイッチ」のレビューになります。

外観と付属物!

内容物は、

  • キーボード本体
  • USBケーブル
  • メッセージカードと説明書

となっています。

キーの配置は通常の英語配列になっていて、

  • ファンクションキー
  • テンキー
  • 矢印キー
  • PRTSCやDELキーなど

が省略されています。

これによってサイズが「約29cm x 約10.5cm」と、とてもコンパクトです。

なのでフルキーボードである「G913」と比較すると1.5倍近くの差があります。

そして通常のテンキーレスキーボードである「Apex Pro TKL」と比べると7cm近くの差があります。

また同じ60%キーボードである「Dukcy One 2 Mini RGB」と比較すると、若干「Razer Huntsman Mini」の方が小さいです。

スイッチについては平面状のボディの上に付いています。

これによって隙間に入ったゴミなどが溜まりにくく、エアダスターで吹けば簡単に綺麗にできます。

省略されているキーについては「Fnキー」と特定のキーを同時に押す事で使う事が出来、その割り当てはそれぞれキーキャップの下に表記されています。

USB-Cケーブルを接続する場所は左側にあります。

またUSBの差込口は付属のUSBケーブルとぴったりフィットする形状になっていて、不用意に抜けにくくなっています。

底面には4つ角に滑り止めがあるので、軽い重量ながらも使っていて位置がずれると言う事はありませんでした。

 

ちなみにコンパクトなキーボードには「DIPスイッチ」と言う設定を切り替えるスイッチが付いていることが多いですが、「Razer Huntsman Mini」には付いていません。

その代わり「Razer Huntsman Mini」の場合は

  • ソフトウェア
  • Fnキーによるショートカット

この2つを使って設定変更が出来ます。

そして裏面には、

「BY GAMERS.」「FOR GAMERS.」

と言う文字が敷き詰める様に書いてあります。

その他、傾斜を付けるためのスタンドが付いており、畳んだ状態を合わせて3段階で調整する事が可能です。

また「クリッキーオプティカルスイッチ」の色は紫色になっています。




特徴と機能面について!

Razer独自のオプティカルスイッチを搭載!

オプティカルクリッキー青軸(Charry)オプティカルリニア赤軸(Charry)銀軸(Charry)
アクチュエーションポイント
(作動点)
1.5 mm2.0~2.2 mm1.2 mm2.0 mm1.2 mm
押下圧45 g50 g48 g45 g45 g
キーストローク幅3.5mm4mm3.5mm4 mm3.7 mm
耐久性1 億回クリック5,000 万回クリック1 億回クリック5,000 万回クリック5,000 万回クリック

Razer Huntsman Mini」では多くのキーボードで採用されているメカニカルスイッチでは無く、オプティカルスイッチが使われており、

  • クリッキーオプティカルスイッチ
    (青軸の様な「カチッ」とした打鍵感のあるスイッチ)
  • リニアオプティカルスイッチ
    (赤軸の様な滑らかで打鍵感の弱いスイッチ)

の2種類のラインナップがあります。
このレビューを書いている時点だと、まだ「リニアオプティカルスイッチモデル」は発売されていません。

 

そしてこれらのスイッチは光によって入力を反映させる仕組みになっているので、メカニカルスイッチよりもパーツ同士の接触部分が少ないです。

また光の速さで操作が反映されるので、キーを押してから操作が反映されるまでの速度も速くなっています。

この構造によって上の表の通り、

  • 耐久性に優れる
  • アクチュエーションポイントが浅い
  • 押下圧が軽い

と言うメリットが生まれ、素早い入力がしやすいスイッチとなっています。

FNキーとの組み合わせで独自のショートカット、機能の操作が可能!

キー役割キー役割
1F1OScrLk
2F2TABミュート
3F3W音量上げる
4F4Q音量下げる
5F5E前の曲へ
6F6R再生/一時停止
7F7T次の曲へ
8F8Yマクロの登録
9F9Uゲームモード
0F10Gライトを暗くする
-F11Hライトを明るくする
^F12PPrtSc
ESC全角半角切り替え;PgDn
Back SpaceDelete@PgUp
I:End
K[Home
J.Pause
L

Razer Huntsman Mini」は普通のキーボードに比べて多くのキーが省略されていますが、Fnキーと上の表のキーを一緒に押す事で存在しないキーも使う事が可能です。

その他にも音量調節やミュージックプレーヤーの操作、ゲームモードの切り替えなど機能の操作を行うことが出来ます。

また上のキー以外については自分で好きなようにマクロや別のキーを割り当てることも出来るので、より自分好みのキーボードを作る事も可能です。

 

これによってホームポジションから殆ど動かす事無く全てのキー操作が可能なので、使い慣れてくるとフルキーボードよりも便利に感じられます。

「Razer Synapse」によって細かい設定が可能!

Razer Huntsman Mini」では細かい設定をする為に「Razer Synapse」と言う専用ソフトを使用します。

この項目では「Razer Synapse」の使い方や便利な機能を解説していきます。

起動するソフトに合わせて自動的に設定が変更される!

Razer Synapse」ではゲーム毎に設定を作ることが可能なのに加えて、そのソフトを起動すれば自動的に設定を切り替えさせる事が出来ます。

ちなみにゲームタイトルは「Razer Synapse」が自動で検知してくれて、もし検知してくれなくても自分で追加をする事が出来ます。

そしてこれはゲーム以外のソフトウェアも追加する事が出来ます。
例 : エクセル、動画編集ソフトなど)

なので様々なソフトウェアに合わせた設定を手軽に使い分ける事が可能です。

 

また、これはソフトウェア自体の機能となっているので「Huntsman Mini」だけで無く、接続している全てのRazerデバイスに反映させる事が出来ます。

その為、Razerのゲーミングマウスなどと一緒に使う事によってより便利な環境で使えます。

カスタマイズ

Huntsman Mini」のセッティングはとてもシンプルで、機能面の設定に関しては全ての「カスタマイズ」の項目だけで完結します。

まずキー割り当ての変更については、表示されているキーボードの画像の中から設定を変更したいキーをクリックする事で行えます。

クリックすると左側に割り当てられる機能の項目が出てきて、この中から割り当てたいものを選択します。

ちなみに割り当てられるものとしては、

  • キーボードのキー
  • マウスの機能
  • マクロ
  • デバイス相互操作
  • プロファイルの切り替え
  • RAZER HYPERSHIFT(FNキー)
  • ソフトの起動
  • マルチメディア
  • WINDOWSショートカット
  • テキスト機能
  • 無効化

などが挙げられます。

またFNキーを押した状態の機能を割り当てる場合は、キーボードの画像の下に表示されている「標準」と書かれた部分をクリックする事で行う事が可能です。

そして下に表示されている「ゲーミングモード」の項目では有効化した時に無効化するものを選択できます。

選択できるものとしては定番のWindowsキー以外にも、

  • Alt + Tabの無効化
  • Alt + F4の無効化

と同時押しの組み合わせを選択する事が可能です。

特に「Alt + Tab」はゲームによっては同時押ししやすい物でもあるので、この点はとても便利です。

ライティング

そして「ライティング」の項目ではバックライトの光り方を設定できます。

設定できる光り方はデフォルトだと以下の11種類です。

ライティングの種類
  • ウェーブ…流れる様に色が変化
  • スターライト…一度に数個のキーが星の様に点滅
  • ファイア…メラメラとしている様に見えるライティングモーション
  • ホイール…回転するように色が変化
  • リップル…キーを押すと波紋が飛ぶように光る
  • 環境認識…画面に映っているコンテンツの色に合わせて変化
  • スタティック…設定した1色のライトで常時点灯。
  • スペクトラムサイクリング…流れる様に色が変化。
  • ブリージング…設定した2色のライトを交互に点滅。
  • リアクティブ…マウスのボタンを押すと点灯する。
  • オーディオメーター…出ている音量に合わせて色が変化。

ちなみに私自身は設定ごとに光り方と色を変えて、視覚的に今の設定を確認できるようにしています。




良かった点と打ち心地について!

青軸(Charry製)よりも軽快な打ち心地!

クリッキーオプティカルスイッチ」の押し心地は基本的な部分は青軸と同じで「カチッ」とした打鍵感が感じられます。

しかし青軸よりも

  • 軽い押し心地
  • アクチュエーションポイント(反応する深さ)が浅い
  • キーストローク幅が浅い

と言う違いがある事によって、より素早い操作がしやすく感じました。

なので「カチッ」と言うスイッチ感を感じる位置が浅めになっているので、押した瞬間に操作が反映されている感覚が強くあります。

この様になっているので、

軽い押し心地の青軸

と言うのを求める方にピッタリのスイッチとなっています。

ソフトウェアによって設定が視覚的に簡単に行える!

コンパクトキーボードの中には設定用のソフトウェアを持たない物もありますが、「Huntsman Mini」では上で書いた様に「Razer Synapse」によって設定が行えます。

これによって設定状況がとても分かりやすく、誰もが使いやすいキーボードになっています。

サイズがコンパクトでデスクスペースを広く取れる!

横幅が約30cmととてもコンパクトなので机のスペースがとても広く取れます。

これは特にFPSでローセンシ設定の方にとって嬉しい事で、私自身FPSでのマウスセンシは、

  • 腰撃ちの振り向き = 約17cm
  • エイム時の振り向き = 約26cm

とややローセンシ設定でプレイしているので、結構マウスを振り回す幅が広いです。

 

そこでコンパクトな「Huntsman Mini」のおかげで、横幅90cmのキーボードスライダー上でも60cm近くのスペースでマウス操作が出来る様になっています。
ちなみにキーボードスライダーはこちらのモデルの板だけ大きな板に交換したものです。

勿論ローセンシ設定で無い方にとっても机のスペースが広くなるので、PC周りが快適になると思います。

なので机のスペースを広くしたいという方にとてもおすすめなキーボードです。

キースイッチの表面がザラザラしていて滑りにくく汚れにくい!

キーキャップの表面は少しザラつきがあるので、普通のツルツルのタイプと比べて滑りにくくなっています。

また汚れにくくもなっていて、長時間使い続けていても手の跡が残りにくいです。

Fnキーを押すと有効なキーだけバックライトが光る!

上で書いてきた様に「Huntsman Mini」はFNキーとの組み合わせで省略されているキーやマクロなどを使う事が出来ます。

そしてその割り当て状況は、FNキーを押す事で把握できるようになっていて、FNキーを押している間だけ役割があるキーだけ光ります。

これによってデフォルトの機能以外に割り当てた場合でも、どのキーに機能が割り当てられているのかがしっかり把握出来るので使いやすいです。

気になった点!

Fnキー状態で割り当てがされている元々の機能を変更する事は出来ない!

通常のFNキーを押していない状態のキー割り当てについては基本的に自由に変更する事が可能ですが、FNキー状態の割り当てについては制限が多いです。

と言うのも、デフォルトの状態でFN機能があるキーについては、割り当てを変更する事が出来ません。

 

個人的に「音量調整」「バックライトの明るさ調整」などについては使わないので、これらの割り当てを変更出来れば更に良かったです。

なのでFNキー状態のカスタマイズ性を求める方は気を付けてください。

ただしデフォルトの状態で割り当てられていないキーに付いては自由に変更が可能です。

ホワイトカラーによってちょっとしたゴミが目立ちやすい!

白いキーボードなので手の跡などは目立ちにくいですが、ちょっとしたゴミが付いていると目立ちやすいです。

なので清潔感を維持したいのであれば、定期的に掃除をするのがおすすめ出来ます。




まとめ!

  • 「クリッキーオプティカルスイッチ」は青軸を軽く浅くして、高速な操作をしやすくした様なスイッチ!
  • 耐久性が1億回ととても頑丈!
  • 省略されているキーが多くとてもコンパクト!
  • FNとの組み合わせによって全てのキーを操作できる!
  • 設定用のソフトウェアがある事によって幅広い方が使いやすい!
  • デフォルトで割り当てられているFNキーの機能を変更する事は出来ない!

 

この様に「Huntsman Mini」は機能性と操作性、そして耐久性に優れたコンパクトキーボードとなっています。

特に打ち心地がとても気に入っていて、素早い打鍵がしやすい操作性だけで無く打った時の「カチッ」と言う爽快感も感じられます。

機能面についてはFNキー状態の割り当てに制限がありますが、それ以外は殆ど制限は無いので、自分好みの設定を作るのには十分です。

その為、Razer製の多機能高性能なコンパクトキーボードが欲しい方におすすめ出来ます。

 

それでは読んで頂きありがとうございました!

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

 

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

また、物によってはスティック操作に力が入ると固定しきれずに取れてしまう場合があります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「KontrolFreek製のフリーク」がおすすめです。

 

そしてKontrolFreek製のフリークは現在、

の4種類のモデルが存在します。

 

それぞれのモデルの違いについては以下の通りです。

頂部の形状
(指を置く部分)
高さ
Inferno 凹型 10.1 mm(両方)
Galaxy 凹型 11.8 mm(右)
7.6 mm(左)
Edge 凸型 10.4 mm(右)
5.9 mm(左)
Vortex 凸型(右)
凹型(左)
11.3mm(右)
5.6mm(左)
CQC 凹型 6.11mm(両方)

この様な違いがあるので、好みの高さと形状を考えて選ぶのがおすすめ出来ます。

ちなみに左右で長さと形状が違うモデルもありますが、これは逆に付ける事も可能です。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

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