【レビュー】ONKYO SHIDO ヘッドセットとアンプの良かった点と悪かった点について!【001/002】

今回は本格オーディオメーカー「ONKYO」のゲーミングブランド「SHIDO」から出された「001(ヘッドセット)」「002(アンプ)」のレビューを書いていきます。

先にこの2つについての印象を一言でまとめると、

音質と質感、コスパを重視して作られたヘッドセットとヘッドホンアンプ

と言う様に感じました。

なので一般販売価格がセットで1.7万円とされていながらも、音質については単品で2万円クラスのアンプに負けないクオリティでした。
(ちなみに「001」は単品で12,000円、「002」は単品で8,000円となっています。)

 

ちなみにこちらは2019年9月時点では、クラウドファンディングでの先行販売に参加した人だけしか手に入れる事が出来ない物です。

その為、まだ一般販売はされておらず発売日についても発表されていません。

後々発表されると思うので、その時が来たら詳細な情報を追記していきたいと思います。




開封と内容物

アンプ側の付属物については、

  • 清掃用のクロス
  • USBケーブル
  • USB変換端子
  • 説明書と注意事項

となっています。

そしてヘッドセット側の付属物は、

  • PC用の分岐ケーブル
  • ヘッドセット接続ケーブル (約1.2m)
  • マイク
  • 説明書と注意事項

となっています。

ヘッドセットの特徴!

ヘッドセットの外観については定価12,000円とは思えない高級感溢れる作りがされています。

ちなみに私自身はクラウドファンディングで「ヘッドセット + アンプのセット」を12,750円で購入したので、尚更その価格と品質の良さに驚いています。

アルミ製のハウジング

 

サイズ調整を行うハンガー部分はアルミ製になっていて高い耐久性が感じられます。

ちなみに耳当て部分を回転させる事は出来ないので、首にかけるのは難しいです。

ヘッドセット外面の黒い部分では金箔の様な物が付いています。

この点は他のヘッドセットに見られないデザイン性で高級感とかっこ良さ、そして日本製らしい見栄えを感じます。

全体は黒と紺色のシックなカラーですが、イヤーパッドの内面は黄色がかったカラーデザインです。

この様なカラーリングは他のヘッドセットでは見られないので独自性が感じられました。

また個人的に紺色と黄色の組み合わせが好きなので良かったです。

またイヤーパッドの内部には冷却ジェルが入っていています。

ヘッドバンド部分は紺色で、金色の文字で「SHIDO」と入っています。

マイクについては取り外す事が出来ます。

 

付けた状態

 

またグニャグニャと自由に折り曲げる事が出来るので、位置調整の自由度がかなり高いです。




アンプの特徴!

前側

 

背面

 

手前側に差込口は一切無く、全て背面側に付いています。

ちなみに付いている差込口については、

  • USB-C (ゲーム機、PCに接続する)
  • USB-A (現状では使用不可)
  • ヘッドホン接続口

となっています。

ちなみに真ん中のUSB-Aについては説明書に現在は利用不可と書いてありました。

なので後々新機能や、新しい接続機器が出てくるのかもしれません。

付いている操作類については左から

  • イコライザープリセットの選択
  • 全体ボリューム
  • ゲーム音とボイチャ音の音量バランス
  • サラウンドのON/OFFボタン

となっています。

操作性と視認性を良くするために斜めの形状になっています。

裏側にはグリップが付いていて置いた場所からズレにくいです。




付け心地について!

冷却ジェル入りの大きめで柔らかいイヤーパッド + ソフトな側圧で耳周りが快適!

イヤーパッドについてはサイズが大きめに作られていて、耳に直接接触する部分がありません。

その為、長時間付け続けていても耳が痛くなる事が無く快適です。

また、柔らかく作られていて側圧も弱めなので、耳周りへの圧迫感も無く長時間使い続け易くなっています。

加えてイヤーパッドの内部には冷却ジェルが入っているので、付け始めはひんやりしていて長く着けていても暑くなりにくいので、密閉型ヘッドセットとは思えない快適さがあります。

なので着け心地がとても良いヘッドセットでした。

重量が軽量で使いやすい!

重量については300g程度で比較的軽めな部類に入ります。

この軽量さによって装着感も身軽で頭部への重量感も殆ど感じないので、長時間使い続け易いです。

その為、重いヘッドセットが苦手な方でも使いやすいと思います。




アンプを使用した場合の音質について!

音質がとてもクリアであらゆる音の表現力が高い!

アンプ使用時の音質についてはかなりクリアで、流石本格的なオーディオメーカー製だと思いました。

特に高音域の表現力と抜けの良さがとても高く、

  • 足音のコツコツした音
  • 武器チェンジ音やリロード音
  • 装備が揺れる音(APEXのカラカラした音など)

これらの様な細かい音が埋もれず、鮮明に聴きやすく感じます。

また残響音の表現力も高く、銃声や爆発音の余韻がしっかり聴き取れるので距離感も掴みやすいです。

 

そして低音域についてもボヤ付きの出る低域は抑えながら、低音の鋭さが感じられる部分は良く聴こえます。

その為、細かな音が低音に埋もれず前に出ながら、低音の迫力も感じられる優れたチューニングがされていると感じました。

個人的に音質についてはかなりハイレベルに感じます。

定位の表現が鋭くピンポイントで表現してくれる!

音質だけでなく定位についてもとても優れており、音が鳴った方向をかなりピンポイントで表現してくれます。

この聴こえ方は正に、

点からピンポイントで流れてくる

と言った感じで、ボワ付きが無いクリアな音声が突き刺すように一方向から聴こえてきます。

なので個人的に、定位の良さに関しては今まで使ったことがあるヘッドセットの中でもトップクラスに感じました。

 

ちなみに個人的に定位が良いと感じる他のモデルをパッと思いつくもので挙げると、

等が挙げられます。

加えて上で書いたように、細かい音まで聴き取りやすいクリアな音質なので、FPSでの聴き取りがとてもしやすいです。

なので定位が良いヘッドセットを探している方にとてもおすすめ出来ます。

イコライザー設定が6つのプリセットのみで手軽!

イコライザー設定については6つのプリセットから選ぶのみとなっていて、自分で細かい調整をする事は出来ません。

しかしこれらのイコライザーはセット販売されているという事もあり、SHIDOヘッドセットに最適化されていると感じました。

そしてどのプリセットでも全く使えない様な物は無く、フラットな音質に少し味付けする程度なので使いやすいです。

その為、イコライザー設定が良くわからない初心者の方でも、聴きやすいと思った設定を選ぶだけで良いので簡単に使えると思います。

 

ちなみにイコライザーのダイヤルについては数字しか書いていないのでイマイチわかりにくいですが、個人的に以下の様に感じました

  • OFF = 標準的な音質
  • 1 = 低音が最も強い音質
  • 2 = 低音が強めな音質
  • 3 = 中高音域を強調した音質
  • 4 = 低域を下げて中高音域を強調した音質
  • 5 = 3番の状態から低域を強くしたような音質

この様になっているので、個人的にFPSでは無駄な低音が少ない3番と4番のどちらかが使いやすかったです。

ちなみにどうしても自分好みに調整したいという方はPCでなら「Equalizer APO」を導入する事で細かくいじる事が出来ます。

FPSにおいてバーチャルサラウンドは使い物にならない!

ここまで音質と定位については絶賛してきましたが、唯一サラウンド機能については全く使える物では無いと感じました。

と言うのもサラウンドをONにすると定位の概念が消えたような感じになり、全ての音が全ての方向から聴こえてくる様になります。

これによってこの製品の良い所である定位の良さが失われてしまうので、FPSにおいては必ずOFFにして使うのがおすすめです。

癖の少ないフラットなサウンドで音楽鑑賞でも使いやすい!

ゲーミング向けのサウンド系デバイスはゲームに特化されたものが多く、

  • 低音が強め
  • 高音が強め

など極端なセッティングがされている物が多く、音楽鑑賞では使いにくい物が多いです。

しかしこちらの場合は基本がナチュラルな音質になっているので、ゲーム以外に音楽鑑賞でも使いやすく感じました。

なので音楽鑑賞も兼ねて使えるゲーミングデバイスを探している方にとても向いています。




アンプ未使用時の音質について!

定価12,000円のヘッドセットとは思えない音質の良さ!

SHIDOのヘッドセットは一般販売時の価格は12,000円と言われていますが、その価格とは思えない音を出してくれます。

また8,000円のアンプとセットで購入すれば17,000円で購入出来るので更に安くなります。

音質傾向はアンプを使ったときと同じ様に、極端にどこかが強調された音質で無いのでゲーム以外の用途でも使いやすいです。

なのでヘッドセット単品で購入するというのも全然ありなヘッドセットに感じました。

アンプ使用時と比べると定位がぼやける!

ただし、やはりアンプ使用時の音と比べてしまうと少し聴き劣りしてしまいます。

具体的には音のはっきりさに違いがあって、高音域の豊かさとピンポイントな定位感がぼやけているように感じます。

なのでSHIDOに対して最高のパフォーマンスを求めるのであれば、アンプとセットで購入するのがおすすめです。

人によっては気になる点!

サイドトーン機能が付いていない!

サイドトーンとは?
自分が話した音声を返してくれる機能の事。
これを使う事で自分の声が聴き取りやすくなり話しやすくなる。

サイドトーンはFPS向けのヘッドホンアンプでは定番とも言える機能ですが、SHIDOのアンプ「002」にはこの機能が付いていません。

なのでサイドトーン機能を使い慣れている方からすると、使いにくく感じてしまうかもしれないです。

イコライザー設定が細かくいじれない!

上でも書いた通り、「SHIDO 002」のイコライザーは6つのプリセットから選ぶのみとなっているので、細かく調整したい方からすると物足りなさを感じるかもしれません。

またPCであれば「Equalizer APO」を使えば詳細な調整が行えますが、PS4の場合はSHIDOのプリセットのイコライザーしか使えないです。

同時に複数の機材から音を出せない!

SHIDOにはUSB-Cで繋いだ機器の音しか出す事が出来ないので、ASTRO MixAmp Pro TRの様に3つの機材から音を出すという使い方は出来ません。

なのでPCのディスコード音声とPS4のゲーム音を同時に流してチャットしながらゲームをしたいと考えている方は気を付けて下さい。




まとめ!

  • 価格以上の品質の良さがあり格好良い和風なデザイン!
  • アンプの操作類がシンプルで手軽に使いやすい!
  • アンプのサイズがとてもコンパクト!
  • 快適なイヤーパッドと軽量な重量で長時間使い続けやすい!
  • クリアな音質とピンポイントな定位で聴き取りがしやすい!
  • イコライザー設定が6つのプリセットだけで手軽に使いやすい!
  • バーチャルサラウンドについてはFPSでは使わない方が良い!
  • フラットな音質でゲーム以外でも使いやすい!
  • サイドトーンが付いていない!
  • イコライザーが細かくいじれない
  • 1つの機材からしか音を出せない

 

この様に「SHIDO」の「001」「002」は本格オーディオメーカーらしいハイクオリティな音を出してくれるデバイスとなっています。

特に高音域のクリアさとピンポイントな定位が抜群で、FPSでの聴き取りがとてもしやすいです。

また音楽鑑賞でも使いやすいフラットな音質なので、FPSとそれ以外の用途も両立して使いたいと言う方にも向いています。

 

一方でサイドトーンが付いていないなど、他のアンプと比べて機能面に見劣りする部分もあるので、人によっては使いにくさを感じるかもしれません。

ただしその分、高音質ながらも価格がFPS向けヘッドホンアンプの中では最安値となっているので、コスパにかなり優れています。

なので細かい機能性よりも音質とコスパを重視する方におすすめです。

 

それでは読んで頂きありがとうございました!

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

 

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

また、物によってはスティック操作に力が入ると固定しきれずに取れてしまう場合があります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「KontrolFreek製のフリーク」がおすすめです。

 

そしてKontrolFreek製のフリークは現在、

の4種類のモデルが存在します。

 

それぞれのモデルの違いについては以下の通りです。

頂部の形状
(指を置く部分)
高さ
Inferno 凹型 10.1 mm(両方)
Galaxy 凹型 11.8 mm(右)
7.6 mm(左)
Edge 凸型 10.4 mm(右)
5.9 mm(左)
Vortex 凸型(右)
凹型(左)
11.3mm(右)
5.6mm(左)
CQC 凹型 6.11mm(両方)

この様な違いがあるので、好みの高さと形状を考えて選ぶのがおすすめ出来ます。

ちなみに左右で長さと形状が違うモデルもありますが、これは逆に付ける事も可能です。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

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