今回は家で使うのにおすすめなギターアンプについて書いていきます。
家庭用アンプの場合は出せる音量に限りがあるので、ただ高額な物を購入すれば良いと言う訳ではありません。
ちなみに文章だけではわかりにくいと思うので、実際に演奏されている動画も貼ってあります。
是非判断材料の一つとして参考にして下さい。
目次
家庭向けギターアンプの選び方
W(ワット)数の違い!
W数=音の大きさ!
W数は消費電力を表していて大きければ大きいほど音が大きくなります。
その為、100Wや150Wなどの大型アンプはとても良い音がしますが防音設備がない場所ではまず使えません。
またアンプと言うのは基本的にボリュームを上げれば上げるほど良い音が出やすく、特に真空管アンプはこの特徴が顕著に出ます。
小さなW数のアンプであれば限界性能に近い音量を出しても100W以上のアンプほど大きな音が出ないので、小さな音でも良い音を作りやすいです。
この様な特徴があるので、出せる音量が限られる一般的な家庭では小さめな1W、大きくても20Wの物を選ぶのがおすすめです。
パワーダウン機能を持つアンプもある!
数十Wの比較的大きな消費電力を持つアンプでも中にはW数を下げる「パワーダウン機能」を持つものもあります。
これによって1Wや0.5Wに下げられるので、そのようなアンプであれば高いW数を持つアンプでも問題なく使い易いです。
この記事ではそのようなアンプも紹介しています。
スピーカーの数とサイズについて
スピーカーのサイズは大きければ大きいほど、付いている数が多いほど低音豊かな音圧あるサウンドが出ます。
ただし、家庭用向けアンプではスピーカーが2個以上付いている物は音が出すぎるのであまりお勧めできません。
この記事ではスピーカーが1つのアンプのみ紹介しています。
またスピーカーのサイズについては家庭用向けのアンプの場合8インチ~12インチの物が多いです。
真空管とトランジスタアンプの違い!
二つの大きな違いは信号を増幅させる物で真空管を使っているかトランジスタを使っているかです。
この信号を増幅させる物によって様々な違いがあり、真空管よりもトランジスタの方が新しくメリットも多いです。
しかしアンプにとって最も大切な音色にも違いがあり、真空管には真空管にしか出せない音があります。
その為、真空管も廃れる事なく人気が高いです。
どちらの音が良いのかは人の好みによって分かれています。
これら二つの特徴は以下の様な事が言えます。
真空管 | トランジスタ | |
特徴 | ・低音豊かな暖かいサウンド
・ピッキングニュアンスが出やすくピッキングが上達しやすい ・衝撃に弱い ・長く使い続けるにはメンテナンスが必要 |
・真空管に比べて壊れにくい (十数年メンテなしで使える場合もある)・高音が強めで音が硬め ・真空管に比べてピッキングニュアンスが出にくい ・人工的に作られた味気の無い音に聴こえる人もいる |
このような違いがあります。
しかしこれらは一般的に挙げられる特徴なので、同じトランジスタでもピッキングニュアンスが出やすいのもあれば、真空管っぽい音を出せる機種も存在します。
また真空管アンプは長く使う場合メンテが必要と書いていますが、私の場合3年近く使用していて壊れたことはありません。
なので家庭用として外に持ち出さずに使うのであればノーメンテでもそれなりに長く使えます。
ただしそれでも衝撃受けさせたり埃などが被らせたりしない様に気を付けて下さい。
ヘッドホンについて!
現在販売されている殆どのアンプでは音が出しにくい場所でも使える様にヘッドホン端子が付いている製品が多いです。
しかし一つ注意点があり、このヘッドホン端子に繋いで音を出したときの音質は、アンプの質だけでなくヘッドホンの性能に依存してしまいます。
その為、ヘッドホンをアンプに繋いで練習しようと思う方は、あまり音を加工せずアンプそのものの音を素直に届けてくれる
「モニターヘッドホン」
も用意しておくのがおすすめです。
ちなみに最もおすすめなヘッドホンは定番ですがSONYの「MDR-CD900ST」になります。
こちらは多くのレコーディングスタジオで使われておりプロのミュージシャンやエンジニアにも愛用者が多いです。
その為音楽業界のスタンダードとも言われており信頼性の高いヘッドホンとなっています。
それでありながらも価格は1万円台と特別高いわけではないのでコスパにも優れます。
小型アンプ
VOX amPlug2 シリーズ
こちらは普通のギターアンプとは違ってスピーカーが付いておらず、ヘッドホンなどを繋いで使用します。
その分とてもコンパクトで外部に音が一切出ないのでどこでも練習する事が可能です。
そしてこのamPlug2には5種類のラインナップがあり、それぞれ音色や歪み易さに違いがあります。
また全モデル共通して9種類のエフェクト
「Chorus 」「Delay」 「Reverb 」
がそれぞれ3種類ずつ入っているので、アルペジオやギターソロなどを心地よく弾きやすくする事が可能です。
更にAUX端子が付いているのでスマホや音楽プレーヤーなどを繋いで、音楽を鳴らしながら弾くことも出来ます。
以下にそれぞれの特徴を書いていくので参考にして下さい。
VOX amPlug2 Clean
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 Clean
その名の通り綺麗なクリーントーンが出しやすいモデルで、オーバードライブによるクランチサウンドにする事も出来ます。
これ単体でガンガンに歪ませるには不向きなので、クリーントーンを求める方におすすめです。
VOX amPlug2 AC30
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 AC30
VOXの有名な真空管アンプ「AC30」をシミュレートしたモデルでUKロック向きな音が出ます。
クリーンからクランチまで出しやすく、上で紹介した「CLEAN」よりも歪ませやすいです。
ただしゲインを0にしても「 CLEAN」の様に完全な歪み無しの音にはなりません。
またこのモデル特有の機能としてトレモロ(音を揺らす)機能が付いています。
クランチサウンドで鳴らしたいと言う方におすすめです。
VOX amPlug 2 Blues
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 Blues
ブルースらしさを出す真空管特有の太くて暖かみがある音色をシミュレートしたモデルです。
クリーンからクランチまで出しやすく「AC30」より更に歪ませやすくなっています。
ただし下で紹介している「Classic Rock」「LEAD」「Metal」などガンガンに歪ませられるモデルほどは歪みません。
ブルースらしいレトロな音色が良い方におすすめです。
VOX amPlug2 Classic Rock
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 Classic Rock
ロックな太いハイゲインサウンドが出しやすいモデルです。
クリーン~ハイゲインまで出せるのでクリーンのアルペジオや歪ませたバッキング、ギターソロの練習などにも使い易いです。
またこのモデル特有の機能として「ミッドブースト」機能が付いています。
ロックな歪みでギターを弾きたいという方におすすめです。
VOX amPlug2 LEAD
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 Lead
基本的な音色は「Classic Rock」と似ていますが、より粘り気の強いリードサウンドを出しやすい音色になっています。
またコンプ感があり音を伸ばした時のノビが良いので単音弾きが気持ちよく弾きやすいです。
「Classic Rock」では単音弾きをした際に音の減衰感があるのでここが一番の違いと言えます。
バッキングよりも単音弾きを弾くことが多いという方におすすめです。
VOX amPlug2 Metal
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 Metal
名前の通りハイゲインなメタルサウンドが出せるモデルです。
同じハイゲインモデルである「Classic Rock」「LEAD」とはまた違った歪みサウンドでエッジ感があります。
ブリッジミュートでズクズクとしたフレーズが弾きやすく、良く歪むのでテクニカルな速弾きフレーズも弾きやすいです。
またこのモデル特有の機能として「ミッドカット」機能が存在します。
これによって更なるドンシャリサウンドにする事が出来るので気持ちよくメタルフレーズが弾きやすいです。
メタルサウンドで弾きたいという方におすすめです。
amPlug 2の比較動画!
MARSHALL MS-2
超小型で低価格なマーシャルアンプです。
クリーンチャンネルとオーバードライブによる歪みチャンネルの2種類あり、真空管に近い粘りのある音を出します。
この大きさながらも十分パワフルな音が出るので、家で練習する分にはとてもおすすめです。
またヘッドフォン端子が付いています。
歪みに関しては音量を上げないと歪みにくいので気を付けて下さい。
置き場所を取らず低コストでマーシャルサウンドが欲しい方に向いています。
ORANGE CR3 MICRO CRASH
コンパクトで低価格なORANGE製ミニアンプです。
基本はクリーンチャンネルですがオーバードライブが付属しているので歪ませる事も出来ます。
またヘッドフォン端子が付いているので音が出せない場合でも使い易いです。
ちなみにつまみがボリュームとトーンの2つしか付いていないので作れる音は幅広くありません。
しかしつまみが少ない分、簡単に良い感じの音が作りやすいです。
コストを抑えたい、簡単に音を作りたい、置き場所に困らない、チューナー付きが良いと言う方におすすめです。
Fender MINI AMP シリーズ
Fender MINI TONE MASTER
Fenderの有名な真空管アンプ「TONE MASTER」をシミュレートした超小型アンプです。
シングルチャンネルのアンプで綺麗なクリーントーンが出しやすく、ゲインを上げる事で歪ませる事も出来ます。
またヘッドフォン端子が付いているので音を出せない時間帯でも使いやすいです
置き場所を取らず低コストでフェンダーサウンドが欲しい方に向いています。
Fender MINI '57 TWIN-AMP
Fender フェンダー ギターアンプ MINI '57 TWIN-AMP
50年代前半のTWEEDアンプをシミュレートしたモデルです。
クリーンからクランチが出しやすくブルージーなサウンドが作りやすいです。
またヘッドフォン端子が付いてます。
手軽にレトロなフェンダーサウンドが欲しい方におすすめです。
Fender MINI 65 TWIN AMP
Fender ミニアンプ Mini '65 Twin-Amp™
60年代のツインアンプを再現したモデルです。
綺麗なクリーンと切れの良いクランチ、歪ませてザラザラしたフェンダーらしいハイゲインサウンドにする事も出来ます。
またヘッドフォン端子が付いているので音を出せない時間帯でも使いやすいです。
コンパクトで低コストなツインアンプサウンドが欲しい方におすすめです。
3つの比較動画
EVH5150 III Micro Stack
EVH / 5150 III Micro Stack Ivory マイクロスタック 電池駆動ギターミニアンプ
エディ・ヴァン・ヘイレンのブランドEVH製の真空管アンプ「5150 III」をシミュレートした小型アンプです。
サイズは小さいながらもかなりの音量が出て良い感じに歪ませられます。
またヘッドフォン端子が付いているので音を出せない時間帯でも使いやすいです。
ハードロックやメタルに使い易い小型アンプが欲しい方におすすめです。
EVH 5150 III Micro Stack Ivory
https://www.youtube.com/watch?v=nezXFVwOiGs
Blackstar FLY 3
Blackstar ブラックスター ギターアンプ ミニ バッテリー駆動対応 FLY3
コンパクトな3W出力のアンプで、ISFコントロールによってUKサウンド、USサウンドどちらの音色にも近づけることが出来ます。
更にディレイが付属しているので簡単に空間系エフェクターを掛ける事が可能です。
またこちらはヘッドフォン端子だけでなくAUX端子が付いているので音楽プレーヤーなどを接続して曲を流しながら弾く事も出来ます。
小型で多機能なBlackstar製アンプが欲しい方におすすめです。
BOSS KATANA-MINI
BOSS / KATANA-MINI KTN-MINI ボス ギターアンプ 電池駆動 ポータブルアンプ
高機能高性能として人気の高いBOSS製の自宅向けアンプ「KATANAシリーズ」の廉価バージョンでとてもコンパクトです。
上で紹介している小型アンプと比べると若干価格が高いですが、その分普通のコンボアンプに迫る音を出してくれます。
EQ調整では「BASS」「MIDDLE」「TREBLE」の3つをいじる事が出来るので、より自分好みのサウンドが作りやすいです。
またディレイエフェクターを掛ける事も出来ます。
更にヘッドフォン端子だけでなくAUX端子も付いているので音楽プレーヤーなどを繋いで音楽を流しながら弾くことが可能です。
コスパに優れる多機能高性能な小型アンプが欲しい方におすすめ出来ます。
ミニアンプ比較動画
ここまで紹介した小型アンプの殆どを試奏して比較している動画を見つけました。
トランジスタ
BOSS KATANA-50
BOSS / KATANA-50 ギターアンプ KTN-50 ボス
エフェクターメーカーとして有名なBOSSのアンプです。
多数のアンプモデリングと最大58種類のエフェクターから同時に最大3つ使えるのが特徴で、刀と名前が付いている通り切れ味の良い音が出ます。
特にBOSSの大型アンプ「WAZA Amp」から受け継いだ「BROWN」と呼ばれるアンプモデリングのクオリティが高いです。
中音域の強い粘りのあるハイゲインながらもギターのボリュームを絞れば綺麗なクリーンやクランチも出せます。
その他WAZA Ampから受け継いだ機能としてスピーカーとキャビネットの響きを変えることも出来ます。
50Wと一見家庭用として大きすぎるように見えますが、パワーダウン機能によって0.5W、25Wに下げる事が出来ます。
多機能高性能なモデリングアンプを探している方におすすめです。
YAMAHA GA15II
クリーンとドライブの2チャンネルを持つ15Wのアンプで家で鳴らすには十分な音が出ます。
またヘッドフォン端子だけでなくAUX端子も付いているので音楽プレーヤーなどを繋いで音楽を流しながら弾くことが可能です。
これだけ十分な機能がありながら今回紹介しているトランジスタアンプの中で最も低価格なモデルとなっています。
コスパに優れたヤマハ製のトランジスタアンプが欲しい方におすすめです。
YAMAHA THR5
ヤマハ製の家庭用向け10Wアンプとして定番なモデルでとても人気があります。
このアンプの一番の特徴として
「CLEAN」「CRUNCH」 「LEAD」「BRIT HI」「MODERN」
5つのアンプシミュレーションと多数の空間系エフェクターが搭載されています。
・CHORUS ・FLANGER ・PHASER ・TREMOLO DELAY
・DELAY ・REVERB ・SPRING REVERB ・HALL REVERB
これだけのエフェクターを使う事が出来るので幅広い音作りが可能です。
ちなみに、このTHRシリーズにはTHR10と呼ばれる上位モデルが存在しており、そちらと比べるとTHR5は少し不便な部分があります。
それについてこのすぐ下のTHR10の項目説明しています。
しかしアンプの音質自体に違いはありません。
また不便な部分がある分、価格がTHR5の方が1万円近く低価格です。
(時期によって多少前後する可能性があります)
なのでこちらで十分と思う方はこちらがおすすめです。
YAMAHA THR10
こちらが上で紹介したTHR5の上位機種です。
THR5と違う点は以下の通りです。
これらの違いが魅力に思う方やお金に余裕のある方はTHR10の方がおすすめです。
Roland MICRO CUBE GX
Roland ローランド ギターアンプ マイクロキューブGX MICRO CUBE GX ブラック
最も素晴らしい製品の証である「Best in Show」を受賞したことがある製品でとても完成度が高いアンプです。
アンプシミュレータが全部で7種類あり、アコギ向けからエレキギター向けのクリーントーン、ハイゲインサウンドまで多彩に揃っています。
更にエフェクターも
「CHORUS」「FLANGER」「PHASER」「TREMOLO」「HEAVY OCTAVE」
の5種類が搭載されており様々な音を作りやすいです。
またiPhoneに専用のアプリを入れて連動させることで好きな音楽を流せるだけでなく曲のピッチやスピードを変更出来ます。
勿論、AUX端子も搭載されているので、iPhone以外の端末を繋いで音楽を流す事も可能です。
さらに録音した演奏をDropboxなどにクラウド共有させることも出来ます。
この様に多機能高性能ながらも価格が比較的低価格なのでコスパに優れるアンプです。
低価格で多機能なアンプを探している方におすすめ出来ます。
Fender FRONTMAN 10G
Fender フェンダー ギターアンプ FRONTMAN 10G 100V JPN DS
低価格なFenderアンプで綺麗なクリーントーンが人気です。
オーバードライブに歪ませることも出来、ブルーズ向きなサウンドが作りやすくなっています。
またヘッドフォン端子とAUX端子も付いているので音楽プレーヤーなどを繋いで音楽を流しながら弾くことが可能です。
コストを抑えてFenderサウンドが欲しいという方におすすめ出来ます。
Marshall MG10CF
Marshall(マーシャル) 2ch コンボギターアンプ 10W MG10CF
低価格なMarshallアンプでこちらは10Wモデルです。
クリーンチャンネルとオーバードライブチャンネルの二種類があり、
綺麗なクリーントーンからマーシャルらしいドンシャリした歪みサウンドにする事も出来ます。
またヘッドフォン端子とAUX端子も付いているので音楽プレーヤーなどを繋いで音楽を流しながら弾くことが可能です。
コストを抑えてMarshallサウンドが欲しいという方におすすめ出来ます。
Marshall MG2CFX
Marshall製のデジタルエフェクト内蔵アンプです。
2Wの低出力アンプなので家でも性能をフルに使いやすく迫力ある音で弾く事が出来ます。
搭載されているエフェクトは以下の物です。
これだけの空間系エフェクトが搭載されているので幅広い音作りが可能です。
また、チューナーが付いているのでこのアンプとギターさえあれば弾く事が出来ます。
低価格ながらも低出力で多機能なMarshallアンプが欲しい方におすすめです。
Marshall MG15CFX
Marshall(マーシャル) 4ch デジタル・エフェクツ & プログラマブル・コンボギターアンプ 15W MG15CFX
上で紹介した「MG2CFX」の15Wモデルです。
出力W数以外に異なる点は以下の通りです。
これらによってMG2CFXよりも幅広い音作りが出来ます。
低コストでMarshallアンプで音を作り込みたいという方におすすめです。
VOX Pathfinder 10
VOX ヴォックス コンパクト・ギターアンプ 10W Pathfinder 10
5,000円以下で購入出来る低価格なVOX製アンプです。
クリーントーンがとても綺麗でオーバードライブスイッチを入れれば荒々しく歪みます。
またヘッドフォン端子が付いているので音があまり出せない夜間でも使い易いです。
低価格なVOX製アンプ、クリーントーンが綺麗なアンプが欲しい方におすすめできます。
VOX MINI5 Rhythm
アンプ・モデルが11種類、エフェクターが8種類入っているので色々な音作りがしやすいです。
また「Rhythm」と名前が付いている通り、このアンプはリズムパターンを鳴らす事が出来ます。
パターンは全部で99種類ありテンポも変えられるので、その時の気分や練習したい物を選べるので飽きずに練習がしやすいです。
搭載されているアンプモデル、エフェクター、リズムパターンは以下の通りです。
これだけの物が搭載されているので下の動画の様に1人セッションして遊ぶ事も出来ます。
そして価格も低価格なので多機能なコスパに優れたアンプが良い方におすすめです。
VOX VT20X
VOX ヴォックス モデリング・ギターアンプ 20W VT20X
デジタルとアナログのハイブリッドアンプです。
アナログ回路が搭載されている事によって普通のモデリングアンプよりもリアルな真空管サウンドが再現されています。
またエフェクターも搭載されているのでこのアンプ一つで様々な音色を作る事が可能です。
アンプモデリングとエフェクターの種類は以下の通りです。
これだけ便利なハイブリッドアンプですが、1万円前半程で購入出来るのでコスパにも優れます。
1つのアンプで様々な真空管アンプの音を出したいと言う方におすすめです。
Blackstar ID:Core Stereo 10
Blackstar ブラックスター ギターアンプ コンボ ID:Core Stereo 10
2×5Wの10WのBlackstar製アンプで、
「Clean Warm」「Clean Bright」「 Crunch」「Super Crunch」「OD1」「OD2」
の合計6つアンプシミュレートが入っています。
これらのアンプシミュレートの完成度は高く、Blackstar特許のISFコントロールによって簡単に良い音が作りやすいです。
またエフェクターも
「モジュレーション」「ディレイ」「リバーブ」
がそれぞれ4種類の合計12種類搭載されています。
勿論ヘッドフォン端子とAUX端子も搭載されているので音楽を流しながら弾く事も可能です。
多機能で簡単に音が作りやすいBlackstar製アンプが欲しい方におすすめ出来ます。
真空管
BLACKSTAR HT-1R
1Wと低出力な真空管アンプで家でも性能を発揮させて使い易いです。
家庭向けアンプなので見た目はあまり大きくありませんが、真空管らしい暖かみあるサウンドが出ます。
2チャンネル仕様になっており綺麗なクリーントーンが出しやすく、
歪みではトランジスタアンプでは出しにくい低音が良く出るので迫力があります。
EQは3バンドではなくBLACKSTAR特有のISFコントロール一つのみですが、逆にこれによって簡単に良い音が作りやすいです。
もしEQをもっと調節したいと思うのであれば、別でイコライザーのエフェクターを用意するか、これの上位モデルである「HT-5R」を選ぶのがおすすめです。
HT-5Rについては下で紹介しています。
家でも使い易い低出力な1Wアンプを探している方におすすめです。
BLACKSTAR HT-5R
上で紹介した「HT-1R」の5Wバージョンで、EQが「BASS」「TREBLE」「MIDDLE」の3チャンネル仕様になっています。
これによってEQが1つしかないHT-1Rよりも自分好みの音が作りやすいです。
またW数が5Wに上がっている事とサイズが少し大きくなっていることで、より低音が豊かになりスタジオに置いてある大きな真空管アンプにより近い音が出ます。
その為、スタジオなどに持ち込むエフェクターの音を大型真空管アンプで使う事を想定して作りやすいです。
家庭でも本格的なチューブサウンドを出したいという方におすすめ出来ます。
Marshall DSL1C
1Wの真空管Marshallアンプで、スタジオにも良く置いてある「JCM2000」系統の音が出ます。
また1WアンプながらもEQが3バンド使用になっており細かく音を作り込みやすいです。
そしてパワーダウン機能を使用すれば、ただでさえ低出力である1Wが0.1Wへ下げる事が出来るので、家でも性能をフルに発揮させて使い易いです。
チャンネルはClassic Gain(クリーン~クランチ)とUltra Gain(ハイゲイン)の2チャンネル仕様になっています。
低出力ながらもJCM2000系統の暖かみある真空管サウンドが出るので、スタジオでJCM2000を使う事を想定してエフェクターなどの音を作る事にも使いやすいです。
家でも本格的なMarshallサウンドを出したい方におすすめ出来ます。
Marshall DSL5C
DSL1Cの5Wモデルです。
スピーカーが大きくなっていることによってより低音豊かな音が出ます。
またパワーダウン機能を使えば1W出力にする事が出来るので、家庭でもとても使いやすいです。
家庭でも本格的なMarshallサウンドで弾きたいという方におすすめです。
BUGERA V5
5Wの真空管アンプでパワーダウン機能により1W、0.1Wにする事が出来ます。
知名度はあまりありませんが、自宅練習用フルチューブアンプとしてはとても人気です。
暖かく柔らかいサウンドが特徴的で小型ながらも出音はフルチューブアンプそのものとなっています。
特にクリーンが綺麗でゲインを上げれば太くてコシのあるクランチサウンドも出す事も可能です。
ただしこのアンプだけでメタル向けなハイゲインサウンドは出来ないので、その場合は歪みエフェクターを繋げるのが良いです。
ジャズやブルース向けな真空管アンプを探している方におすすめです。
ちなみに2018年4月時点ではサウンドハウスでしか適正な価格で販売されていないので気を付けて下さい。
VOX AV15
こちらはモデリングアンプですが、プリアンプ部に真空管が搭載されています。
これによって8種類の真空管サウンドを8種類のアナログ・プリアンプ回路でシミュレートしているので、真空管の弾き心地を上手く再現出来ています。
また空間系エフェクターも3種類搭載されているので、このアンプ一つで音を作り込むことが出来ます。
プリアンプ回路の種類とエフェクター以下の物です。
・CLEAN1、CLEAN2
・CRUNCH1、CRUNCH2
・OD1、OD2
・H.GAIN1、H.GAIN2
この様になっているのでクリーンからクランチ、ハイゲインサウンドまで様々な音色を真空管サウンドで作る事が可能です。
基本的に真空管アンプはそのアンプの音色一つしか作れないという物が多いので、この点が「VOX AV15」の一番のメリットと言えます。
また完全なチューブアンプではないのもあって、真空管アンプの中ではとても低価格なのもよい点です。
真空管サウンドを出すモデリングアンプを探している方におすすめできます。
https://www.youtube.com/watch?v=nroS76MqID4
まとめ!
・W数が大きすぎるアンプは家庭用には不向き!
・W数を下げるパワーダウン機能を持つ高出力アンプも存在する!
・スピーカーの数、大きさが大きいほど迫力あるサウンドが出る!
・トランジスタの方がメリットが多いが、真空管にしか出せない自然な音がある!
・ヘッドホンをアンプに繋いで使用する場合はモニターヘッドホンを使用するのがおすすめ!
色々書いてきましたが、アンプの良し悪しはその人がどう思うのかによるところが大きいです。
一般的に人気なアンプでも人によってはあまり良くないと感じてしまう場合もあります。
その為、最終的な決断は出来るだけ一度試奏してから決めるのがおすすめです。
しかしアンプの場合は近くの楽器屋に置いていないという事も珍しくありません。
その場合は色々な演奏動画を見まくって判断材料を増やしていくのがおすすめです。
それでは読んで頂きありがとうございました!