
Pixioの「PX279 Wave」は、27インチと少し大きめなサイズのフルHDゲーミングモニターです。
240HzのリフレッシュレートにFast IPSパネルを組み合わせ、動きの速いゲームでも映像を滑らかに表示させやすく、更に発色の良さにも優れています。
そして、
の4色展開で、スタンドや付属ケーブルまでカラーが統一されているデザイン性が大きな特徴です。
また27インチ/240Hz対応モニターとしては比較的低価格なのも魅力の一つです。
今回は「PX279 Wave」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 27インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | Fast IPS |
| 解像度/Hz | FHD / 240Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG)※Overdrive最大時 |
| 色域 | 110.26% sRGB 93.5% DCI-P3 |
| 輝度 | 350nit |
| コントラスト比 | 1,000:1 |
| HDR | 対応 |
| 対応端子 | DisplayPort 1.4 × 1 HDMI 2.0 × 2 イヤホンジャック(3.5mm)× 1 |
| スピーカー | 3W × 2 |
| スタンド調整 | チルトのみ(前5°・後15°) |
| VRR | AMD FreeSync Premium |
| 保証(日本国内) | 2年間 |
メリット
ミドルクラスのGPUでも240Hzの恩恵を受けやすいFHD解像度
FHDはWQHDや4Kと比べてGPUへの描画負荷が小さく、ミドルクラスのグラフィックカードでも240fps前後の高フレームレートを出しやすいのが強みです。
「高リフレッシュレートのモニターを買っても、GPUの性能が足りずフレームレートが出ない」
という状況になりにくいため、PCの構成をまるごと見直すことなく240Hzの恩恵を体感したいユーザーに向いています。
そしてこの240HzはFPS系のゲームをプレイする場合にメリットを体感しやすく、
- 視点移動が滑らかになってエイムがしやすくなる
- 遅延が少なくなる
- 素早く動くものの残像感が減って見やすくなる
など有利な環境でプレイが出来ます。
FPSを中心にプレイするプレイヤーで解像度よりもフレームレート重視したい人に向いたスペックと言えます。
Fast IPSパネルで鮮やかな発色と高速性能
IPSパネルと言えば応答速度が速くないと言う欠点が挙げられがちですが、「PX279 Wave」は応答速度が速められたFast IPSが採用されています。
これによって1ms (GTG)と言う応答速度を持っており、このGtG(Gray-to-Gray)は、色の切り替え速度を厳格に測定した数値です。
なので、「実用レベルで速い」と言うことの証明なのでFPS系など少しでも低遅延が求められるゲームと相性が良いです。
それに加えてIPSパネルによる発色の良さと広視野角も持ち合わせているので、競技性の高いゲームからそれ以外の用途まで幅広く使いやすいです。
スタンドや付属ケーブルまで色が統一されたカラーバリエーション
「PX279 Wave」は、ブラック・ホワイト・パステルブルー・パステルピンクの4色から選べるカラーバリエーションを用意しています。
特徴的なのは、本体カラーだけでなくスタンドや同梱のケーブルまで同じカラーに統一されている点です。
パステルブルーやパステルピンクは一般的なゲーミングモニターではほとんど見られない選択肢なので、デスク環境のインテリアにこだわりたい方に向いています。
HDMI 2.0×2+DisplayPort 1.4×1の3系統で、PC・ゲーム機をまとめて接続できる
低価格モデルだとHDMIが一つしか無いと言った事が珍しくありませんが、「PX279 Wave」はHDMI 2.0が2系統、DisplayPort 1.4が1系統の計3系統を備えています。
これによって例えば、DisplayPortでデスクトップPCを接続しながら、HDMIの2系統にPS5とNintendo Switchをそれぞれつないでおくといった使い方が可能です。
なので3台の機器で一つのモニターを兼用したい方にも向いています。
3W + 3Wスピーカー内蔵
モニターでは省略されがちなスピーカーですが、「PX279 Wave」は3W + 3Wのスピーカーを内蔵しています。
なので、とりあえずの音は出せるので動画視聴や作業用BGMなど、音質を求めない使い方であれば十分に感じられると思います。
それであれば別途外部スピーカーを用意する必要が無く、デスク上をシンプルに保てます。
とは言え3W + 3Wは出力が低く、ただでさえモニター内蔵スピーカーは音質が良く無いので、
- FPSでの音の聞き取りやすさが欲しい
- ゲーム・映画・音楽などを迫力あるサウンドで楽しみたい
と言う場合は、ヘッドセットや外付けスピーカーを使うのがおすすめです。
デメリット・注意点
スタンド調整はチルトのみ
「PX279 Wave」のスタンドは調整できるのがチルトのみとなっています。
なので「高さ調整」や左右の向きを変える「スイベル」、画面を縦にする「ピボット」機能は無いので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方をしたい場合はモニターアームが必要に感じると思います。
27インチ/フルHDで画素密度が低め
フルHDを27インチで表示すると約82ppiと粗めになり、文字などの輪郭がギザついて見えることがあります。
他にも映像や画像などの質感も甘く感じやすいので、フルHDで精細さを重視するなら24インチ以下のモデルを選ぶのがおすすめです。
もし27インチの大画面と精細さを両立したいのであれば、コストは高くなりますがWQHD/27インチモニターを選ぶと良いです。
HDR対応としては輝度は控えめ
「PX279 Wave」はHDRに対応していますが、本格的なHDR体験を求める場合、輝度350cd/㎡という数値は控えめと言えます。
勿論、一般的なSDRコンテンツを楽しむ分には十分すぎる明るさですが、太陽の眩しさなどの「突き抜けるような明るさ」を期待すると、少し物足りなさを感じるかもしれません。
ちなみに一般的には輝度600cd/㎡以上でHDR効果を実感しやすいと言われているので、もし高いHDR体験を求めるのであれば、
- HDR600、HDR1000以上などの認証を取っているモデル
- 有機ELでDisplayHDR True Black 400以上を所得しているモデル
などを検討するのがおすすめです。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- コストを抑えて240Hz環境を構築したいFPSゲーマー
- FHDで高フレームレートを安定させたい人
- ホワイト・パステルブルー・パステルピンクなど、デスク環境のカラーコーディネートにこだわりたいゲーマー
- 27インチ/フルHDによる画素密度の低さが問題無い方
- PCとPS5・Nintendo Switch 2など、1台のモニターで3台兼用したい人
おすすめしにくい人
- テキスト編集・資料作成など文字を読む作業が多い人(27インチFHDは解像度感で不満が出やすい)
- スタンドの高さや角度を細かく調整したい人
- FPSでの使用感重視で視線移動を最小化した24インチ環境を求めている人
まとめ
この様に「PX279 Wave」は、240Hz・Fast IPS・FHDの組み合わせを低価格で実現したゲーミングモニターです。
そしてゲーミングモニターとしては珍しいパステルカラー展開と、スタンド・ケーブルまで統一されたデザイン性は、他のモニターには中々ないポイントです。
一方で、スタンドがチルトのみ、27インチFHDの低ピクセル密度といった点は、購入前に自分の使い方と照らし合わせておく必要があります。
FPSをメインにプレイするPCゲーマーで、コストを抑えながら240Hz環境を整えたい人には、有力な選択肢のひとつになり得るモデルです。
そしてデスクのカラーコーディネートにこだわりたい人にとっても、他にはない選び方ができるモニターと言えます。












