
「AMZG32C3Q」は、32インチの大画面にWQHDと最大180Hzを組み合わせた、没入感と視認性に優れた湾曲ゲーミングモニターです。
VAパネルならではの高コントラストに加えて、1500Rの曲面による見やすさも狙えるため、
「迫力のある映像でゲームや動画を楽しみたい」
「大画面で作業もしつつ、リフレッシュレートも妥協したくない」
という人にピッタリな一台と言えます。
更にスペックに対してとても低価格なのに加えて保証も手厚いのも魅力だと思います。
今回は「AMZG32C3Q」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
| スペック | |
|---|---|
| サイズ | 32インチ |
| 形状 | 曲面1500R |
| パネル | VA |
| 解像度&Hz | WQHD/180Hz |
| 応答速度 | 1ms(OD) |
| 色域 | DCI-P3 90% sRGB 120% |
| 輝度 | 300cd/㎡ |
| コントラスト比 | 3500:1 |
| HDR | 対応 |
| 対応端子 | HDMI 2.0×2 DisplayPort 1.2×2 3.5mmイヤホンジャック |
| スピーカー | 内蔵 |
| スタンド調整 | チルト:-5°〜+15° |
| VRR | Adaptive Sync |
| 保証 | 5年 |
良い点
WQHD/180Hzのバランスの良さ
32インチと大きめながらもWQHDと高めな解像度なので、画素密度が保たれて輪郭のはっきりした画質で映してくれます。
これによって文字の輪郭も保たれ読みやすく、一度に表示できる情報量も多いので、ゲームだけでなく普段使いや作業用途でも扱いやすいです。
さらに180Hz対応により、視点移動やエイム時の映像が滑らかになりやすく、FPSやなど動きの速いジャンルで快適さを実感しやすいです。
またWQHD/180Hzと高すぎない解像度とリフレッシュレートなので、超ハイスペックPCで無くてもモニターの性能を最大限発揮させやすくなっています。
WQHD/180Hzとしては珍しい32インチの大型サイズ
WQHDモニターと言えば27インチクラスが最も多く、特に180Hz以上のモデルの場合は殆どが27インチです。
しかし「AMZG32C3Q」は32インチと大きめなサイズとなっています。
これによってゲームや映像では大画面の迫力感を体感しやすく、作業時などではウィンドウを2つ並べてもそれぞれ大きなサイズで表示出来るので視認性が良いです。
VAパネルによる高コントラスト
「AMZG32C3Q」はVAパネルを採用しているため、IPS系パネルと比べてコントラストが高く、黒がしっかり沈みやすいのが魅力です。
暗いシーンで黒が浮きにくく、ゲームの暗いシーンや映画・動画鑑賞でも映像にメリハリが出やすく、没入感を高めてくれます。
「黒の締まり」や「落ち着いた画作り」を重視したい人にVAは特に相性が良いです。
曲率1500Rによる視認性の良さ
1500Rの曲面なので、画面の端まで視線移動したときでも距離感がズレにくく、見やすさに繋がるのがポイントです。
特に32インチのような大きめサイズでは、平面だと左右端が遠く感じて視線移動が増えがちですが、1500Rなら画面全体が視界に入りやすく、中央〜端まで自然に追いやすくなります。
そしてゲームでは視界が包み込まれるような没入感が得やすく、作業でも左右のウィンドウや情報が見渡しやすいので、大画面と曲面は相性が良いです。
スピーカー内蔵
本体にスピーカーを内蔵しているので、別でスピーカーやヘッドホンを用意しなくても音を出せます。
なので動画視聴やちょっとしたゲームなど、とりあえず鳴ればOKな場面には十分です。
ただしモニター内蔵のスピーカーは単体の物と比べて音質に劣るので、拘りたい方は別で外部スピーカーやヘッドホンを用意するのがおすすめです。
人によっては気になる点
HDR対応としては輝度が300cd/㎡と低め
HDRに対応していますが輝度が300 cd/㎡と、HDRにしては低めになっていて、HDR400などの認証もありません。
一般的にHDRは輝度600cd/㎡以上で効果を実感しやすいと言われているので、「AMZG32C3Q」のHDRは控えめと思っておいた方が良いです。
もし高いHDR体験を求めるのであれば、
- HDR600、HDR1000以上などの認証を取っているモデル
- 有機ELでDisplayHDR True Black 400を所得しているモデル
などを検討するのがおすすめ出来ます。
スタンド調整はチルトのみ
スタンド調整はチルトにしか対応していないので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方をしたい場合はモニターアームが必要に感じると思います。
27インチ/WQHD、32インチ/4Kなどを見慣れていると粗さを感じる可能性がある
32インチでWQHDの場合、画面が大きい分画素密度が約92ppiとフルHD/24インチクラスと同じ密度になります。
なので
- 27インチWQHD(約109ppi)
- 32インチ4K(約138ppi)
のような高精細な表示に見慣れている場合、32インチWQHDの粗さが気になりやすいです。
特に27インチWQHDなどとマルチモニター環境にして使う場合は直に見比べる事になって画質の粗さが気になりやすいので気を付けて下さい。
こんな人におすすめ!
- 低コストで32インチ/WQHD/180Hzモニターが欲しい方
- 低価格モデルでも保証がしっかりした物が欲しい方
- 27インチ/WQHD、32インチ/4Kなどを見慣れていない、同時に使う予定では無い方
この様に「AMZG32C3Q」は、32インチの大画面でWQHD/最大180Hzを楽しめる、迫力と滑らかさを両立した曲面ゲーミングモニターです。
VAパネルの黒の締まりや高コントラスト、1500R曲面による見やすさも相まって、ゲームや動画を没入感重視で楽しみたい人に向いた一台と言えます。
一方で、32インチWQHDは画素密度が高い部類ではないため、27インチWQHDや32インチ4Kに慣れている人は文字のクッキリ感に物足りなさを感じる可能性があります。
また、スタンド調整がチルトのみなど、設置環境によっては工夫が必要な点も要チェックです。
「WQHD×大画面×高リフレッシュレートをコスパ良く導入したい」
という人は検討してみてください。









