
最近では、
- 4K/165Hz以上
- WQHD/240Hz以上
など、解像度とHzの両方が高いモデルが多いですが、「フルHDでしっかり高フレームレートを出したい」という人もいると思います。
PHILIPSの「24M2N3200L/11」そんな方にお勧めなモデルで、比較的低価格ながらも、フルHD/180Hz/Fast IPS/1ms(GTG)と十分FPS系ゲームをやり込めるスペックを備えています。
今回は「24M2N3200L/11」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
| スペック | |
|---|---|
| サイズ | 23.8インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | Fast IPS |
| 解像度&Hz | フルHD/180Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) 0.5ms(MPRT / Smart MBR) |
| 色域 | sRGB 約126% DCI-P3 約93% NTSC 113% Adobe RGB 110% |
| 輝度 | 300 cd/㎡ |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| HDR | 対応 |
| 対応端子 | HDMI 2.0 ×1 DisplayPort 1.4 ×1 ヘッドホン出力 |
| スピーカー | なし |
| スタンド調整 | チルト:-5〜20° |
| VRR | Adaptive Sync NVIDIA G-SYNC Compatible |
| 保証 | 5年 |
良い点
23.8インチのフルHDで画素密度が維持されている
23.8インチ/フルHDでは画素密度が約93ppiで、27インチ/フルHDの約81ppiと比べて粗さを感じにくいです。
またこのサイズ感であれば、スケーリング設定が100%のまま使っても文字が小さすぎ無いので、拡大表示にして表示情報量が減ってしまう心配も殆どありません。
さらに「24M2N3200L/11」はFPS用途を意識したモデルなので、画面がコンパクトな分、端から端までの視線移動が少なくて済むという利点もあります。
そのおかげで、FPSタイトルでは画面端にある、
- キルログ
- ミニマップ
- スキルのクールダウン
などを確認しつつ中央にも集中しやすく、見逃しや目の疲れを抑える事にも繋がります。
なので小さめなモニターはFPSと相性が良いです。
負荷が軽いフルHDで180Hz
180Hzと高めなリフレッシュレートなので滑らかな映像表現が可能になっています。
その為、特にFPS系のゲームでは、
- 低遅延
- 操作感が滑らかになってエイムがしやすく
- 動きが滑らかになって見やすくなる
などメリットが体感しやすいです。
また解像度がフルHDで負荷が軽く、そこそこのPCスペックでも180FPSが出しやすく、モニターのスペックを最大限活かしやすくなっています。
なので高解像度による画質の良さよりも高Hz、高FPSでの環境を重視したい方にピッタリです。
Fast IPSパネルで鮮やかな発色と高速性能
IPSパネルと言えば鮮やかな発色と広視野角に優れている代わりに応答速度が遅めと言われる事が多いです。
しかし「24M2N3200L/11」ではFast IPSと言う応答速度が速められたIPSパネルが採用されているので、1ms(GTG)と高速になっています。
それでいてIPSらしい鮮やかな発色と広視野角も持ち合わせているので画質と高速性能の両方に優れています。
低価格モデルながら5年保証
モニターの保証期間は1年間~3年間などが多いですが、「24M2N3200L/11」は5年間とかなり長くなっています。
特に低価格帯モデルではかなり手厚い保証と言えるので、低コストながら安心感も高いです。
人によっては気になる点
スピーカー無し
本体にはスピーカーが内蔵されていないため、音を鳴らしたい場合は別途スピーカーやヘッドホンなどのオーディオ機器を用意する必要があります。
とはいえ、モニター内蔵スピーカーはそもそも音質があまり良くないことが多く、搭載されていても外部スピーカーを使う人がほとんどなので、大きな欠点には感じにくいと思います。
スタンド調整がチルトのみ
スタンドの可動域はチルト調整のみとなっているため、
-
画面の高さをしっかり目線に合わせたい
-
頻繁に左右の向きを変えたい
-
縦向き(ピボット)で使いたい
といった使い方を考えている場合は、モニターアームが必要に感じると思います。
HDR対応としては輝度が低め
HDR自体には対応していますが、輝度は300 cd/㎡とHDRとしてはやや低めで、HDR400などの公式認証も取得していません。
一般的に、HDRの効果をしっかり体感しやすいのは輝度600cd/㎡以上と言われているため、「24M2N3200L/11」で楽しめるHDR表現は控えめなものと考えておく方が良いでしょう。
もし本格的なHDR映像を重視するのであれば、
-
HDR600・HDR1000以上といった認証を取得しているモデル
-
有機ELパネルで DisplayHDR True Black 400 に対応しているモデル
といった上位クラスのモニターを候補に入れるのがおすすめです。
こんな人におすすめ!
- 低コストでフルHD/180Hz/IPS/1ms(GTG)のモニターを探してる方
- 低価格ながらも保証5年間による安心感が欲しい方
- 高解像度よりもフルHDによるフレームレートの出しやすさが欲しい方
この様に「24M2N3200L/11」は23.8インチ/フルHDという扱いやすいサイズ感に、180HzとFast IPSパネルを組み合わせた、FPS向けのゲーミングモニターです。
またFPS向けとは言ってもIPSパネルなので画質も良く、FPS以外のゲームでも使いやすいです。
そしてここまでのスペックが揃っていながらも低価格で、保証も5年間と長めなのも良い点です。
一方でスピーカー無し、スタンド調整がチルトのみなど低価格故の欠点もありますが、逆にこれらが省かれている事によって価格が抑えられていると考えればメリットにも感じられると思います。
その為、コストを抑えてFPS系ゲームで使いやすいフルHD/180Hzモニターを探してる方におすすめです。










