
「コスト抑えつつFPSをガチでやり込める画質の良いゲーミングモニターを探してる」
そんな方に向いているのがPixioの「PX248 Wave」です。
23.8インチのFast IPS×フルHDに、200Hz/1ms(GTG)の組み合わせで、IPSならではの鮮やかさと高Hzの高速性能も持ち合わせています。
また23.8インチの小さめなサイズはフルHDと相性が良く、FPSゲーマーの方にとってはゲーム画面に集中しやすくなると言う利点もあります。
そしてスペック面に優れているだけで無く、カラーバリエーションが豊富で、自分のPCデスクのインテリアに合うデザインが選びやすいです。
今回は「PX248 Wave」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
性能 | |
---|---|
解像度 | フルHD |
Hz | 200Hz |
パネル | FAST IPS |
表面 | ノングレア |
応答速度 | 1ms (GTG) |
色域 | 79.64% NTSC 112.44% sRGB 82.89% DCI-P3 |
輝度 | 300 cd/m2 |
コントラスト比 | 1000 : 1 |
HDR | 対応 |
スピーカー | 3Wx2 |
対応端子 | DP1.4 (200Hz) x1 HDMI2.0 (200Hz) x1 USB(FW更新用) Earphone Jack (3.5mm) x1 |
スタンド調整 | チルト:前5°~後15° |
VRR | AMD FreeSync Premium G-SYNC compatible |
保証 | 2年間 |
良い点
23.8インチのフルHDで画素密度が維持されている
23.8インチのフルHDは約93ppiと言う密度になっていて、27インチフルHDの約81ppiよりドットの粗さが目立ちにくいです。
また60〜70cm程度の一般的な距離ならWindowsのスケーリング設定が100%でも文字も読みやすい丁度良いサイズ感になっています。
更に「PX248 Wave」はFPS向けモニターと言う事もあるので、サイズが小さい事によって画面端までの視線移動が少ないと言うメリットもあります。
これによって特にFPSではキルログやマップ、スキルの状況などを確認しつつ中央の敵にも集中しやすくなるので、FPSに小さめなモニターは相性が良いです。
FAST IPSパネルで鮮やかな発色と広視野角
FAST IPSは従来のIPSの利点である、
- 自然で鮮やかな色再現
- 上下左右178°の広視野角
これらを保ちながら、応答速度を大幅に高めたパネルとなっています。
その為、応答速度が1ms(GTG)と高速で画質にも優れ、視野角が広い事によってデュアルモニター環境でも使いやすくなっています。
フルHD/200Hz、応答速度1ms(GTG)の高速性能
200Hzと1ms(GTG)の組み合わせにより、映像の動きがとても滑らかです。
これは特にFPS系のゲームでメリットを体感しやすく、
- 素早く視点を振った時や素早い動きの敵の残像感が減る
- 視点操作が滑らかになってエイム操作がしやすく、動かしていて楽しくなる
など、FPSプレイヤーにとってプラスになります。
また「PX248 Wave」の解像度はフルHDなので、WQHDや4Kよりも圧倒的にPCへの負荷が少なく、特別ハイスペックなPCで無くても200fpsも出しやすいです。
その為、FPS向けなゲーミングモニターとなっています。
スピーカー搭載
3Wx2のスピーカーが内蔵されているので別でスピーカーを用意しなくても音を出すことが出来ます。
とは言ってもモニターの内蔵スピーカーは外部スピーカーに比べて音質に劣るので、こだわる方は別で用意するのがおすすめです。
豊富なカラーバリエーション
上の画像の様に2025年10月時点では10種類のカラーバリエーションが用意されています。
その為、デスク周りのインテリアに合ったカラーを選びやすく、理想の見栄えにセットしやすいです。
ここまで様々なカラーが用意されているのでは他には無い特徴だと思うので、この点は「PX248 Wave」の大きな魅力だと思います。
人によっては気になる点
スタンド調整がチルトのみ
上下角度の微調整だけに対応し、高さ・スイベル・ピボットには非対応となっています。
その為、
- 目線の高さに合わせる
- 場面によって向きを変える
- 縦向きで使う
等と言った事は出来ないので、人によってはモニターアームが欲しくなると思います。
USB機能が無し
USB-CやUSBハブ機能などは付いていないので、ノートPCをケーブル一本で繋いで使用すると言った事が出来ません。
ただしUSB機能が無い代わりにコストが抑えられていると考えれば欠点には見えないと思います。
HDR対応ながらも輝度が300 cd/m2と低め
一応HDRに対応していますが、300 cd/m2とあまり高くありません。
一般的にHDRはピーク輝度600cd/m2以上でHDRらしい映像を体感できると言われているので「PX248 Wave」のHDRは控えめと思った方が良いです。
なのでHDR効果の高いモニターが欲しい場合はHDR600やHDR1000の認証を所得したモニターや有機ELモニターを検討するのがおすすめ出来ます。
こんな人におすすめ!
- フルHD/200Hzの高すぎないスペックでコスパに優れたモデルが欲しい方
- 高速性能と画質の良さの両方が欲しい方
- モニター本体のカラーにこだわりたい方
この様に「PX248 Wave」は23.8型/フルHDの見やすさに、Fast IPSの発色と広視野角、200Hz/1ms(GTG) の機動力を乗せたゲーミングモニターです。
その為、FPS系のゲームでは快適なパフォーマンスを発揮し、それ以外のゲームでも鮮やかな発色で高画質を楽しめます。
またサイズが小さい事でフルHDによるぼやけ感が少なく、FPSをプレイする場合は視線移動の距離が減らせると言う利点もあります。
そしてカラーバリエーションが豊富という点は「PX248 Wave」ならではの特徴と言えます。
一方でスタンドはチルトのみ、USB機能無しなど価格が抑えられている代わりに割り切りもありますが、これらは必ずしも必要に感じない方も多いと思います。
その場合は、対応していない代わりに低価格になっていると言うメリットに感じられる筈です。
その為、コストを抑えつつ、フルHD/200Hz/FAST IPSでディスプレイ面のスペックに優れたモニターが欲しい方、本体のカラーにこだわりたい方にお勧めできます。