
KOORUIの「S2741LM」は1台で「HDR1400×高解像度×超高速」を両立したい人におすすめなモニターです。
27インチのFast IPSに4K/160HzとFHD/320Hzのデュアルモードを搭載し、用途に応じて解像度とリフレッシュレートを切り替えられるのが魅力です。
さらに1152ゾーンMini LED × DisplayHDR 1400でハイライトは力強く、高いHDR効果を発揮してくれます。
機能面についてもUSB-C、USBハブ、KVM、PIP/PBPなどに対応しており、ノートPCのドッキングやデバイス共有もスマートにこなせます。
そしてこれだけハイスペックで多機能ながらも値段が安いのでコスパにとても優れたモデルとなっています。
今回は「S2741LM」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
スペック | |
---|---|
サイズ | 27インチ |
パネル | Fast IPS(Mini LED、量子ドット) |
ミニLED分割数 | 1152ゾーン |
解像度&Hz | 4K/160Hz FHD/320Hz |
応答速度 | 1ms |
HDR | HDR1400 |
色域 | 98% DCI-P3 |
輝度 | 550cd/㎡ |
コントラスト比 | 1000:1 |
対応端子 | HDMI2.1*2 DP1.4*1 Type-C*1(DP ALT、90W給電) USB-A*2 USB-B*1 3.5mmオーディオ*1 |
スピーカー | なし |
スタンド調整 | 高さ調整:130mm チルト:-5° ~ 20° スイベル:±30° ピボット:90°(縦横回転) |
VRR | Adaptive-Sync |
保証 | モニター画面は1年間 その他付属品は3年間 |
良い点
4K/160HzとFHD/320Hzを1台で使い分けられる「デュアルモード」
4K/160HzとFHD/320Hzのデュアルモードに対応しているので用途に合わせて最適な解像度とHzを使い分けられます。
例えば、
- 普段のPC作業や画質重視のシングルプレイゲームをプレイする場合は4K/160Hz
- 対人戦FPS系などの競技性の高いゲームではFHD/320Hz
と言った様に使い分ける事で、画質重視と高速性能重視でそれぞれを快適な環境にする事が出来ます。
その為、1台で2台分の役割を持つので、使うモニターは一つだけで様々な用途を快適にしたいという方にピッタリです。
1152ゾーンMini LED×DisplayHDR 1400
1152分割ローカルディミングで暗部はしっかり引き締めつつ、明るい部分と暗い部分のメリハリがしっかりした映像を映してくれます。
更にHDR 1400対応のピーク輝度により、爆発の閃光や逆光の太陽など、明るい部分がとても強く光るため、HDR対応作品のダイナミックレンジを存分に体感できます。
また暗所と明所が同居するシーンでも階調が潰れにくく、細部の描写が豊かなのも魅力です。
Fast IPS(量子ドット)で広色域と高速性能
Fast IPSによる鮮やかで自然な発色に加えて量子ドットとなっているので、DCI-P3 98%と広色域になっています。
なのでゲームや映像などの画質の良さは勿論、画僧や動画編集など色精度を求められる作業でも使いやすくなっています。
加えて通常のIPSよりも応答速度の速いFast IPSなので応答速度にも優れていて、FPS系のゲームとも相性が良いです。
HDMI 2.1に対応
HDMIポートは二つともHDMI2.1となっているので、PS5でも4K120HzとVRRを使用する事が出来ます。
なのでPS5とPCの兼用モニターとしても使いやすいです。
USB-C、USBハブ、KVM、PIP/PBPに対応
「S2741LM」は映像ポートが充実しているだけで無く、
- USB-C
- USBハブ
- KVM
- PIP/PBP
にも対応しています。
これによってノートPCをUSB-Cケーブル一本だけで映像、データ、90W給電が行えるので接続が手軽です。
更にUSBハブに加えてKVMにも対応しているのでUSB-CとUSB-Bに繋いだPCでUSBハブに接続したマウスやキーボードを兼用することも出来ます。
加えて二つの機器の映像を分割して同時表示出来るPIP/PBPにも対応しているので、二つのPCを同時に使用する作業もしやすくなっています。
フル可動スタンドで調整しやすい
スタンドは一通りの可動に対応しているので、思い通りの位置に調整しやすく、頻繁に位置を変えたいと言う人でも使いやすくなっています。
なのでモニターアームが無くても不自由なく使いやすいです。
スペックに対してとても低価格
ここまで書いて来た様に「S2741LM」は、
- HDR1400
- 4K/160Hz、FHD/320Hzのデュアルモード
- ミニLED(1152分割)
- Fast IPS(量子ドット)で画質面と応答速度両方に優れる
- USB-C、USBハブに対応
- KVM対応
- PIP/PBPに対応
- フル可動スタンド
とあらゆる面で優れたモニターとなっていますが、それに対して価格がとても低価格です。
その分、下の項目で書いている欠点もあるので、それらの欠点が納得できるのであれば、コスパ最強のモニターと感じられると思います。
人によっては気になる点
スピーカー非搭載
スピーカーは搭載されていないので音を出すには外部スピーカーやヘッドホンが必要になります。
モニター画面の保証は1年間
その他付属品の保証は3年間となっていますが、モニター画面の保証は1年間のみとなっています。
このクラスのモニターだと3年間の物も多く、長いと5年間のものまであるので、その様なモデルと比べると、長期間使い続けられる安心感が薄いです。
こんな人におすすめ!
- HDR1400対応の4K/160Hz、FHD/320Hzのデュアルモード対応モニターが欲しい方
- 4KとフルHDを一つのモニターで使い分けたい方
- コストを抑えつつハイスペックなモニターが欲しい方
この様に「S2741LM」は、
- 4K/160Hzの精細さとFHD/320Hzの速さ
- Fast IPS+量子ドットの広色域と高速性能
- 1152ゾーンMini LED × DisplayHDR 1400のメリハリ
これらを一台に凝縮した万能型の27インチモニターです。
その他にもUSB-C+USBハブ機能でデスク周りをシンプルに保てるうえ、KVM+PIP/PBPで同時作業も可能、可動スタンドで使い勝手も良いです。
一方でスピーカー非搭載なのと、モニター画面の保証が一年間と言う点が心配に感じる方は多いかもしれません。
その為、これらの欠点を考慮しつつスペックに対して低価格でコスパ最強モニターが欲しいと言う方にお勧めできます。