今回はゼンハイザーによるPC向けのゲーミングヘッドホンアンプ「GSX1000」のレビューを書いていきます。

ちなみに今回はどこかから提供された訳では無く自分で購入した物になります。

先にこのアンプの感想を一言でまとめると、

優れたサラウンド機能や定位と細かい音が聴き取りやすいFPS特化のヘッドホンアンプ

と言う印象を持ちました。

それでいてイコライザーをFPSにしなければ極端な音質にならないので、音楽鑑賞や映画鑑賞などでも使いやすいです。

また使い方がとても簡単で手軽なので、初心者の方にも使いやすいヘッドホンアンプになっています。

この記事では特徴や実際に使った感想を書いていくので、購入検討中の方は是非参考にして下さい。

GSX1000とGSX 1200 Proの違いについて!

まずレビューについて書く前に、この二つの違いが気になる方もいると思うので、これについて書いていきます。

先に書いてしまうとこの2つは性能自体は全く同じで音質の違いなどはありません。

1つ大きな違いとして「GSX 1200 Pro」では「デイジーチェーン」に対応しています。

デイジーチェーンとは?
複数の「GSX 1200 Pro」同士を接続して、ローカル上で遅延が少ないボイスチャットを使える様にする機能の事。

なので一般的な家庭で1人で使う場合では全く必要の無い機能です。

ちなみにこの機能はプロゲーマーのオフライン大会でのボイチャ環境を作るために使われています。

なので普通の方であれば「GSX 1200 Pro」では無く「GSX1000」を選ぶのがおすすめです。

開封と内容物!

  • GSX1000本体
  • USBケーブル
  • 説明書
  • 注意事項

入っている物は上記4点しかありません。

前面はディスプレイになっていて、ここでタッチ操作などをする事で設定を変更する事が出来ます。

本体の下には斜めに傾く様にする収納型の支えが付いていて、これのお陰で視認性と操作性が良いです。

入力については全て本体の上側に付いていて、

  • USB接続
  • スピーカー接続
  • マイク接続
  • ヘッドホン接続

これらを繋ぐ為の差込口が付いています。

そして右側にはマイクの入力音量を調整するダイヤルが付いています。

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使い方について!

この記事では使用した感想について書いていきたいと思ったので、詳しい使い方については以下の記事でまとめています。

使い方や操作方法、おすすめな設定について知りたい方はそちらを参考にして下さい。

使い心地の感想

ハイテク感溢れる操作性が新鮮!

GSX1000」にはボタン類が一切付いておらず、タッチ操作とダイヤル操作しかありません。

また少し時間が経つと画面が暗くなるのですが、手をかざすと画面が明るくなってスリープ状態が解除します。

なので他のアンプには無いハイテク感溢れる操作性が感じられます。

だからと言って扱いが難しい訳では無く、むしろ設定内容が画面に全て表示されているのでとても簡単です。

またタッチの誤認識や反応が悪いという事も発生しないので不自由無く使えます。

その為、操作性にとても優れたアンプだと感じました。

イコライザー設定を自分で作り込む必要が無く手軽!

GSX1000」では細かくイコライザーを調整する機能は無く、予め用意された4つのイコライザー設定から選択します。

ちなみに用意されているプリセットとその簡単な内容は以下の通りです。

  • デフォルト
  • FPS向け(低音控えめ中高音強調)
  • 音楽鑑賞向け(低音強め)
  • 映画鑑賞向け(低音強め少し中高音控えめ)

この様に用途別に作られており、自分が使いたい用途に合わせて選択するだけなのでとても手軽です。

しかし逆を言えば、自分好みに細かくいじれないのがデメリットに感じる方もいると思います。

その場合はフリーのイコライザーソフト「Equalizer APO」を使えばかなり細かく調整出来る様になるので、そちらを使用するのがおすすめです。

PCにソフトを入れず本体操作だけで済むので手軽!

多くのPC向けゲーミングデバイスでは、PCに専用のソフトウェアをインストールし、それで設定や機能を使うと言う事が多いです。

しかし「GSX1000」ではPC専用アンプでありながらも、特にソフトウェアなどをインストールする必要が無く、本体をPCに繋いでPCのサウンド設定を行うだけで使用できます。

個人的に既にキーボードの「REALFORCE」やマウスの「G502WL」などで、様々なソフトウェアをインストールしているので、これ以上管理するソフトが増えなくて良いと思いました。

なのでこの点についても手軽さが重視されていると感じます。

サイズがコンパクトでスペースを取らない!

サイズが縦横10cmの正方形ととてもコンパクトなので、机の上をスペースを取らず使いやすいです。

個人的に購入する前はもっと大きいと思っていたので、実物を初めて見た時はそのコンパクトさにとても驚きました。

なので机のスペースが広くないという方でも使いやすいと思います。

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音質の感想

音質がクリア + 定位が正確で聴き取りやすい!

音質についてはとてもクリアで、定位もバッチリです。

なので自分は最近「Apex Legends」をプレイしているのですが、近くにいる敵の位置やその敵がどんな行動をしているのかも音だけで把握しやすいです。

ちなみにイコライザー設定は

  • サラウンドを使う場合は「FPS」
  • サラウンドを使わない場合は「デフォルト」

と言う選択が聴きやすく感じました。

 

この理由については、サラウンドを使うと低音が増幅するので、低音を思いっきりカットする「FPS」が1番相性がよく感じる為です。

逆にサラウンドを使わない場合は低音が増えないので、FPS設定だと低音がスカスカになり過ぎます。

また中高音が目立ちすぎて少し耳が痛いサウンドになってしまいます。

なので最も平均的な設定であるデフォルトが良く感じました。

しかし聴こえ方についてはその人の感覚や使うヘッドホンによって大きく変わるので、実際に色々試すのがおすすめです。

バーチャルサラウンドの性能がとても良く、細かい音が聴き取りやすくなる!

バーチャルサラウンドについては製品によって性能差が存在しており、粗悪な物だと残響しすぎて方向と距離感が全く分からなくなったり、お風呂場の様に聴こえてしまう事もあります。

しかし「GSX1000」では「バイノーラルサウンドレンダリング」とサラウンド機能が製品の特徴として前面的に押されていることもあり、とても良く聴こえます。

具体的にその良さを説明すると、ステレオでは点から音が音が出力されるのに対して、サラウンドでは現実世界の様な自然な定位表現になります。

 

またサラウンドによる残響音の増加によって細かい音がより聴こえやすくなるので、足音以外の敵が立てた音も聴きやすいです。

個人的には下の項目で説明する使い方をしない限りは、ステレオで使うよりもサラウンド機能を使った方が聴き取りしやすく感じます。

次の項目ではこのサラウンド機能を使う以上に聴き取りやすい方法について説明していきます。

音質を重視するなら「24ビット、96000Hz(スタジオの音質)」で使うのがおすすめ!

この設定ではサラウンド機能を使う事が出来ませんが、それ以上に音質が段違いに良くなって聴き取りがしやすいです。

こちらの設定方法を使い続けてからサラウンド機能が使える「16ビット、48000Hz(DVDの音質)」に戻してみると音の不鮮明が目立ちます。

なので音質と音の聴き取りを重視するのであればこの設定で使うのがおすすめです。

 

しかし一つ大きな欠点としてこの設定にしてしまうとサラウンド機能だけでなく、「イコライザー機能」と「サイドトーン機能」も使えなくなってしまいます。

一応イコライザーについては外部のフリーソフトである「Equalizer APO」を使えばカバー出来ますが、サイドトーン機能は使えません。

なので機能の制限が気になる方は気を付けて下さい。

 

ちなみにこの設定方法については以下の記事で解説しているので試したい方は是非参考にして下さい。

音楽鑑賞でも使いやすい!

イコライザー設定を「FPS」にしない限りは極端な音質設定では無いので、ゲームだけで無く音楽鑑賞などでも使いやすいです。

ただしイコライザー設定の「音楽」は低音がかなり持ち上がって、低音が出すぎて聴きづらく感じる曲もありました。

なので個人的にはデフォルト設定が一番無難で幅広いジャンルで使いやすかったです。

 

ちなみに音楽鑑賞での音質を求めるのであれば上で紹介した、

24ビット、96000Hz(スタジオの音質)

の設定で使用するのがおすすめ出来ます。

と言うのもこの音質の違いはゲームよりも音楽鑑賞時の方が体感しやすく、これに高性能な音楽鑑賞向けヘッドホンを組み合わせればかなり高品質なサウンドを体感できます。

なので実際に購入した方は是非試してみて下さい。

自分のマイク音声をノイズ無く伝えられる!

マイクの音質については特別良いという訳ではありませんが悪いという訳では無く、ノイズも無い状態で伝えられます。

なのでPC直指しよりも遥かに良い音質で自分の声を伝えられるので、ボイチャ用途であれば十分です。

この点はFPS向けアンプとして役割をしっかり果たしていると思います。

注意点と人によっては気になる点!

イコライザー設定が外部ソフトを使わないと細かくいじれない!

多くの人が「GSX1000」の欠点として思い浮かぶのがこれだと思います。

元から用意された4つのイコライザー設定から選ぶだけ

と言うのは確かに手軽で誰もが使いやすい仕様だと思いますが、人によってはもっと自分好み、または使うヘッドホンに合わせたイコライザー設定にしたいと感じるかもしれません。

しかしこの点については外部のフリーイコライザーソフト「Equalizer APO」を利用すれば解決できます。

このソフトを使えばかなり細かく音を調整できるようになるので、固定のイコライザーが気に入らない方は是非試してみて下さい。

レビューなどで良く言われる不具合について!

今回私自身はAmazonで「GSX1000」を購入したのですが、購入前にAmazonレビューを読んでいると不具合を報告している人が何人か確認できました。

これらは個人的にとても気になっていて実際に使う前は、

本当にしっかり使える製品なのか?

と少し心配がありました。

恐らく現在購入検討中の方も気になっている方が多いと思うので、実際に使ってみてわかったそれらの不具合の実状や原因について説明していきます。

ただし結論から言えば、私自身それらの不具合は特に問題無かったので安心しました。

PCを起動しても起動しない時がある事について!

これについては私自身何回か遭遇していて、頻度的には1週間で1回くらい起きています。

しかしUSBを抜いて再度指し直せば問題無く起動してくれるので特に問題無かったです。

ちなみにPCの電源を切った状態でも電力を供給する設定にすれば発生しないという情報がありますが、私の環境ではそれでもたまに起きています。

設定内容が勝手に切り替わる事について!

これについては私自身遭遇する事はありませんでした。

しかしプリセットの変更操作が本体の4隅をタッチするだけで行えるので、少し本体の隅を触るだけで設定が切り替わってしまします。

恐らくこの反応の良さによって気づかぬうちにプリセットを変更してしまい、

設定内容が勝手に切り替わる

と認識してしまったのかもしれません。

銃声が極端に大きくなって足音などが聴こえにくくなる事について!

これについてはイコライザー設定の「FPS」を選択している場合に起こりうることだと思います。

と言うのもこのFPS設定は、低音スカスカで中高音が強調される極端なセッティングなので、ゲームや使うヘッドホンの特性によって、銃声が強調されやすいです。

レビューを見てみるとこの現象は「PUBG」をプレイする際に表れやすい様なので、PUBGプレイヤーの方は気を付けて下さい。

ちなみに「Apex Legends」ではFPS設定でもその様な事は感じませんでした。

音量が低いと言う意見について!

私が所有しているゲーミングヘッドセットとヘッドホンをいくつか試してみましたが、1つを除いて音が小さすぎると感じる事はありませんでした。

むしろ密閉型ヘッドセットであればボリューム40~60、開放型であれば60~80で十分で、これ以上出すと耳が痛くなるくらいの音量が出ます。
(最高ボリュームは100)

 

ちなみに十分な音量を出せなかった一つと言うのは、470Ωと言う規格外の抵抗値を持っている開放型ヘッドセット「audio-technica ATH-R70X」です。

と言うのも「GSX1000」は150Ω以下のヘッドセットで使う事を推奨されているので、それ以上の抵抗値を持つヘッドホンだとパワーが足りない可能性が高いです。
(推奨抵抗値についてはAmazonの詳細で確認できます。)

なので抵抗値が高いヘッドホンを使わない限りは音量の心配をする必要は無いと思います。

ちなみに自分が今回試したヘッドセットは以下の通りです。

PS4などのゲーム機で不具合だらけになる事について!

これについてはそもそも「GSX1000」はPC専用アンプとして作られているので、ゲーム機で使おうとするのが間違っています。

なのでゲーム機でのみ使おうとしている方には向いていない製品なので気を付けて下さい。

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まとめ!

  • ハイテクな操作感で操作性も良い!
  • 設定が簡潔で誰でも手軽に使いやすい!
  • サイズがコンパクト!
  • 音質、定位共に良い!
  • サラウンドの性能も良い!
  • 機能が制限されるが「24ビット、96000Hz(スタジオの音質)」で使う事で最高の音質を発揮する!
  • ゲーム以外の用途でも使いやすい癖の少ない音質!
  • Equalizer APO」を使えばEQの不自由さもカバー出来る!
  • 大きな問題を感じる不具合は無い!

 

この様に「GSX1000」はFPSでの抜群の聴き取りやすさを発揮するだけで無く、音楽鑑賞などでも使いやすい高い音質を兼ね備えたアンプとなっています。

特に「24ビット、96000Hz(スタジオの音質)」の設定で使用した時の音質はとても良いです。

なので機能の制限が気にならないのであれば是非試してみて下さい。

その他、PC側の設定方法さえ覚えてしまえば本体自体の操作がとても簡単なので、初心者の方にも使いやすくなっています。

こちらの記事にてPCの設定から詳しい使い方も解説しているので、実際に購入した方は是非そちらも参考にして下さい。

 

それでは読んで頂きありがとうございました!

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek Vortex」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「FPS Freek Vortex」がおすすめです。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

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