
KOORUIの「E2212H」は、21.5インチ・フルHD・120Hz対応のPC作業からライトなゲームまで使いやすい低価格モニターです。
特にその価格についてはフルHD/120Hzモニターとしてはかなり安い部類に入り、それでいていスペックが特別悪い訳でもありません。
とは言え、スタンド調整やスピーカーなど割り切られている部分もあります。
今回は「E2212H」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 21.45インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | VA |
| 解像度/Hz | フルHD / 120Hz |
| 応答速度 | 5ms(OD) |
| 色域 | sRGB 99% |
| 輝度 | 250 cd/m² |
| コントラスト比 | 3000:1 |
| HDR | 非対応 |
| 対応端子 | HDMI×1 VGA×1 3.5mmヘッドフォン出力×1 |
| スピーカー | なし |
| スタンド調整 | チルトのみ(-5°〜+15°) |
| VRR | Adaptive-Sync |
| 保証 | モニター画面は1年間保証 その他の付属品は3年間保証 |
メリット
120Hz対応で60Hzよりも動きが滑らか
リフレッシュレートが120Hzと少し高めなので、60Hzのモニターと比べるとスクロールやマウスカーソルの動きが滑らかに感じられます。
これによって日常の作業時の操作感が向上し、ゲームでも120fpsを出せるPC環境であればスムーズな映像でプレイを楽しめます。
ただし、FPSなど競技性の高いタイトルを本気でプレイしたい場合には120Hzでは物足りない可能性が高いので、その場合は144Hz以上のゲーミングモニターを選ぶ方がおすすめです。
VAならではの高コントラスト比で黒の表現力に優れる
「E2212H」には、コントラスト表現に長けたVAパネルが採用されており、IPSパネルなどのコントラスト比 1,000:1程度と比較して、こちらは3,000:1と高めな数値を持っています。
この差がもたらす恩恵は、一言で言えば「黒がグレーに浮かない」ことです。
なので暗いシーンなどの黒が多い場面でも白っぽくボヤけず、しっかりと「深い黒」が表現しやすく、光の当たっている部分との明暗差がはっきりして、映像に立体感が生まれます。
特にホラー系のような暗闇を探索するゲームなどと相性が良く、黒の表現力が恐怖感や臨場感を引き立ててくれます。
21.5インチ/フルHDで画素密度が高い
一般的なフルHDモニターで主流なのは24インチクラスですが、「E2212H」は一回り小さい21.5インチとなっています。
これによって画素密度が約102ppiと高めになっており、同じフルHDである、
- 27インチ/フルHDの約81ppi
- 24インチ/フルHDの約92ppi
などと比べてドットの粗さが目立ちにくいです。
特にテキストの表示に違いが出やすく、クッキリ感がある読みやすい表示を体感しやすいと思います。
また、このサイズならスケーリング設定100%のままでも文字が十分読みやすいので、表示倍率を上げて情報量が減ってしまう心配もありません。
デメリット・注意点
サイズが小さめでメインモニターとしては物足りなさを感じる可能性がある
21.5インチというサイズは、コンパクトで扱いやすい反面、
「これ1台ですべてをこなすメインモニター」
として使うには、人によって物足りなさを感じる可能性があります。
特に、二つのウィンドウを一度に並べて作業する事が、映る物のサイズが小さいので厳しいです。
またゲームや動画鑑賞ではもっと大きい画面で楽しみたい、など感じる可能性もあるので、メインモニターとして使う場合は
「どれだけコンパクトさを重視したいのか」
という事を考えて検討するのが良いです。
スタンド調整はチルトのみ
「E2212H」のスタンドは調整できるのがチルトのみとなっています。
なので「高さ調整」や左右の向きを変える「スイベル」、画面を縦にする「ピボット」機能は無いので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方をしたい場合はモニターアームが必要に感じると思います。
スピーカー非搭載
「E2212H」にはスピーカーが内蔵されていません。
とは言え、モニター内蔵スピーカーは、構造上どうしても音質が犠牲になりがちなので、
- FPSで足音などの方向を正確に聴き取りたい
- 高音質を楽しみたい
と言う場合はどちらにしてもヘッドセットやイヤホン、外部スピーカーなどを用意する必要があります。
そして「E2212H」はスピーカーが無いことでコストを抑えられている部分もあるので、内蔵スピーカーが不要な方にとっては逆にメリットに感じられると思います。
DPは無しでHDMIも一つのみ
DPが搭載されておらず、HDMIも一つしか対応していないので、最近の機器だと一つしか接続できません。
なのでVGAの古い機器とHDMIの最近の機器の二つでの兼用を考えている方に向いています。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- 低コストで60〜75Hzから120Hzへアップグレードしたい方
- テキスト作業・ウェブ閲覧・動画視聴が主な用途で、普段使いの外部モニターを探している方
- 21.5インチクラスのコンパクトサイズなモニターが欲しい方
おすすめしにくい人
- FPS系のゲームをやり込みたい方
(その場合は最低でも144Hz以上がおすすめ) - 高さ調整・スイベル・ピボットなどのスタンド調整が欲しい方
- DisplayPortやUSB Type-Cが欲しい方
- 21.5インチクラスのサイズだと小さすぎると感じる方
まとめ
この様に「E2212H」 は、手の届きやすい価格帯で、21.5インチ・フルHD・120Hz・VAパネルを組み合わせたコストパフォーマンスの高いモニターです。
オフィス作業・動画視聴・軽いゲームといった日常用途に必要な機能をシンプルに揃えており、
「予算を抑えつつ60Hzから乗り換えたい」
「快適に使いやすいサブモニターを増やしたい」
という方には魅力的な選択肢になりえます。
一方でスタンドの調整機能の少なさ・スピーカー非搭載・HDMIが一つだけ、21.5インチのサイズ感といった点は、購入前に把握しておきたいポイントです。
用途・接続環境をしっかり確認したうえで、自分のデスク環境に合うかどうかを判断するのがおすすめです。








