DELL AW2725D 特徴と良い点や人によっては気になる点について!

DELL Alienware 「AW2725D」27インチ/WQHD/最大280Hzというスペックに、QD-OLEDパネルを組み合わせたハイエンドゲーミングモニターです。

フルHDより高精細で、4Kほどは重くなりすぎない“ちょうどいい解像度”に、高速リフレッシュレートと0.03msクラスの応答速度を備え、画質とスピード両方を取りたいPCゲーマー向けなモデルです。

 

今回は「AW2725D」のスペックや特徴を整理しつつ、「良い点」「人によっては気になる点」「どんな人におすすめか」といった観点から、このモニターがどんな用途・ユーザーに向いているのかを解説していくので是非参考にしてください。

スペック表

スペック
サイズ26.7インチ
形状平面
パネルQD-OLED
解像度&HzWQHD/280Hz
応答速度0.03ms(GTG)
色域DCI-P3 99.3%
輝度250 cd/㎡(標準)
1,000 cd/㎡(HDRピーク・3% APL)
コントラスト比1,500,000:1
HDRVESA DisplayHDR True Black 400
対応端子HDMI 2.1(FRL)×2
DisplayPort 1.4 ×1
USB-B(アップストリーム)×1
USB-A(ダウンストリーム)×1
USB-C(5Gbps・データのみ・最大15W給電)×1
スピーカー非搭載
スタンド調整高さ調整 110mm
チルト -5°〜21°
スイベル -20°〜20°
ピボット ±90°
VRRNVIDIA G-SYNC Compatible
AMD FreeSync Premium Pro
VESA AdaptiveSync
保証3年間

良い点

WQHD/280Hzで「見やすさ」と「速さ」を両立

26.7インチ/WQHD(2560×1440)という組み合わせは、フルHDよりも情報量が増えつつ、4Kほど文字が小さくなりすぎないのが魅力です。

その為、ズーム設定を上げなくても見やすく広い作業領域を映してくれるのでウィンドウの分割などPC作業がしやすくなります。

またフルHDよりもはっきりした表示をしてくれるので文字も読みやすくなるので、ゲームや動画の映像を綺麗に映してくれる以外にもメリットが体感できる筈です。

 

それに加えて「AW2725D」は280Hzに対応しているので、280FPS
出せるPCを使用しているのであれば滑らかな映像でゲームプレイが可能です。

これによって特にFPS系のゲームでは視点移動の動きが滑らかになってエイムがしやすくなり、他プレイヤーよりも有利な環境でプレイできます。

 

またモニターのサイズが26.7インチと大きすぎないので、フルHDに設定を落としても画素密度低下による粗が気になりにくいです。

なのでWQHD/280fpsを維持できるようなPCを使っていない場合でも、フルHDに設定を落とす事で280Hzの恩恵を受けやすく出来ます。

有機EL(量子ドット)による画質の良さと高速性能




AW2725D」は、量子ドット技術を組み合わせた有機ELを採用しており、一つ一つの画素が自発光することで、液晶では出しにくかった「本当の黒」と高コントラストな映像を実現しています。

暗いシーンでは黒がグレーに浮かず引き締まり、ネオンや爆発の光だけがくっきり浮かび上がるような表現ができるため、夜景やSF作品、ホラーゲームなどとの相性は抜群です。

 

また、量子ドットによって色の再現性も高く、色域カバー率が「DCI-P3 99.3%」とかなり広いです。

これによって色合いと細かなグラデーションを映してくれるので、ゲームだけでなく、写真や映像の閲覧・編集などでも使いやすいです。

 

さらに、有機ELは応答速度が非常に速く0.03msと超高速で、残像感の少ないクリアな動きが期待できます。

この速さに加えて280Hzの高リフレッシュレートがあるので、視点移動の激しいFPSやTPS、レースゲームでも輪郭がぼやけにくく、敵の動きや遠くのオブジェクトを追いやすいです。

USBハブ機能に対応

AW2725D」は本体に複数のUSBポートを備えており、モニター自体をUSBハブとして利用できます。

キーボードやマウスなどをモニター側にまとめて接続しておけば、PC本体とはUSBケーブル1本でつなぐだけで周辺機器を一括で使えるようになるので、配線まわりをすっきりさせたい人には便利な構成です。

フル可動対応の省スペースなスタンド

高さ調整・チルト・スイベル・ピボット(縦回転)に対応したフル可動タイプになっており、自分の姿勢やデスク環境に合わせて細かく位置合わせができます。

視線の高さにしっかり合わせたり、ゲーム時と作業時で角度を変えたりといった調整もしやすく、長時間の使用でも首や肩への負担を抑えやすい構造です。

またモニターの性能を考えると少し贅沢な使い方になりますが、縦画面に回転させてサブモニター的に使うといった事も可能です。

 

また土台部分はコンパクトな省スペース設計で、キーボードやマウスパッドなどをモニター近くに配置しやすく、FPS系ゲームで大きくマウスを振るスタイルでも邪魔になりにくいです。

その為、モニターのハイスペックと合わさってFPSプレイヤーにピッタリなゲーミングモニターとなっています。

焼き付き防止機能と3年間の保証による安心感

有機ELパネルでどうしても気になるのが焼き付きですが、「AW2725D」はしっかり対策が取られています。

高度なAIアルゴリズムによる焼き付き防止機能が搭載されているのに加え、「グラファイトフィルムヒートシンク」と言う放熱設計で熱による負担を抑える工夫もされています。

加えて焼き付きも保証内の3年間保証も付いているので、

  • 焼き付きしにくい設計
  • 仮に焼き付いてしまった場合でも安心な保証

の二段構えで焼き付きの心配をせずに使いやすいです。

人によっては気になる点

スピーカーとオーディオポートが無し




ゲーミングモニターならスピーカーが無いモデルは珍しくありませんが、「AW2725D」はイヤホンや外部スピーカーなどを接続するオーディオポートもありません。

その為、音を出すにはPCやゲーム機にヘッドホンやスピーカーなどを接続する必要があるので気を付けて下さい。

USB-Cは映像非対応&給電も最大15W

USB-Cポートは「データ専用+最大15W給電」で、映像入力には対応していません。

ノートPCをUSB-C一本で「映像+給電+USBハブ」まで全部まかなうような使い方はできないので、USB-Cドッキング的な用途を期待している場合は注意が必要です。

こんな人におすすめ!

  • 競技系FPS・TPSをガチで遊びつつ、画質も妥協したくない人
  • QD-OLEDの圧倒的な高画質と高速性能が欲しい方
  • ハイスペックPCを持っている方

 

この様に「AW2725D」は、27インチ/WQHD/280Hzという万能さにQD-OLEDパネルの高い画質と0.03msクラスの高速応答を組み合わせた、かなり“攻めた”ゲーミングモニターです。

暗所の多いゲームやSF作品で映える深い黒と高コントラスト、広色域による鮮やかな発色に加えて、280Hz/0.03msの圧倒的な高速性能を備えているので、様々な用途で完璧な働きをしてくれます。

 

一方で、USB-Cが映像入力非対応・給電も控えめな所や、本体にスピーカーとオーディオポートが搭載されていないなど省かれている機能面もあります。

ただしその分、スペックと値段を照らし合わせるととても価格が抑えられているので、高額ながらもコスパに優れたモデルとなっています。

加えて保証も3年間と安心感ある物となっているので、コストを抑えつつハイスペックなモニターを探してる方におすすめです。

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