FPSで音はとても重要な物で、視界に入っている物事以上の情報が得られます。
「足音」「銃声」「リロード音」「装備が揺れる音」「グレネードなどを使う音」
これらの細かい音が鳴った方向や距離感を聴き取れれば、視界外の敵への対処がしやすくなります。
しかしテレビやモニターのスピーカーは性能が悪く、
- 細かい音の聴き取りが難しい
- 音の方向がわかりにくい
- マイクに音が入ってしまうのでボイチャが使えない
など問題があります。
対してヘッドセットでは、
- モニターのスピーカーよりも高音質、定位の良さ、迫力がある
- マイクが使える
- 聴こえる音が殆どゲーム音だけになって集中しやすくなる
この様に多数のメリットがあります。
また臨場感と音の迫力も良くなるのでFPSは勿論、それ以外のジャンルもより楽しくプレイできる様になります。
その為、FPSプレイヤー以外の方にもおすすめ出来る機材です。
そしてヘッドセットはPCやゲーム機など、使用する機材によっておすすめできるモデルが変わってきます。
と言うのもモデルによってはPC向けに作られている物があり、それらをゲーム機で使ってしまうと
- 使える機能が制限される
- 音量があまり大きく出来ない
- マイクが使えないor不具合が起こる
などの問題が起きる事があります。
この記事ではその辺を考慮して、PS5と相性の良いおすすめなヘッドセットを紹介していきます。
ゲーミングヘッドセットの選び方
ドライバー(スピーカー)のサイズ
ドライバーとはヘッドセットに搭載されているスピーカーの事です。
そしてこのドライバーのサイズの違いによって音質に違いがあります。
そしてゲーミングヘッドセットでは、
- 40mm
- 45mm
- 50mm
のサイズが多いです。
そしてドライバーが大きければ大きいほど、
- 低音が良く出やすくなる
- 本体重量が重くなりやすい
などの傾向があります。
その為、低音が強い迫力ある音質が好きなのであれば、50mm以上のドライバーを搭載したヘッドセットを選ぶのがおすすめです。
ただし40mmサイズでも低音が特別弱い訳では無く、ゲーミングヘッドセットであれば十分迫力ある低音が出ます。
また重量が軽い物が多いので、装着感を良さを求めるなら40mmなどのサイズの方がおすすめです。
開放型と密閉型の違い
ヘッドセットは大きく分けて「開放型」と「密閉型」の2種類が存在しており、この二つの大きな違いは、
「音を外部に漏らすか漏らさないか」
言う事になります。
この違いのおかげでそれぞれ音の聴こえ方と付け心地に違いがあります。
その違いについては以下の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
開放型 | ・音の広がりが良く自然な聴こえ方 ・耳に優しい ・通気性が良い ・高音の伸びが良い | ・密閉型に比べて音圧が少ない ・外部の音が聴こえやすい |
密閉型 | ・なるべく音を漏らさない構造で音圧が強くダイレクト感がある ・外部の音が聴こえにくくゲーム音にだけ集中できる ・低音が強くなりやすい | ・通気性が悪く蒸れやすい ・音圧が強く耳に負担が掛かりやすい |
この様にそれぞれで良い点と悪い点が存在するので、好みで選ぶのがおすすめです。
ちなみにゲーミングヘッドセットで開放型のモデルは少なく、今回紹介している中では以下のモデルが開放型となっています。
ワイヤレスと有線の違い
ワイヤレスと有線にはそれぞれメリットとデメリットがあり、一概にどちらがおすすめとは言い切れません。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
有線 | ・充電が不要 ・同価格帯のワイヤレスモデルよりも音質が良い傾向がある | ・コードの絡まり ・断線の可能性 |
ワイヤレス | ・配線周りをすっきり出来る ・ヘッドセットを付けたまま席を離れられるなど、取り回しに優れる | ・充電が必要 ・バッテリーを搭載しているので、有線と比べて重量が重い物が多い ・有線と比べて値段が高め ・同価格帯の有線モデルよりも音質が悪い傾向がある |
それぞれこの様な特徴が挙げられます。
しかし重量については有線モデルでも重い物は存在しており、ワイヤレスでも多くの有線ヘッドセットより軽いモデルも存在します。
ちなみに数年前では、
「ワイヤレスは遅延が起きるからFPSでの使用には向いていない」
と言われていましたが、現在主流のヘッドセットでUSBドングルでの接続(2.4GHzとも呼ばれる)であれば遅延は殆どありません。
その為、有線ヘッドセットと変わらない使用感で使えるので遅延の心配はしなくて大丈夫です。
なのでどちらか選ぶ際は、
- 配線をすっきりさせたいか
- 充電なしで使用したいか
- 音質を重視するかどうか
の違いで選ぶと良いです。
またワイヤレスモデルはPC向けに作られている物が多いのでその辺にも気を付けて下さい。
この記事で紹介しているワイヤレスモデルはPS5でも問題無く使えるモデルに絞って紹介しています。
ちなみに今回紹介してるお勧めなワイヤレスモデルは以下のモデルです。
イコライザー機能の有無
ゲーミングヘッドセットはゲームに特化された音質の物が多いですが、「イコライザー機能」によって音質を調整が出来るモデルが存在します。
この機能が搭載されていれば、
「低音、中音、高音それぞれを強調する、もしくは控えめにする」
と言う様に調整できるので、ゲームプレイ時と音楽鑑賞時に設定を切り替えて、用途に合わせた音質で使う事が出来ます。
また、足音などの音の帯域はゲームタイトル毎で変わってくるので、こだわる方であればゲーム毎に最適なイコライザー設定にして使用する事も可能です。
なので1つのゲーミングヘッドセットを様々な用途で使いたいのであれば、イコライザー機能が搭載されたモデルを選ぶのがおすすめです。
ただしモデルによってはイコライザー機能が使えるのはPCのみの場合があるので気を付けて下さい。
ちなみに今回紹介している中でPS5で使用する場合にイコライザー機能に対応しているヘッドセット、アンプは以下のモデルです。
マイク音質に拘るなら別でマイクを用意するのがおすすめ
ヘッドセットにはマイクが付いているので、別でマイクを用意しなくてもボイチャをする事が出来ます。
その為、普通にボイチャをする分には十分ですが、単体のマイクと比べてしまうと音質は良くありません。
なので、
- 自分の声をクリアに伝えたい
- 実況動画の録音をクリアな音声で行いたい
と言う方は、別でマイクを用意するのがおすすめです。
しかし普通に会話をするだけであればヘッドセットのマイクでも大丈夫です。
もしマイク音質にも拘りたいのであれば、以下の記事におすすめなマイクを紹介しているので参考にして下さい。
PS5で使うヘッドセットの注意点
ヘッドホンアンプを使う場合は3.5mm端子(イヤホン端子)のヘッドセットを選ぶべき
上記の様なヘッドホンアンプを使用する場合は必ず3.5mm端子(イヤホン端子)のヘッドセットを選ぶのが良いです。
と言うのもヘッドホンアンプにヘッドセットを繋ぐ場合は3.5mm端子で接続する必要があるので、仮にUSB接続型のヘッドセットを用意してしまうと、
「ヘッドホンアンプを通さずにPS5とヘッドセットを直接繋いで使用する」
と言う事になってしまいます。
これではヘッドホンアンプを用意した意味が無くなってしまうので気を付けて下さい。
ヘッドホンアンプを使わない場合はPS5対応のUSB接続ヘッドセットがおすすめ
ヘッドホンアンプを使わない場合はPS5対応のUSB接続型ヘッドセットを選ぶのがおすすめです。
この理由については3.5mm端子のヘッドセットをヘッドホンアンプ無しで接続する場合、PS5のコントローラーに接続して使う事になります。
その場合は、
- ヘッドホンアンプ使用時、USB接続型ヘッドセットよりも音質に劣る
- ヘッドセットによっては音量不足になる場合がある
- 手元にヘッドセットのケーブルがあって邪魔に感じやすい
など音質と使い勝手両方にデメリットがあります。
その為、少しでも良い物を選びたい方はヘッドホンアンプ無しでの3.5mm端子のヘッドセットの使用は避けた方が良いです。
ただし一番低コストで済ませやすいので、とにかくコストを抑えて最低限ヘッドセットを使いたい方にはお勧めできます。
光デジタル接続のアンプ、ヘッドセットを使う場合は光デジタルの増設が必要
光デジタル接続のアンプ、ヘッドセットなどは、
- 音質が良い
- イコライザー機能、バーチャルサラウンド機能など機能面に優れている物が多い
- ボイチャ音声とゲーム音の音量バランスを調節できるモデルもある
など高性能な物が多いです。
その為、PS5でも使用したいと考える人も多いかもしれませんが、PS5には光デジタル端子の接続に対応していません。
なので、PS5に光デジタル接続する為に、光デジタルの増設が必要になります。
そして光デジタル増設をする方法は大きく分けて、
- HDMIオーディオ分離機を用意する
- PS5に対応しているUSB型の光デジタル差込口増設機を用意する
の2種類があります。
そしてPS5が発売したばかりの時はHDMIオーディオ分離機を使用するのが定番でしたが、現在はUSB型の光デジタル差込口増設機を使う方がおすすめです。
と言うのもHDMIオーディオ分離機を使う場合は、
- HDMIオーディオ分離機にACアダプタを接続して電源を取る必要がある
- 4K/120Hzが出来なくなる。
(フルHD/120Hz、4K/60Hzまでしか出来なくなる)
などPS5の性能を最大限使いきれなくなり、配線周りのケーブルも増えてしまいます。
それに対してUSB型の光デジタル差込口増設機の場合は、PS5にUSB接続するだけで光デジタル差込口を増設出来ます。
これによって、
- USBバスパワーで電源ケーブルが必要無い
- HDMIケーブルに干渉しないので映像出力に関する制限が無い
などHDMIオーディオ分離機よりも圧倒的に便利です。
ただしUSB型の光デジタル差込口増設機であれば何でも良い訳では無く、必ずPS5に対応しているモデルを選ぶ必要があります。
そうで無いとPS5が認識してくれないので使う事が出来ません。
そしてPS5対応のUSB型の光デジタル差込口増設機でおすすめなモデルが「FX-AUDIO- FX-D03J+ GAME edition」です。
こちらはGAME editionと名前が付いている通り、ゲーム機向けに作られているモデルで公式的にPS5に対応しています。
その為、PS5に光デジタル増設する場合はこちらを用意するのがおすすめです。
Tempest 3Dオーディオに対応しているかどうかは気にする必要は無い
PS5には音を立体的に聴こえる様にするバーチャルサラウンド機能「Tempest 3Dオーディオ」が搭載されています。
この機能を使う事で、360度音が鳴った方向から音が聴こえる様なサウンドになり、臨場感あるゲームプレイが出来ます。
そしてヘッドセットによっては、
「Tempest 3Dオーディオ対応」
と表記されている物もありますが、この機能は全てのヘッドセット、イヤホンで使える機能となっています。
なので「Tempest 3Dオーディオ対応」と表記されていなくても問題無く使えます。
PS5におすすめな低価格なヘッドセット
Logicool G G331
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 50mm |
接続方法 | 3.5mm端子 |
無線or有線 | 有線 |
密閉型or開放型 | 密閉型 |
イヤーパッド | 合成皮革 |
重さ | 259g |
今回紹介している中で最も低価格なモデルです。
50mmと大きめなドライバーサイズでありながら重量が259gと軽量で軽い付け心地になっています。
またイヤーパッドのクッション性が良く柔らかいので、耳周りへの負担も少ないです。
音質についても低価格ながらも良く、大きめなドライバーによってしっかりした低音の迫力ある音質を持っています。
機能面ではマイクのミュート機能、音量調整など基本的な物が揃っています。
なるべく低価格で50mmドライバーのヘッドセットを探してる方におすすめです。
Logicool G G335
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 40mm |
接続方法 | 3.5mm端子 |
無線or有線 | 有線 |
密閉型or開放型 | 密閉型 |
イヤーパッド | メッシュ |
重さ | 222g |
40mmドライバーを搭載したヘッドセットで本体重量が222gと超軽量となっています。
また密閉型ヘッドセットですが、イヤーパッドがメッシュで通気性が良く、クッション性も良いです。
その為、重量の軽さと相まって長時間使い続け易くなっています。
音質についてはドライバーが40mmでイヤーパッドがメッシュなので、低音が控えめになっています。
その分、中高音が聴こえやすくクリアに聴き取りやすいです。
なので重低音が欲しい人には合わないかもしれません。
長時間快適に使いやすい低価格なヘッドセットが欲しい方にお勧めです。
Razer BlackShark V2 X
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 50mm |
接続方法 | 3.5mm端子 |
無線or有線 | 有線 |
密閉型or開放型 | 密閉型 |
イヤーパッド | 合成皮革 |
重さ | 240g |
ドライバーサイズが50mmと大きめながら本体重量が240gと軽量になっています。
そしてイヤーパッドのサイズが大きく、クッション性が良く柔らかいので長時間使用しても耳周りへの負担が少ないです。
その為、装着感の良い軽量ヘッドセットになっています。
またドライバーは「Razer TriForce 50mm ドライバー」と言うRazer独自の物で、
「高音、中音、低音の音域に合わせて 3 つに分割された作り」
となっていて低音から高音までバランス良く鳴ってくれます。
その為、低価格ながらも高音質になっています。
軽量で音質が良く、低価格なヘッドセットが欲しい方におすすめです。
Logicool G G435 LIGHTSPEED & Bluetooth
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 40mm |
接続方法 | USBドングル Bluetooth |
無線or有線 | 無線 |
バッテリー持続時間 | 18時間 |
密閉型or開放型 | 密閉型 |
イヤーパッド | メッシュ |
重さ | 165g |
低価格ながらもワイヤレスに対応しているのに加え、重量が165gとトップクラスの軽さです。
そしてイヤーパッドはメッシュで通気性が良いのと、クッション性が良く側圧も強く無いので装着感に優れたヘッドセットです。
またバッテリー持続時間が18時間となっているので、充電頻度も少なく済みます。
接続方法についてはBluetoothにも対応しているのでスマホ等とも接続が可能で、USBドングルをを使用して低遅延でPS5との接続も可能です。
ただし有線接続では使えません。
そして低価格でワイヤレスに対応しているという事もあって、他の低価格な有線モデルと比べても音質はあまり良くありません。
またマイクも内蔵式となっているので、他の低価格なヘッドセットと比べても音質があまり良くないです。
なのでAmazonレビューでもマイクの音質が悪いと評価している方が多く見られます。
それでも会話が出来ないほどでは無いので、そこまで拘らなけば大丈夫です。
音質などよりも装着感の良さとワイヤレスが欲しい方にお勧めです。
ちなみにこれの上位モデルである「G733」はPS5、PS4で使用すると
- マイクへの話し始めが無音になりやすい
(例 : 「おねがいします」と言ったら最初の「お」が無音になって「ねがいします」になってしまうなど) - イコライザー機能、マイクのエフェクト機能などが使えない
など本来の性能を発揮できないのであまりお勧めできません。
PS5におすすめなUSB接続のヘッドセット
PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 非公開 |
接続方法 | USBドングル 3.5mm端子 |
無線or有線 | 無線&有線 |
バッテリー持続時間 | 約12時間 |
密閉型or開放型 | 密閉型 |
イヤーパッド | 合成皮革 |
重さ | 約292g |
SONY純正のPS5向けゲーミングヘッドセットで、PS5と相性の良い作りをしています。
PS5の「Tempest 3Dオーディオ」向けにチューニングされており、立体的に音が聴こえやすくなっています。
またPS5内でイコライザーの調整が出来るので、自分好みの調整も可能です。
そしてワイヤレスに対応していながら重量が約292gと軽めになっています。
マイクについては2つの内蔵マイクが搭載されていますが、内蔵マイクなので少しこもった音質になっています。
その為、Amazonレビューでもマイクの音質が良くないと評価している方が良く見られます。
またイヤーパッドが固めで側圧が強めになっているので、
- 3時間以上など一回のプレイで長時間になる事が多い方
- 側圧の強いヘッドセットが苦手な方
と言う場合は合わないかもしれません。
Logicool G G PRO X
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 50㎜ |
接続方法 | USBサウンドカード 3.5mm端子 |
無線or有線 | 有線 |
密閉型or開放型 | 密閉型 |
イヤーパッド | 合成皮革 |
重さ | 320g |
プロゲーマーから人気の高いヘッドセットで、2023年6月に調べた時では使用者数ランキング2位となっていました。
(プロゲーマー、配信者1234人の使用ヘッドセットを調べた結果)
その為、FPSとの相性が良くロジクール独自の「PRO-G 50mmドライバー」によって、クリアな音質と定位表現に優れています。
また「USB外付けサウンドカード」が付属していて、これを使用する事で、
- PS5でもイコライザー機能を使う事が可能
- コントローラーのイヤホンジャックに接続するよりも高音質
と言うメリットがあります。
ただし設定するにはPCが必要なのでPCを持っていない場合は初期設定でしか使えません。
また、
- バーチャルサラウンド機能
- マイクのエフェクト
はPCでしか使えないので気を付けて下さい。
ただしバーチャルサラウンド機能についてはPS5の「Tempest 3Dオーディオ」があるので問題無いと思います。
ちなみにこれのワイヤレスモデルである「G-PHS-004WL」は、
- 話し始めが無音になりやすい
(例 : 「おねがいします」と言ったら最初の「お」が無音になって「ねがいします」になってしまうなど)
- イコライザー機能が使えない
- バーチャルサラウンド機能が使えない
- マイクのエフェクト機能が使えない
とPS5で使用する場合に問題があるので、PS5で使うヘッドセットとしてはあまりお勧めできません。
INZONE H7 WH-G700
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 40mm |
接続方法 | Bluetooth USBドングル |
無線or有線 | 無線 |
バッテリー持続時間 | 40時間 |
密閉型or開放型 | 密閉型 |
イヤーパッド | ナイロン |
重さ | 約325g |
SONYゲーミングデバイスブランド「INZONE」のゲーミングヘッドセットです。
上で紹介した「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」はPS5向けに作られていましたが、こちらはPC向けに作られています。
なのでこのヘッドセットの機能である、
- イコライザー機能
- 立体音響機能
についてはPCでしか使えません。
(ただし立体音響機能についてはPS5の「Tempest 3Dオーディオ」があるので問題無いと思います。)
またPS5で使う場合に良くある不具合である、
「話し始めが無音になりやすい」
という現象は起こらないので問題無く使えます。
音質についても値段が高めなのもあり元々の音質が良いので、デフォルト設定でも問題無く高音質を発揮してくれます。
また「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」では、
- 側圧が強め
- イヤーパッドが固め
と装着感に欠点がありましたが、こちらはイヤーパッドは柔らかめで側圧も特別強く無いので快適に使いやすくなっています。
そしてワイヤレス接続ではUSBドングルに加えてBluetoothにも対応しており、
「USBドングルとBluetoothを同時に行える」
と言う特徴があります。
これによって、
「スマホで音楽などを流しながらPS5でゲームをプレイする」
と言った使い方が可能です。
SteelSeries Arctis Nova 7P
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 40mm |
接続方法 | Bluetooth USBドングル 3.5mm端子 |
無線or有線 | 無線&有線 |
バッテリー持続時間 | 38時間 |
密閉型or開放型 | 密閉型 |
イヤーパッド | AirWeaveメモリーフォーム(布) 合成皮革(別売り) |
重さ | 323g |
PS5向けモデルとして開発されたSteelSeriesのワイヤレスヘッドセットです。
その為、PS5でも機能を制限されたり不具合が起こったりする事無く使用できる高性能モデルとなっています。
ただし、
- ファームウェアのアップデート
- イコライザーの調整
をするにはPCが必要なので、PCを持っていない方にはあまりお勧めできません。
特にイコライザー設定については、
「デフォルト設定だと低音が弱く、高音が強すぎてシャカシャカとした軽い音質」
と感じる方が多いので、自分好みに調整して使用するのが良いです。
またヘッドセット自体の音質は良く、PS5の「Tempest 3Dオーディオ」向けにチューニングされているので、PS5で使いやすくなっています。
そして「INZONE H7 WH-G700」と同じくUSBドングルとBluetoothそれぞれに対応しているので、
「スマホで音楽などを流しながらPS5でゲームをプレイする」
と言った使い方が出来ます。
PS5におすすめなヘッドホンアンプ
ロジクールG ASTRO MixAmp Pro TR
スペック | |
---|---|
接続方法 | USB 光デジタル |
PS5で使用可能な機能 | ・5バンドイコライザー機能 (4つのプリセットを保存可能) ・バーチャルサラウンド機能 ・サイドトーン機能 ・ボイチャとゲーム音の音量バランス調整 |
設定に必要な機材 | PC |
サイズ | 8.1 x 13.25 x 4.7 cm |
FPS向けのミックスアンプとして有名なAstro製ヘッドホンアンプです。
PS5コントローラー直指しとは異次元の音質と定位表現を持っていて、イコライザー調整にも対応しているので自分好みの音質に調整する事も可能です。
またイコライザーは4つの設定を保存出来るのでゲーム毎や音楽鑑賞用の設定など、用途に合わせた設定を保存しておけます。
その切り替えも本体のボタンを押すだけで切り替えられるので、手軽に使い分けられます。
そして本体のノブを回す事で全体音量の調節とボイチャとゲーム音の音量バランスの調整も可能です。
また自分の声を返すサイドトーンにも対応しているので、自分の声を聴いて話しやすい環境を作れます。
この様にPS5でも機能に制限無く使う事が出来ますが、
- 光デジタル端子での接続が必須
(光デジタルの増設が必要) - イコライザー設定の作成などの調整はPCが必要
となっているので気を付けて下さい。
ロジクールG ASTRO Gaming A40 + MixAmp Pro TR A40TR-MAP-002r
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 40mm |
密閉型or開放型 | 開放型 |
イヤーパッド | 布 合成皮革(別売り) |
重さ | 369g |
こちらは上で紹介したアンプ「MixAmp Pro TR」とASTRO製ヘッドセット「A40TR」のセット商品となっています。
そして「A40TR」は単体で1.5万円前後する良いヘッドセットですが、それがセットで付いていながら2万円前後で購入できます。
なので「MixAmp Pro TR」自体も1.5万円前後するので、本来2つを購入するとなると3万円以上になるのを2万円近くで購入できるのでコスパがとても良いです。
その為、
- アンプを購入を考えていて良いヘッドセットをまだ持っていない方
- なるべく低コストで良いヘッドセットとヘッドホンアンプを揃えたい方
と言う場合にお勧めです。
SteelSeries GameDAC Gen 2
スペック | |
---|---|
接続方法 | USB |
PS5で使用可能な機能 | ・10バンドイコライザー調整 (専用ソフトウェア「SONAR」によるパラメトリックイコライザーはPS5では使用不可) |
設定に必要な機材 | PC 本体のみでもOK |
サイズ | 8.3 cm x 11.5 cm x 42.8 mm |
「FPS向けヘッドホンアンプの中でも特に音質が良い」
と言われている事が多く、上で紹介した「MixAmp Pro TR」よりも高音質と評価しているレビューが良く見られます。
(音質の感じ方は人によって異なる、イコライザー調整によっても変わるので誰でもそう感じる訳ではありません。)
接続がUSB一本で済むのでPS5との接続がしやすく、本体の操作のみでイコライザー調整が出来るのでPS5でも使いやすくなっています。
また操作がタッチパネルとノブの二つのみと、シンプルな操作性と見た目で簡単に使いやすいです。
ただしPS5で使用する場合は、
- ゲーム音とチャット音のバランス調整が出来ない(PCのみ)
- バーチャルサラウンド機能が使用できない(PCのみ)
- 「SONAR」によるパラメトリックイコライザーが使えない
など機能面に制限があるので気を付けて下さい。
ただしバーチャルサラウンドについてはPS5の「Tempest 3Dオーディオ」があるのでそれで代用出来ます。
またイコライザーも10バンド調整には対応しているので、十分に感じる方が多いと思います。
CREATIVE Sound Blaster GC7
スペック | |
---|---|
接続方法 | USB 光デジタル (USBのみの接続でもOK) |
PS5で使用可能な機能 | ・バーチャルサラウンド機能 ・イコライザー機能 ・ボイチャとゲーム音の音量バランス調整 |
設定に必要な機材 | スマホ、タブレット またはPC |
サイズ | W 174 x H 44.5 x D 116.3 mm |
多機能なゲーミングヘッドホンアンプとなっていて、その機能がPS5でも問題無く使いやすくなっています。
バーチャルサラウンド機能については、
- Acoustic Engine
- Super SXFi
の2種類があり、「Super SXFi」は自分の耳をカメラで撮って、その耳の形に合わせたサラウンド設定にする事が出来ます。
ただし「Super SXFi」は残響音が強すぎて使いにくいと感じる方が多いので、FPSでの聴き取り用としては微妙かもしれません。
対して「Acoustic Engine」の方は程良いサラウンド感で自然な定位感で聴き取りやすくなっています。
そしてゲーム機の場合はUSBと光デジタルの両方で接続するのが基本ですが、USBだけでも使える様になっています。
ただしその場合はゲーム音とボイチャ音声の音量バランスの調整が出来ないので、その調整をしたい場合は光デジタル接続が必要です。
また設定についてはPCだけで無くスマホなどに専用のアプリをインストールする事で、スマホで設定を変更する事も出来ます。
なのでPCを持っていない方でも使いやすいです。
ヘッドホンアンプを使用する場合におすすめなヘッドセット
EPOS GSP600
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 非公開 |
接続方法 | 3.5mm端子 |
無線or有線 | 有線 |
密閉型or開放型 | 密閉型 |
イヤーパッド | 布(耳が当たる部分) メッシュ(内側) 合成皮革(外側) |
重さ | 395 g |
音響機器のメーカーで有名なゼンハイザーのゲーミングブランド「EPOS」の密閉型ヘッドセットです。
元々は3万円近くする高級ゲーミングヘッドセットでしたが、発売してから時間が経っている事もあり、現在は1万円台で購入できます。
その為、音質に関してはゼンハイザー製と言う事もありトップクラスで、多くのヘッドセットを超える音質を持っています。
それでありながら特別高額では無いので、現在ではコスパ最強の高性能モデルとなっています。
その音質については低音が控えめで高音が強調された物になっていて、こもりの無いクリアな音質になっています。
それでいて低音が弱すぎる訳では無いので、ゲーミングヘッドセットらしい低音の迫力も体感出来ます。
加えて定位表現も良いので、アンプと組み合わせる事でゲーミングにおいて最高の音質を発揮してくれます。
一つ欠点として、重量が約400gと最近のヘッドセットと比べると重めなので、重い装着感が苦手な人には向いていません。
なるべくコストを抑えてハイエンドクラスの音質を持つ密閉型ヘッドセットが欲しい方にお勧めです。
ちなみに、
は色違いなだけでスペックはGSP600と全く同じものです。
EPOS GSP 500
スペック | |
---|---|
ドライバーサイズ | 非公開 |
接続方法 | 3.5mm端子 |
無線or有線 | 有線 |
密閉型or開放型 | 開放型 |
イヤーパッド | メッシュ素材 |
重さ | 358 g |
上で紹介した「EPOS GSP600」の開放型バージョンのモデルです。
作りについてはGSP600と同クラスで元々3万円近くしていましたが、こちらについても現在は1万円台で購入できます。
音質については開放型なので「EPOS GSP600」とは結構異なり、
- 開放型ながらも低音が強めな音質
- 開放型な為、低音が強いながらもこもりが無くクリアな音質
- 高音が特別強く無くバランスの良い音質でゲーミング以外の用途にも使いやすい
となっています。
低コストで開放型の高性能モデルが欲しい方にお勧めです。
EPOS H6Pro
密閉型 | 開放型 | |
---|---|---|
ドライバーサイズ | 42mm | 42mm |
接続方法 | 3.5mm | 3.5mm |
無線or有線 | 有線 | 有線 |
イヤーパッド | 布(内部) 合成皮革(外側) | 布 |
重さ | 322 g | 309g |
こちらは上で紹介した、
の後継モデルで、開放型と密閉型の2種類があります。
特に大きな改良点が重量の軽量化で、両方とも300g前半になっており装着感が軽くなっています。
音質についてはGSP600、GSP500とは少し変わっていて、
- 密閉型モデルはGSP600より低音が強めで低~高までバランスの良い音質
- 開放型モデルはGSP500と比べてドンシャリ感強めなゲーミング向けな音質寄り
(ドンシャリ=高音と低音が強めな音質)
と言う様になっています。
これが良いのかどうかは人によって異なる為、音質だけを考えればGSP600、GSP500の方が良いと感じる人もいるかもしれません。
ただし装着感は圧倒的に「EPOS H6Pro」の方が良いので、総合的に見ると「EPOS H6Pro」の方が好きな人が多いと思います。