【レビュー】CORSAIR HS80 RGB WIRELESS 良かった点と気になった点!おすすめのイコライザー設定について!

今回は「HS80 RGB WIRELESS」を提供して頂いたのでそのレビューを書いていきます。

スペック

スペック
密閉型or開放型密閉型
イヤーパッド布製
接続方式ワイヤレス
USBケーブル
バッテリー持続時間最大20時間
ドライバーサイズ50mm
重さ約367g




外観と付属物

付属物

本体以外の付属品については、

  • USBレシーバー
  • USBケーブル(TypeC-A)
  • 保証ガイド
  • 安全ガイド
  • 説明書
  • Dolby Accessのカード

となっています。

外観

RGBライトは両サイドのロゴのみです。

マイクは、

  • 折りたたむとOFF
  • 開くとON

と言う様に自動でON/OFFを切り替えてくれます。

そしてOFFの状態は赤色、ONの時は薄い緑に先端の光り方が変わります。

ボタン類は左側に付いていて、

  • ボリューム調整のダイヤル
  • 電源ボタン

の2つがあります。

ちなみにボリューム調整のダイヤルを押し込む事で、イコライザーのプリセットを切り替える事が可能です。

下側にはUSBケーブルの差込み口があり、端子はUSB-Cです。

ヘッドバンド部分はゴムの様に伸縮する物になっていて、装着すると頭の形に合わせて伸びてくれます。

また頭を抑える部分は薄いクッションの様な物が付いています。

そして、取り付け部分がマジックテープになっているので、ここの付ける位置を変える事でサイズ調整をする事が出来ます。

イヤーパッドは布製で、合皮製の物に比べて通気性が良いです。

また分厚く柔らかいので、耳が干渉する事が無く快適な付け心地になっています。

ソフトウェアでの設定

HS80 RGB WIRELESS」はCORSAIRのソフトウェア「iCUE」と「Dolby Access」を使って細かい設定を変更する事が出来ます。

この項目ではその設定について簡単に書いていきます。

ちなみに本来「Dolby Access」は1,650円掛かる有料ソフトです。

しかし「HS80 RGB WIRELESS」は「ドルビーアトモスヘッドフォン」なので、無料で使う事が出来ます。

ライティングの設定

照明効果の項目ではRGBライトの光り方を設定できます。

ライトの光り方については

  • 水彩スペクトル
  • カラーパルス
  • カラーシフト
  • カラーウェーブ
  • レイン
  • レインボーウェーブ
  • スパイラルレインボー
  • 照明タイプ
  • バイザー
  • 温度
  • スタティックカラー
  • ソリッド
  • グラディエント
  • レインボー

と豊富にあります。

イコライザーの設定

イコライザーのプリセットは元から、

  • Pure Direct
  • Movie Theater
  • FPS Competition
  • Clear Chat
  • Bass Boost

5つのプリセットが用意されています。

また自分で好きな様に設定する事も可能で、

  • 32Hz
  • 64Hz
  • 125Hz
  • 250Hz
  • 500
  • 1k
  • 2k
  • 4k
  • 8k
  • 16k

の、10個の帯域を調整できます。

またイコライザー以外にもマイクの音量とサイドトーンの調整も行えます。

デバイス設定

デバイス設定の項目では、

  • バッテリーの状態の確認
  • RGBライトの明るさ調整
  • 自動シャットOFFまでの時間
  • 通知エリアのバッテリーゲージの表示
  • 音声ガイドのON/OFF
  • マイク有効時のLEDを無効にする
  • USBレシーバーのペアリング

が行えます。

Dolby Accessでの設定

Dolby Accessのソフトウェアでは、

  • イコライザー調整
  • バーチャルサラウンドのON/OFF
  • ボリュームレベラーのON/OFF
    (小さい音と大きい音の音量を均一化する機能)

この3つの設定が行えます。

また元から、

  • ゲーム
  • 映画
  • ミュージック
  • 音声

の4つのプリセットも用意されています。




付け心地について

適度な側圧と柔らかいイヤーパッド

側圧は適度な締め付け感があるので、強すぎず弱すぎずと言った感じです。

これによって頭からずれにくく、長時間付けていても耳周りが痛くなる事も無いので快適に使いやすくなっています。

またイヤーパッド自体が柔らかく厚さもあるのも良い点だと思います。

なので付け心地についてはとても良く長時間使い続け易いです。

ワイヤレスで取り回しが良い

ワイヤレスによってケーブルが邪魔になる事が無いので快適に使いやすいです。

また席を少し離れる時も付けたままで移動出来ると言うのも便利な点だと思います。

ちなみに遅延についても全く感じず、有線ヘッドセットと同じ様に使えるので問題ないです。

音質について

FPSでの使用感

まずイコライザーをデフォルトの状態で使ってみると、少し低音がこもった聴こえ方で、音の聴き取りと方向が分かりにくく感じました。

なのでイコライザーは低音を下げて、中高音を持ち上げる様に設定すると良い感じに聴き取りやすくなります。

ちなみに元々用意されているプリセットの中に「FPS」と言う項目がありますが、これについては高音が強すぎて弾のヒット音などが耳に痛い感じがしました。

個人的に聴き取りやすい設定は上の画像の通りで、低音を下げて高音はそこまで強く上げすぎないと言う設定が気に入っています。

 

また「Dolby Access」を使用してサラウンドをONにする方がもっと聴き取りやすく感じます。

バーチャルサラウンドは製品によっては

残響感が強すぎてお風呂場みたいな聴こえ方になって逆に聴き取りにくくなる

と言うものもありますが「Dolby Access」でのサラウンドはその様な事が無く、適度に空気感を追加してくれてより自然な表現になります。

また「HS80 RGB WIRELESS」はサラウンド機能を使わない状態だと、音の距離感が分かりにくく感じられたので、このヘッドセットについてはサラウンド機能を使った方が聴き取りやすいです。

 

なので

  • イコライザーは低音下げめ、中高音上げめ
  • 高音は上げすぎない
  • 「Dolby Access」でサラウンドをONにする

と言う設定で使うと、とても使いやすくなります。

音楽鑑賞での使用感

音楽鑑賞については聴くジャンルによって聴こえ方、良い感じの設定などが変わると思います。

なのでこの記事では、自分が良く聴くロックやメタルなど、バンド系の音楽を聴く場合の使用感について書いていきます。

 

まずデフォルト設定で使った場合は、

  • 無駄な低音が多めでボワつきを感じる
  • ベースの輪郭が強調される「64Hz~125Hz」が弱め
  • 中高音が全体的におとなしい

と言う印象を受けます。

なのでイコライザー設定では上画像の様に、

  • 32Hzを-2dB
  • 64Hzを+2dB
  • 125Hzを+4dB
  • 250Hzを-1dB
  • 500Hzは0dBのまま
  • 1kHzを+2dB
  • 4kHzを+3dB
  • 8kHzを+3dB
  • 16kHzを+2dB

と言うのが良い感じの設定に感じました。

こうする事で低音のボワつきを解消しつつ、ベースなど低音の輪郭と迫力を強化し高音のハリが感じられる様になります。

なので音楽鑑賞時のイコライザー設定に迷った場合は是非参考にしてみて下さい。

マイクの音質について

マイクの音質についてはヘッドセットとしてはとても良いです。

ヘッドセットのマイクと言えば、低音がスカスカでとんがった様な音がありがちだと思います。

しかし「HS80 RGB WIRELESS」ではその傾向が弱く、しっかりした低音も拾ってくれるので、自然な音を伝えてくれる印象です。

なのでマイクの音質が良いヘッドセットを探している方にとても向いていると思います。

その他気になった点

音量のミュートボタンが無い

HS80 RGB WIRELESS」はミュートボタンが付いていないので、瞬時に音をミュートにする事が出来ません。

なのでこの点で不便に感じる方がいるかもしれないです。

PS4、PS5で使う場合はイコライザー、サラウンド機能などが使えない

イコライザー、サラウンド機能などの機能についてはPCにインストールしたソフトウェアを利用した機能になっています。

なのでPS4やPS5などのゲーム機ではこれらの機能を使う事が出来ないので気を付けて下さい。

ちなみにXbox One、Xbox Series X/SはDolby Accessに対応しているので、イコライザーとサラウンド機能を使う事が出来る様です。




まとめ

  • 程よい側圧と柔らかいイヤーパッド
  • ワイヤレスに対応
  • FPSでは低域下げめで中高域上げめ + 高域を上げすぎない設定で良い感じに聴き取りやすくなる
  • 音楽鑑賞では最低域を下げめ、低域を少し上げる、高音上げめで良い感じになる
  • マイク音質が良い
  • 音量のミュートボタンが無い
  • PS4、PS5では機能が使えない

 

この様に「HS80 RGB WIRELESS」は付け心地と機能面に優れたワイヤレスヘッドセットとなっています。

音質についても用途に合わせたイコライザー設定をすればとても良くなります。

また、Dolby Accessでのサラウンド機能が良く、FPSでの聴き取りやすさがかなり上がります。

逆を言うとイコライザー設定を使わずにデフォルト設定で使うと、こもった様な音質に感じるかもしれないです。

 

それでは読んで頂きありがとうございました!

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

 

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

また、物によってはスティック操作に力が入ると固定しきれずに取れてしまう場合があります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「KontrolFreek製のフリーク」がおすすめです。

 

そしてKontrolFreek製のフリークは現在、

の4種類のモデルが存在します。

 

それぞれのモデルの違いについては以下の通りです。

頂部の形状
(指を置く部分)
高さ
Inferno 凹型 10.1 mm(両方)
Galaxy 凹型 11.8 mm(右)
7.6 mm(左)
Edge 凸型 10.4 mm(右)
5.9 mm(左)
Vortex 凸型(右)
凹型(左)
11.3mm(右)
5.6mm(左)
CQC 凹型 6.11mm(両方)

この様な違いがあるので、好みの高さと形状を考えて選ぶのがおすすめ出来ます。

ちなみに左右で長さと形状が違うモデルもありますが、これは逆に付ける事も可能です。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

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