プロゲーマーは大会で優勝するために、プレイ以外にもあらゆる面で試行錯誤しています。
その為使用しているデバイスにもこだわっている方が多く、最高のパフォーマンスを発揮できるものが使用されています。
勿論スポンサー契約で使わされている場合もありますが、メーカー側もプロゲーマー向けに開発しているので低品質なものは存在しません。
なのでプロゲーマーが使用しているデバイスを研究するのは自分にとって最適な物を見つける近道となる筈です。
そこでこの記事では、世界的なプロゲーマーが使用しているキーボードをprosettings.netを参考にしてランキング形式で紹介していきます。
ちなみに今回は以下のタイトルのプロゲーマーのデータを参考にしています
- Apex Legends
- CS:GO
- オーバーウォッチ2
- フォートナイト
- PUBG
- レインボーシックスシージ
- VALORANT
それぞれのゲームタイトルに分けて紹介したり、その製品の特徴も細かく解説していくのでぜひ参考にして下さい。
目次
- 1 人気ランキング表!
- 2 人気モデルの解説!
- 2.1 Logicool G PRO X
- 2.2 Wooting 60 HE
- 2.3 SteelSeries Apex Pro TKL
- 2.4 Logicool G913 TKL
- 2.5 Razer Huntsman V2 TKL
- 2.6 ロジクール G715
- 2.7 CORSAIR K70 RGB PRO
- 2.8 HyperX Alloy FPS
- 2.9 HyperX Alloy FPS Pro
- 2.10 Razer Huntsman Mini
- 2.11 Ducky One 2 Mini RGB
- 2.12 Xtrfy K4-RGB
- 2.13 SteelSeries Apex Pro
- 2.14 HyperX Alloy Origins
- 2.15 Razer BlackWidow V3 TKL
- 2.16 Razer Huntsman Tournament Edition
- 2.17 HyperX Alloy Origins Core
- 2.18 Logicool G512
- 2.19 SteelSeries Apex Pro TKL (2023)
- 2.20 Razer BlackWidow V3
- 2.21 Corsair K65 Rapidfire (10位)
- 2.22 SteelSeries APEX 7 TKL
- 2.23 SteelSeries APEX 7
人気ランキング表!
まずはランキング表です。
簡単に把握したい方はこちらを参考にして下さい。
ちなみにメーカー名のリンクにはそのメーカーで最も使われているモデルを載せています。
また一部の古い機種は新機種に置き換えて記載しています。
人気モデルの解説!
Logicool G PRO X
Logicool G PRO X | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
配列 | 日本語配列 |
アクチュエーションポイント | 2.0mm |
押下圧 | 50g |
キーストローク | クリッキー(青) = 3.7mm タクタイル(茶) = 3.7mm リニア(赤) = 4.0mm |
耐久性 | 約7000万回 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 34mm×361mm×153mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | ファンクションキーへの割り当てに対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | なし |
プロゲーマー向けに開発された「PRO Xシリーズ」のキーボードで、全体のランキングでは2位である、
- Wooting 60 HE
と100人近く差を付けて1位となっています。
タイトル毎のランキングを見ても、
- CSGO
- オーバーウォッチ2
- R6S
- PUBG
- APEX
で1位となっており、唯一1位では無いVALORANTとフォートナイトでも2位となっています。
元々は全てのキーにクリッキースイッチ(青軸)搭載が搭載されていて1つのキー毎で、
- リニアスイッチ(赤軸)
- タクタイルスイッチ(茶軸)
へ変更する事が可能でした。
しかし現在新品で販売されているモデルはスイッチの交換は不可能で、
- リニアスイッチモデル(赤軸)
- クリッキースイッチモデル(青軸)
の2種類が販売されていて、タクタイルモデルはありません。
ちなみにスイッチの交換が可能だった旧型モデルは転売価格で販売されている事が殆どです。
スイッチの仕様は、CHERRY製スイッチ比べると
- 赤軸と茶軸については押下圧が少し重め
- タクタイルとクリッキーはキーストローク幅が浅め
- 耐久性が高め
と言う特徴を持っています。
特に押下圧は全て50gと結構重めです。
そしてプロゲーマーにも良く使われているキーボードながらも値段が比較的低価格で、コスパに優れる定番キーボードでもあります。
Wooting 60 HE
スペック | |
---|---|
形状 | 60% |
配列 | 英語配列 |
アクチュエーションポイント | 0.1mm~4mm |
押下圧 | 40g |
キーストローク | 4mm |
耐久性 | 1億回 |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | 非対応 |
一時期FPSゲーマーの間でかなり話題になった高性能ゲーミングキーボードです。
今では対応しているキーボードも増えてきていますが、ラピッドトリガー機能に恐らく初めて対応したキーボードで、
- アクチュエーションポイントを0.1mm~4mmまで0.1mm単位で調整できる
- ラピッドトリガーを0.15mm~2.35mmまで0.05mm単位で調整出来る
とカスタマイズ性に優れています。
キーを離してから入力が解除されるまでの深さを調整出来る機能
これらの機能によって、
- 誤操作しやすいキーだけ鈍感な設定にする
- 誤操作の心配が無くなるべく速い操作を反映させたいキーだけ敏感な設定にする
など自分好みの設定にすることが可能です。
なので、スピード軸の半分以下の浅さで反応する性能ながらも、
「反応が良すぎて使いにくい」
と言うデメリットもカバーしています。
またラピッドトリガーによって、
- アクチュエーションポイントは0.1mmに設定する
(0.1mm押し込めば入力が出来る) - ラピッドトリガーも0.1mmに設定する
(底打ちまで押し込んでも0.1mmでも離せば入力が解除できる)
と言う様に、アクチュエーションポイントを浅く設定してもキー入力を素早く解除できる様になります。
仮にラピッドトリガーが無かった場合は、
「離す時も上から0.1mmのところまで離さないとキー入力が解除できない」
と言う様になってしまう為、素早い入力の解除や連打がしにくくなってしまいます。
そして特にVALORANTでは1位を取るほど人気のキーボードで、ストッピング操作のしやすいキーボードとよく言われています。
ただしこちらは現在日本で正式に販売されていないので購入するには、
- 日本国内で転売価格で購入する
- 海外の公式サイトで直接取り寄せる
と購入までのハードルが高いです。
また現在では、
などアクチュエーションポイントの調整とラピッドトリガー機能に対応しているキーボードが普通に販売されています。
なので日本国内でラピッドトリガー機能対応のモデルを購入する場合は、上記のモデルから選ぶのがおすすめです。
SteelSeries Apex Pro TKL
【国内正規品】 SteelSeries Apex Pro TKL
スペック | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
配列 | 日本語配列 |
アクチュエーションポイント | 0.1mm~3.6mm |
押下圧 | 45g |
キーストローク | 3.6mm |
耐久性 | 1億回 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 40.3mm×355.4mm×139.2mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | 対応 |
2023年前半では全体順位で2位となっていましたが、「Wooting 60 HE」の使用者が徐々に増えて今では3位となっています。
元々は、
- アクチュエーションポイントを0.4mmから底打ちの3.6mmまで10段階で調整可能
- ラピッドトリガーには非対応
と言う性能でしたが2023年のアプデによって、
- アクチュエーションポイントを0.1mmから底打ちの3.6mmまで0.1mm単位で調整可能
- ラピッドトリガーには対応
と強化されました。
また右上にディスプレイが付いており、ソフトウェアを使わずに設定の変更が手軽にしやすいです。
そして「Wooting 60 HE」と違って日本でも販売されているので、Wootingよりもお勧めしやすいです。
【国内正規品】 SteelSeries Apex Pro TKL
Logicool G913 TKL
Logicool G913 TKL 国内正規品 2年間メーカー保証
スペック | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
配列 | 日本語配列 |
アクチュエーションポイント | 1.5mm |
押下圧 | 50g |
キーストローク | 2.7mm |
耐久性 | 約5000万回 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 22mm×368mm×150mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | ファンクションキーへの割り当てに対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | なし |
厚さが約22mmと薄型で、普通のキーボードの半分以下となっていて、押し幅もとても浅く素早い入力がしやすいです。
その為、直感的な操作が求められるFPS向けなモデルとなっています。
その他の特徴として、
- ロジクール独自の遅延の無いLIGHTSPEEDワイヤレス接続に対応(Bluetoothにも対応)
- 充電持ちが最大40〜1100時間(RGBライトの光らせ方で変化)
と利便性にも優れています。
ちなみにこちらは3種類のスイッチ違いモデルが存在しており、
- リニアキーモデル…打鍵感が弱めな赤軸の様なスイッチ
- タクタイルモデル…少し打鍵感があり、リニアとクリッキーの中間の特性を持った茶軸に似ているスイッチ
- クリッキーモデル…カチッとした強い打鍵感を持つ青軸の様なスイッチ
という違いがあります。
また「ホワイトモデル」も存在しますが、そちらはタクタイルモデルしかありません。
Razer Huntsman V2 TKL
Razer Huntsman V2 Tenkeyless【日本正規代理店保証品】
スペック | |
---|---|
形状 | フルキーボード |
配列 | 日本語配列 英語配列 |
アクチュエーションポイント | クリッキー = 1.5mm リニア = 1.2mm |
押下圧 | クリッキー = 45g リニア = 48g |
キーストローク | 3.5mm |
耐久性 | 1億回 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 37mm×362mm×140mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | なし |
Huntsmanシリーズの新型モデルで、スイッチには第2世代のオプティカルスイッチが搭載されています。
そして第一世代と比べると「リニアオプティカルスイッチ」に大きな違いがあり、
- 押下圧が40g→48gへ増加
- アクチュエーションポイントが1.0mm→1.2mmへ増加
- 静音性の強化
と言った変更がされています。
なので単純に素早い操作のしやすさに関しては第一世代の方が上ですが、第二世代では、
「敏感すぎない反応 + 静音性の強化」
と言うメリットが生まれているので、人によってどちらが良いか分かれるかもしれません。
その他にも最大8000Hzのポーリングレートに対応し、より遅延を減らすことが可能になっています。
Razer Huntsman V2 Tenkeyless【日本正規代理店保証品】
ロジクール G715
スペック | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
配列 | 日本語配列 |
アクチュエーションポイント | 2.0mm |
押下圧 | 50g |
キーストローク | タクタイル(茶) = 3.7mm リニア(赤) = 4.0mm |
耐久性 | 約7000万回 |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | ファンクションキーへの割り当てに対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | なし |
見た目が特徴的なキーボードで
- 真っ白なカラー
- 雲の様なデザインのリストレスト
とさわやかで可愛いデザインとなっています。
また見た目だけで無くスペックも高性能で、
- 有線と変わらない遅延の少なさを持つワイヤレス接続「LIGHTSPEED 」に対応
- Bluetoothにも対応
- スイッチは「PRO Xシリーズ」と同じGXスイッチが搭載
となっています。
またスイッチ違いのモデルとして
- リニアスイッチモデル(赤軸)
- タクタイルスイッチモデル(茶軸)
この2種類がラインナップされています。
CORSAIR K70 RGB PRO
スペック | |
---|---|
形状 | フルキーボード |
スイッチの種類 | スピード軸 赤軸 |
アクチュエーションポイント | スピード軸 = 1.2mm 赤軸 = 2.0mm |
押下圧 | スピード軸 = 45g スピード軸(ロープロファイル) = 45g 赤軸 = 45g 茶軸 = 45g |
キーストローク | スピード軸 = 3.4mm 赤軸 = 4mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 全キーへの割り当て対応 |
Corsair製の多機能キーボードです。
ちなみに2023年の始め辺りでは全体ランキングで3位となっていましたが、現在は7位にまで落ちています。
また厳密に書くとプロゲーマーから使われているのはこちらの旧型である、
- K70 RGB
- K70 RGB MK.2
などが多いですが、これらは既に生産終了しているので、「CORSAIR K70 RGB PRO」に置き換えて記載しています。
このモデルには、
- スピード軸
- 赤軸
の2種類のスイッチ違いモデルがあり、プロゲーマーからは素早い操作がしやすい「スピード軸モデル」が人気です。
そして機能面では、
- マクロ機能などゲームに不要な機能を手軽に無効化出来るトーナメントモード
- レポートレートが最大8000Hzに対応
- 4,000Hzのキースキャニングによる素早い応答性
と高性能になっています。
HyperX Alloy FPS
HyperX Alloy FPS | |
---|---|
形状 | フルキーボード |
スイッチの種類 | 赤軸 青軸 茶軸 |
アクチュエーションポイント | 赤軸 = 2.0mm 青軸 = 2.2mm 茶軸 = 2.0mm |
押下圧 | 赤軸 = 45g 青軸 = 50g 茶軸 = 45g |
キーストローク | 赤軸 = 4mm 青軸 = 4mm 茶軸 = 4mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 35.59mm×441.65mm×129.38mm |
バックライト | 赤色LED |
マクロ機能 | 非対応 |
周りの余計な淵が小さくなっており、テンキーまであるフルキーボードながらもコンパクトなサイズ感になっています。
特に縦の長さがとても小さく、他のフルキーボードと比較すると大きな差があります。
注意点としてマクロに対応していないのと、バックライトが赤色でしか光らないので、機能面に関しては他のキーボードと比べて見劣りするかもしれません。
しかし現在は新品で販売されている事が殆どありません。
HyperX Alloy FPS Pro
HyperX Alloy FPS Pro | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
スイッチの種類 | 赤軸 青軸 |
アクチュエーションポイント | 赤軸 = 2.0mm 青軸 = 2.2mm |
押下圧 | 赤軸 = 45g 青軸 = 50g |
キーストローク | 赤軸 = 4mm 青軸 = 4mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 35mm×359mm×165mm |
バックライト | 赤色LED |
マクロ機能 | 非対応 |
上で紹介した「HyperX Alloy FPS」のテンキーレスモデルです。
またこちらについても現在新品で購入する事が難しくなっています。
Razer Huntsman Mini
Razer Huntsman Mini【日本正規代理店保証品】
スペック | |
---|---|
形状 | 60%キーボード |
配列 | 日本語配列 英語配列 |
アクチュエーションポイント | クリッキー = 1.5mm リニア = 1.2mm |
押下圧 | クリッキー = 45g リニア = 48g |
キーストローク | 3.5mm |
耐久性 | 1億回 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 37mm×293.3mm×103mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | なし |
Razer製のコンパクトキーボードで、テンキーレスどころかファンクションキー、矢印キーなどもありません。
これによってデスクスペースを広く取る事が可能になり、FPSでのマウス操作がしやすくなります。
また、キーの数が少ないからと言って不便と言う訳では無く、「Fnキー」と組み合わせることで、省略されているキーも全て使う事が可能です。
その為、普段使い時ではホームポジションから殆ど動かさずに全てのキー操作がしやすいので、慣れればフルキーボードよりも便利に使いやすいです。
加えてほぼ全てのキーに対してマクロ、キー割り当ての変更が可能で、、より自分が使いやすい設定する事が出来ます。
(Windowsキーなど変更できないキーがあります。)
そして搭載されているスイッチはRazer製の第二世代オプティカルスイッチが付いています。
この第二世代はクリッキーの方は第一世代とあまり違いがありませんが、リニアの方は違いがあり、
- アクチュエーションポイントが0.2mm深い(1.2mm)
- 押下圧が8g重い(48g)
- 静音性が強化
と言う様になっています。
なので素早い操作のしやすさにおいては旧型の方が優れますが、ミスがしにくく幅広い人が使いやすいです。
Razer Huntsman Mini【日本正規代理店保証品】
Ducky One 2 Mini RGB
スペック | |
---|---|
形状 | 60% |
スイッチの種類 | 赤軸 静音赤軸 スピード軸 青軸 茶軸 |
アクチュエーションポイント | 赤軸 = 2.0mm 静音赤軸 = 1.9mm スピード軸 = 1.2mm 青軸 = 2.2mm 茶軸 = 2.0mm |
押下圧 | 赤軸 = 45g 静音赤軸 = 45g スピード軸 = 45g 青軸 = 50g 茶軸 = 45g |
キーストローク | 赤軸 = 4mm 静音赤軸 = 3.7mm スピード軸 = 3.4mm 青軸 = 4mm 茶軸 = 4mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 40mm×302mm×108mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 全キーへの割り当てに対応 |
多機能でコンパクトなキーボードとして有名です。
ちなみにDuckyは上画像のコンパクトなモデルだけで無く、
- フルキーボード
- テンキーレスモデル
- テンキー、Fキーレスで矢印キー搭載モデル(65%モデル)
など様々なサイズのモデルがあるだけで無く、数多くの色違い、スイッチ違いモデルも存在しています。
「Ducky One 2 mini」の一番の特徴としてはコンパクトな点が挙げられます。
テンキーだけで無く矢印キーがあるスペースまで省略されているので、横幅30cmほどしかありません。
このサイズ感によって、マウスを振り回せるスペースが広くなるので、ローセンシプレイヤーにとって大きなメリットに感じられます。
またキーの数が少ないですが、全キーにマクロや他の役割を割り当てる事も出来ます。
加えて
- 通常の状態の役割
- Fnキーを押している時のキーの役割
- Fnキー + CTRLを押している時のキーの役割
と言った様に一つのキーに3種類の役割を割り当てる事が可能です。
これによって疑似的なテンキーを作るなど自分の使いやすい様に設定を作り込める他、ホームポジションから手を殆ど動かす事無く様々な操作が出来ます。
なので、省略されているキーが多いので一見不便に見えますが、設定次第ではフルキーボードよりも便利に使いやすくなる多機能キーボードです。
一つ注意点として、正式に日本向けに作られている訳では無いので日本語配列モデルがありません。
Xtrfy K4-RGB
スペック | |
---|---|
形状 | フルキーボード |
スイッチの種類 | 赤軸(Kailh) |
アクチュエーションポイント | 1.8mm±0.3mm |
押下圧 | 45g±10gf |
キーストローク | 3.6mm±0.3mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 39mm×443mm×140mm |
バックライト | RGB |
スウェーデンのゲーミングデバイスメーカー「Xtrfy」によるキーボードです。
使われているスイッチは赤軸ですが、こちらは「CHERRY製」では無く「Kailh製」の物が使われており、アクチュエーションポイントとキーストロークが少し短いです。
また耐久性についても最大7000万回キーストロークと頑丈になっています。
ちなみにこのモデルには、
- ブラックモデル
- ホワイトモデル
- レトロモデル
と3種類の色違いモデルがあります。
そして「ホワイトモデル」と「レトロモデル」には、スペースキーやエンターキーなど、サイズが大きめなキーに付いているスタビライザー部分にシリコングリスが注入されており、
- カチャカチャとした音の軽減
- 柔らかい押し心地
と言うような仕様になっています。
(ブラックモデルにはシリコングリスがありません。また「ホワイトモデル」と「レトロモデル」はテンキーレスのみとなっています。)
SteelSeries Apex Pro
スペック | |
---|---|
形状 | フルキーボード |
配列 | 日本語配列 |
アクチュエーションポイント | 0.1mm~3.6mm (0.1mm単位で調整可能) |
押下圧 | 45g |
キーストローク | 3.6mm |
耐久性 | 1億回 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 40.3mm×436.7mm×139.2mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | 対応 |
こちらは上で紹介した「Apex Pro TKL」のフルキーボードモデルです。
なのでテンキーまで必要な方はこちらの方が向いています。
HyperX Alloy Origins
スペック | |
---|---|
形状 | フルモデル |
配列 | 日本語配列 |
アクチュエーションポイント | 1.8mm |
押下圧 | 45g |
キーストローク | 3.8mm |
耐久性 | 約8000万回 |
サイズ | 44.3 x 13.3 x 3.7 cm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 全キーへの割り当て対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | なし |
HyperXが独自に開発した赤軸が搭載されているモデルです。
この赤軸はCHERRY製の物と比べると、
- 耐久性が高い(8,000万回)
- アクチュエーションポイントが0.2mm短い(1.8mm)
- キーストローク幅が0.5mm短い(3.5mm)
などの違いがあり、より素早いタイピングがしやすくなっています。
Razer BlackWidow V3 TKL
Razer BlackWidow V3 Tenkeyless
スペック | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
スイッチの種類 | 緑軸(青軸) 黄軸(静音銀軸) |
アクチュエーションポイント | 緑軸 = 1.9 mm 黄軸 = 1.2mm |
押下圧 | 緑軸 = 50g 黄軸 = 45g |
キーストローク | 緑軸 = 4.0 mm 黄軸 = 3.5 mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 41mm×362mm×154.8mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
「BlackWidow V3」のテンキーレスモデルです。
特にオーバーウォッチで人気なモデルで、オーバーウォッチのランキングでは2位と高いです。
ちなみにこちらも厳密に言えば、プロゲーマーはV3では無く旧型モデルを使っている方が多いです。
ただ既に旧型は新品で購入できない事が多いので、この記事では旧型も「BlackWidow V3 Tenkeyless」の一括りとして計上しています。
テンキーレスである事以外に「BlackWidow V3」との違いは殆ど無く、搭載されているスイッチも、
の2種類から選ぶ事が可能です。
また、コンパクトになっているのでフルキーボードモデルと比べ、
- デスクスペースを広くとれる
- 低価格
と言うメリットが生まれているので、テンキーが必要ない方はこちらの方が向いています。
Razer BlackWidow V3 Tenkeyless
Razer Huntsman Tournament Edition
Razer Huntsman Tournament Edition JP配列【日本正規代理店保証品】
スペック | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
配列 | 日本語配列 英語配列 |
アクチュエーションポイント | 1.0mm |
押下圧 | 40g |
キーストローク | 3.5mm |
耐久性 | 1億回 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 37mm×362mm×140mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | なし |
「Huntsmanシリーズ」のテンキーレスバージョンで、Razer独自の光学式スイッチである、
「第一世代リニアオプティカルスイッチ」
が搭載されています。
このスイッチは赤軸の様に引っ掛かり無くリニアに押し込めるタイプで、通常のメカニカルスイッチと比べて、
- 耐久性が高い
- 応答速度が速い
と言うメリットを持っています。
またこのモデルに搭載されているスイッチは「第一世代」の物となっており、「第二世代」と比べると
- アクチュエーションポイントが0.2mm浅い(1.0mm)
- 押下圧が8g軽い(40g)
- 静音性に劣る
と言う特徴があります。
その為、
「速く入力する」
と言う事においては「第二世代」よりも優れています。
コンパクトなオプティカルスイッチモデルが欲しい方におすすめです。
Razer Huntsman Tournament Edition【日本正規代理店保証品】
HyperX Alloy Origins Core
スペック | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
配列 | 日本語配列 |
アクチュエーションポイント | 1.8mm |
押下圧 | 45g |
キーストローク | 3.8mm |
耐久性 | 約8000万回 |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 35mm×359mm×130mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 全キーへの割り当て対応 |
マルチメディア機能 | 対応 |
USBパススルー機能 | なし |
上で紹介した「HyperX Alloy Origins」のテンキーレスモデルで搭載されているスイッチや作りは全く同じとなっています。
その為、コンパクトさと浅めな押し心地の赤軸モデルが欲しい方に向いています。
Logicool G512
Logicool G512 | |
---|---|
形状 | フルキーボード |
スイッチの種類 | GXブルー GXレッド GXブラウン |
アクチュエーションポイント | GXブルー = 2.0mm GXレッド = 1.9mm GXブラウン = 1.9mm |
押下圧 | GXブルー = 50g GXレッド = 50g GXブラウン = 50g |
キーストローク | GXブルー = 4.0mm GXレッド = 4.0mm GXブラウン = 4.0mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 35.5mm×445mm×132mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
ロジクール独自のスイッチ「GXスイッチ」が搭載されているモデルで、
これらの3種類のモデルがあります。
ちなみにこれらのスイッチは上で紹介した「Logicool G PRO X 」と同じものになっています。
なのでこのモデルは、
「「Logicool G PRO X 」のテンキーありのフルキーボードにしたモデル」
と言う様になっています。
SteelSeries Apex Pro TKL (2023)
上で紹介した「SteelSeries Apex Pro TKL」の新型で2023年に発売されたモデルです。
元々のスペックは、
- アクチュエーションポイントは0.2mm~3.8mmで0.1mm単位で調整可能
- ラピッドトリガー機能に非対応
となっていて、旧型がアプデされていなかった事もあってこちらの方が高性能でした。
しかし現在は旧型と新型の両方にアプデが入った事によって、
- アクチュエーションポイントは0.1mm~3.8mmで0.1mm単位で調整可能
- ラピッドトリガー機能に対応
とスイッチの調整機能は同等になっています。
ただしキーストローク幅はこちらの方が2mm深いので、キーストローク幅の浅い旧型の方がゲーム向きな性能です。
その他の違いとしては、
- ケーブルが着脱可能になった
- USBパススルー機能に非対応になった
- キーキャップがざらつきのあるPBTダブルショットへ変更
(旧型はツルツルのABS素材)
など細かい違いがありますが、アプデでのスペック変更によって操作性に関しては大きな違いはありません。
それでも旧型のテンキーレスモデルは現在新品で購入する事が難しいので、Apex Pro TKLが欲しい場合はこちらを選んだ方が良いです。
Razer BlackWidow V3
スペック | |
---|---|
形状 | フルキーボード |
スイッチの種類 | 緑軸(青軸) 黄軸(静音銀軸) |
アクチュエーションポイント | 緑軸 = 1.9 mm 黄軸 = 1.2mm |
押下圧 | 緑軸 = 50g 黄軸 = 45g |
キーストローク | 緑軸 = 4.0 mm 黄軸 = 3.5 mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 42.1mm×450mm×154.8mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
Razer製キーボードの代表的なシリーズ「BlackWidow」の2021年モデルです。
ちなみに厳密にいうとプロゲーマーはV3では無く旧型モデルを使っている方が多いです。
ただ既に旧型は新品で購入できない事が多いので、この記事では旧型も「BlackWidow V3」の一括りとして計上しています。
特徴としてRazer独自のカスタマイズされたスイッチが使われており、最大8000万回キーストロークと高い耐久性を持っています。
(多くのキーボードで使われているCHERRY製は5000万回)
そしてこのモデルでは、
の2種類のラインナップがされており、特に黄軸については
- スピード軸並みの浅いアクチュエーションポイント
- 静音性に優れた作り
と言う特徴を持っており、静かに高速入力がしやすい作りがされています。
その他機能面にも優れており、
- マクロ機能
- RGBライト
- オンボード機能
- マルチメディア機能
とゲーミングキーボードで定番な機能が一通り揃っています。
これだけのスペックを持っていながら価格が比較的低価格なので、コスパ最強のゲーミングキーボードとなっています。
Corsair K65 Rapidfire (10位)
Corsair K65 Rapidfire | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
スイッチの種類 | スピード軸 |
アクチュエーションポイント | 1.2mm |
押下圧 | 45g |
キーストローク | 3.4mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 38mm×355mm×165mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
Corsair製のテンキーレスモデルでスイッチはスピード軸が搭載されています。
その他、全キーにマクロが割り当てられるなど機能面にも優れており、RGBライトも付いています。
ちなみに2016年に発売された比較的古いモデルとなっていますが現在でも高い人気があります。
その為、Amazonレビューでは1200件以上のレビュー数ながら星4.5と高評価です。
コンパクトでスピード軸が搭載されたキーボードを探している方に向いています。
SteelSeries APEX 7 TKL
SteelSeries APEX 7 TKL | |
---|---|
形状 | テンキーレス |
スイッチの種類 | QX2赤軸(SteelSeries独自) QX2青軸(SteelSeries独自) |
アクチュエーションポイント | QX2赤軸 = 2.0mm QX2青軸 = 2.0mm |
押下圧 | QX2赤軸 = 45g QX2青軸 = 45g |
キーストローク | QX2赤軸 = 4mm QX2青軸 = 4mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 40.44mm×355.44mm×139.26mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
こちらは上で紹介した「SteelSeries APEX 7」のテンキーレスモデルです。
その為、テンキーレスでコンパクトなモデルが良い方はこちらの方が向いています。
SteelSeries APEX 7
SteelSeries APEX 7 | |
---|---|
形状 | フルキーボード |
スイッチの種類 | QX2赤軸(SteelSeries独自) QX2青軸(SteelSeries独自) |
アクチュエーションポイント | QX2赤軸 = 2.0mm QX2青軸 = 2.0mm |
押下圧 | QX2赤軸 = 45g QX2青軸 = 45g |
キーストローク | QX2赤軸 = 4mm QX2青軸 = 4mm |
サイズ(高さ×幅×奥行) | 40.44mm×403.3mm× 139.2mm |
バックライト | RGB |
マクロ機能 | 対応 |
上で紹介した「SteelSeries Apex Pro TKL」のスイッチ違いモデルのフルキーボードバージョンで、こちらにはSteelSeries独自のメカニカルスイッチが搭載されています。
なのでアクチュエーションポイントの調整は出来ませんが、それ以外に違いは無く、マクロ機能や右上のディスプレイも搭載しています。
そしてこのモデルには、
の2種類が存在しているので、好みのスイッチに合わせて選ぶのがおすすめです。