【レビュー】HyperX Alloy Origins 良かった点と悪かった点について!【赤軸キーボード】

評価:4.5

今回はHyperX様から「HyperX Alloy Origins」と言うゲーミングキーボードを提供して頂いたので、そのレビューを書いて行きます。

このキーボードの大きな特徴は、HyperX初である独自開発の赤軸が搭載されている点です。

これによって耐久性と反応速度に優れた作りがされていて、FPSで使用するのにぴったりなモデルとなっています。

また機能面にも優れていてRGBライトやショートカット、全キーマクロにも対応しています。

 

ちなみにこのキーボードの発売日はこの記事を投稿している10月7日ですが、今回発売前に提供して頂いたので3週間ほど使用してのレビューとなっています。

購入検討中の方や赤軸キーボードを探している方は是非参考にして下さい。

特徴と機能面!

HyperXによるオリジナル赤軸が搭載!

今までのHyperX製のキーボードは「CHERRY製」や「Kalih製」など他社のスイッチが使われていましたが、今回の「HyperX Alloy Origins」ではHyperXによる自社開発のスイッチが搭載されています。

そしてこのスイッチは赤軸となっており、「CHERRY製」の赤軸と比べると、

  • 反応する深さが1.8mm
    (CHERRY製は2.0mm)
  • キーストロークが3.8mm
    (CHERRY製は4.0mm)
  • 押し加圧は45gで「CHERRY製」と同じ
  • 耐久性が約8000万回と頑丈
    (CHERRY製は約5000万回)

この様な違いとなっています。

なので微弱ながらも0.2mm分「CHERRY製」より早く反応し、耐久性も1.5倍以上強化されているというのが大きなメリットと言えます。

ちなみに他のスイッチとの比較表は以下の通りです。

反応する深さキーストローク押下圧耐久性
HyperX 赤軸1.8mm3.8mm45g約8000万回
CHERRY 赤軸2.0mm4mm45g約5000万回
CHERRY 銀軸
(スピード軸)
1.1mm3.4mm45g約5000万回
Kailh 銀軸
(スピード軸)
1.2mm3.5mm40g約7000万回
CHERRY 青軸2.0mm4mm50g約5000万回
CHERRY 茶軸2.0mm4mm45g約5000万回
CHERRY 黒軸2.0mm4mm60g約5000万回

この様に耐久性が他と比べてかなり高くなっているので、より長期間使い続けられそうです。

ちなみに押し心地に関しては「CHERRY製赤軸」とあまり変わりないので、それからの乗り換えでも違和感無く使えます。

豊富なショートカット機能!

このキーボードには「FNキー」が搭載されており、このキーと指定されたキーを同時押しする事でショートカット機能を使う事が出来ます。

その組み合わせは以下の通りです。

F1~F3」はプリセットの切り替えを行う事が出来ます。

と言うのもこのキーボードはオンボードメモリに対応しており、キーの割り当てやライトの光り方など、設定を3種類キーボード自体に保存しておけます。

それらの設定をこのショートカットで瞬時に切り替えられるのでとても便利です。

そして「F6~F8」では音楽の再生やスキップなどが行えます。

そして「F9~F11」では音量の調整とミュートが可能で、「F12」はゲームモードのON/OFFが可能です。

ちなみにゲームモードと言うのは一部のキーを押しても反応させないようにする機能の事で、ゲームプレイ中に「Caps Look」などの誤爆を防ぐことが出来ます。

その他「矢印の上下キー」ではライトの明るさを調整する事が可能です。

ちなみにキーボード右上にあるディスプレイには「選択されているプリセット」や「ゲームモード」など現在の設定が表示されています。




日本語配列に対応!

HyperX製のキーボードと言えば英語配列のみのモデルが多かったですが、今回の「HyperX Alloy Origins」は日本語配列となっています。

その為、「半角/全角切り替え」も日本語表記で書かれており、エンターキーも通常の見慣れた形です。

またローマ字入力をする際も英語配列と違って、キーに表記されている物がそのまま入力されるので、日本人にとって問題無く使いやすくなっています。

2段階の高さ調節が可能なスタンド!

スタンドの傾斜の角度を変更する事が可能で、これは2段階に調整する事が出来ます。

1段階目

 

2段階目

 

個人的には2段階目の高めな調整が使いやすく感じました。




使用した感想!

滑らかな押し心地と程良い反発力で、叩く様に素早く打ちやすい!

HyperX独自の赤軸となっていますが、基本的に打ち心地は「CHERRY製」の赤軸とあまり変わりなく、打鍵感が弱めな打ち心地です。

また、程良い押下圧による反発感があるので打った後の跳ね返りが良い感じで、素早く叩く様に打ちやすく感じました。

そしてキーが反応する深さも通常と比べて浅めなので、反応の良さも申し分ありません。

だからと言って極端に浅すぎる訳では無いので誤操作もしにくく、個人的にベストな使い心地でした。

加えて耐久性も上で書いたようにズバ抜けているので、長期間変わらないパフォーマンスで使い続けられると思います。

周りの淵の部分が最小限でコンパクト!

キー周りの余計な部分が少なく作られているので、テンキーありのフルキーボードとしてはコンパクトになっています。

なのでFPSで使う場合にもマウス操作の邪魔になりにくく使いやすいです。

平面上にキースイッチが付いていて綺麗に掃除がしやすい!

上の写真の様にキースイッチが付いている部分に窪みが無く平面状なので、埃やゴミなどが掃除しやすくなっています。

なのでちょっとした埃であればエアダスターだけで綺麗に出来るので、個人的にとても良かったです。

RGBライトが漏れ出すような柔らかい光り方で綺麗!

HyperX製のキーボードの特徴と言えばRGBライトがとても綺麗な点が挙げられますが、「HyperX Alloy Origins」についてもそれが感じられます。

これは恐らく、

  • ライトの明るさが明るい!
  • キースイッチが平面上に付いていて横から光が漏れ出て来やすい!
  • ボディが光を反射しやすい!

これら3つの特徴によって、綺麗で鮮やかなライトが表現できているのだと思います。

なので、他の多くのゲーミングキーボードよりも綺麗なライティングを持っていると感じました。

注意点!

USB 充電ポートが付いていない!

他のHyperX製のキーボードの中にはスマホなどの充電や、マウスを接続して使える様にする「USB 充電ポート」が付いているモデルが存在します。
(例 : 「HyperX Alloy FPS RGB」など)

しかし「HyperX Alloy Origins」にはそれが付いていないので、USBポートを使おうと思っている方は気を付けて下さい。




パームレストも用意した方が使いやすい!

HyperX Alloy Origins」は上で書いたように周りの枠が極限まで削られているので、タイピング時に手の支えとなるパームレストもありません。

なので私自身は普段パームレストを必ず使用しているので、それ無しでは打ちにくく感じました。

その為、基本的に「パームレスト」を別で用意して使用するのがおすすめです。

これがある事によって、手首の位置をキーボードよりも高い位置に固定が出来るので、

  • 奥側のキーにも指が届きやすくなる!
  • 指の力だけで無く、手全体の重量を利用できるので軽い力でタイピングできる!
  • 手を持ち上げる頻度が減るので楽に使える様になる!

などのメリットが生まれて、楽なポジションを維持して正確なタイピングがしやすくなります。

 

ちなみに個人的におすすめなのは、現在私自身が使用している「FILCO製のウッドパームレスト」です。

パームレストにはスポンジなど柔らかい物もありますが、硬い素材の方が位置が固定されるので、安定感があります。

そして木材の物は手触りがサラサラしていて快適に使いやすいのでとてもおすすめです。

また、個人的には木材ならでは見た目も気に入っています。

まとめ!

  • HyperX独自の赤軸が使われている!
  • 「CHERRY製」に比べてキーストロークとアクチュエーションポイントが浅く、耐久性が高い!
  • Fnキーによるショートカットが便利!
  • 日本語配列モデル!
  • 押し心地は「CHERRY製」の赤軸とあまり変わらない!
  • 周りの淵が少なくフルキーボードとしてはコンパクト!
  • キースイッチが平面上に付いていて掃除が簡単!
  • RGBライトがとても綺麗!
  • USB 充電ポートは未搭載!
  • パームレスト」が合った方が使いやすい!

 

この様に「HyperX Alloy Origins」は独自の赤軸スイッチによって高い耐久性と滑らかな打ち心地が特徴的なキーボードです。

また独自スイッチと言っても、一般的な「CHERRY製」と打ち心地はあまり変わりないので、他の赤軸に慣れている方でもスムーズに使いやすく感じると思います。

 

それでは読んで頂きありがとうございました!

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

 

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

また、物によってはスティック操作に力が入ると固定しきれずに取れてしまう場合があります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「KontrolFreek製のフリーク」がおすすめです。

 

そしてKontrolFreek製のフリークは現在、

の4種類のモデルが存在します。

 

それぞれのモデルの違いについては以下の通りです。

頂部の形状
(指を置く部分)
高さ
Inferno 凹型 10.1 mm(両方)
Galaxy 凹型 11.8 mm(右)
7.6 mm(左)
Edge 凸型 10.4 mm(右)
5.9 mm(左)
Vortex 凸型(右)
凹型(左)
11.3mm(右)
5.6mm(左)
CQC 凹型 6.11mm(両方)

この様な違いがあるので、好みの高さと形状を考えて選ぶのがおすすめ出来ます。

ちなみに左右で長さと形状が違うモデルもありますが、これは逆に付ける事も可能です。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

Twitterでフォローしよう