
PHILIPSの「32B2U3601/11」は、31.5インチのIPSパネルにWQHDと100Hzを組み合わせた、ビジネス向けのPCモニターです。
USB-Cによる映像入力と最大90W給電に加え、USBハブ、有線LAN、DisplayPort出力まで備えており、ノートPCを中心としたデスク環境をまとめやすくなっています。
更に5年間フル保証も用意されているため、長期間使い続けやすい安心感もあります。
今回は「32B2U3601/11」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
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基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 31.5インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | IPS(ノングレア) |
| 解像度・Hz | WQHD / 100Hz |
| 応答速度 | 4ms(GtG・SmartResponse) |
| 色域 | sRGB 113% NTSC 102% |
| 輝度 | 350cd/m² |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| 対応端子 | HDMI 2.0×1 DisplayPort 1.4入力×1 USB-C 3.2 Gen 1×1(DisplayPort Alt Mode・USB PD最大90W) DisplayPort出力×1 USB-A 3.2 Gen 1×4 RJ45×1 オーディオ出力×1 |
| スピーカー | 2W×2 |
| スタンド調整 | チルト -5°〜+30° スイベル 左180°〜右180° 高さ調整 180mm ピボット -90°〜+90° |
| VRR | Adaptive-Sync |
| 保証(日本国内) | 5年間(パネル・バックライト・本体) |
メリット
31.5インチ/WQHD/100Hzで作業の快適性とライトゲーミングの両立
32インチクラスの大きめなサイズにWQHDと高解像度なので画素密度が保たれ、見やすい画質と広い表示領域を発揮してくれます。
なのでウィンドウを複数並べたり、フルHDよりも動画編集などのタイムラインが一度に多く表示出来ます。
更にリフレッシュレートも100Hzとなっているので60Hzよりも滑らかな映像を映してくれます。
その為、普段使いではマウスカーソルやスクロールの動きが滑らかになり、ゲームではWQHD/100fps出せるPCであれば高画質且つ滑らかなゲームプレイが可能です。
ただし、FPSなど競技性の高いタイトルを本気でプレイしたい場合には100Hzでは物足りない可能性が高いので、その場合は144Hz以上のゲーミングモニターを選ぶ方がおすすめです。
IPSパネルで鮮やかな発色と広視野角
「32B2U3601/11」はIPSパネルを採用で色の再現性が高く、自然で鮮やかな発色で表示してくれます。
また広視野角となっているので、正面以外の角度から見ても色やコントラストの変化が少ないので、マルチモニター環境でも使いやすいです。
USB-Cケーブル1本でノートPC周辺の配線をまとめやすい
「32B2U3601/11」の大きな特徴は、USB-C接続で映像出力、USBデータ通信、有線LAN接続、最大90Wの給電をまとめられることです。
対応するノートPCであれば、モニターにつないだUSB機器やLANケーブルを利用しながら、同じUSB-CケーブルでPCへの充電も行えます。
そしてUSBハブとして使えるUSB-Aを4ポート搭載しているため、キーボード、マウス、Webカメラ、などをモニター側へまとめられるのも便利な点です。
またUSBハブのうち1ポートはBC 1.2の急速充電に対応しているので、充電用端子としても使えます。
この様にノートPCとこのモニターだけで快適な作業環境を整えやすくなっているので、特にノートPCをモニターに接続して使いたい人と相性が良いです。
DisplayPort出力で複数モニターの配線をすっきりさせやすい
映像入力用のDisplayPort 1.4に加えてDisplayPort出力を備えており、デイジーチェーン接続に対応しています。
なのでPCから「32B2U3601/11」へ接続し、そして「32B2U3601/11」のDisplayPort出力から2台目のモニターに接続することでデュアルモニター環境を構築できます。
これによってPCに二台のモニターを接続するよりも、
- PCからの伸びるケーブルの本数を減らせる
- 二台目のモニターを短いDPケーブルで接続できる
- ノートPCならUSB-C一本の接続で二つのモニターを接続できる
と言ったメリットが生まれて、デスク周りをすっきりさせやすいです。
スタンド調整が一通り対応
スタンド調整が高さ、左右、ピボット、チルトの一通り対応しているので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方がモニターアーム無しで行えます。
なのでスタンドをどかしてデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。
2W + 2Wスピーカー内蔵
モニターでは省略されがちなスピーカーですが、「32B2U3601/11」は2W + 2Wのスピーカーを内蔵しています。
なので、とりあえずの音は出せるので動画視聴や作業用BGMなど、音質を求めない使い方であれば十分に感じられると思います。
それであれば別途外部スピーカーを用意する必要が無く、デスク上をシンプルに保てます。
とは言え2W + 2Wは出力が低く、ただでさえモニター内蔵スピーカーは音質が良く無いので、
- FPSでの音の聞き取りやすさが欲しい
- ゲーム・映画・音楽などを迫力あるサウンドで楽しみたい
と言う場合は、ヘッドセットや外付けスピーカーを使うのがおすすめです。
5年間保証で長期間安心して使い続けやすい
フィリップス独自の「5年保証」は、本体・ケーブル・バックライト・パネルをまとめて5年間カバーします。
「パネルは1年」「付属ケーブルは対象外」といった例外を設けず、全てが補償範囲なので、かなり手厚い保証内容と言えます。
デメリット・注意点
27インチ/WQHD、32インチ/4Kなどを見慣れていると粗さを感じる可能性がある
32インチでWQHDの場合、画面が大きい分画素密度が約92ppiとフルHD/24インチクラスと同じ密度になります。
なので
- 27インチWQHD(約109ppi)
- 32インチ4K(約138ppi)
のような高精細な表示に見慣れている場合、32インチWQHDの粗さが気になりやすいです。
特に27インチWQHDなどとマルチモニター環境にして使う場合は直に見比べる事になって画質の粗さが気になりやすいので気を付けて下さい。
USB-C給電は使用条件によって90Wを下回る
USB-C給電は最大90Wですが、常に90Wで給電できるわけではありません。
取扱説明書では、
- 画面輝度が0〜20の場合は90W
- 21〜60の場合は85W
- 61〜100の場合は80W
とされています。
さらに、USBダウンストリーム側の消費電力が5W以上になると、最大65Wまで低下する場合があります。
なので65W給電で十分なノートPCを使っているのであれば気にする必要はありませんが、90W前後の電力を継続的に必要とするノートPCでは、モニターの設定に気を付ける必要があります。
USB-Bは非搭載
USBのアップストリームはUSB-C一つのみなので、USBハブ機能はUSB-Cに接続したPCでしか使えません。
なので二つのPCの兼用で使おうと考えている場合、片方のPCではUSBハブが使えないので気を付けて下さい。
HDMIが一つのみ
HDMIが一つのみとなっているので、ゲーム機を二つ以上接続したい人とは相性が良くないです。
なので
- ゲーム機などのHDMI接続の機器が一つ
- DPでデスクトップPCを接続
- USB-CでノートPCを接続
と言った使い方を考えている人に向いています。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- ノートPCを、USB-Cケーブル1本で接続したい人
- リフレッシュレートが100Hzで十分な人
- 表計算、資料作成、ブラウザなどを31.5インチの画面に並べて作業したい人
- USB-A×4と有線LANをモニター側へまとめ、デスク周りの配線をすっきりさせたい人
- デイジーチェーンを利用して複数モニター環境を構築したい人
- 5年間フル保証の安心感が欲しい人
おすすめしにくい人
- 31.5インチで4Kの高精細な文字や画像表示を重視する人
- 100Hzでは物足りないFPSプレイヤーの方
- 複数のPCでUSBハブ機能を使いたい方
- HDMIが二つ以上欲しい方
まとめ
この様に「32B2U3601/11」は、31.5インチ/WQHDによる大画面と100Hzの滑らかさに、USB-C最大90W給電、USBハブ、有線LAN、DisplayPort出力を組み合わせたビジネス向けモニターです。
特に、対応ノートPCをケーブル1本で接続し、周辺機器やネットワークまでモニター側へまとめたい人と相性が良くなっています。
一方で、31.5インチ/WQHDによる特別高くない画素密度、USB-Bは非搭載、HDMIが一つのみ、USB-C給電は使用条件によって90Wを下回る点など、人によっては気になる部分もあります。
USB-Cによる接続性、拡張性の高さ、広い作業領域、長期保証を重視する人におすすめなモデルです。









