
今回は「真・女神転生Ⅴ Vengeance」のレビューを書いていきます。
先に自分のプレイ状況を書いておくと、
- 女神転生シリーズは初プレイ
- アトラスのゲームはペルソナ3リロード、ペルソナ5、メタファー リファンタジオはプレイ済み
- 無印版は未プレイで「Vengeance」が初プレイ
- プレイ時間は約70時間
と言った感じです。
また、レビューはネタバレ無しで書いていきます。
目次
概要
| 概要 | |
|---|---|
| 発売日 | 2024年6月14日 |
| ジャンル | RPG |
| 開発元 | ATLUS |
| パブリッシャー | SEGA |
| 対応機種 | Nintendo Switch PS5 PS4 Steam Xbox Series X/S Xbox One Windows |
| 個人的な評価 | 90/100 |
良かった点
ボリュームが半端ない
ボリュームはかなり多く自分の場合は、
- 一周目(創世の女神編)+ ルート限定以外の全てのサブクエスト、ミマン(収集要素)コンプリートで約60時間
- 強くてニューゲームで二周目(復讐の女神編)クリアが約10時間
と言った感じでした。
また「真・女神転生Ⅴ Vengeance」はマルチエンディングになっており、「創世の女神編」の4つのエンディングは、
- 最後の選択肢で選べる
- 隠しエンドだけは選択肢に行く前に特定のサブクエをクリアしておく必要ある
と言った感じに終わりの一歩手前辺りで、どのエンディングを見るか決める事が出来ます。
なのでエンディングを見るだけなら分岐前にセーブデータを作っておけば周回せずに見られます。
(その場合はルート限定の報酬はコンプリート出来ません。)
ただし「復讐の女神編」はエンディングが二つのみですが、ストーリー中に出てきた全ての選択肢の影響を受けてエンディングが決まるので、両方見るには二周する必要があります。
そして自分は「創世の女神編」「復讐の女神編」それぞれ一周ずつしかしていませんが、それでも70時間以上プレイしています。
なので単純なストーリークリアだけでもかなりのプレイ時間が必要で、全てコンプリートするとなると更に時間が掛かると思います。
難易度高めでやりごたえのある戦闘
自分はノーマルでプレイしましたが難易度は割と高めです。
雑魚戦でも敵のダメージがかなり大きく、こちらの弱点を突かれて連続行動されるとワンターンキルされる事も珍しくありません。
またボス戦に関しても特別レベルを高く上げていなければ、
- 初めて戦う場合はアイテムで敵の弱点と使えるスキルを調べる
- 戦闘中にパーティを敵の弱点と使う技を対策した物に組み替える
- ゲームを進めるほど攻撃だけでなく、バフとデバフスキルやアイテムを活用しなければ倒せない
と言った感じで割と考える事が多く、全体的にやりごたえのある戦闘でした。
仲魔になる悪魔の種類が豊富でパーティを考えるのが楽しい
仲魔に出来る悪魔は全部で270種類以上おり、それぞれの悪魔は、
- 弱点属性、耐性属性、無効属性、吸収属性の違い
- 使うスキルの得意属性の違い
- ユニークスキルと言う固有能力
- 能力値の違い
と言った様に様々な違いがあります。
なので一体の強い悪魔だけで無双できると言った事は無く、上でも書いたように敵の弱点や使ってくる技によって戦いに出す悪魔を切り替える必要があります。
またパーティメンバーは主人公含めて4体ですが、控えで持てる仲魔の数はゲームを進めるほど増えていき、最終的に20体以上持てる様になります。
その為、結果的に色々な悪魔を使う事になるので、その時その時でパーティ構成を考える楽しさがあります。
またユニークスキルはパーティに出している悪魔同士の相性が良い事で真価を発揮する物もあるので、単純な強さや弱点では無く、悪魔の組み合わせを考えて構成を作ると言う遊び方も出来ます。
マップが広く複雑で探索が楽しい
「真・女神転生Ⅴ Vengeance」のメインの舞台である魔界「ダアト」はオープンワールドの様な作りになっていて、一つのエリアの広さがかなり大きいです。
また広さがあるのに加えて高低差もあって全体的に複雑な作りになっているので、
「マップを見つつ、ここに行くにはどんなルートで行けばいいのか」
と考えて進む楽しさがあります。
またマップのいたるところにサブクエストや収集要素がちりばめられており、それらを集める事による報酬も大きいので探索の楽しさも感じられます。
逆を言うと、収集要素をサクサク集めたい方からすると
「複雑で広いマップが面倒なだけでストレス」
と感じる可能性もあるので、この点は好みによって評価が分かれると思います。
気になった点
人間のメインキャラクターに愛着が湧きにくい(創世の女神編)
一周目でプレイした「創世の女神編」で感じたことですが、メインキャラクター、特に人間のキャラに魅力を感じられませんでした。
と言うのも、そもそも基本的に主人公は一人で行動するので、全体のプレイ時間に対して他のキャラクターの登場回数、登場時間が少なく影の薄さを感じます。
だからと言って、常に登場している主人公に愛着が湧くかと言われるとそうでもありません。
主人公はプレイヤーの分身と言ったポジションを取っているので、ドラクエやポケモンの様に全く喋らず、喋る時と言えばプレイヤーが選択肢を選んだ時くらいで、おまけに主人公のセリフにはボイスも無いです。
(戦闘中の技の発動時や掛け声などはボイスがあります。)
そんな主人公に、
「キャラクターとしての魅力を感じられるか?」
となると微妙なところで、個人的に主人公に対してもあまり愛着は湧きませんでした。
なので人間のキャラクター達に対して思い入れを持てなかったので、感動的、衝撃的なシーンが来てもあまり感情が動かされることも無かったです。
何ならストーリー上で活躍しているキャラよりも、仲魔になる悪魔達の方が印象に残ると言った感じでした。
ただし「復讐の女神編」ではこの点が大分改善されていて、
- 人間キャラクター達の登場回数と会話がかなり増えた
- 章によっては一緒に行動し、パーティメンバーとして戦闘で使える
と言う様に、脇役感が無くしっかりメインキャラらしさを感じられる様になっています。
またストーリーも大幅に変更されており、個人的には「創世の女神編」よりも断然完成度が高くて面白かったです。
また「創世の女神編」では登場しない追加悪魔や追加マップまであるので、ゲーム面の完成度も高くなっています。
ゲームオーバーでタイトル画面に戻る(前にセーブした場所からやり直し)
これは最近の親切なゲームに慣れている人ほど、不便に感じられる部分だと思います。
ゲームオーバーになるとそのままタイトル画面に戻されてしまうので、最後にセーブをした状態まで戻される事になります。
そしてこのゲームはその辺にいる雑魚敵のダメージがかなり大きいので、先手を取られたり弱点を突けずに敵のターンを回してしまうとゲームオーバーになりやすいです。
加えて予期しないエンカウントも発生しやすいので、探索中はいつゲームオーバーまで追い込まれるか分からない状態が続きっぱなしです。
そしてオートセーブ機能も無いので、万が一数時間セーブをし忘れた状態でゲームオーバーになったらとんでもない事になります。
とは言え、セーブはどこでも出来るのでこまめにセーブしていれば問題ありません。
それでも頻繁にセーブ画面を開く手間が掛かるので、少し面倒に感じる部分もありました。
おすすめのプレイ方法
初めてプレイする方も復讐の女神編からプレイするのがおすすめ
一周目で「創世の女神編」からプレイした自分の感想ですが、無印版をプレイした事が無い方でも「Vengeance」で追加された「復讐の女神編」の方からプレイするのがおすすめです。
それどころか「創世の女神編」はプレイしなくてもいいと感じる方が多いかもしれません。
と言うのも上で書いたように「復讐の女神編」は「創世の女神編」では無かった追加要素があり、その追加要素は「創世の女神編」では体験出来ません。
またストーリーに関しても「創世の女神編」は正直あまり面白く無いので、ストーリーの良さを求める人の場合は途中でリタイアする可能性があります。
それに対して「復讐の女神編」は追加要素でゲーム面の楽しさが増えているのに加えてストーリーも良くなっており、キャラの魅力も引き出されているので多くの人が楽しみやすいと思います。
またこの二つは続き物と言う訳では無く全く別のストーリーなので、「創世の女神編」をやっていないからと言って「復讐の女神編」のストーリーが分からなくなると言う事もありません。
なので無印版をプレイした事が無い方も「復讐の女神編」からプレイするのがおすすめです。











