
「RM-G277R」は、1台で高画質とFPS系ゲームをやり込める高速性能を使い分けたい人に向いた27インチゲーミングモニターです。
4K/160HzとフルHD/320Hzを切り替えられるデュアルモードを搭載し、タイトルやPC性能に合わせて最適な表示設定を選べるのが大きな魅力です。
さらに、Fast IPSパネルによる見やすさと応答速度に加え、USB-Cにも対応しているため、デスクトップはもちろんノートPCでも配線をシンプルにまとめやすいです。
またテレビで有名なレグザならではので用途に合わせたプリセット設定も用意されているので、モニター初心者の方でも簡単に見やすい設定で使えます。
今回は「RM-G277R」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
| スペック | |
|---|---|
| サイズ | 27インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | Fast IPS(非光沢) |
| 解像度&Hz | 4K/160Hz フルHD/320Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) |
| 色域 | sRGBカバー率 99% DCI-P3カバー率 95% |
| 輝度 | SDR:340cd/㎡ HDR:400cd/㎡ |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| HDR | HDR 400 |
| 対応端子 | HDMI×2(HDMI 2.1 FRL/VRR対応) DP×1 USB-C×1(映像入力+最大65W給電) ヘッドホン端子 |
| スピーカー | 2W+2W |
| スタンド調整 | チルト:-5~20° スイベル:左右30° 高さ調整:100mm ピボット:左右90° |
| VRR | HDMI2.1 VRR AdaptiveSync |
| 保証 | 通常1年 (レグザメンバーズ登録+購入商品登録で最大3年へ延長) |
良い点
4K/160HzとフルHD/320Hzを切り替えられるデュアルモード
4K/160Hz、フルHD/320Hzの二種類を切り替えられるので、
- 画質重視で楽しみたいゲームをプレイする場合は4K/160Hz
- 作業時は4Kの精細で広い表示領域を発揮する4K/160Hz
- FPS系ゲームをプレイする場合は滑らかさと低遅延を重視する為にフルHD/320Hz
と言った様にその時の用途に合わせた使い方が出来ます。
なので一台で二台分の働きをしてくれるので、デュアルモニターにしたくないけど用途に合わせた使い方をしたいと言う方にピッタリです。
Fast IPSパネルで鮮やかな発色と高速性能
Fast IPSパネルを採用し、IPSらしい色の鮮やかさと広視野角を確保しつつ、応答速度も1ms(GTG)となっています。
その為、IPSの弱点である応答速度の遅さがカバーされているので、4K/160HzとフルHD/320Hzの両方に対応している「RM-G277R」の良さを最大限発揮してくれます。
USB-C(映像入力+最大65W給電)に対応
USB-Cに対応しているので、ノートPCをケーブル一本の接続で映像を出しながら最大65Wで給電が可能です。
なのでケーブル1本でデスク周りをすっきりまとめやすいので、ノートPCを使用している方と相性が良いです。
REGZAによって作られた用途に合わせた8つの画質設定
REGZAがテレビ開発で培ってきた高画質チューニングを取り入れ、用途に合わせて選べる「8つの映像モード」が用意されています。
そのモードについては、
- レーシング
- FPS
- RTS/RPG
- MOBA
- 標準
- 映画
- スポーツ
- リーディング
と言った様にゲームジャンルや用途毎に分けられて用意されています。
これによってモニターの設定に詳しく無い方でも手軽に見やすい設定で使えます。
スピーカー内蔵
本体にスピーカーを内蔵しているので、別でスピーカーやヘッドホンを用意しなくても音を出せます。
なので動画視聴やちょっとしたゲームなど、とりあえず鳴ればOKな場面には十分です。
ただしモニター内蔵のスピーカーは単体の物と比べて音質に劣るので、拘りたい方は別で外部スピーカーやヘッドホンを用意するのがおすすめです。
フル可動対応のスタンド
スタンド調整が高さ、左右、ピボット、チルトの一通り対応しているので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方がモニターアーム無しで行えます。
なのでスタンドをどかしてデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。
レグザメンバーズに会員登録 + 新規商品登録で保証が3年間になる
「RM-G277R」の保証は通常1年間ですが、購入してからレグザメンバーズに会員登録 + 新規商品登録と言う手順を踏むことで3年間に延ばすことが出来ます。
なので購入した場合は忘れずに行った方が良いです。
人によっては気になる点
USBハブ機能は無し
USB-Cには対応していますが、USBハブ機能には対応していません。
なのでモニター側にマウスやキーボードなどをまとめたい人からすると使いづらいかもしれません。
高いHDR効果が欲しいなら上位モデルの「RM-G278R」がおすすめ
今回解説している「RM-G277R」も一応HDR400に対応していますが、HDRの魅力を体感しやすいのはHDR600以上と一般的に言われているので、そこまで強いHDR効果はありません。
なのでもし強いHDR効果が欲しいのであれば、上位モデルである「RM-G278R」の方がおすすめです。
そちらは「RM-G277R」を全体的にパワーアップしたようなスペックになっていて、
- 4K/160HzとフルHD/320Hzのデュアルモードに対応
- Fast IPS(量子ドット、光沢+低反射コート)
- 1152分割のMini LED
- HDR1400に対応
- USB-C(DP Alt/最大90W給電)
- USBハブ機能+KVMにも対応
と言った様に、桁違いのHDR効果と優れたパネル、そして多機能さを持っています。
その分、価格が更に高額にはなってしまうので、スペック差と価格差を考えて自分に合った物を選ぶと良いと思います。
こんな人におすすめ!
- 4K/160Hz、フルHD/320Hzを一台のモニターで欲しい方
- USB-Cが欲しい方
- スタンドのフル可動、スピーカー内蔵が欲しい方
この様に「RM-G277R」は、4K/160HzとフルHD/320Hzを切り替えられるデュアルモードで、画質重視から競技寄りの設定まで幅広く対応できる27インチゲーミングモニターです。
Fast IPSパネルによる見やすさと速さにレグザならではの見やすい画質設定、USB-Cやフル可動スタンド、スピーカー内蔵など、実用的な機能面も揃っています。
一方でUSBハブ機能には対応していないので気を付けて下さい。
総合的には1台で高精細と高速性能を使い分けたい人にとって、満足度の高いモデルだと思います。










