
ASUS ROG Strixの「XG32UCG」は一台で幅広い用途を快適にしたいと言う方におすすめなゲーミングモニターです。
4K/160Hz、FHD/320Hz二つの解像度とHzの組み合わせを切り替える事が可能で、
- 画質重視で楽しみたい
- FPS系のゲームをやり込みたい
この二つの要望をバッチリ叶えてくれます。
そして32インチと大画面なので4Kモード時では広い作業領域を確保出来、作業効率も高めてくれます。
更にパネルは発色と応答速度に優れたFast IPS、24.5インチと27インチモードにまで対応しています。
今回は「XG32UCG」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
| スペック | |
|---|---|
| サイズ | 31.5インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | Fast IPS(アンチグレア) |
| 解像度&Hz | 4K/160Hz FHD/320Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) 最小0.3ms |
| 色域 | DCI-P3 95% |
| 輝度 | 標準350cd/㎡ HDRピーク400cd/㎡ |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| HDR | HDR 400 |
| 対応端子 | HDMI 2.1 ×1 DisplayPort 1.4(HBR3)×1 USB-C(DP Alt / PD15W)×1 ヘッドホン出力 |
| スピーカー | 非搭載 |
| スタンド調整 | チルト(+20°~-5°) スイベル(±25°) 高さ(0~110mm) |
| VRR | Adaptive-Sync FreeSync Premium G-SYNC Compatible |
| 保証 | 3年間 |
良い点
4K/160Hz、FHD/320Hzを切り替えられるデュアルモード
4K/160HzとフルHD/320Hzの2モードを切り替えられるため、
- 画質や作業の見やすさを優先する場面では4K/160Hz
- 競技性の高いFPSなど反応速度が重要な場面ではFHD/320Hz
とその時の用途に合わせて最適な解像度とリフレッシュレートを選べます。
実質的に“1台で2台分”の役割を果たしてくれるので、1台のモニターで多用途に対応したい人に最適です。
Fast IPSパネルで鮮やかな発色と高速性能
パネルは発色の鮮やかさと広視野角に優れたFast IPSが採用されています。
その為、4Kと言う高解像度も相まって画質に優れたモニターとなっており、正面以外から見ても見え方が変わりにくいと言う利点もあります。
またIPSパネルと言えば応答速度が遅いと言う欠点が挙げられがちですが、「XG32UCG」は応答速度が速められたFast IPSなので、1ms(GTG)、最速0.3msと高速になっています。
なので画質を重視したい人から高速性能を求めるFPSゲーマーにも向いています。
32インチ/4Kによる広い作業領域
32インチの大画面に4Kと高解像度なので画素密度も高く維持され、綺麗な画質を発揮してくれます。
また27インチ、24インチなど小さいサイズで4Kの場合、
「スケーリング設定を上げてズームしないと映る物が小さくて見にくい」
という事が起きがちですが、32インチの場合は100~125%あたりで済みやすいです。
これによって4Kによる広い作業領域を存分に発揮しやすく、多くのウィンドウやタイムラインなど、多くの情報を一つの画面内に表示出来ます。
その為、4Kと32インチの相性は抜群に良いです。
24.5インチ、27インチモードに対応
モニターに映る範囲を狭くして疑似的にモニターサイズを小さく出来る、
- 24.5インチモード
- 27インチモード
が搭載されています。
この機能は主に対戦FPS系のゲームでメリットが感じやすくFPSでは、
- キルログ
- マップ
- スキルの状況
等を確認する為に画面端に視線を送る機会が多いです。
そこで画面サイズを小さくする事で、視線移動の距離を減らせて見逃しの防止や疲労の軽減にも繋げられます。
また「XG32UCG」は32インチと大きめなので、フルHD表示にすると画素密度の低下により粗く見えやすいですが、映るサイズを小さくする事でこれを防ぐ事も出来ます。
HDMI2.1に対応でPS5とも相性が良い
HDMI2.1に対応しているのでPS5でも4K/120HzとVRRが使用できます。
その為、PCとPS5の兼用モニターとしても使いやすいです。
スタンドがピボット以外に対応
スタンド調整はピボット以外に対応しているので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを頻繁に変える
と言う様に思い通りの位置に調整がしやすいです。
なのでデスクスペースを広くしたい、縦方向で使いたいなどと言う訳で無ければモニターアームを用意しなくても使いやすくなっています。
人によっては気になる点
USB-Cの給電が15Wと小さめ
USB-Cに対応していますが、給電が15Wとかなり低めになっています。
一般的にノートPCが要求するW数は45〜65Wが多いので、これだけで給電まで完結させる使い方は現実的ではありません。
負荷の低い作業ならバッテリーの減りを緩やかにする程度の効果で、状況によってはじわじわとバッテリーが減る可能性が高いです。
その為、結局のところACアダプタを接続する必要があると思います。
USBハブ機能は無し
USB-CはありますがUSBハブ機能は付いていません。
なのでモニターにUSB機器をまとめたいと言う方には向いていないです。
スピーカー非搭載
スピーカーが搭載されていないので、音を出すには別で外部スピーカーやヘッドホンを用意する必要があります。
とは言ってもモニターのスピーカーは基本的に音質が悪く、内蔵されていても別で用意する方が多いので、そこまで大きな欠点には感じないと思います。
こんな人におすすめ!
- 4K/160Hz⇆FHD/320Hzのデュアルモード対応でUSB-Cを備えたモニターを探してる方
- 32インチ/4Kの広い作業領域が欲しい方
- コストを抑えたい方
この様に「XG32UCG」は、4K/160Hz⇆FHD/320Hzのデュアルモードで高精細と超高速を両立した32インチの大型モニターです。
更にFast IPS、充実した可動スタンドと豊富な端子類、サイズエミュレート機能なども備えた万能モデルとなっています。
一方でUSB-Cの給電が15W、USBハブ機能無し、スピーカー非搭載などの欠点もあります。
それでもUSB-C対応の4K/160Hz⇆FHD/320Hzデュアルモード対応モニターとしては価格が抑えられているので、コスパに優れたモデルとなっています。









