
「G2711P」は、HKC傘下のブランドKOORUIによる27インチ/フルHD/200Hzのゲーミングモニターです。
応答速度と発色に優れたFast IPSパネルに200Hz、1msの応答速度が組み合わさり、FPSなど素早い反応が求められるゲームジャンル向けなスペックとなっています。
それでいて値段が低価格帯に位置しており、コストパフォーマンスを重視するゲーマーにピッタリなもでるとなっています。
ただし、その低価格の代わりに機能を割り切った構成にもなっているので、その点も含めてこの記事では「G2711P」について解説していくので是非参考にしてください。
目次
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 27インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | Fast IPS(非光沢) |
| 解像度/Hz | フルHD / 200Hz |
| 応答速度 | 1ms(GTG) |
| 色域 | 90% DCI-P3 |
| 輝度 | 300 cd/m² |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| HDR | DisplayHDR 400 |
| 対応端子 | HDMI 2.0 × 2 DisplayPort 1.4 × 1 オーディオ出力 |
| スピーカー | 非搭載 |
| スタンド調整 | チルト(-5°〜+20°) |
| VRR | FreeSync Premium |
| 保証(日本国内) | パネル1年・その他3年 |
メリット
PC負荷の軽いフルHDで200Hzに対応
現代のゲーミングモニターは高解像度モデルが増えていますが、それでも競技性の高いゲームにおいて「フルHD」は今でも相性の良いスペックと言えます。
と言うのも4Kなどの高解像度は映像こそ綺麗ですが、その分PCへの負荷が増し、肝心のフレームレートが落ちてしまいます。
そこでフルHDならミドルクラスのゲーミングPCでも200fpsも出しやすく、このモニターの200Hzと言うスペックを活かしやすいです。
そしてこの高HzはFPS系のゲームをプレイする場合にメリットを体感しやすく、
- 視点移動が滑らかになってエイムがしやすくなる
- 遅延が少なくなる
- 素早く動くものの残像感が減って見やすくなる
など有利な環境でプレイが出来ます。
なので高解像度による画質の綺麗さよりも高Hz高fpsによる滑らかさを重視したいFPSプレイヤーと相性が良いです。
Fast IPSパネルで鮮やかな発色と高速性能
IPSパネルと言えば応答速度が速くないと言う欠点が挙げられがちですが、「G2711P」は応答速度が速められたFast IPSが採用されています。
これによって1ms (GTG)と言う応答速度を持っており、このGtG(Gray-to-Gray)は、色の切り替え速度を厳格に測定した数値です。
なので、「実用レベルで速い」と言うことの証明なのでFPS系など少しでも低遅延が求められるゲームと相性が良いです。
それに加えてIPSパネルによる発色の良さと広視野角も持ち合わせているので、競技性の高いゲームからそれ以外の用途まで幅広く使いやすいです。
27インチ・200Hz・Fast IPSの組み合わせを2万円前後で手に入れやすい
「G2711P」の最も際立つ特長は、27インチ/Fast IPSパネル/200Hzというスペックを持つモニターとしてはとても低価格な点です。
その為、なるべくコストを抑えつつFPS向けなスペックを備えたモニターを探している方に向いています。
HDMI 2.0×2+DisplayPort 1.4×1の3系統で、PC・ゲーム機をまとめて接続できる
低価格モデルだとHDMIが一つしか無いと言った事が珍しくありませんが、「G2711P」はHDMI 2.0が2系統、DisplayPort 1.4が1系統の計3系統を備えています。
これによって例えば、DisplayPortでデスクトップPCを接続しながら、HDMIの2系統にPS5とNintendo Switchをそれぞれつないでおくといった使い方が可能です。
なので3台の機器で一つのモニターを兼用したい方にも向いています。
デメリット・注意点
スタンド調整はチルトのみ
「G2711P」のスタンドは調整できるのがチルトのみとなっています。
なので「高さ調整」や左右の向きを変える「スイベル」、画面を縦にする「ピボット」機能は無いので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方をしたい場合はモニターアームが必要に感じると思います。
スピーカー非搭載
「G2711P」にはスピーカーが内蔵されていません。
とは言え、モニター内蔵スピーカーは、構造上どうしても音質が犠牲になりがちなので、
- FPSで足音などの方向を正確に聴き取りたい
- 高音質を楽しみたい
と言う場合はどちらにしてもヘッドセットやイヤホン、外部スピーカーなどを用意する必要があります。
そしてスピーカーが無いことでコストを抑えられている部分もあるので、内蔵スピーカーが不要な方にとっては逆にメリットに感じられると思います。
27インチ/フルHDで画素密度が低め
フルHDを27インチで表示すると約82ppiと粗めになり、文字などの輪郭がギザついて見えることがあります。
他にも映像や画像などの質感も甘く感じやすいので、フルHDで精細さを重視するなら24インチ以下のモデルを選ぶのがおすすめです。
もし27インチの大画面と精細さを両立したいのであれば、コストは高くなりますがWQHD/27インチモニターを選ぶと良いです。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- FPS向けのゲーミングモニターを低価格で探している人
- フルHD/200Hzと言うスペックで十分な人
- HDMI×2、DP×1で三台の機器で兼用したい方
- 27インチ/フルHDの画素密度の低さが問題無い方
おすすめしにくい人
- 文字の見やすさや表示領域の広さを重視し、WQHD以上の解像度を求める人
- スタンドで高さや左右角度を細かく調整したい人(モニターアームを使わない場合)
- モニター内蔵スピーカーで手軽に音を出したい人
まとめ
この様に「G2711P」は、27インチ/200Hz/Fast IPSという構成を低価格で実現した、コストパフォーマンスに軸を置いたゲーミングモニターです。
その安さゆえに、スタンドの調整幅の少なさやスピーカー非搭載といった割り切りはあるものの、やはり「27インチ/200Hz/Fast IPS」と言うスペックを持ったモニターとしてみればその値段は破格と言えます。
またモニターアームや外部スピーカー、ヘッドセットなどを活用することで弱点をカバーすることも可能です。
なので、
「機能面は求めず、ゲームに必要なスペックを低価格でほしい」
と言う方向けの製品であるため、コストを抑えてゲーミング環境を整えたい方におすすめな一台です。








