
Xiaomiの「A24i 2026年モデル」は、1万円台前半という低価格帯ながら、
- IPSパネル
- 144Hz
- 工場出荷時カラーキャリブレーション済み
という構成を揃えた23.8インチのフルHDモニターです。
また、前世代の「A24i」からリフレッシュレートが100Hzから144Hz大幅に引き上げられ、コントラスト比も1000:1から1500:1へと改善されています。
デスクワーク・動画視聴・軽めのゲームをコストを抑えてこなしたい方や、サブモニターをお探しの方にとって候補として検討しやすい1台です。
今回は「A24i 2026年モデル」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 23.8インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | IPS |
| 解像度/Hz | フルHD / 144Hz |
| 応答速度 | 6ms(GtG) |
| 色域 | sRGB 99% |
| 輝度 | 300nit |
| コントラスト比 | 1500:1 |
| HDR | 対応 |
| 対応端子 | HDMI 2.0×1 DisplayPort 1.4×1 |
| スピーカー | なし |
| スタンド調整 | チルトのみ(前5°/ 後15°) |
| VRR | 非対応 |
| 保証(日本国内) | 1年 |
メリット
1万円台前半でIPSパネルと144Hzを両立した、希少なコスパ構成
「A24i 2026年モデル」は、低価格ながらIPSパネルと144Hzのリフレッシュレートを組み合わせています。
IPSパネルは発色の自然さと正面以外から見ても見え方が変わりにくい視野角の広さが強みで、比較的値段が高めになりがちです。
そして144Hzのリフレッシュレートはマウスカーソルの動きやスクロールの滑らかさ、ゲーム中のモーション表現に直結し、60Hzなど低Hzのモニターから乗り換えた際に体感しやすいです。
特にFPS系のゲームをプレイする場合は、
- 視点移動が滑らかになってエイムがしやすくなる
- 遅延が少なくなる
- 素早く動くものの残像感が減って見やすくなる
などメリットを体感しやすく、他プレイヤーよりも有利な環境でプレイが出来ます。
そんなIPSパネルと144Hzと言うスペックを合わせながらも低価格となっているのは「A24i 2026年モデル」の大きな強みと言えます。
全台工場出荷時キャリブレーション済みでΔE<1を実現、色精度の信頼性が高い
「A24i 2026年モデル」は工場出荷前の個別カラーキャリブレーション(色調整)を実施しており、色の誤差を示す指標ΔE(デルタE)の平均値が1未満であることを公式が謳っています。
ΔEは数値が低いほど色の誤差が小さく、ΔE<1は写真整理・ウェブデザイン・動画編集入門など、発色の精度を意識する作業でも通用する水準です。
また、色域はsRGB 99%を確保しており、色空間の広さと精度を兼ね備えた構成になっています。
この価格帯でキャリブレーション済みを謳う製品は珍しく、同価格帯との比較での差別化ポイントのひとつと言えます。
IPSとしては高めの1500:1コントラスト比で、映像の引き締まりに期待できる
本機のコントラスト比は1500:1と、IPS液晶として一般的な1000:1を上回る数値です。
コントラスト比が高いほど白と黒の差がはっきりと表現されやすくなり、映画・ゲーム・写真の映像に締まりと立体感が生まれやすくなります。
前世代モデルが1000:1だったことを踏まえると、パネルの仕様改善による映像体験の底上げが図られていると言えます。
デメリット・注意点
内蔵スピーカーと音声出力端子がない
「A24i 2026年モデル」を検討する上で注意すべきなのが、オーディオ機能が完全に省かれている点です。
本体にスピーカーが内蔵されていないだけでなく、ヘッドホンや外部スピーカー等を差し込むイヤホンジャックも備わっていません。
なので音を出すにはモニターに繋いでいるPCやゲーム機などから取る必要があるので気を付けて下さい。
スタンド調整はチルトのみ
「A24i 2026年モデル」のスタンドは調整できるのがチルトのみとなっています。
なので「高さ調整」や左右の向きを変える「スイベル」、画面を縦にする「ピボット」機能は無いので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方をしたい場合はモニターアームが必要に感じると思います。
VRR非対応
現在主流のモニターはFreeSync・G-SYNC CompatibleなどのVRRに対応している事が殆どですが、「A24i 2026年モデル」はこれに対応していません。
このVRRは、
- ティアリング(映像のズレ)
- スタッタリング(処理落ちによるカクつき)
などHzとフレームレートのズレによって起きる画面の不具合を抑えるための機能です。
これが非搭載だと安定してフルHD/144fps以上維持できないPCでゲームをプレイするとこれらの不具合が起きやすくなります。
なので使用しているPCスペックでフルHD/144fps以上を安定して出せない場合は、ゲームがプレイしにくくなる可能性があります。
逆を言えば十分なPCスペックを持っている方や、PCに負荷のかからない軽いゲームをプレイする方、ゲームをプレイしない方であれば特に問題はありません。
応答速度が6ms(GTG)とそこまで速くはない
「A24i 2026年モデル」の応答速度は6ms(GTG)とそこまで速くは無いので、1ms以下を求めるガチのFPSゲーマーからすると物足りない可能性が高いです。
なのでこの点は低価格ゆえの割り切りが必要な部分と言えます。
HDR対応としては輝度は控えめ
「A24i 2026年モデル」はHDRに対応していますが、本格的なHDR体験を求める場合、輝度300cd/㎡という数値は控えめと言えます。
勿論、一般的なSDRコンテンツを楽しむ分には十分すぎる明るさですが、太陽の眩しさなどの「突き抜けるような明るさ」を期待すると、少し物足りなさを感じるかもしれません。
ちなみに一般的には輝度600cd/㎡以上でHDR効果を実感しやすいと言われているので、もし高いHDR体験を求めるのであれば、
- HDR600、HDR1000以上などの認証を取っているモデル
- 有機ELでDisplayHDR True Black 400以上を所得しているモデル
などを検討するのがおすすめです。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- なるべく低コストでIPSパネルと144Hzを両立したモニターを探している方
- 内蔵スピーカーが必要ない方
- スタンド調整がチルトのみで問題無い方
- 十分なPCスペックを持っていてVRRが必要ない方
- 応答速度6msで十分な方
おすすめしにくい人
- モニター内蔵スピーカーや音声出力端子(イヤホンジャック)が必要な方
- 高さ調整・スイベル・縦置き(ピボット)など、スタンドの可動域を重視する方
- VRRが欲しい方
まとめ
この様に「A24i 2026年モデル」は、低価格でIPSパネル・144Hz・工場出荷時キャリブレーション済みのΔE<1という構成をまとめた、コストパフォーマンスの面で目を引くモニターです。
スピーカーや音声端子の非搭載、チルトのみのスタンド、VRR非対応といった低価格ゆえの弱点はありますが、それでも価格相応以上のスペックを持ち合わせています。
なので欠点部分が大きな問題でなければ、高リフレッシュレート・高色精度をこの価格で手に入れられる選択肢としておすすめ出来ます。








