
「WQHDに31.5インチの大画面と240Hzの滑らかさが欲しい」
そんな方にとって数少ない選択肢の一つがAcerの「XV320QUX1bmiiprx」です。
と言うのも32インチクラスのWQHDモニターと言うだけでも数が少ないのに加えて、更に240Hz以上となるとかなり珍しいスペックの組み合わせとなります。
それに対してこちらはWQHD/31.5インチ/240Hzと言うスペックを持ち合わせ、更に内蔵スピーカー、フル可動スタンドと言った機能面も揃っています。
今回は「XV320QUX1bmiiprx」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
| スペック | |
|---|---|
| サイズ | 31.5インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | IPS(非光沢) |
| 解像度&Hz | WQHD/240Hz (HDMIはWQHD/144Hz) |
| 応答速度 | 1ms(GTG) 0.5ms(GTG, Min.) |
| 色域 | sRGB 99% |
| 輝度 | 250 cd/㎡ |
| コントラスト比 | 1,000:1 |
| HDR | 対応 |
| 対応端子 | HDMI 2.1 ×2 DisplayPort v1.4 ×1 ヘッドホン端子 |
| スピーカー | 2W + 2W |
| スタンド調整 | チルト:上25°/下5° スイベル:左右20° 高さ:最大150mm ピボット:左右90° |
| VRR | AMD FreeSync |
| 保証 | 3年 (パネル・バックライトユニットは1年) |
良い点
WQHD/32インチクラスでは珍しい240Hzに対応
リフレッシュレート240Hzを誇るモニターは、競技性を重視した24.5インチや27インチが主流で、特に
- WQHDの高解像度
- 32インチクラスの大型サイズ
と言うスペックを持ったモニターは殆どありません。
ちなみに確認してみたら240Hz~280Hzだと「XV320QUX1bmiiprx」含めて2モデルしか見つかりませんでした。
なのでWQHD/32インチ/240Hzと言うスペックを持つモニターを探している方にとっては数少ない選択肢の内の一つになると思います。
そしてWQHD/240Hz/31.5インチと言うスペックの組み合わせは、
- 大画面ながらも画素密度が低くなりすぎず、見やすい画質を発揮してくれる
- 240HzによってFPS系のゲームを本気でやり込む場合でも十分な滑らかさを発揮してくれる
- 4Kよりは負荷が少ないので、特別ハイスペックなPCで無くてもフレームレートを維持しやすい
と言った様に画質面と高速性能の両方でバランスの良いものとなっているので幅広い人が使いやすくなっています。
IPSパネルながらも応答速度が1ms(GTG)
IPSパネルと言えば応答速度が速くないと言う欠点が挙げられがちですが、「XV320QUX1bmiiprx」は応答速度が最速0.5ms(GTG)となっています。
そして応答速度の表記にはいくつか種類がありますが、「XV320QUX1bmiiprx」が採用しているGtG(Gray-to-Gray)は、色の切り替え速度を厳格に測定した数値です。
これは、
「実用レベルで速い」
と言うことの証明なのでFPS系など、少しでも低遅延が求められるゲームと相性が良いです。
なので「XV320QUX1bmiiprx」はIPSパネルによる発色の良さと広視野角、そして高速性能も持ち合わせているので競技性の高いゲームからそれ以外の用途まで幅広く使いやすいです。
スタンド調整が一通り対応
スタンド調整が高さ、左右、ピボット、チルトの一通り対応しているので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方がモニターアーム無しで行えます。
なのでスタンドをどかしてデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。
2.0W + 2.0Wスピーカー内蔵
ゲーミングモニターでは省略されがちなスピーカーですが、「XV320QUX1bmiiprx」は2.0W + 2.0Wのステレオスピーカーを本体に内蔵しています。
なので、
「とりあえず音が鳴る」
と言う環境が最初から整っているため、動画視聴やPCのシステム音の確認や作業用BGMなど、音質を求めない使い方であれば十分に感じられると思います。
その様な場合であれば、別途外部スピーカーを用意する必要が無くデスク上をシンプルに保ちたい方には嬉しいポイントだと思います。
とは言え2.0W + 2.0Wは出力が低く、ただでさえモニター内蔵スピーカーは音質が良く無いので、
- FPSでの音の聞き取り
- ゲーム・映画・音楽などを迫力あるサウンドで楽しみたい
と言う場合は、ヘッドセットや外付けスピーカーを使うのがおすすめです。
HDMI2.1対応でPS5などとも相性が良い
HDMIは両方ともVer2.1となっているので、PS5などのゲーム機でもVRRを使う事が出来ます。
なのでPCとゲーム機での兼用モニターとしても使いやすいです。
ただしHDMIはWQHD/144Hzまでとなっているので、PCの接続は基本的にDPにするのが良いです。
人によっては気になる点
27インチ/WQHD、32インチ/4Kなどを見慣れていると粗さを感じる可能性がある
「XV320QUX1bmiiprx」は31.5インチの大画面に対して解像度がWQHDであるため、画素密度は約93PPIとなり、これは「24インチフルHDモニター」とほぼ同等の密度です。
そのため、以下のような環境から移行する方は「画面が粗い」と感じるかもしれません。
- 27インチ / WQHD(約109PPI)
- 32インチ / 4K(約138PPI)
そしてこの画素密度の違いによる見え方は特に文字を表示させた時に分かりやすくなるので、文章中心の作業をする方は気を付けて下さい。
逆に3D系のゲームをプレイする場合は気になりにくいので、人によっては特に気にならない可能性もあります。
USB関連の機能が非搭載
USBハブやUSB Type-C端子などのUSB関連機能は搭載されていません。
ノートPCをケーブル1本でつないだり、キーボードやマウスをモニター側にまとめて接続するといった使い方はできないため、周辺機器はPC本体へ直接つなぐ必要があります。
ただしこれらの機能が無い代わりに価格が抑えられている部分もあるので、人によっては逆にメリットに感じられると思います。
パネル、バックライトの保証は1年間
本体の保証は3年間となっていますが、パネルとバックライトに関しては1年間となっています。
他メーカーだとパネルとバックライト含めて3年間と言う場合も少なく無いので、人によっては安心感に欠けると感じるかもしれません。
HDR対応としては輝度は控えめ
「XV320QUX1bmiiprx」はHDRに対応していますが、本格的なHDR体験を求める場合、輝度250cd/㎡という数値は控えめと言えます。
勿論、一般的なSDRコンテンツを楽しむ分には十分すぎる明るさですが、太陽の眩しさなどの「突き抜けるような明るさ」を期待すると、少し物足りなさを感じるかもしれません。
ちなみに一般的には輝度600cd/㎡以上でHDR効果を実感しやすいと言われているので、もし高いHDR体験を求めるのであれば、
- HDR600、HDR1000以上などの認証を取っているモデル
- 有機ELでDisplayHDR True Black 400以上を所得しているモデル
などを検討するのがおすすめです。
こんな人におすすめ!
この様に「XV320QUX1bmiiprx」は、WQHD/31.5インチの大画面に240Hzを組み合わせた非常に珍しいスペックのモニターです。
それに加えてIPSパネルで発色も良く、スピーカー内蔵、フル可動スタンド、HDMI2.1対応など使いやすい点も揃っています。
一方で、画素密度がフルHD/24インチクラスと殆ど同じ、USB関連の機能が非搭載、パネル、バックライトの保証は1年間など、人を選ぶ部分もあります。
- 27インチでは物足りない
- 4Kより負荷の軽いWQHDが欲しい
- 240Hzが欲しい
そんな方におすすめなモニターです。










