
Amzfastの「AMZG49C7U」は49インチ/5120×1440の超横長サイズで、120HzとVAパネルを採用したモニターです。
そして1500Rカーブと強めな曲面形状で、大型サイズながら端から端までの視認性も良く、全画面表示のゲームプレイでは高い没入感を発揮してくれます。
そして一番の特徴として49インチウルトラワイドとしては圧倒的に低価格となっていて、なるべくコストを抑えたい方にピッタリなモデルです。
今回は「AMZG49C7U」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
スペック | |
---|---|
サイズ | 49インチ |
形状 | 曲面(1500R) |
パネル | VA |
解像度 | 5120x1440 |
Hz | 120Hz |
応答速度 | 1ms MPRT |
色域 | sRGB 120% |
輝度 | 350cd/m² |
コントラスト比 | 3000:1 |
HDR | 対応 |
対応端子 | HDMI 2.0 ×2 DisplayPort 1.4 ×2 音声出力 |
スピーカー | なし |
スタンド調整 | チルト : -5°〜+20° 高さ調整 : 対応 スイベル : 対応 |
VRR | Adaptive-Sync |
保証 | 5年間 |
良い点
27インチWQHDモニター二枚分のサイズと解像度
「AMZG49C7U」は49インチ/5120x1440のウルトラワイドモニターでこれはWQHD/27インチモニター二枚を横に並べたサイズ感になっています。
なので実質的に、
「27インチのデュアルモニター環境をベゼル無しで構築できる」
と言う様な使用感になっており、作業スペースが広いだけでなく、中心が途切れる事無く視認性にも優れているので、
- 動画編集、DTMなどタイムラインを広く表示出来る
- 複数のウィンドウを一度に多く表示出来る
などPC作業の快適性を上げてくれます。
また32:9に対応しているゲームであれば横に広い大画面で楽しめるので、とてつもない没入感が体感出来ます。
120Hzで60Hzよりも滑らか
120Hzと少し高めなリフレッシュレートなので60Hzなどの低いモデルと比べて画面の動きが滑らかです。
その為、ゲームなどの動きが滑らかなのは勿論、
- スクロール時の動き
- マウスカーソルの動き
これらの動きまで滑らかに見えるので、PC作業時の操作性も向上してくれます。
また競技性の高いFPS系のゲームで無ければ、十分滑らかな映像を映してくれるので、シングルプレイ系ゲームをメインにプレイする方にも向いています。
逆にFPS系のゲームをプレイする場合は最低でも144Hz以上、こだわるなら240Hz以上欲しくなると思うのであまり向いていません。
1500Rカーブの没入感と視認性の良さ
49インチは横に大きい画面なので情報を多く表示できる反面、端から端までの視線移動の距離が増えやすいです。
そこで「AMZG49C7U」は曲率1500Rと少し強めな曲面となっているので、中央と左右端の距離差が小さくなり画面全体が見やすくなっています。
これによって平面よりも視線移動の距離が減るだけで無く、フルスクリーンでゲームをプレイする場合は視界全体にゲーム画面が広がる、没入感MAXな環境でプレイできます。
特にレース系ゲームと相性が良く、運転席視点でプレイした時の没入感は凄まじいです。
その為、49インチと曲面形状はとても相性が良い物となっています。
PIP/PBP対応
PIP/PBPに対応していて、接続している二台の機器の映像を分割表示する事が出来ます。
これによって例えば、
- ゲーム機の映像とPCの攻略サイト、Youtubeなどの映像を同時に表示する
- 二台のPCの映像を表示して平行作業する
等と言った使い方が可能です。
49インチウルトラワイドモニターとしては最安値クラス(2025年10月時点)
49インチウルトラワイドモニターとしては圧倒的に低価格となっているのでコスパに非常に優れています。
ただし低価格な分、
- 上位モデルと比べて120Hzと低め
(高価格な物だと144Hz、240Hzなどがある) - パネルがVAパネル
(高価格帯だとIPSパネル、有機ELが多い) - USB-C、USBハブ機能が無し
- スピーカーなし
など見劣りする部分はあります。
それでも49インチ/5120x1440のウルトラワイドとしては圧倒的に低価格なので、なるべくコストを抑えて購入したいと言う方にとっては魅力的だと思います。
5年間のメーカー保証
低価格帯モデルと言えば保証が一年間など、保証が薄い事がありがちですが、「AMZG49C7U」は5年間と手厚くなっています。
その為、低価格モデルながら長期間安心して使い続けやすい、と言うのもこのモデルの魅力の一つだと思います。
人によっては気になる点
HDR対応としては輝度が低め
HDRに対応していますが輝度は350cd/㎡と、HDR対応としては低めで、HDR400などの認証もありません。
そしてHDR600以上で高いHDR効果を実感しやすいと言われているので、「AMZG49C7U」のHDRは控えめとなっています。
本格的なHDR体験を重視するなら、HDR600/1000クラスの認証や、高ピーク輝度のMini LED/OLEDといった上位モデルの検討をおすすめします。
USB関連の機能は無し
USB-CやUSBハブなどの機能には対応していないので、ノートPCを一本の接続で済ませる、周辺機器をモニターに接続すると言った使い方は出来ません。
ただしこれらの機能が省略されている代わりにコストが抑えられているので、USB機能が必要無い方にとっては逆にメリットに感じられると思います。
スピーカーが非搭載
スピーカーは搭載されていないので、音を出すには外部スピーカーやヘッドホンを用意する必要があります。
家庭用ゲーム機はウルトラワイドに非対応(引き延ばし or 黒帯表示になる)
家庭用ゲーム機はウルトラワイドのアスペクト比には対応していないので、「AMZG49C7U」に繋いで使用する場合は、
- 両端が黒帯で16:9の表示
- 無理やり左右に引き延ばしてフルスクリーン表示
と言った表示になります。
なのでゲーム機メインでの使用を考えてモニターを探してる人にはあまりお勧めできません。
こんな人におすすめ!
- 低コストで49インチ曲面ウルトラワイドモニターを探してる方
- リフレッシュレートは120Hzで十分な方
- USB機能が必要無い方
- 低価格帯でも長期間の保証が欲しい方
この様に「AMZG49C7U」は49インチ、5120×1440/120Hzと1500Rカーブで横幅の生産性と没入感に優れた、コスパ重視のモニターです。
そしてこのサイズは27インチ/WQHDの二枚分の大きさで、PC作業は快適に、ゲームプレイでは楽しさを倍増してくれます。
機能面についてもPIP/PBPで2系統同時表示も可能で、120Hz対応で動きの滑らかさも持っています。
またとても低価格なモデルながらも、5年間保証も付いているので安心して使えると言うのも魅力です。
一方で低価格モデルと言う事もあり、USB機能無し、スピーカー非搭載、HDRは控えめなど欠点もあります。
ただしこの欠点のおかげもあって他モデルよりも圧倒的に安くなっているので、予算少なめで探してる方におすすめな49インチモニターとなっています。