
INNOCNの「GA32V1M」作業の快適性とゲーミング性能を1台で完結したい人向けのHDR1000対応モニターです。
4K/160HzとFHD/320Hzを切り替えられるデュアルモードに対応しているので、
- 普段のPC作業や画質重視でゲームなどを楽しみたい場合は4K/160Hz
- 競技系タイトルを超高速フレームでプレイする時はFHD/320Hz
と言う使い分けが出来ます。
それに加えて2304ゾーンのMini LEDと言う作りで、HDR 1000認証による高いHDR効果も持ち合わせており、パネルはIPS(量子ドット)で色域カバー率もとても広いです。
機能面においてもUSB-C(最大90W給電)+USBハブ対応でPC周りの配線をすっきりさせやすいです。
今回は「GA32V1M」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
スペック | |
---|---|
サイズ | 32インチ |
パネル | IPS(Mini LED、量子ドット) |
ミニLED分割数 | 2304ゾーン(FALD) |
解像度&Hz | 4K/160Hz フルHD/320Hz |
応答速度 | 0.5ms(MPCS) |
HDR | HDR1000 |
色域 | DCI-P3 99% Adobe RGB 99% sRGB 99% |
輝度 | 450cd/㎡(標準) 1200cd/㎡(ピーク) |
コントラスト比 | 非公開 |
対応端子 | HDMI 2.1 ×2 DisplayPort 1.4 ×1 USB Type-C(USB 3.1/最大90W給電)×1 USB-A ×2 USB-B ×1 オーディオアウト×1 |
スピーカー | あり |
スタンド調整 | 高さ 100mm チルト 5~20° スイベル 左右25° |
保証 | 1年間 |
良い点
4K/160Hz、FHD/320Hzを切り替えられるデュアルモード
作業や映像鑑賞では高精細な4K/160Hz、競技系FPSや音ゲーでは超高フレームのFHD/320Hz、と言った様に用途に合わせて使い分ける事が出来ます。
- 重いAAAタイトルを綺麗な画質で楽しみたい
- 勝率重視でリフレッシュレート、フレームレートを優先したい
これらの要望を1台で両立する事が出来ます。
なので実質二台分の役割を果たしてくれるのでデュアルモニターにしたくないけど用途に合わせて使い分けたいと言う方にピッタリです 。
2304ゾーンのMini LEDとHDR1000
HDR1000以上のモニターはMini LEDで1152ゾーンの分割数の物が多いですが、こちらは2304ゾーンと更に細かく分けられています。
これによってMini LEDの光り方をより細かく調整出来るので、必要なところだけを狙って点灯させ、暗い部分と明るい部分のメリハリがはっきりしている映像を映してくれます。
更にピーク輝度は1200cd/㎡と明るいので、爆発の閃光や太陽の眩しさをしっかり表現し暗部はしっかり沈みこませると言う、IPSの弱点だった黒の浮きを抑えています。
IPS(量子ドット)による広色域に加えて工場出荷時に色調整されている
量子ドットのIPSパネルにより、鮮やかさと自然な階調に優れており、赤や緑の深みが増しつつも色相の破綻が少なく、写真・動画・グラフィックの発色を綺麗に映してくれます。
その為、色域カバー率についても、
- DCI-P3 99%
- Adobe RGB 99%
- sRGB 99%
と言った様にとても広いです。
さらに工場出荷時に色調整が施されているため、初期状態から色のズレが小さく、誰でも手軽に綺麗に映るモニター設定で使用可能です。
32インチ/4Kによる広い作業領域
32インチの大画面に4Kと高解像度なので画素密度も高く維持され綺麗な画質をはっきしてくれます。
また27インチなど小さいサイズで4Kだとスケーリング設定を上げてズームしないと小さくて見にくくなりますが、32インチの場合は100~125%あたりで済みやすいです。
その為、4Kによる広い作業領域を存分に発揮しやすく、多くのウィンドウやタイムラインなど、多くの情報を一つの画面内に表示出来ます。
その為、4Kと32インチの相性は抜群に良いです。
INNOCNの独自技術である遅延と残像感を低減する「MPCS」
MPCSはミニLEDのバックライトの遅延を低減する為の物で、高速シーンでの被写体の輪郭をシャープに保ち、マウストラッキングやフリックの視認性を底上げしてくれます。
これによって残像感の低減と遅延を抑えてくれるので、特にFPS系など動きの激しいゲームで役立ってくれます。
それ以外にも「MPCS/LD」と言う美麗なグラフィックと臨場感を重視するゲーム向けに調整された物もあり、こちらは暗い部分のくっきり感と光の輝きを引き立て没入感を高めます。
USB-CとUSBハブ機能に対応
USB-Cに対応しているので、ノートPCをUSB-Cケーブル一本の接続で、
- 映像
- 90W給電
- USBハブの使用
を行う事が可能です。
なので特にノートPCを持ち運ぶ機会が多い方は、家で使う際のセッティングと外に持っていく際の取り外しが手軽に済ませられるので便利に感じられると思います。
HDMI2.1に対応でPS5とも相性が良い
HDMI2.1に対応しているのでPS5でも4K/120HzとVRRが使用できます。
その為、PCとPS5の兼用モニターとしても使いやすいです。
スタンドがピボット以外に対応
スタンド調整はピボット以外に対応しているので、思い通りのセッティングがしやすいです。
なのでデスクスペースを広くしたい、縦方向で使いたいなどと言う訳で無ければモニターアームを用意しなくても使いやすくなっています。
人によっては気になる点
保証が一年間
このクラスのモニターだと3年間保証や、長いと5年間保証の場合もありますが、「GA32V1M」は保証期間が一年間となっています。
なので長期間使い続けやすい安心感と言う面において、不安を感じる方もいるかもしれません。
こんな人におすすめ!
- HDR1000対応の4K/160Hz、FHD/320Hzのデュアルモード対応モニターが欲しい方
- 32インチ4Kの広い作業スペースが欲しい方
- 2304ゾーンと分割数が多いミニLEDモニターが欲しい方
- コストを抑えつつハイスペックなモニターが欲しい方
この様に「GA32V1M」4K/160Hz、FHD/320Hzのデュアルモードに加えて2304ゾーンMini LED/HDR1000にも対応している画質と作業の快適さ、高速性能、映像のメリハリを一台に凝縮したモデルです。
その為、FPSゲームから画質重視のHDR対応ゲームとも相性が良く、32インチ×4Kの広いワークスペース、USB-C(最大90W)+USBハブの配線シンプル化によって仕事にも使いやすくなっています。
その為、モニター自体に特別欠点と言う欠点はありませんが、保証が一年間と言う点は気になる方が多いかもしれません。
それでもスペックに対して値段がとても低価格なので、コスパ重視でハイスペックモニターが欲しい方にお勧めできます。