
Acerの「SA243YG0bmix」は、23.8インチのフルHD×IPSに最大120Hzリフレッシュレートを組み合わせたエントリーモデルです。
フルHD/120Hzとそれぞれ高すぎない数値で低スペックPCでも本領を発揮しやすくIPSパネルで鮮やかな発色と広視野角も持ち合わせます。
HDMI 1.4+VGA、スピーカーやヘッドホン端子まで備え、普段使いからライトなゲームまでを1台でこなしやすいです。
今回は「SA243YG0bmix」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
スペック | |
---|---|
サイズ | 23.8インチ |
パネル | IPS(ノングレア) |
解像度 | フルHD |
Hz | 120Hz(HDMI)、75Hz(VGA) |
応答速度 | 1ms(VRB) |
色域 | sRGB 99% |
輝度 | 250 cd/㎡ |
コントラスト比 | 1500:1 |
HDR | 非対応 |
対応端子 | HDMI 1.4×1 ミニD-Sub 15ピン×1 3.5mm音声入力 ヘッドホン端子 |
スピーカー | 2W+2W |
スタンド調整 | チルト(上25°/下5°) |
VRR | Adaptive-Sync |
良い点
フルHD×120HzでPCスペックに自信が無くても性能をフルに活かしやすい
解像度がフルHDなのでGPU負荷が低く、ゲームや設定にもよりますがスペックが高く無くても120fpsで安定させやすいです。
またゲームだけで無く、60Hzと比べるとスクロールやカーソル移動の滑らかさも良くなるのでPC作業のしやすさも上げてくれます。
IPSパネルで鮮やかな発色に加えてコントラスト比が1500:1と高め
IPSパネルは発色が豊かで高画質に見える一方、一般的なコントラスト比は1000:1程度で、黒の沈みは得意ではありません。
その点「SA243YG0bmix」は、IPSでありながらコントラスト比が1500:1とやや高めです。
標準的なIPSより黒の再現力に優れ、映像のメリハリも感じやすくなっています。
D-sub 15ピンに対応
D-sub 15ピン端子を備えているため、古い機器とも接続できます。
近年のモニターでは非搭載のモデルが増えているので、D-sub対応を重視する人には魅力的なポイントだと思います。
2W×2スピーカー搭載
本体にスピーカーを搭載しているため、余計な配線なしで音を出せます。
動画視聴やライトなゲームなど、とりあえず鳴れば十分と言う使い方なら問題ありません。
ただし、音質にこだわる方や重低音の厚みを求める場合は、外部スピーカーやヘッドセットの併用をおすすめします。
人によっては気になる点
映像端子がHDMI×1、D-sub 15ピン×1の二つのみ
映像ポートはHDMIとD-sub 15ピンが一つずつのみで、DisplayPortは非搭載です。
そのため、最近のPCやゲーム機をつなぐとそれだけで埋まってしまい、D-subの古い機器を使わない人には不向きと言えます。
スタンド調整がチルトのみ
スタンドは上下チルトのみに対応し、高さ調整・スイベル・ピボットはできません。
そのため、頻繁に位置を変えたい方には不向きで、モニターアームを欲しくなる人が多いかもしれません。
こんな人におすすめ!
- 144Hz以上などの高Hzを必要とせず、120Hzによる普段使いの滑らかさは欲しい方
- 解像度はフルHDで十分な方
- D-sub 15ピンの機器を使うモニターを探している方
この様に「SA243YG0bmix」はフルHD×120HzとIPSの見やすさに加え、1500:1のやや高めなコントラストやスピーカー内蔵、D-sub搭載など、低価格ながらも使いやすさを重視したエントリー機です。
普段使いからライトなゲーム、サブモニターまで幅広く対応し、PCスペックに自信がなくてもモニターの性能を最大限引き出しやすいです。
一方で、最近の機器で使えるポートはHDMI一つのみ、スタンド調整がチルトのみなど、低価格故に欠点もあります。
なので、
「120Hzを手頃に試したい」「PC作業の快適性とライトにゲームも楽しみたい」
という人におすすめです。