
MSIの「MPG 271QRX QD-OLED」は、26.5インチのQD-OLEDパネルにWQHDと360Hzを組み合わせたゲーミングモニターです。
更にUSB-C(DP ALT。90W給電)、USBハブ機能、KVM、HDMI 2.1など対応端子も豊富で様々な機器での兼用もしやすくなっています。
そして焼き付き防止機能に加えて3年間の保証もあるので安心感もあります。
今回は「MPG 271QRX QD-OLED」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
・おすすめなWQHDモニターの記事
・おすすめな有機ELモニターの記事
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 26.5インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | QD-OLED / ハーフグレア |
| 解像度・Hz | WQHD / 360Hz |
| 応答速度 | 0.03ms(GTG) |
| 色域 | sRGB 100% Adobe RGB 98% DCI-P3 99% |
| 輝度 | 250cd/m² ピーク時1000cd/m² |
| コントラスト比 | 1,500,000:1 |
| HDR | VESA DisplayHDR True Black 400 |
| 対応端子 | HDMI 2.1×2 DisplayPort 1.4a×1 USB-C×1(DP Alt Mode・USB PD 90W) USB 2.0 Type-A×2 USB 2.0 Type-B×1 ヘッドホン出力×1 |
| スピーカー | なし |
| スタンド調整 | チルト -5°〜+15° スイベル 左30°〜右30° 高さ調整 110mm ピボット 左90°〜右90° |
| VRR | Adaptive-Sync HDMI 2.1 VRR |
| 保証(日本国内) | 3年間 / OLEDパネルの焼き付きも保証対象 |
メリット
WQHD/360Hzの高解像度と高速性能の両立
WQHDはフルHDより一度に表示できる情報量が多く、27インチであればズーム設定にしなくても十分見やすい大きさを維持してくれます。
その為、WQHDの表示領域の広さを活かしやすく、二つのウィンドウを同時に並べた作業もしやすいです。
またWQHDは文字の輪郭もはっきり表示してくれるので文章も読みやすくなります。
なのでWQHDと言えば、
「ゲームなどの映像の画質向上」
と言うのが目立つ魅力だと思いますが、作業の効率性も上げてくれるものです。
更に「MPG 271QRX QD-OLED」はWQHDとしては高めな360Hzに対応しているので360fps出せるPCを使っているのであれば滑らかな映像でゲームプレイが可能です。
これは特に対戦系FPSゲームでメリットを感じやすく、
- 視点操作の動きが滑らかになってエイムがしやすくなる
- 素早く動く物の動きが滑らかになって視認性が良くなる
- 遅延が少なくなる
など他プレイヤーよりも有利な環境でプレイできます。
また27インチであれば画質設定をフルHDに落としても粗さが目立ちにくいので、
「FPSをプレイする時だけフルHDに設定を落とす」
と言う使い方もありです。
そうする事で、普段の作業や画質重視のゲームではWQHDで快適に使え、FPS系ゲームではフルHDでハイスペックPCで無くてもフレームレートを維持しやすくなり、320Hzを最大限活かしやすくなります。
QD-OLEDによる画質の良さと高速性能
「MPG 271QRX QD-OLED」は有機ELパネルを採用しており、完全な黒と色交じりの無い綺麗な発色による高画質を発揮してくれます。
と言うのも液晶ではバックライトの構造上、
- 黒を表示しているときでも光が完全に遮断されない
(完全な黒が表現できない) - バックライトで照らして映像を映すので隣のピクセル同士の色が混ざりやすい
と言う様になっています。
一方で有機ELはピクセル自体が発光するので、黒い部分のピクセルを完全に消灯でき、隣のピクセル同士で色が混ざる事も無く液晶とは次元の異なる深い黒、発色を表現できます。
更に有機ELは応答速度にも優れており、0.03msと液晶とは桁違いの高速性能も持ち合わせています。
なので360Hzの高リフレッシュレートも合わさって、FPS系のゲームも快適にプレイしやすいです。
出荷時キャリブレーション済みで色を扱う用途にも使いやすい
色域カバー率はsRGB 100%、Adobe RGB 98%、DCI-P3 99%と広く、更に工場出荷時にキャリブレーションが行われ、色差をΔE≦2に抑えています。
また製品ごとのテストレポートも同梱されるため、ゲームだけでなく写真、イラスト、動画などを扱う際にも色の基準を確認しやすくなっています。
USB-C 90W給電とKVMで複数の機器をまとめやすい
映像端子はHDMI 2.1を2基、DisplayPort 1.4aを1基、DP Alt Mode対応USB-Cを1基備えています。
そしてUSB-Cは最大90W給電に対応しており、対応ノートPCなら映像出力と充電を一本化しやすくなっています。
またKVMにも対応しているため、デスクトップPCとUSB-C対応ノートPCでキーボードやマウスを共有する事も可能です。
スタンド調整が一通り対応
スタンド調整が高さ、左右、ピボット、チルトの一通り対応しているので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方がモニターアーム無しで行えます。
なのでスタンドをどかしてデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。
OLED Care 2.0による焼き付き対策と3年保証の安心感
有機ELと言えば焼き付きの心配がありますが、「MPG 271QRX QD-OLED」には
焼き付き防止機能「MSI OLED Care 2.0」を搭載しており、
- 複数アイコン検出
- ピクセルシフト
- パネル保護
- 静止画検出
- 境界線検出
- タスクバー検出
- 複数ロゴ検出
の7つの保護機能を備えています。
また日本国内向けには3年間の保証も提供されており、通常使用での焼き付きが発生した場合も保証対象となっているので安心です。
そして冷却機能にはグラフェンフィルムと専用ヒートシンクを使用したファンレス設計を採用しており、しっかり冷却しつつ冷却ファン由来の常時ノイズが発生しない設計にもなっています。
なので焼き付き防止機能と保証があることで、長期間安心して使い続けやすい有機ELモニターとなっています。
デメリット・注意点
スピーカー非搭載
「MPG 271QRX QD-OLED」にはスピーカーが内蔵されていません。
とは言え、モニター内蔵スピーカーは、構造上どうしても音質が犠牲になりがちなので、
- FPSで足音などの方向を正確に聴き取りたい
- 高音質を楽しみたい
と言う場合はどちらにしてもヘッドセットやイヤホン、外部スピーカーなどを用意する必要があります。
そしてスピーカーが無いことでコストを抑えられている部分もあるので、内蔵スピーカーが不要な方にとっては逆にメリットに感じられると思います。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- WQHDによる高解像度と360Hzの高リフレッシュレートを一台のモニターでほしい方
- 有機ELによる画質の良さと高速性能が欲しい方
- このモニターの性能を発揮できるハイスペックPCを持っている方
- デスクトップPCとUSB-C対応ノートPCでキーボードやマウスを共有したい人
- 写真、イラスト、動画編集などで必要な色の正確性も欲しい方
- 焼き付き防止機能と3年間の保証による安心感が欲しい方
おすすめしにくい人
- 内蔵スピーカーが欲しい方
- ハイスペックPCを持っていない方
まとめ
この様に「MPG 271QRX QD-OLED」は、WQHD・360HzとQD-OLEDを組み合わせ、画質重視のゲームからFPS系のゲーム、そしてPC作業のしやすさまでカバーしたモデルです。
USB-C 90W給電、KVM、HDMI 2.1、出荷時キャリブレーションなども備えており、デスクトップPC、ノートPC、家庭用ゲーム機をまとめたい環境にも対応しやすくなっています。
ただしWQHD/360Hzの魅力を発揮させるには高いPCスペックが必要になるので気を付けて下さい。
ハイスペックPCを持っていて、WQHD/360Hz、USB-C、KVM対応と言う万能スペックを持った有機ELモニターが欲しい方におすすめです。










