
AMZFASTの「AMZG34C5Q Pro」は、34インチ/UWQHDという広い作業領域に、ウルトラワイドとしては最高クラスの240Hzを組み合わせたゲーミングモニターです。
曲面1500R、VAパネルの高コントラスト、HDR400、HDMI 2.1×2+DP1.4×2の豊富な入力、PIP/PBPまで備えており、ゲームだけでなく作業+別機器の同時表示などマルチ用途でも使いやすいです。
それでいてスペックからは信じられないほど低価格となっているのでコスパに優れたモデルとなっています。
今回は「AMZG34C5Q Pro」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
スペック表
| スペック | |
|---|---|
| サイズ | 34インチ |
| 形状 | 曲面(1500R) |
| パネル | VA(ノングレア) |
| 解像度&Hz | UWQHD/240Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| 色域 | DCI-P3 98% sRGB 130% |
| 輝度 | 450 cd/㎡ |
| コントラスト比 | 3000:1 |
| HDR | HDR400 |
| 対応端子 | HDMI 2.1×2 DisplayPort 1.4×2 イヤホンジャック×1 |
| スピーカー | あり |
| スタンド調整 | チルト:-5°〜15° |
| VRR | Adaptive-Sync |
| 保証 | 5年(初期不良無償交換:購入後1か月、無輝点保証:1年) |
良い点
34インチ/UWQHDによる広い表示領域
34インチ/UWQHDは、通常の16:9のモニターより横方向の作業スペースが大きく広がります。
その為、ブラウザや資料、チャット、編集ソフトのパネル類を横並びにしても窮屈になりにくく、ウィンドウの切り替え回数を減らせるので、作業の快適性を向上してくれます。
そして画素密度についても110ppiと高めなので、ゲームなどの映像を綺麗に映してくれるのに加えて、文字の輪郭もはっきりするので文章も読みやすいです。
また横に広い事によってゲームや映画では没入感ある映像を楽しめます。
VAらしい高コントラスト+広色域
VAパネルが採用されているのでコントラスト比が3000:1と高く、黒の表現力に優れ、暗部の多いゲームや映画でも画面にメリハリが出やすいです。
更に色域カバー率についても、
- DCI-P3 98%
- sRGB 130%
と言った様にかなり広いので、鮮やかな発色で映像やゲームの色が映えやすく、動画編集などにも使いやすくなっています。
ウルトラワイドモニターとしては最高クラスのリフレッシュレート
ウルトラワイドモニターのリフレッシュレートは2025年12月時点では240Hzが一番高い数値です。
そして「AMZG34C5Q Pro」はその240Hzに対応しているので、240fps出せるPCを使っているのであれば、とても滑らかな映像でゲームプレイが出来ます。
これは特に対人戦FPS系ゲームでメリットを体感しやすく、視点移動の動きが滑らかになるのでエイム操作がしやすくなり、遅延も減るので他のプレイヤーよりも有利な環境で戦えます。
曲率1500Rによる視認性の良さ
曲率1500Rと強めなカーブで湾曲しているので、視界を包まれるような見え方になっています。
これによって平面よりも画面端を見るまでの視線の動きが少なくなり、視認性が良いです。
またゲームや映画などでは没入感が増す効果もあるので、遊びから仕事まで幅広くメリットを体感しやすいです。
スピーカー搭載
本体にスピーカーを内蔵しているので、別でスピーカーやヘッドホンを用意しなくても音を出せます。
なので動画視聴やちょっとしたゲームなど、とりあえず鳴ればOKな場面には十分です。
ただしモニター内蔵のスピーカーは単体の物と比べて音質に劣るので、拘りたい方は別で外部スピーカーやヘッドホンを用意するのがおすすめです。
PIP/PBP機能に対応
「AMZG34C5Q Pro」PIP/PBPに対応しており、2つの入力ソースを同時表示できます。
PIPはメイン画面の上に子画面を小窓表示、PBPは画面を分割して並べて表示するイメージで、PCで作業しながら別PCやゲーム機の画面を確認する、攻略情報や配信管理画面を出しながらゲームをするといった使い方に便利です。
低価格モデルながら5年間保証
激安モニターと言えば保証期間が一年間のみなど短い物が多いですが、「AMZG34C5Q Pro」は低価格ながらも5年保証が付いており、無輝点も1年保証とかなり手厚いです。
と言うのも、無輝点保証についてはそもそも保証に含まれていなかったり、一か月と短めな物が多く見られます。
そんな中、「AMZG34C5Q Pro」は一年間とかなり長いので、激安と言われる価格帯モデルながらも安心感が高いです。
240Hz対応ウルトラワイドモニターとしては最安値クラス(2025年12月時点)
240Hz対応のウルトラワイドモニターとして見ると信じられないくらい低価格となっています。
そんな価格設定ながらも上で書いてきた様にスペックが特別悪い訳でも無く、保証も手厚いです。
その為、かなりコスパに優れたモデルとなっています。
人によっては気になる点
USB-C、USBハブ機能に非対応
低価格モデルと言う事もあり、USB関連の機能には対応していません。
なのでノートPCをケーブル一本で繋ぎたいと言う方や、モニターにUSB機器をまとめたいと言う方には向いていません。
スタンド調整がチルトのみ
スタンド調整はチルトにしか対応していないので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方をしたい場合はモニターアームが必要に感じると思います。
対戦系FPSをガチでやり込みたい場合は不向き(フルスクリーンでプレイする場合)
「AMZG34C5Q Pro」は240Hz/応答速度0.03msで、数値上はFPS向きのスペックです。
ただしウルトラワイドをフルスクリーンで使う場合、競技系FPSとは相性が良いとは言えません。
理由は、
- キルログ
- ミニマップ
- 体力
- スキル状況
など、画面端にある情報を頻繁に確認するため視線移動が増えるからです。
曲面ゆえに平面よりは追いやすいものの、24インチ前後と比べるとどうしても目の移動量が増え、情報の見落としや眼精疲労につながりやすくなります。
ただしこれについては、FPSプレイ時だけウィンドウモードにして表示サイズを小さくする事で解決可能です。
加えて解像度も下げられるので、UWQHDよりさらにフレームレートを安定させやすくなります。
そのため、
- PC作業やFPS以外のゲーム:フルスクリーン
- 競技性の高いFPS:ウィンドウモード
という使い分けがおすすめです。
ゲーム機は21:9に非対応なので横に引き延ばしか両端が黒帯になる
家庭用ゲーム機の映像は基本的に16:9で出力されます。
これをウルトラワイドに表示すると、
- 横に引き伸ばして全画面表示する
- 左右に黒帯を付けて16:9のまま中央に表示する
のどちらかになります。
そのため、PCよりゲーム機メインという方には、ウルトラワイドモニターはあまり相性が良いとは言えません。
こんな人におすすめ!
- 低コストで34インチ/UWQHD/240Hzモニターが欲しい方
- 低価格モデルでも保証が安心なモデルが欲しい方
この様に「AMZG34C5Q Pro」は、34インチ/UWQHD/240Hzと言う作業にもゲームにも強いハイスペックモデルです。
1500R曲面+VAの高コントラストで没入感を出しやすく、端子が多めでPIP/PBPにも対応しているため、PC+別機器の同時運用などマルチ用途でも扱いやすいのが魅力です。
それでいてスペックに対してとても低価格なのに加えて保証も手厚くなっているので、安心して購入しやすい低価格且つハイスペックモニターとなっています。
一方でUSB関連の機能無し、スタンド調整がチルトのみと言った低価格故に削られている部分はありますが、これらは必要に感じない方も多いと思います。
その様な方からすれば余計な機能が無い代わりに低価格となっているので、逆にメリットに感じられる筈です。









