
今回はおすすめの有機ELモニターについて書いていきます。
有機ELのメリットやデメリット、選び方についても書いていくの是非参考にしてください。
また自分は「LG UltraGear OLED 39GS95QE-B」と言う有機ELモニターをメインに使っているので、その体験も含めて書いていきます。
目次
有機ELモニターのメリット
TN、IPS、VAなどの液晶よりも発色が良く鮮やか
モニターの映像は画素と呼ばれる細かい点が別々の色を発する事で表現されています。
そしてTN、IPS、VAなどの液晶ではこの画素自体を光らせる事は出来ないので、後ろからバックライトで照らして映像を映しています。
なので液晶の場合は、一つ一つのの画素の色が一つのバックライトでまとめて照らされるので、近くにある画素同士の別々の色が干渉し混ざり合いやすいです。
それに対して有機ELの場合は、この画素自体を光らせる事が可能で、バックライトで照らす必要がありません。
これによって、一つ一つの画素が独立して光を発して色を出すので、近くにある別の色の画素と干渉せず、はっきりした色表現が可能になっています。
応答速度が0.03msなど超高速
有機ELは液晶のバックライトで照らす速度よりも圧倒的に早く画素の発光が出来る為、液晶とは段違いの応答速度を持っています。
例えば液晶の場合は、
- 超高速なモデルでも0.2msなど
- かなり速い部類で0.5ms前後
- まあまあ速い部類で1ms
- ゲーミングモニターとしては遅い部類に入る物で0.5ms
- かなり遅い部類で10ms以上
などとなっていますが、有機ELの場合は現在主流なモデルだと0.03msとなっています。
完璧な黒を映すことが可能で明暗の差の表現力が高い
上で書いたように有機ELは画素自体が光る事で色を発して映像を映しています。
なので黒く映す部分は画素の発光がオフになるので、完璧な黒が表現可能になっています。
対して液晶の場合はバックライトで複数の画素をまとめて照らしているので、部分的な黒の部分もバックライトで照らされてしまいます。
これによって黒く映している画素からも光が漏れてしまい少し白っぽい黒になり、完璧な真っ黒は表現出来ません。
なので有機ELは黒とそれ以外の差をしっかり表現出来るので、全体的にくっきりとした見え方になり、画面内の明暗の差の表現力も高くなっています。
有機ELモニターのデメリット
TN、IPS、VAなどの液晶に比べて値段が高い
ここまで書いてきた様に有機ELは液晶よりも画質、応答速度の両方で優れていますが、その分、液晶よりも高額な物が多いです。
なのでなるべくコストを抑えたい人には向いていません。
焼き付きが起こる可能性がある
液晶の場合は焼き付きの心配は全く無いですが、有機ELは構造上焼き付きしやすいのが欠点と言われています。
とは言っても最近主流な有機ELモニターには焼き付き防止機能が搭載されています。
この機能の具体例を挙げると、
- ピクセルクリーニング機能…モニターの画面消灯時に一つ一つのピクセルのノイズを取り除く機能(10分ほど掛かる)
- 同じ画面を長時間映している場合、一定間隔で少しずつ動かしてくれる機能
(人間の目だと分からないほど小さい動きで動かしてくれる) - スクリーンセーバー機能
などが挙げられます。
この機能をオンにしていれば、わざと数日間同じ静止画を映し続けるなど、非常識な使い方をしなければ焼き付きの心配はありません。
私自身、現在は「LG UltraGear OLED 39GS95QE-B」と言う有機ELモニターを使用していますが、焼き付きは全く起きていません。
なので現在主流な有機ELモニターであれば焼き付きの心配はしなくても大丈夫です。
有機EL = 暗いと言うのは最近のモデルでは当てはまらない
有機ELモニターで良く挙げられるデメリットとして
「画面の明るさが暗い」
と言うのがありますが、最近の有機ELはそんなことは無く、液晶と比べて遜色無い明るさを発揮してくれます。
なので輝度に対して心配に思っている方は最近のモデルを購入するのであれば気にしなくて大丈夫です。
有機ELモニターの選び方
解像度を選ぶ
解像度と言うのは画素(色付けされたドット)の密度の事で、モニターは沢山の画素を表示して映像を映しています。
この画素数が多ければ画素同士の途切れが少なくなり、キメ細かい精細な画像として人間は認識出来るので、よりくっきりと見やすい映像に感じられます。
そして上の画像は「8K」「4K」「WQHD」「フルHD」の比較画像です。
画素数は上画像の様に(横×縦)と表されており、この画素数の求め方は単純に掛け算をする事で把握できます。
それぞれの具体的な画素数の違いは以下の通りです。
4K | 3840×2160 | 8,294,400 |
WQHD | 2560×1440 | 3,686,400 |
フルHD | 1920×1080 | 2,073,600 |
そして2025年5月時点だと有機ELモニターで純粋なフルHDのモデルは無いので、WQHD、4Kのどちらかから選ぶ事になります。
ただし、
- 4K/240Hzモード
- フルHD/480Hzモード
この2種類のモードに切り替えられるデュアルモード対応モニターがあるので、それであればフルHDモニターとしても使う事が出来ます。
・デュアルモード対応モニター
自分の用途に合ったHz数を選ぶ
モニターに映る映像は1秒間にパラパラ漫画の様に何回も画像を点滅させて表現されています。
この回数が多ければ多いほど現実世界に近い滑らかな映像に見える様になり、特にFPSにおいては大きなメリットを感じられます。
そして240Hzモニターはこの点滅回数が1秒間に240回していると言う事になり、この点滅回数が多いことによって、
- 画面の動きが滑らかになって視認性が良くなる
- 激しい画面の動きでも目が追いつきやすくなる
- 細かい操作が画面に反映されやすくなってエイムの微調整がしやすくなる
- 武器の反動モーションなど細かい動きが映像に反映されやすくなって制御がしやすくなる
- 映像のヌルヌルとした滑らかさによって操作するのが楽しくなる
など、動きの激しいゲーム、特にFPSにおいてメリットがあります。
そしてHz数以外にも「FPS(フレームレート)」と言うのも点滅回数に関わるものになっていて、
- Hz = モニターが1秒間に画像を画面に表示させる回数
(例 : 240Hz = 1秒間に画面を240回点滅させている) - FPS = PCやゲーム機などが1秒間に画像データを送信する回数
(例 : 240fps = 1秒間に映像データを240回モニターへ送信している)
と言う様になっています。
なのでPCが240fps出せるスペックを持っていたとしても、モニターが144Hzまでしか対応していなければ、240fps出ていても意味が無くなってしまいます。
そして有機ELモニターには主に、
- 480Hz
- 360Hz
- 240Hz
- 144Hz
などが存在しており、Hz数が高いほど値段も高くなります。
そしてこのHzはFPS系の対人戦ゲームをやらないのであれば、そこまで高い数値は必要ありません。
シングルプレイ系のゲームであれば144Hzでも十分なので、
- 対人系ゲームをやらない
- コストをなるべく抑えたい
等の方は高Hzでは無いモニターを選ぶのがおすすめです。
また解像度が高ければ高いほど画質が良くなる分、PCへの負荷も高くなるので高いfps数を維持するのが難しくなります。
その為、4KやWQHDの高Hzモニターの性能を最大限使うには、高いPCスペックも必要になるので気を付けて下さい。
ただしHzが高いモニター程、機能面とそれ以外の性能面にも優れている事が多いので、その他の面で魅力に感じる物があれば高Hzモニターを選ぶのもいいと思います。
対応端子の確認
モニターによって、
- DPポートの数
- HDMIポートの数
- USBハブ機能の数
- USB-Cに対応しているかどうか
などの違いあるので確認すると良いです。
ちなみにUSB-C(DP ALT、電源供給)に対応していると、同じくDP ALTに対応しているノートPCであれば、
「USB-C一本で映像出力と電源供給が出来る」
と便利に使えるので、その様な使い方がしたい場合はUSB-C対応モニターを選ぶのがおすすめです。
スピーカーがあるかどうか?(モニターのスピーカーを使う場合)
別でスピーカーを用意せずにモニターのスピーカーを使いたいのであれば、スピーカーの有無を確認するのが良いです。
ただし基本的にモニターのスピーカーは音質が悪く、これは物凄く高額で高性能なモニターでも音質が悪いことが殆どです。
なので音質を重視するのであればスピーカーは別で用意するのがおすすめです。
スタンド調整機能の確認(モニターアームを使わない場合)
- モニターアームを使わない
- モニターの高さや角度などを変える事が多い
と言う場合は対応しているスタンド調整機能も確認すると良いです。
ただしスタンド調整機能が多機能なほど値段も高額になりやすく、どんなに調整機能が優れていても、
- モニターアームほどの自由度は無い
- スタンドをデスクの上に置く事になるのでモニターアームよりもデスクスペースを取る
と言う事になるので、スタンドに拘るのであればモニターアームを別で用意するのが一番おすすめ出来ます。
ノングレアかグレアかの確認
特徴 | |
---|---|
ノングレア | ・反射による映り込みがしにくい (画面にのみ集中しやすい) |
グレア | ・画面が反射しやすい ・ノングレアよりも鮮やかな発色がしやすい |
この二つの違いは上の表の通りです。
なので、
- 綺麗な映像を重視するならグレア
- 反射の映り込みを避けたいならノングレア
と言う選び方がおすすめです。
ちなみにFPSなど映像にのみ集中したいならノングレア、動画編集など発色の良さを重視するならグレアが好まれる傾向があります。
垂直同期技術はあまり気にしなくて良い
垂直同期技術に関しては最近のモニターであれば、
- NVIDIA G-Sync Compatible
- FREE SYNC
- Adaptive Sync
に対応と記載されているのが殆どで、逆に対応していない物は現在主流のモニターだとありません。
またこれら三つは、
「NVIDIA G-Sync Compatible = FREE SYNC = Adaptive Sync」
と言う関係になっています。
と言うのも
- Adaptive SyncはFREE SYNCの名前が変わっただけ
- NVIDIA G-Sync CompatibleはNVIDIA製GPUで使えるFREE SYNC
となっており、モニターにNVIDIA G-Sync Compatible対応と記載されてなくても、FREE SYNC、Adaptive Syncに対応していれば使えます。
なのでPCで使うモニターを探しているのであれば垂直同期技術の対応の有無は気にしなくても大丈夫です。
4K/240Hz以上でおすすめな有機ELモニター
LG UltraGear OLED 32GS95UV-B
スペック | |
---|---|
Hz | 4K@240Hz FHD@480Hz |
パネル | 有機EL |
HDR | DisplayHDR True Black 400 |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
色域 | DCI-P3 98.5% |
スピーカー | 7W+7W |
対応端子 | HDMI x2 DisplayPort x1(Ver.1.4) USBアップストリーム x1(USB 3.0) USBダウンストリーム x2(USB 3.0) ヘッドホン(ステレオミニジャック) x1(4極 : ヘッドホン出力+マイク入力) |
スタンド | チルト角度 前:-8゚~後:15゚ スイベル角度 左30゚/右30゚ 高さ調整 110mm ピボット 右90゚ |
輝度 | 275cd/㎡(APL 1.5%時 1300cd/㎡) |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
表面 | アンチグレア |
VRR | NVIDIA G-Sync Compatible AMD FreeSync VESA Adaptive-Sync |
4K/240Hz対応なのに加えてデュアルモードに対応しており、フルHD480Hzモードへ切り替える事も出来ます。
なので4Kのままでも高リフレッシュレートで使えるだけで無く、フルHDなら物凄くヌルヌルした映像を映すことが出来ます。
また解像度がフルHDに下がる事によって、4Kの時よりも高フレームレートが維持しやすくなります。
それ以外でも、
- 応答速度0.03ms
- DisplayHDR True Black 400に対応
- 7W+7Wのスピーカー搭載
- USBハブ機能搭載
- チルト、スイベル、高さ、ピボットの一通りが調整できるスタンド
- フルHD表示時は24インチ/27インチサイズに切り換えが可能
など全体的にハイスペックになっています。
その分、価格も高額なのでトップクラスの性能を持った4KまたはフルHDの高Hzモデルを探してる人におすすめです。
MSI MAG 321UPX QD-OLED
スペック | |
---|---|
Hz | 240Hz |
パネル | 有機EL(量子ドット) |
HDR | DisplayHDR True Black 400 |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
色域 | sRGBカバー率:100% AdobeRGBカバー率:97.5% DCI-P3カバー率:99% |
スピーカー | なし |
対応端子 | HDMI 2.1 ×2(HDCP:2.3) DisplayPort 1.4a ×1(HDCP:2.3) USB Type-C(DP Alt mode) ×1 ヘッドホン出力 ×1 |
スタンド | チルト -5° ~ 15° スイベル -30° ~ 30° 高さ調整 110mm |
輝度 | 250(ピーク時:1,000) |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
表面 | ハーフグレア(反射防止コーティング) |
VRR | Adaptive-Sync |
こちらはデュアルモードには対応していない4K/240Hzモニターで、その分上で紹介した「LG UltraGear OLED 32GS95UV-B」よりも低価格になっています。
またこちらは有機ELに加えて量子ドットと言うつくりになっていて、これによって更に発色が良く、色表現に優れています。
その他にも、
- 応答速度0.03ms(GTG)
- グラフェンフィルムヒートシンクと言う放熱性に優れた作りで熱くなりにくい
- 自動輝度調整機能
- 工場出荷時にキャリブレーションされていてDelta E≦2の色精度
- DisplayHDR True Black 400対応
- 焼き付き防止機能搭載
- USB Type-C対応
など便利に使いやすいのに加えて耐久性にも優れた作りがされています。
デュアルモードを必要とせず32インチの4K/240Hzモニターが欲しい方におすすめです。
Dell Alienware AW2725Q
スペック | |
---|---|
Hz | 240Hz |
パネル | 有機EL(量子ドット) |
HDR | DisplayHDR True Black 400 |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
色域 | 99% DCI-P3 |
スピーカー | なし |
対応端子 | 1 x DisplayPort 1.4 2 x HDMI2.1一つはeARC/ARC, Dolby Atmos信号対応) 1 x USB 5Gbps Type-Bアップストリーム 3 x USB 5Gbps Type-Aダウンストリーム 1 x USB-C 5Gbpsダウンストリーム ポート(最大15Wの電力供給) |
スタンド | チルト -5° ~ 21° スイベル -20° ~ 20° 高さ調整 110mm ピボット -90° ~ 90° |
輝度 | 250(ピーク時:1,000) |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
表面 | ノングレア |
VRR | NVIDIA® G-SYNC®Compatible AMD Free-Sync™ Premium Pro VESA AdaptiveSync |
4K/240Hzモニターとしては最安値クラスのモデルで、とてもコスパが良いです。
そして安いからと言って低スペックと言う訳では無く、むしろ多機能高性能な作りになっていて、
- 有機EL(量子ドット)
- DisplayHDR True Black 400対応
- 応答速度0.03ms(GTG)
- DCI-P3 99%と広い色域
- eARC/ARC対応HDMIポート搭載
- USBハブが三つ
- USB-C対応
- 一通りの調整が出来るスタンド
など他の4K/240Hzモニターと比較しても見劣りしないスペックを持っています。
ただしオーディオ出力ポートが無くスピーカーも無いので、音を出す為には、
- eARC/ARC対応HDMIポートにスピーカーなどを繋ぐ
- PC側のオーディオ出力、オーディオインターフェースなどを使う
- ゲーム機側にヘッドホンなどを接続して音を出す
等をする必要があるので気を付けて下さい。
なるべくコストを抑えてハイスペックな4K/240Hzモニターが欲しい方におすすめです。
MSI MPG 272URX QD-OLED
スペック | |
---|---|
Hz | 240Hz |
パネル | 有機EL(量子ドット) |
HDR | DisplayHDR True Black 400 |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
色域 | sRGBカバー率:100% AdobeRGBカバー率:97.5% DCI-P3カバー率:99% |
スピーカー | なし |
対応端子 | HDMI 2.1(HDCP:2.3) ×2 DisplayPort 2.1a(HDCP:2.3) ×1 USB Type-C(DP Alt mode、USB PD) ×1 USB 3.2 Gen 1 Type-A(USBハブ) ×2 USB 3.2 Gen 1 Type-B(PC接続用) ×1 ヘッドホン出力 ×1 |
スタンド | チルト -5° ~ 20° スイベル -30° ~ 30° 高さ調整 110mm ピボット -90° ~ 90° |
輝度 | 250(ピーク時:1,000) |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
表面 | ハーフグレア(反射防止コーティング) |
VRR | G-SYNC Compatible |
こちらも上で紹介したモデルと同じく有機ELで量子ドットのモニターになっています。
また「Dell Alienware AW2725Q」よりも少し高額ですが、その分機能面に優れていて、
- KVM機能対応
- USB-Cの給電が98W
- 24.5インチモード対応
- ヘッドホン出力
などに対応しています。
特に24.5インチモードは画面が小さくなる事でFPS系のゲームだと、
- 画面端のマップなどを見る為の目の移動が少なくなる
- 視線を動かさなくても視界内でより多くの情報を得られる
- 集中しやすくなる
などメリットが得られるので、ガチのFPSゲーマーにとっては魅力に感じられると思います。
WQHD/360Hz以上でおすすめな有機ELモニター
SONY INZONE M10S SDM-27Q10S
スペック | |
---|---|
Hz | 480Hz |
パネル | 有機EL |
HDR | HDR True Black 400 |
応答速度 | 0.03ms |
色域 | 98.5%(DCI-P3カバー率) |
スピーカー | なし |
対応端子 | DisplayPort x1 (Ver2.1 UHBR10) HDMI x2 (Ver. 2.1) USB Type-B x1 (Upstream) USB Type-A x2(Downstream) ヘッドホン出力 x1 (3.5mm Jack) USB Type-A x1 (SW Update) |
スタンド | チルト : -5°- +25° 高さ調整 : 120 mm スイベル:±180° |
輝度 | 1,300cd/m2 |
コントラスト比 | 1,500,000: 1 |
表面 | ノングレア |
VRR | Adaptive-Sync(VESA DP) NVIDIA(R) G-Sync(R) Compatible Variable Refresh Rate (HDMI 2.1) |
WQHDと高解像度ながら480Hzに対応している最高峰のモニターです。
その他の機能面でも、
- HDR True Black 400に対応
- USBハブ機能に対応
- 調整の自由度が高いスタンド
- 用途に合わせた画質設定のプリセット
(SDR時: FPS Pro+, FPS Pro, MOBA/RTS, シネマ, ゲーム, 標準, sRGB HDR時: DisplayHDR, シネマ, ゲーム, RPG) - ゲーミングアシスト機能
(ブラックイコライザー、24.5インチモード、クロスヘア, タイマー, フレームレートカウンター) - PS5との連携機能
- PC側でモニターの設定を変更できる「INZONE Hub」
など豊富に用意されています。
特にPS5との連携機能はソニー製ならではの機能で、他社製モニターには無い物なのでPS5ユーザーにとっては大きなメリットに感じられると思います。
また27インチモニターですが「24.5インチモード」に対応しているので、疑似的に表示範囲を24.5インチに小さく出来ます。
これによってFPSにおいては、
- 視線を動かす範囲が減って目が疲れにくくなる
- 画面端のマップを見るまでの視線移動が少なくなる
- 映像が小さい事で少ない視線移動で画面全体が見やすくなる
などメリットが得られるので、480Hzと応答速度0.03msも合わさりかなりゲーミング特化な性能を持っています。
加えて有機ELで画質にも優れているので、ゲーム以外の用途でも使いやすいです。
ゲームからPC作業まで、幅広い用途で快適に使える最強モニタ―を探してる人におすすめ出来ます。
Dell AW2725DF
スペック | |
---|---|
解像度 | WQHD |
Hz | 360Hz |
パネル | QD有機EL(量子ドット) |
HDR | HDR TrueBlack 400) |
応答速度 | 0.03 ms (GtG) |
色域 | DCI-P3 99.3% |
スピーカー | なし |
入出力端子 | DP 1.4 x2 HDMI 2.1 x1 USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps) Type-B(背面) x1 USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps) Type-A(背面) x2 USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps) Type-A(底面) x1 USB 3.2 Gen 1 Type-C(底面) x1 |
スタンド調整 | ピボット -90°/+90° スイベル-20°/+20° チルト -5°/+21° 高さ 110 mm |
輝度 | 1000 cd/m2 |
コントラスト比 | 1,500,000: 1 |
表面 | ノングレア |
VRR | AMD FreeSync |
WQHD/360Hzの高性能モニターで、量子ドットになっていて色域がDCI-P3 99.3%と高く、色の再現力が良いです。
そしてUSBハブとして使える差込口が多いので便利に使いやすく、ナイト ビジョンなどゲーム向けの機能も付いています。
この様に性能と機能に優れた有機ELモニターですが、それらに対して価格が高額では無くコスパに優れたモデルになっています。
ただしこのモニターにはスピーカーだけで無く、ヘッドホンジャックも付いていないのでモニターから音を取る事が出来ません。
なのでPCにヘッドホンやスピーカー、ヘッドホンアンプ、オーディオインターフェースなどを繋いで音を出す必要があるので気を付けて下さい。
WQHD/240Hzでおすすめな有機ELモニター
LG UltraGear 27GS95QE-B
スペック | |
---|---|
パネル | 有機EL |
HDR | DisplayHDR™ True Black 400 |
応答速度 | 0.03ms |
色域 | DCI-P3 98.5% |
スピーカー | なし |
対応端子 | HDMI ×2 DisplayPort 1.4 ×1 USB 3.0 Type-A(USB ハブ)×2 USB 3.0 Type-B(PC接続用)×1 ヘッドホン出力 ×1 光デジタル ×1 |
スタンド | チルト:15° / -5° スイベル:-10° ~ 10° 高さ:110mm ピボット : 90° |
輝度 | 200cd/㎡ 800cd/㎡(ピーク時) |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
表面 | ノングレア |
VRR | NVIDIA G-SYNC Compatible FreeSync™ Premium |
リモコン | あり |
WQHD/240Hzの有機ELモニターで、上で紹介してきたモデルと比べてかなり低価格になっています。
なのでリフレッシュレートは240Hz、解像度はWQHDで十分で、コストを抑えて有機ELモニターが欲しい方にとてもおすすめなモデルです。
そして上のモデルより値段が安いと言っても十分高性能で、
- 応答速度0.03ms
- USBハブ機能搭載
- 一通り調整可能なスタンド
- 光デジタル対応
- リモコン付属
などリモコンに対応しているので、手軽にモニターの操作がしやすいです。
WQHD/240Hzの有機ELモニターが欲しい方にお勧めです。
ウルトラワイドでおすすめな有機ELモニター
MSI MPG 491CQP QD-OLED
性能 | |
---|---|
解像度 | 5120x1440 |
Hz | 144Hz |
パネル | QD-OLED(量子ドット) |
表面 | ハーフグレア |
曲率 | 1,800R |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
色域 | sRGBカバー率:100% AdobeRGBカバー率:98.07% DCI-P3カバー率:99.28% |
輝度 | 250(ピーク時:1,000) |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
HDR | HDR True Black 400、 |
スピーカー | なし |
対応端子 | HDMI 2.1 ×2(HDCP:2.3) DisplayPort 1.4a ×1(HDCP:2.3) USB Type-C(DP Alt mode、USB PD) ×1 USB 2.0 Type-A(USBハブ) ×2 USB 2.0 Type-B(PC接続用) ×1 ヘッドホン出力 ×1 |
スタンド調整 | チルト機能 -5-20º 高さ調整 100mm スイベル -30° ~ 30° |
VRR | Adaptive-Sync |
49インチの144Hzに加えて有機ELパネルが使われているモニターとなっています。
ちなみに49インチはWQHDモニター二枚分の大きさです。
そして「量子ドット」と言う色の表現力に優れた作りがされており、色域がとんでもなく高いです。
また有機ELパネルによって応答速度も0.03msと速く、発色と黒の表現力にも優れています。
その他の機能面でも、
- 曲面モニター
- USBハブ機能に対応
- USB-C(DP Alt mode、USB PD90W)に対応
- KVM機能に対応
など便利に使いやすくなっています。
ただし表面がハーフグレアとなっていて、グレアとノングレアの中間的な物になっています。
これによって反射をグレアよりも抑えつつグレアらしい鮮やかな映像を映せますが、ノングレアと比べると反射による映り込みがしやすいです。
なので完全なノングレアが好きな方は気を付けて下さい。
49インチサイズの多機能高性能な有機ELモニターを探してる人におすすめです。
JAPANNEXT UX49 JN-QOLC49G144DQ-HSC9L
性能 | |
---|---|
解像度 | 5120x1440 |
Hz | 144Hz |
パネル | QD-OLED(量子ドット) |
表面 | グレア |
曲率 | 1,800R |
応答速度 | 0.1ms 0.03ms(GtoG) |
色域 | sRGB 148%, DCI-P3 115%, Adobe 110%(キャリブレーションレポート付き) |
輝度 | 250cd/m2(450cd/m2 APL10%時) |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
HDR | HDR400 |
スピーカー | 5Wx2 |
対応端子 | HDMI 2.1 ×2 DisplayPort 1.4 ×1 USB Type-C (5120x1440 @144Hz 同時給電最大90W) ×1 USB 2.0 Type-A ×2 USB 2.0 Type-B ×1 LANポート ×1 ヘッドホン出力 ×1 |
スタンド調整 | チルト機能 -5-20º 高さ調整 120mm スイベル R20°/L20° |
VRR | AMD FreeSync |
こちらも上で紹介した「MSI MPG 491CQP QD-OLED」と同じく有機ELで量子ドットのモニターとなっています。
その為、
- 応答速度0.03ms(GtoG)
- 液晶よりも画質が良く黒の表現力に優れる
- 優れた色域
など画質と応答速度に優れています。
更に機能面でも、
- 曲面モニター
- USBハブ機能に対応
- USB-C (5120x1440 @144Hz 同時給電最大90W)に対応
- KVM機能に対応
- LANポートも搭載
- スピーカー搭載
など多機能になっています。
ただしこちらは表面がグレアとなっているので反射による映り込みがしやすいです。
逆に言えば、グレアによる鮮やかな映像表現が可能になっているので、グレアによる画質の良さが好きな人にはぴったりです。
またスペックに対して値段が低価格になっているのでコスパにも優れています。
グレアが気にならず、コスパに優れた有機ELの49インチモニターを探してる人にお勧めです。
LG UltraGear OLED 39GS95QE-B
性能 | |
---|---|
形状 | 曲面 |
曲率 | R800 |
パネル | 有機EL |
解像度 | 3440×1440 |
Hz | 240Hz |
応答速度 | 0.03ms |
対応端子 | HDMI×2 DisplayPort×1 USB Type-A ×2 ヘッドホン端子(4極:ヘッドホン出力+マイク入力) |
スピーカー | なし |
スタンド調整 | 高さ : 120mm スイベル : L10°R10° チルト角度 : 前-10゚~後15゚ |
39インチの化け物スペックを持ったモニターとなっていて、
- 黒の表現力、画質、応答速度に優れる有機EL
- 240Hzに対応
- 曲率R800の強いカーブ
- 応答速度0.03ms
と、かなりハイスペックになっています。
ちなみにこちらは現在自分がメインで使っているモニターで、R800と言う強いカーブによって39インチの大きさが無理なく視界に入りやすく感じます。
なのでこの強いカーブと39インチのサイズ感の相性が抜群で、とても視認性が良いです。
ただし価格がかなり高額となっているので、コストを気にせず画質と高Hz、応答速度と39インチのサイズ感を求める人にお勧めです。
LG UltraGear OLED 34GS95QE-B
性能 | |
---|---|
解像度 | 3440×1440 |
Hz | 240Hz |
パネル | OLED |
表面 | ノングレア |
曲率 | 800R |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
色域 | DCI-P3 98.5% |
輝度 | 275cd/㎡(APL 1.5%時 1300cd/㎡) |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
HDR | DisplayHDR True Black 400 |
スピーカー | なし |
対応端子 | HDMI×2 DisplayPort×1 USB Type-A ×2 ヘッドホン端子(4極:ヘッドホン出力+マイク入力) |
スタンド調整 | チルト機能 前:-10゚~後:15゚ 高さ調整 120mm スイベル 左10゚/右10゚ |
VRR | AMD FreeSync NVIDIA G-Sync Compatible Adaptive-Sync |
こちらは上で紹介した「LG UltraGear OLED 39GS95QE-B」の34インチバージョンの様なモデルです。
その為、有機ELが使われている点や応答速度0.03ms、240Hz対応などサイズ以外の基本的なスペックは同じです。
34インチで最高クラスのモニターを探してる人にお勧めです。