【解説】Ducky One 2 Mini RGB 60%の使い方!RGBライト、マクロ、入力遅延、モード変更などの設定方法について!

この記事では「Ducky One 2 Mini RGB 60%」の使い方や機能について解説しています。

その為、

  • 購入したけど説明書に日本語が無くて使い方がわからない!
  • 購入前だけど具体的な機能面と使い方が気になる!

と言う方は是非参考にして下さい。

ちなみに詳しいレビューについては以下の記事で書いています。




目次

キーボードの配列について!

Ducky One 2 Mini RGB 60%」は通常の配列以外にも大きく分けて、

  • 「Fnキー」を押している時のみ有効になる配列
  • 「Fnキー」と「Altキー」両方を押している時のみ有効になる配列
  • 「Fnキー」と「CTRLキー」両方を押している時のみ有効になる配列

と言う様に3種類の配列を使う事が出来ます。

ただし「Fnキー」と「CTRLキー」を押した時の配列は自由にマクロを設定して使う配列なので、デフォルトの状態だと何も割り振られていません。

それぞれの配列は以下の通りになっています。

通常時の配列

Fnキー使用時の配列

キー役割キー役割
1F1Qマウス右クリック
2F2Eマウス左クリック
3F3Wマウスカーソル移動(上)
4F4Aマウスカーソル移動(左)
5F5Sマウスカーソル移動(下)
6F6Dマウスカーソル移動(右)
7F7Rマウスホイール(上)
8F8Fマウスホイール(下)
9F9YInsert
0F10HScrLk
-F11N電卓
^F12Mミュート
ESC全角半角切り替え,音量を下げる
Back SpaceDelete,音量を上げる
IPPgUp
K;PgDn
J@Home
L:End
OPause[PrtSc
]右クリックメニュー
Fn + Alt使用時の配列

キー役割キー役割
ESC 現在のプロファイルチェックスペースキーRGBライトのカラーパレット
1プロファイル1へ変更G、BRGBライトのカスタムモードの選択
2プロファイル2へ変更Y入力遅延時間を5msへ変更
3プロファイル3へ変更U入力遅延時間を10msへ変更
4プロファイル4へ変更I入力遅延時間を15msへ変更
5プロファイル5へ変更O入力遅延時間を25msへ変更
6プロファイル6へ変更JRGBライトのスピードダウン
Back Spaceプロファイル削除LRGBライトのスピードアップ
Tabマクロ設定N ギャンブル2ゾーンモード
(RGBライトを利用したゲーム)
Caps LookRGBライトのカスタム設定M ギャンブル4ゾーンモード
(RGBライトを利用したゲーム)
左シフトRGBライトのカスタム設定の終了,マインスイーパーモード
(RGBライトを利用したゲーム)
TRGBライトのモード変更WindowsキーWinキー無効化
Z、X、CRGBライトの色の調整CTRL展示モード
(キーの反応を無効化して光るだけにする)
VRGBライトの消灯設定

DIPスイッチについて!

キーボード背面には上の画像の様に4つのスイッチが付いていて、ONとOFFどちらにするかによってキーボードの設定を切り替える事が出来ます。

それぞれのスイッチの機能は以下の通りです。

DIPスイッチ1、2はFnキーの配置変更に使う!

DIP1DIP2
ONON・右CTRLとFnを交換
ONOFF・右AltをFnキーへ変更
・FnをWinキーへ変更
・右WinキーをAltへ変更
OFFON・FnをCTRLへ変更
・右CTRLをWinキーへ変更
・右WinキffffーをFnキーへ変更
OFF(デフォルト)OFF(デフォルト)通常

上の組み合わせによってFnキーの位置を変更する事が出来ます。

DIPスイッチ3はCaps LookキーをFnキーへ変更する!

Caps Lookキー」をFnキーに変更する事が出来ます。

このスイッチをONにする事で左手でもFnキーが使えるようになるので、個人的にONにした方が使いやすく感じました。

なので「Caps Lookキー」を使わないと言う方はONにするのがおすすめです。

DIPスイッチ4はキーロールオーバー設定の変更に使う!

このスイッチをONにすることによって「6キーロールオーバー設定」にする事が出来ます。

これについてはデフォルトの「Nキーロールオーバー設定」でも不具合などは起きていないので、自分はOFFのまま使用しています。




RGBライトの設定方法!

光り方のパターンの変更(Fn + Alt + T)

Ducky One 2 Mini RGB 60%」では10種類の光り方でRGBライトを光らせる事が出来ます。

そして「Fn + Alt + T」を一回押すごとによって、その光り方が以下の順番で切り替わります。

  • ウェーブモード
  • カラーサイクルモード
  • レインドロップモード
  • リップルモード
  • ランダムリアクティブモード
  • リアクティブモード
  • HALOモード
  • ブリースモード
  • 100%バックライトモード
  • レーダーモード
  • ライトOFF

また、ライトOFFに関しては「Fn + Alt + T」を3秒間長押しする事でも行えます

速度の変更(Fn + Alt + J、L)

ウェーブモード」や「カラーサイクルモード」などライトに動きあるモードの場合は、その動きのスピードを調節することが出来ます。

やり方については以下の組み合わせのキーを1回押す毎に1段階変化します。

  • Fn + Alt + J = 遅くする
  • Fn + Alt + L = 早くする

カラー変更(Fn + Alt + Z、X、C、スペースキー)

  • リアクティブモード
  • HALOモード
  • ブリースモード
  • 100%バックライトモード
  • レーダーモード

この5つのモードについては自由に色を変更する事が出来ます。

色の変更方法については「赤」「青」「緑」3色の強さをそれぞれ10段階で調整して行います。

やり方は以下の通りです。

  • Fn + Alt + Z = 赤を強くする
  • Fn + Alt + X = 緑を強くする
  • Fn + Alt + C = 青を強くする
  • Fn + Alt + V = 3色全てを0にする

 

またこの細かい調整が面倒と言う場合は「Fn + Alt + スペースキー」を押す事で「カラーパレット」を使う事が出来ます。

カラーパレット

 

カラーパレット」ではこの様にキーボード上に様々な色が表示されるので、この中から設定したい色のキーを押す事でその色に設定する事が出来ます

カスタマイズモード(Fn + Alt + G、B)

上で紹介した10種類の光り方以外にも、1から自由に光り方を設定できる「カスタマイズモード」があります。

これは「カスタマイズモード1」「カスタマイズモード2」の2種類があり、それぞれ別々の設定をする事が出来ます。

この切り替えについては、

  • Fn + Alt + G = カスタマイズモード1
  • Fn + Alt + B = カスタマイズモード2

と言う様にモード変更が行えます。

ちなみにカスタマイズモードは他のモードと併用する事が可能で、カスタマイズモードで何も割り振っていないキーについては他のモードの光り方が反映されます。

 

例えば「ウェーブモード」で多くのキーをレインボーに変化させつつ、「エンターキー」だけ赤一色で固定させたいのであれば、

  • カスタマイズモードでエンターキーを赤色にする
  • ウェーブモードの状態でカスタマイズモードを有効にする

と言うようにすれば行えます。

カスタマイズモードの編集モード(Fn + Alt + Caps Look長押し)

Fn + Alt + Caps Look」を長押しすることによってカスタマイズモードの編集モードに入る事が出来ます。

これを長押しすると「G」「B」の2つのキーが点灯されるので、

  • カスタマイズモード1を編集したいなら「Gキー」
  • カスタマイズモード2を編集したいなら「Bキー」

を押します。

カスタマイズモードのカラー変更(Caps Look + Z、X、C、V)

編集モードに入った状態で「Caps Lookキー」を押すと、上画像の様に「Z、X、C」がそれぞれ三色に光ります。

この状態でそれぞれのキーを押すと、その色の強さを1段階ずつ強化する事が可能です。
最大10段階

また「Vキー」を押せば全ての色が0になります。

そしてこの時「Caps Lookキー」が設定している色で光るので、それを目安に好きな色を作る事が可能です。

ここで好きな色に設定したらその色を設定したいキーを押す事で色を割り当てる事が出来ます。

 

例えば、エンターキーを赤色にしたいのであれば、

  • 「Caps Look + Z」を複数回押して濃い赤を作る
  • その後にエンターキーを押す

と言う手順で設定できます。

この作業を繰り返して自分がしたいライティング設定が作り終わったら、「Caps Look + 左シフトキー」を押す事で設定を保存して編集モードを終わらせられます。




マクロの設定方法!

まずはプロファイルを選択する!

Ducky One 2 Mini RGB 60%」では6つのプロファイルを保存する事が可能で、それぞれのプロファイルにはマクロの設定をキー毎に設定しておくことが出来ます。

なので、それぞれのプロファイルへ用途毎に合わせた設定を保存しておく事で、作業やゲームに合わせて瞬時に最適な設定で使う事が可能です。
(ただし、プロファイル1は初期設定から変更する事が出来ないので、自由に変更できるのはプロファイル2~6の5つになります。)

 

このプロファイルの変更はとても簡単で、

Fnキー + Altキー + 1~6キー

これらを同時押しすることによって変更できます。

なのでマクロの設定モードに入る前に、設定を編集したいプロファイルに変更しておきます。

ただしプロファイル1の状態だとマクロの設定モードに移行出来ないので、必ず「プロファイル2~6」にする必要があります。

Fn + Alt + Tabキー長押しでマクロ設定モードへ移行!

Fn + Alt + Tabキー」を3秒間長押しするとマクロの設定モードへ移行します。

設定モードに入ると、

  • Caps Lookキーがゆっくり点滅
  • Fnキーが赤色に点灯
  • マクロを設定しているキーが点灯

と言う様にライトが光ります。

 

例として上の写真の自分のキーボードでは、

  • 右Altキーに「Fn + Esc(全角/半角切り替え)」を割り当てている
  • 「 「」 を割り当てている

と言う設定にしているので、「Caps Lookキー」「Fnキー」「右Altキー」「 「 キー」の4つが点灯しています。

割り当てたいキーを押す!

マクロの設定に入ったらマクロを割り当てたいキーを押します。

ちなみに「Ducky One 2 Mini RGB 60%」では通常のキーへの割り当てだけで無く、

  • Fnキーを押した時のキー割り当て
  • Fnキー + CTRLキーを押した時の割り当て

この2つのキーレイアウトの割り当ても変更できます。

これを利用することによって1つのキーに対して最大3つの役割を割り当てられるので、元々のキーの役割を維持しながら便利に使う事が出来ます。

これで割り当てたいキーを押すとそのキーが点灯するので、この状態で割り当てたいマクロ、またはキーを押す事で設定を割り当てる事が可能です。

 

例えば、「Fn + CTRL + 1」に「1,000」を割り当てたいのであれば、

  • 「Fn + Alt + Tabキー」を3秒間長押しして設定モードに入る
  • 「Fn + CTRL + 1」を押して点灯させる
  • 「1,000」を素早く押して割り当てる

と言ったように操作するだけで割り当てられます。

「Fnキー + Altキー」を押してマクロの記録を終了

記録したいマクロを入力したら「Fnキー + Altキー」を押す事で記録が完了します。

そうする事で割り当てたキーのライトが光っている筈です。

その他にも割り当てたいキーがあるのであれば続けて今の手順を繰り返していきます。

マクロの解除はキーを押すだけ

設定したマクロを解除する場合は、マクロ設定モードの最初の状態でキーを一回押すだけで解除出来ます。

マクロ設定モードの終了は「Fn + Alt + Tabキー」を一回押すだけ

マクロの設定を終えたい場合は「Fn + Alt + Tabキー」を一回押すだけで終了できます。




マクロ設定の注意点!

「Caps Lookキー」「Fnキー」は割り当て変更が出来ない!

「Caps Lookキー」「Fnキー」は「Ducky One 2 Mini RGB 60%」独自の機能に使われるので、ここにマクロ設定を割り当てる事は出来ません。

「Fnキー」「Altキー」を組み合わせたマクロは設定できない!

上で書いた通り「Fnキー + Altキー」はマクロの記録を終了する役割を持っているので、この二つを押した瞬間に記録モードが終了してしまいます。

なのでこの二つを同時押しするマクロを割り当てる事は出来ません。

ただし、どちらか片方のみの同時押しであれば記録する事が出来るので、

Fn + Esc(全角/半角切り替え)

などであれば割り当てが出来ます。

複数のキーを割り当てる場合は時間も記録される!

複数のキーを割り当てる場合は入力時間もそのまま記憶されるので、ショートカットなどを割り当てる場合は素早く入力しないと打ち込まれるまでに時間が掛かってしまいます。

例えば「CTRL + Z」を割り当てるときに、

「CTRL」を押してから5秒開けて「Zキー」を押して記憶させる

と言う様にしてしまうと、キーを押してからショートカットが反映されるまで5秒間掛かってしまうようになります。

その為、複数のキーを割り当てる場合は素早く入力する様に気を付けて下さい。

入力遅延(デバウンスタイム)の設定方法!

キー遅延
Fnキー + Altキー + Y5ms
Fnキー + Altキー + U10ms(デフォルト)
Fnキー + Altキー + I15ms
Fnキー + Altキー + O25ms

上記の組み合わせでキーを同時に長押しする事で入力遅延を調整する事が出来ます。

設定が完了するとキーボード全体が点滅するのでそれを目印にすると良いです。

なので素早い操作が必要になるFPSや高速タイピングをしたい方は「Fnキー + Altキー + Y(5ms)」に設定するのがおすすめです。

 

ただし反応が速すぎると誤入力しやすくなる可能性があるので、早すぎると感じる場合はデフォルト設定でもある「Fnキー + Altキー + U(10ms)」にしておくのが無難です。

私自身は速い設定でも不具合が起きていないので「Fnキー + Altキー + Y(5ms)」の設定で使用しています。




その他の機能について!

Windowsキーの無効化(Fnキー + Altキー + Winキー)

Fnキー + Altキー Winキー」を長押しする事によってWindowsキーを無効化する事が出来ます。

無効化が完了するとキーボード全体が点滅するのでそれを目印にすると良いです。

ディスプレイモード(Fnキー + Altキー + CTRL)

Fnキー + Altキー + CTRL」を長押しすると展示用モードに切り替わって、全てのキーの反応を無効化する事が出来ます。

この状態になるとキーボードが勝手に様々な光り方をする様になります。

工場出荷状態へ初期化(左右Windowsキー)

左右のWindowsキーを長押しする事によって、工場出荷状態へ初期化する事が出来ます。

コントローラーに付けるだけでエイムが良くなる!便利な2つのFPS向けアタッチメント!

こちらはコントローラーでFPSをプレイしている方にとてもおすすめなアタッチメントです。

スティックでのエイム操作はマウスと違って細かいエイム操作がどうしてもしにくくなります。

そこで「FPS Freek」を付ける事で右スティックの高さが高くなり、より細かい角度でエイム操作が可能です。

またグリップ部分が滑りにくく指の動きをダイレクトに伝えられるので、単純に操作性も向上します。

 

それでいて価格も特別高額ではないので、誰にでも購入しやすいのも良い点です。

ちなみにこれの類似品でもう少し価格が低価格な物もありますが、それらは低価格な分グリップ性能に劣ります。

また、物によってはスティック操作に力が入ると固定しきれずに取れてしまう場合があります。

その為、もし購入するのであればもっとも有名で人気のある「KontrolFreek製のフリーク」がおすすめです。

 

そしてKontrolFreek製のフリークは現在、

の4種類のモデルが存在します。

 

それぞれのモデルの違いについては以下の通りです。

頂部の形状
(指を置く部分)
高さ
Inferno 凹型 10.1 mm(両方)
Galaxy 凹型 11.8 mm(右)
7.6 mm(左)
Edge 凸型 10.4 mm(右)
5.9 mm(左)
Vortex 凸型(右)
凹型(左)
11.3mm(右)
5.6mm(左)
CQC 凹型 6.11mm(両方)

この様な違いがあるので、好みの高さと形状を考えて選ぶのがおすすめ出来ます。

ちなみに左右で長さと形状が違うモデルもありますが、これは逆に付ける事も可能です。

 

そしてもう一つおすすめ出来るのが「GAIMX CURBX」と呼ばれるエイムリングです。

これをスティックの付け根にはめ込むと、倒した時に抵抗が生まれて更に精密なエイムが可能になります。

そしてこちらは6種類の硬さが存在するので初めて購入する方は各種1つずつセットで販売されている「GAIMX CURBXサンプルセット」がおすすめです。

一つ注意点として、こちらをはめ込むと構造上スティックを最大まで倒せなくなります。

なので高感度設定ではない方であれば少し感度を上げるだけで解決できますが、最大感度でプレイしている方は今までの感度が使用出来ません。

その為感度をとても高くしている方は気を付けて下さい。

 

ここまで紹介してきた2つのアタッチメントを付ける事でエイム操作が格段にやりやすくなる筈です。

またこの様なアタッチメントを使っている方がTwitterなどでマウス疑惑を掛けられている事を良く見かけます。

使いこなせればそれだけ正確なマウスに負けないくらいエイムを手に入れる筈なので、エイム力に困っている方は是非試してみて下さい。

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