
前の記事で高速ブリッジミュートのコツについて書いたので今回はその練習方法について紹介して行こうと思います。
書いていく内容は、
・メトロノームを使った練習
・メトロノームを使わない練習
・曲で練習する
この3つとなります。
良ければ参考にしてみてください!
・メトロノームを使った練習
メトロノームを使う練習というのは、上達具合が数字で現してくれるので、目標を明確に決められ、モチベーションを高めてくれます。
良くある練習方法としては、
自分の限界の速さのBPMでメトロノームを鳴らし、腕が疲れるまでそれに合わせてダウンピッキングを刻み続ける
と言うものがあります。
この練習はダウンピッキングに必要な筋肉が鍛えられるので確かに効果的なのですが、この練習だけやるのは効果的ではありません。
理由としては、自分の限界近くのBPMで練習し続けるのは余裕を持って弾くことが難しく、正しいフォームを意識する暇もありません。
なのでこの練習ばかり続けていると、正しくないフォームで筋力だけを使った無理やりなダウンピッキングが身についてしまう可能性があります。
その為メトロノームを使う練習をするのであれば、
少し遅めのテンポから練習を始めて、綺麗なフォーム意識しながら早いテンポを出来るようにする
を目標に練習した方が良いです。
例えば、自分の限界のスピードが170であるならばメトロノームを遅めのBPM140等に設定し、とにかく綺麗なフォームを意識し.極力疲れないようにやってみます。
これが問題なく弾くことが出来たのであれば、BPMを5上げて、再度弾きます。
これも出来たのであればまた5上げて…etc
と言った感じに、少しずつテンポを上げていって徐々に限界のスピードに近づいていきます。
そして限界のスピードにぶち当たってしまった場合は、それを目標に毎日練習していきましょう!
しかし、始めのうちはすぐに疲れてしまい腕が千切れそうな感覚になると思います。
そんな時は休憩を挟んだり、気分転換に、とてもゆっくりなテンポでフォームをしっかり確認してピッキングしたり、テキトーにバッキングして腕をリラックスさせると良いです。
メトロノームを使わないやり方
メトロノームを使わないで弾く練習も同時並行でやっていくのがおすすめです。
ちなみにこの練習方法には2通りあります。
一つ目は、
綺麗なフォームを意識しつつ、時間を決めて自分がキープ出来る最大限のスピードでダウンピッキングをし続ける
というものです。
ダウンピッキングは筋力があれば有るほどやりやすくなります。
そして、この練習はダウンピッキングをするのに使われる筋力トレーニングの意味があります。
「それだったらメトロノームありでもいいんじゃない?」
という意見が出そうですが、勿論メトロノームを使うのもありです。
しかし、メトロノームを使った場合は、自分の最大限のスピードより少し遅いスピードに設定することになります。
なので、メトロノームを使わないことでリズムに縛られず本当に自分の最大限の速さでダウンピッキングが出来ます。
例としては、時間を1分間と決めたらその1分間、自分が弾ける最大の速度で弾き続けます。
もしこれが余裕になってしまったら更に時間を伸ばしていきましょう!
2つめは、
瞬発的に4回から8回高速で刻む
という練習です。
ダウンピッキングと言うものは誰でも長く刻み続けるよりも、瞬間的に
ジャジャジャッ!
と刻む方が速いスピードになります。
この練習をする理由としては、
多くの曲では、ブリッジミュートのダウンピッキングをバッキングするかの様に使い続けるよりも、アクセントを付けるように瞬間的に使われている事が多いです。
なのでこの練習はギターのリフを弾くための練習だと思って下さい!
ちなみにこれはメトロノームを使って行うとリズム感の練習になるのでメトロノームありでやっても良いです。
この瞬間的に速く弾くというのはとても格好良く弾ける技であり、ギタリストとしての基本技でもあるので、是非習得して下さい。
課題曲を決める
これはブリッジミュートの高速ダウンピッキングする場面が多めの曲を選んだ方がいいです。
私が一番おすすめするのは定番ですが、MetallicaのMaster of pappetsです!
この曲はBPM約210とかなり高めで曲中の殆どをダウンピッキングが占めています。
ちなみに、途中にゆったりになってギターソロが入りますが、ダウンピッキングの練習に集中したいのであればその部分は弾かずに、ギターソロ前のアルペジオ前まで延々とループして練習するのが良いと思います。
また、もう一つおすすめしたいのは、同じくMetallicaのBATTERYです!
これはBPM180以上での16分のオルタネイトピッキングによるブリッジミュートが主ですが、音を切る様に繰り返すので、ブリッジミュートの練習に持ってこいです!
特にこのブリッジミュートをし続けるのではなく、断続的に行うのは始めのうちは難しいと思うので練習し甲斐があると思います!
こちらもブリッジミュートの練習に集中したいのであれば、イントロ部分をスキップして、ギターソロ前の間奏前まででループさせると良いです。
この2曲が完璧に格好良く弾けるようになれば、殆どの曲でブリッジミュートに困ることはなくなります。
また、世の中には他にも練習になる曲はあると思うので、
この曲も良い練習になる!
と思う曲があればぜひ教えて下さい!
最後に
高速ブリッジミュートに限ったことではないですが、ギターで新しい事が1日で出来るようになるということはほぼありません。
どんなに上手い人でも毎日の練習の積み重ねによって弾けるようになった筈です。
なので数日練習してみて全然出来ないという人でもめげずに、数ヶ月、数年と続けていけば上手くなる筈なので頑張って下さい!
それでは読んで頂きありがとうございました!
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