
こちらは39インチ/UWQHD/有機EL/240Hzと言う基本スペックに、webOS 26を組み合わせたウルトラワイドのスマートモニターです。
39インチ/UWQHDの横長画面と800Rの強い湾曲により、端から端までの視認性と映像やゲームなどの没入感に優れており、webOS 26によってモニター単体で動画配信アプリなどを楽しむことが出来ます。
更にUSB-CやUSBハブ機能、スピーカー、スタンド調整なども備えているため、PCゲームだけでなく、動画視聴やノートPC接続など幅広く使いやすいモニターとなっています。
今回は「39GX90SB-W」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
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基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 39インチ |
| 形状 | 曲面 800R |
| パネル | 有機EL MLA採用 / アンチグレア |
| 解像度・Hz | UWQHD / 240Hz |
| 応答速度 | 0.03ms(GtG) |
| 色域 | DCI-P3 98.5% |
| 輝度 | 標準275cd/m² ピーク1300cd/m²(APL 1.5%) |
| コントラスト比 | 1,500,000:1 |
| HDR | VESA DisplayHDR True Black 400 |
| 対応端子 | HDMI 2.1×2 DisplayPort 1.4×1 USB-C×1(映像・データ転送・最大65W給電) USB 2.0ダウンストリーム×2 LAN×1 ヘッドホン出力×1 |
| スピーカー | 5W+5W |
| スタンド調整 | チルト 前-8°〜後15° スイベル 左30°〜右30° 高さ調整 110mm |
| VRR | AMD FreeSync Premium Pro NVIDIA G-SYNC Compatible VESA AdaptiveSync |
| 保証(日本国内) | 標準2年間(有機ELパネルを含む) 輝点1個から2年間無償修理対象 条件付き延長保証あり |
メリット
34インチ/UWQHD/240Hzで没入感と滑らかな映像描写を両立
39インチのウルトラワイドと240Hzの組み合わせは、かなり珍しいスペック構成になっています。
広い表示領域を活かしたウルトラワイドの没入感と作業のしやすさ、240Hzによるヌルヌルとした滑らかな映像を、1台のモニターで体験できる点が最大の魅力です。
特に240Hzと言う高リフレッシュレートはFPS系のゲームと相性が良く、
- 視点移動が滑らかになってエイムがしやすくなる
- 遅延が少なくなる
- 素早く動くものの残像感が減って見やすくなる
など有利な環境でプレイが出来ます。
またUWQHDと言う解像度は、
- WQHDの約1.3倍
- 4Kの約0.6倍
と言った様に、WQHDと4Kの中間的なので、4KほどPCへの負荷を掛けずにフレームレートが安定させやすいです。
曲率800Rによる視認性の良さ
39インチのウルトラワイドは横に大きいので、視界に画面が収まりきらず視線移動が多くなりがちと言った事が起きやすいです。
そこで 「39GX90SB-W」は800Rと言うかなり強いカーブの曲面なので、
- 画面中央と画面端までの視距離を一定に近づけてくれる
- 視界を包み込む様な見え方で画面全体が見やすく、視線移動の距離が少なくなる
- 画面全体が見やすくなる事でゲームなどの映像の没入感が増す
と言った様に、大画面による欠点をカバーしてくれるので、大画面による魅力を引き出してくれます。
ちなみにこの曲率は数字が小さいほどカーブが急になるもので、800Rは2026年8月時点では最も強いカーブの数値です。
そして実際に自分は800Rの39インチウルトラワイドモニターを現在使用していますが、1500R以上のモニターと比べても圧倒的に端から端までが見やすく、一度慣れてしまうと平面のウルトラワイドモニターの見にくさが気になるレベルで違います。
なので大画面と800Rの強いカーブはかなり相性が良い組み合わせとなっています。
OLEDの深い黒と混じりの無い発色
「39GX90SB-W」は有機ELパネルを採用しており、完全な黒と色交じりの無い綺麗な発色による高画質を発揮してくれます。
と言うのも液晶ではバックライトの構造上、
- 黒を表示しているときでも光が完全に遮断されない
(完全な黒が表現できない) - バックライトで照らして映像を映すので隣のピクセル同士の色が混ざりやすい
と言う様になっています。
一方で有機ELはピクセル自体が発光するので、黒い部分のピクセルを完全に消灯でき、隣のピクセル同士で色が混ざる事も無く液晶とは次元の異なる深い黒、発色を表現できます。
加えて「39GX90SB-W」の有機ELは光を効率的に出力できる「マイクロレンズアレイ」と言う設計を採用しており、従来の有機ELよりも明るい輝度を発揮できるようにもなっています。
また有機ELならではの応答速度0.03msと言う速さもあるので、240Hzと合わさって動きの速いゲームでも使いやすくなっています。
webOS搭載でPCを起動せず動画配信アプリなどを利用できる
webOS 26を搭載しており、対応する動画配信アプリやWebブラウザー、クラウドゲームサービスをモニター単体で利用できます。
リモコン、Wi-Fi、有線LAN、スピーカーも内蔵しているため、PCを起動をしたり周辺機器を増やさなくても単体で使いやすくなっています。
更にWebOS向けの映像・音声処理を担当する「Alpha 8 AI Processor 4K Gen3」を搭載しており、以下の様なAI機能も搭載されています。
この様にwebOSによるコンテンツをより楽しみやすくなる機能が搭載されています。
ちなみにこれらのAI機能はwebOS上のコンテンツ向けの機能なので映像ポートに接続しているPCやゲーム機では使えません。
また動画配信サービスやコンテンツの著作権保護方式によっては動作しない場合もあります。
HDMI・DisplayPort・USB-Cをまとめて接続できる
映像入力はHDMI 2.1を2系統、DisplayPort 1.4を1系統、USB-Cを1系統備えているので、複数機器での兼用がしやすくなっています。
また、USB-Cは映像出力、データ転送、最大65W給電に対応しているため、対応ノートPCならケーブル1本で画面表示と充電をまとめられます。
そしてUSBハブとして使えるUSB-Aを2つ備えているので、マウスやキーボードなどの周辺機器をモニターに接続することも可能です。
ちなみにLANポートが搭載されていますが、これはモニター本体をネット接続するためのものになっているので、USB-Cで繋いだノートPCで使えるLANポートでは無いので気を付けて下さい。
スタンド調整がピボット以外に対応
ウルトラワイドモニターなので縦向きにするピボットには対応していませんが、高さ、左右、チルトには対応しています。
これによって、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
と言う使い方がモニターアーム無しで行えます。
なのでスタンドをどかしてデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。
5W+5Wスピーカー搭載
モニター内蔵のスピーカーと言えば出力が弱く音が軽く聞こえがちですが、「39GX90SB-W」は5W+5Wの少し出力が高めなステレオスピーカーを内蔵しています。
なので外部スピーカーなどを用意しなくてもそこそこの音を出してくれます。
とは言え、音質に拘るのであれば外部スピーカーやヘッドホンの方が良い音を出してくれるので、音質を求めるならどちらにしても別で用意するのがおすすめです。
リモコン付属
「39GX90SB-W」はスマート機能が付いている事もあり、ゲーミングモニターとしては珍しくリモコンが付属されています。
その為、モニターの設定変更などが手軽に行えるので、頻繁にモニターの操作をする方でも使いやすいです。
デメリット・注意点
39インチ/UWQHDで画素密度は特別高くない
UWQHD(3440×1440)で39インチと言う大型サイズだと、画素密度は96ppiと低い訳ではありませんが、特別高い数値と言う訳でもありません。
ちなみに他の解像度とサイズと比較してみると、
- 5K2K(5120x2160)/39インチ … 142ppi
- 4K/32インチ … 138ppi
- 4K/27インチ … 163ppi
- WQHD/27インチ … 109ppi
- WQHD/32インチ … 92ppi
- フルHD/24インチ … 92ppi
この様になっておりWQHD/32インチ、フルHD/24インチよりも少し高い程度となっています。
なので普段からWQHD/27インチ、4K/27インチなどの映像を見慣れている方からすると綺麗さに劣ると感じる可能性があるので、39インチクラスで綺麗な画質を求めるなら、
- 3840×1600
- 5K2K
などを選ぶのがおすすめです。
ちなみに現在自分は、
- 39インチ/UWQHD
- 38インチ/3840×1600
この二つのモニターを別々の作業場で使い分けていますが、そんな自分の感想としては、
- 文字作業でも特に問題無く綺麗に見やすいレベルではある
- 39インチ/UWQHDを使ってから3840×1600を見ると綺麗で見やすく感じる
- 単体で使う分には画素密度の低さは全く気にならない
と言った感じです。
曲面モニターは好みが分かれる
曲面は画面全体を見渡しやすく没入感も高まりやすい一方で、使う人の好みによって使いにくく感じる場合があります。
たとえばCADやイラスト作成など、直線を基準に作業したい場合は湾曲に違和感を感じて作業しにくくなるかもしれません。
また正面から見る前提の設計なので、斜めの位置からの視聴や複数人で画面を共有する使い方では使いにくい可能性が高いです。
なので曲面はウルトラワイドの良さを活かす形状ではありますが、購入前に曲面が自分の用途に合うかは意識しておくと安心です。
USB-Bは非搭載
USBのアップストリームはUSB-C一つのみなので、USBハブ機能はUSB-Cに接続したPCでしか使えません。
なので二つのPCの兼用で使おうと考えている場合、片方のPCではUSBハブが使えないので気を付けて下さい。
対戦系FPSをガチでやり込みたい場合は不向き(フルスクリーンでプレイする場合)
「39GX90SB-W」は240Hzに対応しているので、数値だけ見ればFPS向きなスペックです。
ただしウルトラワイドでフルスクリーン運用する場合、競技的なFPSとの相性が悪いです。
理由は、FPSでは画面の端にある
- キルログ
- ミニマップ
- 体力
- スキルの状況
などを頻繁に確認するため、視線移動が増えるからです。
R800の曲面で平面よりは追いやすいですが、それでも24インチ等と比べればどうしても目を大きく動かす場面が多くなります。
これによって情報の見落としや眼精疲労のしやすさに繋がりやすくなります。
ただし、FPSをプレイする時だけウィンドウモードに切り替えて表示サイズを小さくすれば、この問題は解決出来ます。
またウィンドウモードにする事で解像度も低く出来るのでUWQHDよりも更にフレームレートを安定させやすいです。
その為FPSをやり込みたいなら、
- PC作業時やFPS以外のゲームではフルスクリーン
- 競技性の高いFPSではウィンドウモード
と言う様に使い分けるのがおすすめです。
ゲーム機は21:9に非対応なので横に引き延ばしか両端が黒帯になる
ゲーム機のアスペクト比は16:9なので、21:9のモニターで表示する場合は、
- 横への引き延ばしでフルスクリーン表示
- 左右に黒帯で16:9で表示
と言う事になります。
なのでPCよりもゲーム機メインでの使用を考えている人はウルトラワイドモニターはあまりお勧めできません。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- 39インチ3/UWQHDの広い表示領域と有機ELの綺麗な画質、240Hz高速性能を一台で欲しい方
- PCを起動していないときも、webOSを使って動画を視聴したい人
- 最大65W給電で足りるノートPCを、USB-Cケーブル1本で接続したい人
おすすめしにくい人
- 高い画素密度を優先したい人
- 平面パネルを好む人や、複数人で同じ画面を見ることが多い人
- USB-Bが欲しい人
まとめ
この様に「39GX90SB-W」は、39インチ/UWQHD/240Hz/有機ELに800Rの強い曲面、そしてwebOS 26を搭載した多機能なウルトラワイドモニターです。
広い表示領域による作業のしやすさやゲームへの没入感だけでなく、モニター単体での動画配信サービスの利用やUSB-Cにも対応しており、ゲーム用モニターとスマートディスプレイを兼用したい人に向いています。
一方で39インチ/UWQHDによる特別高くは無い画素密度、強い曲面による好みの問題、ウルトラワイドならではの注意点など人を選ぶ部分もあります。
その為、注意点が問題には感じず、ゲーミングPCで使用するスマートモニター機能搭載の39インチウルトラワイドモニターを探している方におすすめです。
















