
BenQの「EW270Q」は、27インチのWQHDと200Hzに対応したIPSモニターです。
USB-Cによる最大65W給電、5W×2のスピーカー、周囲の明るさに合わせて表示を調整するVisual Optimizerも備えており、ゲーム専用というより、仕事・動画視聴・ゲームなど、幅広い用途を1台でこなしたい人に向いています。
今回は「EW270Q」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
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基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 27インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | IPS |
| 解像度・Hz | WQHD / 200Hz 144Hz(HDMI) |
| 応答速度 | 1ms |
| 色域 | P3 90% |
| 輝度 | 350cd/m² |
| コントラスト比 | 1200:1 |
| HDR | 対応 |
| 対応端子 | HDMI 2.0×1 DisplayPort 1.4×1 USB-C×1(DisplayPort Alt Mode・PD最大65W) ヘッドフォンジャック×1 |
| スピーカー | 5W×2 |
| スタンド調整 | チルト −5°〜20° スイベル 左20°〜右20° |
| VRR | FreeSync Premium (DisplayPort・USB-C 48〜200Hz / HDMI 48〜144Hz) |
| 保証(日本国内) | 3年間 / パネル・バックライト1年間 |
メリット
27インチ/WQHD/200Hzのバランスの良さ
27インチと大きめながらもWQHDと高めな解像度なので、画素密度が保たれて輪郭のはっきりした画質で映してくれます。
なのでゲームなど画質の良さだけで無く、テキストの輪郭もはっきりしてとても見やすくなります。
そしてWQHD/200Hzと高すぎない解像度とリフレッシュレートなので、超ハイスペックPCで無くてもモニターの性能を最大限発揮させやすいです。
また27インチのサイズ感ならば、フルHDに設定を落としてもそこまで粗くならないので、対人戦FPSではフルHDに落としてプレイすると言うのもありです。
それであればあまりスペックの高くないPCでも200FPSを維持しやすくなります。
なので、
- ゲームや映像を高画質で楽しみたい
- PC作業を快適にしたい
- FPS系ゲームをやり込みたい
など、幅広い人が使いやすいモニターとなっています。
IPSパネルながらも応答速度が1ms(GTG)
IPSパネルは、
- 発色の良さ
- 広視野角(正面以外から見ても見え方が変わりにくい)
と言ったメリットを持ち合わせているパネルですが、応答速度が速くないと言う欠点が挙げられがちです。
しかし「EW270Q」はIPSパネルながらも応答速度1ms(GTG)と高速になっています。
そして応答速度の表記にはいくつか種類がありますが、このGtG(Gray-to-Gray)は色の切り替え速度を厳格に測定した数値です。
これは、
「実用レベルで速い」
と言うことの証明なのでFPS系など、少しでも低遅延が求められるゲームと相性が良いです。
なので「」はIPSパネルによる発色の良さと広視野角、そして高速性能も持ち合わせているので競技性の高いゲームからそれ以外の用途まで幅広く使いやすいです。
USB-C一本で映像出力と最大65W給電をまとめられる
USB-CはDisplayPort Alt Modeによる映像入力、最大65W給電に対応しています。
その為、対応するノートPCであれば、USB-Cケーブル一本で画面出力と充電をまとめられるため、デスク周りの配線を減らせます。
そしてノートPCを持ち運ぶことが多い人なら、帰宅後や持ち出し時にケーブル一本の抜き差しだけで作業環境を変えられるのが便利です。
5W+5Wスピーカー搭載
モニター内蔵のスピーカーと言えば出力が弱く音が軽く聞こえがちですが、「」は5W+5Wの少し出力が高めなステレオスピーカーを内蔵しています。
なので外部スピーカーなどを用意しなくてもそこそこの音を出してくれます。
更に、Dialogue/Vocal、Cinema、Game、Studio Monitorなど、用途に合わせて選べる6種類の音質設定も用意されています。
とは言え、音質に拘るのであれば外部スピーカーやヘッドホンの方が良い音を出してくれるので、音質を求めるならどちらにしても別で用意するのがおすすめです。
自動表示調整と専用ソフト
「Visual Optimizer」は、周囲の明るさや色温度に応じて画面表示を自動で調整する機能です。
これによって昼間と夜間で部屋の明るさが変わる環境でも、毎回手動で輝度を調整する手間を減らせます。
また、専用ソフト「Display Pilot 2」を利用すると、明るさ、音量、画面モード、オーディオイコライザーなどをPC上から操作できます。
これによって背面ボタンでOSDメニューを開かなくても設定を変更できるため、頻繁に設定を調整する方でも使いやすいです。
デメリット・注意点
高さ調整とピボットには非対応
チルトとスイベルには対応していますが、高さ調整とピボットには対応していません。
その為、
- 目線の高さにしっかり合わせたい
- 縦向きで使いたい
などの場合はモニターアームが必要になります。
USBハブ機能は非対応
USB-Cには対応していますが、USBハブ機能には対応していません。
なのでモニター側にマウスやキーボードなどのUSB機器をまとめる、と言った使い方は出来ないです。
HDR対応としては輝度は控えめ
「EW270Q」はHDRに対応していますが、本格的なHDR体験を求める場合、輝度350cd/㎡という数値は控えめと言えます。
勿論、一般的なSDRコンテンツを楽しむ分には十分すぎる明るさですが、太陽の眩しさなどの「突き抜けるような明るさ」を期待すると、少し物足りなさを感じるかもしれません。
ちなみに一般的には輝度600cd/㎡以上でHDR効果を実感しやすいと言われているので、もし高いHDR体験を求めるのであれば、
- HDR600、HDR1000以上などの認証を取っているモデル
- 有機ELでDisplayHDR True Black 400以上を所得しているモデル
などを検討するのがおすすめです。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- 27インチWQHDで作業領域を広げつつ、PCゲームも200Hzで楽しみたい人
- USB-C対応ノートPCをケーブル一本で接続し、映像出力と最大65W給電をまとめたい人
- 外部スピーカーを置かず、動画視聴や軽いゲームに使える音声出力を確保したい人
- 周囲の明るさに合わせた自動調整や、専用ソフトからの設定変更を活用したい人
- 必要に応じてモニター台やモニターアームを追加できる人
おすすめしにくい人
- HDMI接続だけでWQHD・200Hzを利用したい人
- 高さ調整や縦回転を行いたい人
- USBハブ機能が欲しい人
- 複数の家庭用ゲーム機をHDMIで同時接続したい人
まとめ
この様に「EW270Q」は、27インチ/WQHD/200Hz/USB-C 65W給電/5W×2スピーカーを組み合わせた、仕事から遊びまで幅広く使いやすいモニターです。
特にUSB-Cを使ってノートPCを接続したい人と相性が良く、デスク周りをすっきりさせ、ノートPCの取り外しと取り付けが手軽になります。
一方で高さ、ピボット調整なし、、USBハブは非搭載など、人によっては気になる部分もあります。
高リフレッシュレートに加えて27インチ/WQHDの見やすさ、ノートPC接続の手軽さも欲しい人におすすめなモデルです。









