
TERRAの「2441W」は、ドイツの老舗PCメーカーWORTMANN AG(ヴォーテマン)が展開する「TERRA」ブランドのモニターで、23.8インチ・フルHD・IPSパネル・144Hzという仕様を税込9,999円と言う低価格で販売されているモデルです。
ちなみにこの価格は2026年、「WORTMANN AG」が創業40周年を記念した特別価格として設定されているようです。
このスペックからは考えられない異例とも言える低価格に加え、5年保証も備えており、
「できるだけ安く、でも信頼性もほしい」
という方にピッタリなモデルです。
今回は「2441W」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 23.8インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | IPS(非光沢) |
| 解像度/Hz | フルHD / 144Hz |
| 応答速度 | 1ms(MPRT)※GTG値非公開 |
| 色域 | sRGB 116% |
| 輝度 | 250 cd/m² |
| コントラスト比 | 1500:1 |
| HDR | 非対応 |
| 対応端子 | HDMI 1.4×1 VGA×1 音声出力(ステレオミニ)×1 |
| スピーカー | 2W+2W |
| スタンド調整 | チルトのみ(前5°・後20°) |
| VRR | Adaptive-Sync |
| 保証(日本国内) | 最長5年保証 |
メリット
IPSパネルで鮮やかな発色と広視野角
「2441W」はIPSパネルを採用で色の再現性が高く、自然で鮮やかな発色で表示してくれます。
また多くのIPSパネルはコントラスト比が1000:1となっていますが、こちらは1500;1と少し高めになっており、暗部の表現力にも優れています。
他にも広視野角となっているので、正面以外の角度から見ても色やコントラストの変化が少ないので、マルチモニター環境でも使いやすいです。
PC負荷の軽いフルHDで144Hzに対応
現代のゲーミングモニターは高解像度モデルが増えていますが、それでも競技性の高いゲームにおいて「フルHD」は今でも相性の良いスペックと言えます。
と言うのも4Kなどの高解像度は映像こそ綺麗ですが、その分PCへの負荷が増し、肝心のフレームレートが落ちてしまいます。
そこでフルHDならミドルクラスのゲーミングPCでも144fpsも出しやすく、このモニターの144Hzと言うスペックを活かしやすいです。
そしてこの高HzはFPS系のゲームをプレイする場合にメリットを体感しやすく、
- 視点移動が滑らかになってエイムがしやすくなる
- 遅延が少なくなる
- 素早く動くものの残像感が減って見やすくなる
など有利な環境でプレイが出来ます。
なので高解像度による画質の綺麗さよりも高Hz高fpsによる滑らかさを重視したいFPSプレイヤーと相性が良いです。
約1万円でIPS・144Hzを手に入れられる突出したコストパフォーマンス
「2441W」の最大の魅力は、その価格設定にあります。
23.8インチのIPSパネルに144Hzのリフレッシュレートという仕様を税込9,999円で提供しており、ここまで低価格だと多くの場合は、
- IPSパネルでは無く、より低コストで採用できるVAパネル
- リフレッシュレートが60Hz~100Hzなど低め
と言う事が殆どです。
この価格でIPSと144Hzを両立している点は際立っており、この価格は60Hz~120Hzモニターと比較してもそれ以上に低価格となっています。
なのでコストを抑えながらIPSパネル/144Hz対応のFPS向けモニターを探している人にとって有力な候補となりえます。
ちなみに、「2441W」の映像入力はHDMI 1.4を採用しており、本来この規格は最大1080p/120Hzが仕様上の上限ですが、メーカー独自の実装によって144Hzを実現しているのでその点は心配しなくても大丈夫です。
ハードウェアブルーライトカットで目への負担を抑えやすい
本機はハードウェアブルーライトカット機能を搭載しています。
一般的なソフトウェア方式のブルーライト低減とは異なり、パネルレベルで青色光を抑える仕組みなので色温度の変化が少ないとされています。
そしてこれは設定を変更しなくても使用開始直後から機能しており、ソフトウェア側でも強度調整が可能なため、使用環境に合わせた細かな設定も行えます。
長時間の作業や学習など、目を酷使しやすい環境での使用を想定している方には、この仕様は選ぶ理由のひとつになるでしょう。
2W + 2Wスピーカー内蔵
モニターでは省略されがちなスピーカーですが、「2441W」は2W + 2Wのスピーカーを内蔵しています。
なので、とりあえずの音は出せるので動画視聴や作業用BGMなど、音質を求めない使い方であれば十分に感じられると思います。
それであれば別途外部スピーカーを用意する必要が無く、デスク上をシンプルに保てます。
とは言え2W + 2Wは出力が低く、ただでさえモニター内蔵スピーカーは音質が良く無いので、
- FPSでの音の聞き取りやすさが欲しい
- ゲーム・映画・音楽などを迫力あるサウンドで楽しみたい
と言う場合は、ヘッドセットや外付けスピーカーを使うのがおすすめです。
最長5年保証で長期的な安心感がある
本機には、国内正規代理店のDadandall Inc.(株式会社ダダンドール)を通じた最長5年保証が付帯します。
モニター業界では2〜3年保証が多く、特に低価格モデルだと1年間と言うこともあるので、この5年という保証期間は低価格帯で特に珍しい水準です。
なので、
「ここまで低価格だと壊れやすいのでは?」
という不安を持つ方も多いと思いますが5年保証のお陰で安心して使いやすく、長期間の保証を付けていると言うことはそれだけ作りに自信がある事の裏付けでもあります。
他にも保証窓口が日本国内に設けられているため、万が一の際もやり取りがしやすい点もプラスです。
デメリット・注意点
DisplayPortが非搭載でHDMIも一つだけ
DPが搭載されておらず、HDMIも一つしか対応していないので、最近の機器だと一つしか接続できません。
なのでVGAの古い機器とHDMIの最近の機器の二つでの兼用を考えている方に向いています。
スタンド調整はチルトのみ
「2441W」のスタンドは調整できるのがチルトのみとなっています。
なので「高さ調整」や左右の向きを変える「スイベル」、画面を縦にする「ピボット」機能は無いので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方をしたい場合はモニターアームが必要に感じると思います。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- 予算1万円でFPS向けゲーミングモニターが欲しい人(この価格でIPSと144Hzを同時に手に入れられる選択肢は少ない。)
- 低価格モデルでも長期保証が欲しい方
おすすめしにくい人
- DisplayPortが欲しい人
- 最近の機器を二つ以上同時に接続したい人
- モニターアーム無しでチルト以外の調整欲しい人
まとめ
この様に「2441W」は、「9,999円でIPS・144Hzを手に入れる」という一点において、2026年現在の市場でも際立った存在です。
スタンドの調整自由度の低さやDisplayPortの非搭載など、低価格帯らしい割り切りもありますが、IPSパネル、最長5年保証、ハードウェアブルーライトカットなど同価格帯の競合にはなかなか見られない要素です。
Amazonレビューも2026年6月時点ではレビュー数137で星4.5とかなりの高評価で、コスパ重視で選びたい方の期待に応えられるポテンシャルを持っています。
なのでなるべくコストを抑えてFPS向けの性能を持ったIPSパネルのモニターが欲しい方におすすめです。








