Minifire 34インチゲーミングモニター 特徴と良い点や人によっては気になる点について!【MFG34C5Q】

なるべくコストを抑えて34インチ/UWQHD/165Hzのウルトラワイドを探しているなら「MFG34C5Q」は一番の有力候補です。

34インチの1500Rの曲面にUWQHDで、横方向の作業領域と見やすさを確保しつつ、ゲームでは165Hzで滑らかな表示に対応。VAパネルでコントラスト感のある映像を楽しめます。

 

それでいて34インチ/UWQHD/165Hzと言うスペックのモニターとしてはとてつもなく低価格なのでコスパ抜群のモデルです 。

今回は「MFG34C5Q」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。

スペック表

スペック
サイズ34インチ
形状曲面 1500R
アスペクト比21:9
パネルVAパネル
解像度3440×1440
Hz165Hz
100Hz(HDMI)
応答速度1ms(MPRT)
色域sRGB 125%
DCI-P3 95%
輝度320cd/㎡
コントラスト比4000:1
HDR対応
対応端子DisplayPort 1.4 ×2
HDMI ×2(2.1 TMDS)
3.5mmオーディオアウト
スピーカーあり
スタンド調整チルトのみ(前5°/後15°)
VRRAMD FreeSync

良い点

34インチでUWQHD/165Hz

34インチ/UWQHDによって横方向の作業エリアが広く、ウィンドウを並べても余裕があり、動画編集などのタイムラインも全体が見やすくなります。

さらにリフレッシュレートは165Hzに対応しているため、スクロールやゲームの動きも滑らかに表示可能です。

またUWQHDのPCへの負荷は、

  • WQHDの約1.3倍
  • 4Kの約0.6倍

と言った様に、WQHDと4Kの中間的なので、そこそこのミドルクラスのPCスペックでもフレームレートが安定させやすいです。

曲率1500Rによる視認性の良さ

MFG34C5Q」はウルトラワイドの34インチで横に広いモニターですが、形状が1500Rの曲率でカーブしています。

これによって視界を包み込む様な見栄えになっているので、平面よりも少ない視線移動で画面全体が見やすくなります。

また映画やゲームなどでは没入感を上げてくれるので、作業と遊び両方にメリットを与えてくれます。

VAならではの高コントラスト比




VAパネルは黒の表現力に優れているのが特徴的で、コントラスト比が4000:1と高めです。

なのでIPSパネルなどのコントラスト比1000:1と比べると、暗部の黒浮きが起きにくく映像にメリハリが出ます。

これによって夜景、宇宙、ダンジョンなどの暗いシーンや、映画/ドラマでの黒の締まりを重視する人に向いています。

映像ポートが四つ搭載

HDMとDPがそれぞれ二つずつの合計四つ搭載されているので複数の機器での兼用がしやすいです。

スピーカー内蔵

スピーカーが内蔵されているので別で外部スピーカーなどを用意しなくても音が出せます。

34インチ/UWQHD/165Hzと言うスペックではとても低価格(2025年9月時点)

34インチ/UWQHD/165Hzと言うスペックのモニターの中ではかなり低価格となっています。
(2025年9月時点)

その為、なるべくコストを抑えてこのようなスペックのウルトラワイドモニター欲しいと言う方にピッタリなモデルです。

人によっては気になる点

GtGの応答速度が非公開




公開されている応答速度は1ms(MPRT)でGtGでの応答速度は公開されていません。

ちなみにMPRTとGtGの違いを簡単に説明すると、

  • MPRT…真っ黒→真っ白→真っ黒までの変化する速度
  • GtG…真っ白、真っ黒以外の中間色から別の中間色へ変わるまでの速さ

と言う様になっています。

そして実際の映像では「真っ黒→真っ白→真っ黒」と言う変化よりも「中間色から別の中間色」への変化の機会の方が多いため、GTGの方を重視する方が多いです。

その為、「MFG34C5Q」は1ms(MPRT)で遅い訳ではありませんが、GTGを重視する方にとっては選びにくいかもしれません。

HDR対応ながら輝度が320cd/㎡

HDRに対応していますが、輝度が320cd/㎡とHDR対応にしては控えめです。

一般的に600cd/㎡以上でHDRの効果を体感しやすいと言われるため、「MFG34C5Q」のHDR効果は控えめと思っておいた方が良いです。

HDMIは100Hzまで

MFG34C5Q」は165Hzモニターですが、165Hzに対応しているのはDPのみでHDMIだと100Hzまでとなっています。

その為、HDMIメインでの運用には向いていません。

USB関連の機能が非搭載

低価格モデルなので仕方ありませんが、USBハブ機能やUSB-Cなどは搭載されていません。

なのでこれらの機能が欲しい場合はもっと上の価格帯を検討するのが良いです。

曲面モニターは好みが分かれる

視界を包み込む没入感は魅力ですが、画像編集やデザインのように平面基準での作業では違和感を覚える人もいます。

特に直線を扱う場面が多い方は気を付けてください。

音質にこだわるなら外部スピーカーを用意するのがおすすめ

モニター内蔵スピーカーは、基本的に音質や低音量が控えめで、レビューでもスピーカーの音質を指摘している意見が見られます。

なので音質重視なら外付けスピーカーやヘッドホンを用意するのがおすすめです。

スタンド調整がチルトのみ

高さ調整・回転に非対応なので、しっかりと目線に合わせたい人や頻繁に向きを調整したい方はモニターアームが欲しくなると思います。

対戦系FPSをガチでやり込みたい場合は不向き(フルスクリーンでプレイする場合)




MFG34C5Q」は165Hzや1msといった数値だけ見ればFPS向きのスペックです。

ただしウルトラワイドでフルスクリーン運用する場合、競技的なFPSとは相性が良くありません。

理由は、FPSでは画面の端にある情報(キルログ/ミニマップ/体力やスキル状況 など)を頻繁に確認するため、視線移動が増えるからです。

R1500の曲面で平面よりは追いやすいとはいえ、24インチ級と比べればどうしても目を左右に大きく動かす場面が多くなります。

その結果、情報の見落としや眼精疲労の増加につながりやすいのが難点です。

 

ただし、FPSをプレイする時だけウィンドウモードに切り替えて表示サイズを小さくすれば、この問題は解決出来ます。

またウィンドウモードにする事で解像度も低く出来るのでUWQHDよりも更にフレームレートを安定させやすくなります。

その為FPSをやり込みたいなら、

  • PC作業時やFPS以外のゲームではフルスクリーン
  • 競技性の高いFPSではウィンドウモード

と言う様に使い分けるのがおすすめです。

ゲーム機は21:9に非対応なので横に引き延ばしか両端が黒帯になる

家庭用ゲーム機は基本的に16:9出力です。

これをウルトラワイドモニターに映すと表示は次のどちらかになります。

  • 横方向にストレッチして全画面表示
  • 左右に黒帯を付けて16:9のまま表示

そのため、PCよりもゲーム機が主用途という人には、ウルトラワイドモニターはあまり相性が良いとは言えません。

こんな人におすすめ!

  • なるべくコストを抑えて34インチ/UWQHD/165Hzのウルトラワイドモニターが欲しい方
  • 作業の快適さとゲームや映像作品の楽しさを1枚で完結したい
  • VAパネルのメリハリある画質が好きな方

 

この様に「MFG34C5Q」は34インチ×UWQHD×165HzとR1500の曲面、そしてVAらしい高コントラストを低価格でまとめたウルトラワイドモニターです。

作業は横に広く、シングルプレイや映像鑑賞でも没入感のある表示が楽しめます。

 

一方でHDMIは100Hzまで、GtGは非公開、スタンドはチルトのみ、USB関連の機能が無いなど欠点もあります。

ただし基本的なスペック自体は高く、それでいてとても低価格なのでコスパに優れたモニターなっています。

その為、欠点が特に気にならず低コストで34インチ/UWQHD/165Hzのウルトラワイドが欲しい方におすすめです。

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