
BenQ MOBIUZの「EX271UZ」は、26.5インチの第4世代QD-OLEDパネルに、4K/240Hzを組み合わせたゲーミングモニターです。
有機ELならではの黒の表現力、発色の良さ、0.03msの応答速度に加え、USB-C 90W給電、KVM、HDMI eARC、付属リモコンなど、性能から機能面までてんこ盛りなスペックを備えています。
更に「Smart Game Art」「画風別のカラーモード」「High Pixel コントラスト調整」など独自の画質設定機能、AI機能にも対応しているので、誰でも見やすい画質設定で使いやすくなっています。
今回は「EX271UZ」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
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目次
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 26.5インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | 第4世代QD-OLED(グレア) |
| 解像度・Hz | 4K / 240Hz |
| 応答速度 | 0.03ms(GtG) |
| 色域 | DCI-P3 99% |
| 輝度 | 標準250cd/m² HDR最大1000cd/m² |
| コントラスト比 | 1,500,000:1 |
| HDR | VESA DisplayHDR True Black 400 |
| 対応端子 | HDMI 2.1(eARC対応)×1 HDMI 2.1×1 DisplayPort 1.4×1 USB-C(DP Alt Mode・データ転送・PD 90W)×1 USB-Cアップストリーム(USB 3.2 Gen 1・5Gbps・データ専用)×1 USB-Aダウンストリーム(USB 3.2 Gen 1・5Gbps・4.5W)×2 USB-Cダウンストリーム(USB 3.2 Gen 1・5Gbps・7.5W)×1 3.5mmヘッドフォン端子×1 |
| スピーカー | 非搭載 |
| スタンド調整 | 高さ調整 100mm チルト -5°〜+15° スイベル 左15°〜右15° ピボット非対応 |
| VRR | AMD FreeSync Premium Pro HDMI 2.1 VRR |
| 保証(日本国内) | 3年間 |
メリット
4K/240Hz/OLEDを1台で両立
「EX271UZ」の最大の魅力は、
- 高精細
- 高速表示
- 有機ELによる高画質
これらのスペックを1台にまとめている点です。
4Kによる高解像度で27インチクラスでは画素密度が約163ppiと非常に高く、文字の輪郭やゲームなどの映像がくっきりと表示されます。
そして240Hzは1秒間に画面を240回書き換える性能で、一般的な60Hzや144Hzのモニターと比べて動きが格段になめらかになります。
特に対戦系FPS系では、
- 視点操作の動きが滑らかになってエイムがしやすくなる
- 素早く動く物の動きが滑らかになって視認性が良くなる
- 遅延が少なくなる
などメリットを体感しやすく、他プレイヤーよりも有利な環境でプレイできます。
さらにOLEDならではの0.03ms(GTG)という高速応答により残像感が出にくく、240Hzと合わさって素早く視点を動かしたときの見やすさにつながります。
またHDMI 2.1端子を2つ備えているため、PS5やXbox Series Xを4K/120Hzでつないでも余裕があり、PCゲームと据え置きゲーム機を1台で楽しみたい人にも扱いやすい構成です。
QD-OLEDの黒表現と独自の画質調整で、ゲームの世界観を楽しみやすい
「EX271UZ」は第4世代QD-OLEDパネルを採用し、完全な黒と色交じりの無い綺麗な発色による高画質を発揮してくれます。
と言うのも液晶ではバックライトの構造上、
- 黒を表示しているときでも光が完全に遮断されない
(完全な黒が表現できない) - バックライトで照らして映像を映すので隣のピクセル同士の色が混ざりやすい
と言う様になっています。
一方で有機ELはピクセル自体が発光するので、黒い部分のピクセルを完全に消灯でき、隣のピクセル同士で色が混ざる事も無く液晶とは次元の異なる深い黒、発色を表現できます。
更に、ファンタジー、Sci-Fi、リアリスティックといった画風別のカラーモードまで備えているため、単純にゲームジャンルを選ぶのではなく、作品のアートスタイルに合わせて見え方を調整できます。
そしてPCではBenQ独自のPC用ソフトウェア「Color Shuttle」を利用したSmart Game Artにも対応し、AIが画面に映っている画風を解析してカラー設定を自動で最適化してくれます。
さらに、グラデーション色補正やピクセル単位で明暗を調整するローカルコントラストも搭載しており、階調表現や暗部の見やすさを細かく整えられます。
なので有機ELによる画質の良さに高性能な設定機能が組み合わさって、用途に合わせた高画質を自動で手軽に楽しめる様になっています。
USB-C 90W、KVM、eARC、リモコンで複数機器をまとめやすい
映像入力はHDMI 2.1が2系統、DisplayPort 1.4、USB-Cの合計4系統で、デスクトップPC、ノートPC、ゲーム機を同時に接続しやすいです。
USB-Cは映像出力、データ転送、最大90W給電に対応しているため、対応ノートPCなら映像ケーブルと充電ケーブルを1本にまとめられます。
更にUSBハブ機能、KVM機能にも対応しているので、モニターに接続したキーボードやマウスを複数のPCで共有して、ノートPCとデスクトップPCを切り替えて使う環境にも便利です。
加えて各映像入力に個別のシナリオや画質設定を割り当てられるため、PCとゲーム機で毎回設定を調整する手間も減らせます。
そして付属リモコンから入力切り替えや画質設定を操作できるので、モニター本体のボタンに手を伸ばさず変更できる点も便利です。
また、HDMI 2.1のうち1系統はeARCに対応しており、対応サウンドバーへ最大7.1chの音声を出力できます。
勿論、HDMI 2.1 VRRにも対応しているため、PS5やXbox Series Xなどの対応ゲーム機でも、可変リフレッシュレートや低遅延モードを活用しやすい構成です。
スタンド調整がピボット以外に対応
縦向きにするピボットには対応していませんが、高さ、左右、チルトには対応しています。
これによって、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
と言う使い方がモニターアーム無しで行えます。
なのでスタンドをどかしてデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。
焼き付き防止機能に対応
有機ELと言えば焼き付きのリスクが心配ですが、「EX271UZ」には焼き付き防止機能として、
- Pixel Refresh…6時間使用した後にスタンバイモードになると、6分間程掛けて画素の劣化状態をリセットする機能
- Idle Dimmer…操作が行われていない状態を検知して自動で輝度を落としてくれる機能
- Logo Dimming…表示され続けているロゴなどを検知してその部分の輝度を下げてくれる機能
- Pixel Shift…画面全体の表示位置をわずかに移動させて一つ一つのピクセルを使われ続けないようにする機能
これらが搭載されているので安心して使い続けやすくなっています。
デメリット・注意点
グレアパネルで設置場所に気を付ける必要がある
グレアは黒の締まりや発色にメリットがある一方で、照明などの光が画面に映り込みやすいのが弱点です。
なので画面に反射する位置に強い光源が来ない様に設置場所を工夫する必要があります。
スピーカー非搭載
「EX271UZ」にはスピーカーが内蔵されていません。
とは言え、モニター内蔵スピーカーは、構造上どうしても音質が犠牲になりがちなので、
- FPSで足音などの方向を正確に聴き取りたい
- 高音質を楽しみたい
と言う場合はどちらにしてもヘッドセットやイヤホン、外部スピーカーなどを用意する必要があります。
そしてスピーカーが無いことでコストを抑えられている部分もあるので、内蔵スピーカーが不要な方にとっては逆にメリットに感じられると思います。
Smart Game Art(AIによる自動調整機能)はPCでしか使えない
「Smart Game Art」はPCのソフトウェア「Color Shuttle」をインストールする必要があるので、ゲーム機では利用できません。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- 4Kの精細さと240Hzの滑らかさを1台で両立したい人
- RPG、オープンワールド、ストーリー重視のゲームで黒表現や色彩を楽しみたい人
- デスクトップPC、ノートPC、PS5やXbox Series Xなどをまとめて接続したい人
- USB-C 90W給電とUSBハブ、KVMを使ってノートPCとデスクトップPCで周辺機器を共有したい人
- eARC対応サウンドバーと付属リモコンを組み合わせて、デスク周りをまとめたい人
おすすめしにくい人
- 明るい部屋で映り込みをできるだけ避けたい人
- 内蔵スピーカーやピボットを必須とする人
- PCで使う予定が無い方
(性能と機能が使いきれずオーバースペックになってしまう。)
まとめ
この様に「EX271UZ」は、26.5インチの4K/QD-OLED/240Hzを組み合わせ、映像の精細さ、黒表現、動きの滑らかさを重視したゲーミングモニターです。
更にUSB-C 90W給電、KVM、HDMI eARC、入力別の画質設定、付属リモコンまで備えており、PCやゲーム機を複数使う環境でも機能を生かしやすくなっています。
また「Smart Game Art」「画風別のカラーモード」「High Pixel コントラスト調整」と言った独自の設定機能まで備えているので、誰でも見やすい画質設定で使いやすくなっているのも魅力です。
一方で、グレアによる映り込み、スピーカー非搭載、PC以外では機能が制限されると言う点には注意が必要です。
設置環境と運用上の注意点が合うなら、RPGやオープンワールド作品の映像をじっくり楽しみつつ、高リフレッシュレートも妥協したくない人にピッタリなモデルです。










