
32インチクラスのゲーミングモニターは、「迫力」と「快適さ」を一気に底上げできるサイズ感が魅力です。
そしてKTCの「H32S17C」はそのサイズ感に加えて、1500Rの曲面で視界を包み込むような没入感も持ち合わせていて視認性に優れた作りになっています。
更に最大180Hzにも対応しているので、フルHDの低負荷も合わさってFPS系ゲームにも使いやすいです。
それでいて価格がとても安いのでコスパに優れたモデルとなっています。
今回は「H32S17C」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
スペック表
| スペック | |
|---|---|
| サイズ | 32インチ |
| 形状 | 曲面(1500R) |
| パネル | VA |
| 解像度&Hz | FHD/165Hz (OCで180Hz) |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| 色域 | sRGB 122% DCI-P3 97% |
| 輝度 | 350 cd/㎡ |
| コントラスト比 | 3000:1 |
| HDR | 対応 |
| 対応端子 | HDMI 2.0×2 DisplayPort 1.4×1 イヤホン端子 |
| スピーカー | なし |
| スタンド調整 | チルト:-5°〜15° |
| VRR | Adaptive Sync |
| 保証 | 3年間 12ヶ月の交換サービス |
良い点
PC負荷の軽いフルHDで最大180Hzに対応
フルHDは4KやWQHDなどの高解像度に比べてPCへの負荷が少なく、高フレームレートが出しやすいです。
そして「H32S17C」は最大180Hzに対応しているため、その高リフレッシュレートをそこそこのPCスペックでも活かしやすく、滑らかな映像でゲームプレイが出来ます。
この高HzはFPS系のゲームをプレイする場合にメリットを体感しやすく、
- 視点移動が滑らかになってエイムがしやすくなる
- 遅延が少なくなる
- 素早く動くものの残像感が減って見やすくなる
など有利な環境でプレイが出来ます。
なので高解像度による画質の綺麗さよりも高Hz高fpsによる滑らかさを重視したいFPSプレイヤーと相性が良いです。
32インチ、1500R曲面で没入感が強い
32インチの大画面に加えて、画面がゆるやかに内側へ湾曲する1500R曲面になっています。
これによって視界を包み込むような形になるため、同じサイズの平面モニターよりも画面の端が視界に入りやすく、自然に中央へ集中しやすいのが魅力です。
なのでゲームや映像では画面全体の見やすさによって没入感が増し、PC作業時でも平面より画面端まで少ない視線移動で済むので、作業に集中しやすくなります。
VAならではの高コントラスト比
VAパネルは黒の表現力に優れているのが特徴でコントラスト比が高めです。
なのでIPSパネルなどのコントラスト比1000:1と比べると、暗部の黒浮きが起きにくく映像にメリハリが出ます。
これによって夜景、宇宙、ダンジョンなどの暗いシーンや、映画/ドラマでの黒の締まりを重視する人に向いています。
低価格帯モデルながらも3年保証+12ヶ月交換サービス
「H32S17C」はスペックに対して低価格になっていますが、3年保証+12ヶ月交換サービスと手厚い保証が用意されています。
低価格帯モデルだと保証が1年間のものも多いので、この安心感は「H32S17C」の魅力の一つだと思います。
人によっては気になる点
32インチ/フルHDは画素密度が低め
32インチ/フルHDは画素密度が69ppiとなっているので、
- フルHD/27インチ…82ppi
- フルHD/24インチ…92ppi
などと比べて低い数値となっています。
これによって画素密度の少なさによる画質の粗さを体感しやすく、3D系のゲームでは分かりにくいですが、特に文字の表示のクッキリ感が弱く感じやすいです。
なので文字を中心に扱う作業をする場合は見ていて疲れやすいので、PC作業が多い方は、
- フルHD/24インチ以下
- WQHDなどの高解像度モデル
などを検討するのがおすすめです。
曲面モニターは好みが分かれる
曲率1500Rの曲面は画面全体を見渡しやすく没入感も高まりやすい一方で、使う人の好みによって使いにくく感じる場合があります。
たとえばCADやイラスト作成など、直線を基準に作業したい場合は湾曲に違和感を感じて作業しにくくなるかもしれません。
また正面から見る前提の設計なので、斜めの位置からの視聴や複数人で画面を共有する使い方では使いにくい可能性が高いです。
スピーカー非搭載
スピーカーが搭載されていないので、音を出すには別で外部スピーカーやヘッドホンを用意する必要があります。
とは言ってもモニターのスピーカーは基本的に音質が悪く、内蔵されていても別で用意する方が多いので、そこまで大きな欠点には感じないと思います。
スタンド調整がチルトのみ
スタンド調整はチルトにしか対応していないので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方をしたい場合はモニターアームが必要に感じると思います。
HDR対応としては輝度が低め
HDRに対応していますが輝度が350 cd/㎡と、HDRにしては低めになっていて、HDR400などの認証もありません。
一般的にHDRは輝度600cd/㎡以上で効果を実感しやすいと言われているので、「H32S17C」のHDRは控えめと思っておいた方が良いです。
もし高いHDR体験を求めるのであれば、
- HDR600、HDR1000以上などの認証を取っているモデル
- 有機ELでDisplayHDR True Black 400以上を所得しているモデル
などを検討するのがおすすめ出来ます。
こんな人におすすめ!
- 低コストで32インチ/曲面/最大180Hzのモニターが欲しい方
- 3Dゲームをメインにプレイする方
(画素密度の低さが気になりにくい為) - 低価格帯モデルでも手厚い保証が欲しい方
この様に「H32S17C」は、32インチ×1500R曲面による没入感の強さが魅力のゲーミングモニターです。
さらに最大180Hzの滑らかさもあるので、FPS系ゲームをプレイする方でも使いやすくなっています。
一方で32インチ/フルHDは画素密度が低め、スピーカー非搭載、スタンド調整がチルトのみ、曲面モニターは好みが分かれる点など人を選ぶ要素も多いです。
なので
「大画面でゲームをもっと迫力ある環境にしたい」
「曲面モニターで視界に入りやすい没入感を重視したい」
「文字を扱う作業をする事が少ない」
という人に向いています。










