TITAN ARMY P326MV MAX 特徴と良い点や人によっては気になる点について!

TITAN ARMYの「P326MV MAX」は、32インチの4K/160HzとFHD/320Hzのデュアルモードをベースに、

  • 2304ゾーンMini LED×HDR 1000
  • Fast IPS(量子ドット)による優れた色域性能と応答速度
  • USB-C、USBハブ、KVM、PIP/PBP対応

と言った、様々な要素を詰め込んだ万能モニターとなっています。

 

作業時では32インチ4Kの広い作業領域と高精細さを発揮し、FPS系ゲームではFHD/320Hzの高速性能を発揮、HDR対応作品ではクオリティの高いHDR画質を楽しめます。

今回は「P326MV MAX」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。

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スペック表

スペック
サイズ32インチ
形状平面
パネルFAST IPS + 量子ドット
ミニLED分割数2304ゾーン
解像度&Hz4K/160Hz
FHD/320Hz
応答速度1ms(GTG, OD時)
通常5ms
色域DCI-P3 99%
Adobe RGB 99%
sRGB 100%
NTSC 94%
輝度SDR時 450nits
HDR時 1000nits
コントラスト比1000:1
HDRHDR1000
対応端子HDMI 2.1 ×2
DisplayPort 1.4 ×1
USB-C(DP Alt/最大65W給電※HDR時30W)×1
USB-A ×2
USB-B ×1
3.5mmオーディオアウト
スピーカー3W×2
スタンド調整チルト −5〜+20°
スイーベル ±25°
高さ 100mm
VRRAdaptive-Sync
サイズエミュレート25インチモード
27インチモード
保証1年

良い点

4K/160HzとFHD/320Hzを1台で使い分けられる「デュアルモード」

  • 作業や映像鑑賞、画質重視で楽しみたいゲームでは4K/160Hzの高精細+滑らかでプレイ
  • 対戦FPSなど速度重視の場面ではFHD/320Hzの超高速モードでプレイ

と言った様に、使用状況に応じて最適な解像度とHzを使い分ける事が出来ます。

 

その為、4Kモード時では高画質と広い作業領域を発揮し、FHD/320HzではHzが高くなるだけで無く、解像度が落ちる事でフレームレートも高く維持しやすくなります。

なので実質このモニター一台で二台分の役割を発揮してくれるので、高額ながらも意外とコスパに優れています。

32インチ/4Kによる広い作業領域

4Kは画面内にフルHDの4倍の情報量を表示する事が出来ますが、これに32インチと言う大画面が合わさる事で十分な大きさを維持しつつ表示する事が出来ます。

その為、複数のウィンドウを一度に並べたり、動画編集などのタイムラインを多く表示させるなど、作業の快適性を向上してくれます。

 

また解像度が高い事によってサイズが大きくても画素密度が維持され、ぼやけなどを一切感じないと言うのも利点の一つです。

その為、4Kモニターは綺麗な画質で映像やゲームを楽しみたいと言う人だけでなく作業の快適性を求める人にも相性が良いです。

2304ゾーンMini LED×DisplayHDR 1000




画面を2304エリアにきめ細かく分割してバックライトを制御するミニLEDにより、暗部とピーク輝度1000nitsによる明るい場所のメリハリが効いた映像を映してくれます。

これによって夜景などの暗いシーンでは黒の浮きを抑えつつ、太陽などの明るい部分は実際に眩しさを感じる光の表現が可能で、HDR対応作品の没入感が高いです。

 

ちなみにミニLED分割数は1152ゾーン以下のモデルが多く、「P326MV MAX」はその二倍の2304ゾーンなのでより細かい調整が可能になっています。

その為、HDR効果が強いモニターを探している方にピッタリです。

Fast IPS(量子ドット)で広色域と高速性能

色の再現性に優れる量子ドットを組み合わせたFast IPSパネルで、

  • DCI-P3 99%
  • Adobe RGB 99%
  • sRGB 100%
  • NTSC 94%

と言う様に優れた色域カバー率となっています。

更にFast IPSはIPSパネルながらも応答速度に優れているのが特徴で1ms(GTG, OD時)ととても速くなっています。

その為、フルHD/320Hzモード時の高速性能はとても高く、FPS系ゲームにも相性が良いです。

HDMI 2.1に対応

HDMI2.1に対応しているのでPS5などでも4K/120Hz、VRRが使用できます。

なので、PCとPS5兼用モニターとしてもお勧めしやすいです。

USB-C、USBハブ、KVM、PIP/PBPに対応

USB-C一本で映像入力と65W給電をまとめられるため、ノートPCはケーブル1本で使用出来ます。

更にUSBハブ、KVM機能も付いているのでキーボードやマウスをUSB-CとUSB-Bに繋いだPC間で切り替えて使う事も可能です。

それに加えてPIP/PBPにも対応しているので、

二つのPCの映像を分割で同時表示して平行作業する

と言った使い方も可能になっています。

25インチ/27インチモードに対応




モニターに映る範囲を狭くして疑似的に小さいモニターとして使える25インチ/27インチモードに対応しており、特にFPSをプレイする場合にメリットがあります。

と言うのもFPS系のゲームでは、

  • キルログ
  • スキルの状況
  • 体力
  • マップ

など、画面端に表示されている情報を確認しつつ中央に映る敵にも集中する必要があるので、画面端と中央の視線の行き来が多いです。

そこでこの機能を使う事で、画面端と画面中央の視線移動の距離が減らせるので見逃しや眼精疲労の軽減に繋げられます。

スタンドがピボット以外対応で理想の位置にしやすい

スタンド調整はピボット以外に対応しているので、自分にとって理想の位置に調整しやすいです。

なのでスタンドを無くしてデスクスペースを広くしたい、縦向きで使いたいと言う方で無ければモニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。

人によっては気になる点

保証が一年間




P326MV MAX」と同等クラスのモニターだと3年間や長い物だと5年間の保証が付いている事も珍しくありません。

しかしこちらは1年間と短めになっているので、長期間の安心感に欠けるイメージを持つかもしれません。

USB-Cの給電はHDR動作時30Wに制限される

通常時であれば60W給電と殆どのノートPCなら十分な給電量となっていますが、HDR使用時は30Wに制限されてしまいます。

なのでノートPCを使ってHDR表示する場合は給電量が足りない可能性が高いので、別でACアダプタを繋ぐ必要があると思います。

25インチモードなど表示領域を縮小するモードでは最大Hzが低下する

上でも書いたように25インチモードなどはFPSプレイヤーにとってメリットを与えてくれる機能ですが、これをオンにすると最大Hzが制限されてしまいます。

なので少しでも最大Hzは高い方が良いと言う人にとっては大きな欠点に感じられると思います。

こんな人におすすめ!

  • 4K/160HzとFHD/320Hzを一台で使い分けたい方
  • 2304ゾーンのMini LEDとHDR 1000による高いHDR効果が欲しい方
  • 色域カバー率が広いモデルが欲しい方
  • 32インチ/4Kの広い作業領域が欲しい方
  • USB-C、USBハブ、KVM、PIP/PBPが欲しい方

 

この様に「P326MV MAX」は、32インチ/4Kの作業性に、FHD/320Hzの高速性能、2304ゾーンMini LED×DisplayHDR 1000の本格HDRとFast IPS(量子ドット)の広色域を兼ね備えたモニターです。

更に機能面ではUSB-C、USBハブ、KVM、PIP/PBP対応で作業方法の幅が広く、スタンド調整機能にも優れています。

 

一方で保証が一年間、USB-Cの給電はHDR動作時30Wに制限、サイズエミュレート時は最大Hzが制限されるなど、人によっては致命的に感じる可能性もある欠点もあります。

それでもここまでのスペックを持っているモニターとしてはかなり抑えられているので、高額ながらもコスパ抜群なモデルです。

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