AOC 24G4/11 特徴と良い点や人によっては気になる点について!

AOCの「24G4/11」は、23.8インチ/Fast IPSパネルにフルHD/最大180Hzという軽快さ重視のスペックで、eスポーツ入門向けな低価格なモニターです。

応答速度も1ms(GtG)と高速でFPSで有利を取りやすく、IPSならではの見やすさと発色も確保しています。

 

更に低価格ながらも、高さ/スイーベル/ピボット/チルトに対応したスタンドで、デスク環境に合わせた最適な位置にしやすいのも魅力です。

今回は「24G4/11」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。

スペック表

スペック
サイズ23.8インチ
パネルFast IPS(アンチグレア)
解像度フルHD
Hz180Hz
応答速度1ms(GtG)
0.5ms(MPRT)
色域NTSC 113%(CIE1976)
sRGB 126%(CIE1931)
DCI-P3 103%(CIE1976)
輝度300 cd/㎡
コントラスト比1000:1
HDR対応
対応端子HDMI 2.0 ×1
DisplayPort 1.4 ×1
ヘッドホン出力
スピーカー非搭載
スタンド調整チルト −5〜23°
高さ 130mm
スイーベル ±30°
ピボット ±90°
VRRAdaptive-Sync
G-Sync Compatible

良い点

フルHD/180HzでそこそこのPCスペックでも使いやすい




フルHD/180Hzなので最新ハイエンドGPUでなくても高フレームレートを狙いやすいです。

フルHDで描画負荷が軽く、180FPSを安定して維持しやすいので、WQHDや4Kなどの高解像度より、FPSなどで軽快さを重視したい方にピッタリです。

Fast IPSで高速で綺麗

Fast IPSにより、IPSらしい見やすい視野角と自然な色合いを保ちつつ、残像を抑える高速応答も両立されています。

その為、激しいカメラワークでもブレが出にくく、FPS系タイトルでも快適な操作感を与えてくれます。

広色域でリッチな発色

低価格帯のモニターながらも、

  • NTSC 113%(CIE1976)
  • sRGB 126%(CIE1931)
  • DCI-P3 103%(CIE1976)

と言った様にかなり高い色域性能を持っています。

これによってゲームなどの色が鮮やかに映え、写真閲覧や動画視聴でも彩度不足を感じにくく、普段使いの満足度も高めです。

フル可動スタンド

低価格帯モニターだとスタンド調整はチルトのみの場合が多いですが、こちらは高さ・スイーベル・ピボット・チルトの一通りに対応しています。

なのでモニターアームを用意しなくても思い通りの位置にセッティングがしやすいです。

人によっては気になる点

輝度が300 cd/㎡でHDR効果は控えめ




HDR信号の入力には対応しますが、ピーク輝度は300 cd/㎡とHDR対応としては低めで、眩しいハイライトや強いコントラストなどの効果が控えめです。

ちなみにHDRは輝度600cd/㎡以上で効果を実感しやすいと言われているので、「24G4/11」は実用上はSDR運用が中心と考えておくのが無難です。

映像ポートが二つのみ

映像入力はHDMI×1、DisplayPort×1の二つのみなので三つ以上の機器で兼用したいと言う方には向いていません。

スピーカー非搭載

内蔵スピーカーは無いので、音はヘッドセットや外部スピーカーを使う事が前提になっています。

こんな人におすすめ!

  • 価格を抑えて高Hzモニターが欲しい方
  • 解像度よりもHzを重視したい方
  • 低価格帯でフルスタンド調整対応、広色域のモニターを探してる方

 

この様に「24G4/11」はフルHD×180HzとFast IPSの組み合わせで見やすさ・速さ・価格感のバランスが良い入門~中級ゲーミングモニターです。

フルHD/180HzでハイスペックPCで無くてもモニターの性能を活かしやすく、応答速度も高速。

更にFast IPSパネルで発色も良く広色域で彩度も十分、フル可動スタンドで環境づくりもしやすいです。

 

一方で価格が抑えられている分、HDRは控えめ・映像端子は最小限・スピーカー非搭載と割り切り部分もあります。

FPS系ゲームでの使いやすさを重視しつつ画質も求めていて、初めてのゲーミング環境をコスパ良く整えたい人にぴったりの一台となっています。

 

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