
今回はHDR1000以上のモニターについて書いていきます。
HDR1000のメリットやデメリット、選び方についても書いていくので是非参考にしてみてください。
HDR1000以上のメリット
明暗の差が大きいくっきりした映像
HDRは暗い場所と明るい場所の明暗の差が大きい映像で、
- 明るい所は眩しく、暗い所は深い黒色で表現
- 色の情報力が多く、より現実に近い色の表現が出来る
- 白飛びや黒つぶれがしにくく、明るい場所と暗い場所をしっかり描写出来る
と言った感じでリアルではっきりした映像表現をしてくれるので、通常よりも立体感があって更に高画質に感じられます。
そしてHDR1000はピーク輝度1000cd/㎡とかなり明るい輝度で表現出来るので、暗い場所と明るい場所の差がとても大きいです。
これによってHDR400やHDR600よりも更に光の表現力や暗い場所の描写、水面などに映る景色などがしっかり表現しやすくなっています。
またHDR1400はピーク輝度が更に400cd/㎡高いので、太陽などの眩しい光源が映るとHDR1000以上に目を瞑りたくなるほどの明るさを発揮します。
このピーク輝度によって明暗の差が更に大きくなり、HDR1000以上のHDRな映像が楽しめます。
HDR1000以上のデメリット
HDRはHDR対応作品でしか上手く機能しない
HDRを最大限発揮させるには視聴する映像作品やプレイするゲーム作品側がHDRに対応している必要があります。
仮にHDR非対応の作品でHDRをオンにしたままにしていると、HDRでは無い映像信号を無理やり表示するので、
- 色や明るさのバランスが崩れて逆に画質が悪くなる
- 白飛び、黒つぶれが起きやすくなる
など不具合が出る事があります。
なので基本的にHDR対応作品を視聴する時以外はHDRをオフにして使うのが良いです。
最大輝度の部分と最低輝度の部分の輝度差が大きく目に負担が掛かりやすい
HDR1000の明るい部分と暗い部分の差が大きい映像は高画質に感じられますが、その分輝度差が大きいので、
- 瞳孔の動きが活発になって目が疲れやすくなる
- 太陽の光など明るい部分の輝度が高く目に刺すような眩しさを感じる
- 特に暗い部屋で見る場合はより眩しく感じる
など普通のモニターと比べて目への負担が掛かりやすいです。
またHDR1000の設定を最大限生かした設定では輝度を下げられません。
一応モニターによっては、
- 明暗の差をマイルドにする画面設定
- HDR設定のまま最大輝度下げる設定
等がありますが、その設定を使う場合はHDR1000を最大限生かした映像では無くなってしまいます。
なのでおすすめの使い方としては、
- HDR対応作品のゲームや映画をガッツリ楽しみたい時だけHDRをONにする
- 一度に長時間ゲームなどをプレイする予定の場合はHDRをオフにする、又はマイルドな画質設定にする
- 文章作成や調べ事など普通のPC作業をする時や、HDR非対応作品ではHDRをオフにする
などその時の使用用途に合わせて設定を切り替えるのがおすすめです。
HDR1000以上対応モニターの選び方
解像度を確認する
解像度と言うのは画素(色付けされたドット)の密度の事で、モニターは沢山の画素を表示して映像を映しています。
この画素数が多ければ画素同士の途切れが少なくなり、キメ細かい精細な画像として人間は認識出来るので、よりくっきりと見やすい映像に感じられます。
そして上の画像は「8K」「4K」「WQHD」「フルHD」の比較画像です。
画素数は上画像の様に(横×縦)と表されており、この画素数の求め方は単純に掛け算をする事で把握できます。
それぞれの具体的な画素数の違いは以下の通りです。
4K | 3840×2160 | 8,294,400 |
WQHD | 2560×1440 | 3,686,400 |
フルHD | 1920×1080 | 2,073,600 |
そしてHDR1000以上のモニターの場合はWQHD以上の解像度となっています。
また解像度が高いと画質が良く、画面内に表示できるウィンドウの数も増やせますが、その分PCへの負荷が高くなります。
なのでFPS系のゲームをプレイしていてフレームレートも高く出したいと考えている場合はWQHDの方がおすすめです。
対して、
- 4Kでも144fps以上を安定して出せるハイエンドPCを持っている
- FPS系のゲームをプレイする時だけ設定をフルHDに落としたり、ウィンドウモードで小さい画面にする
- フレームレートより高い解像度を重視したい
等の様な場合は4Kを選んでもいいと思います。
使われているパネルを確認する
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
IPSパネル | ・色の表現が鮮やかで画質が綺麗 ・視野角が広い (斜めからモニターを見ても映像が見える範囲) | ・応答速度が遅め (現在では応答速度にも優れたFAST IPSパネルなども多い) ・コントラスト比が低め ・TN、VAパネルに比べて高額 |
TNパネル | ・IPS、VAに比べて応答速度が速い ・FPSなどのアクションゲームに向いている ・応答速度、対応Hzの速さに対して低価格 | ・他のパネルに比べて発色が悪い ・視野角が狭い (斜めからモニターを見ると画面が見にくくなる) |
VAパネル | ・黒の表現力が高い ・コントラスト比が高め ・そこそこ速い応答速度 ・他のパネルに比べて低価格なモデルが多い ・曲面モデルが多い | ・応答速度が速くない (現在では応答速度に優れたRAPID VAなどもある) ・視野角が少し狭い ・TN、IPSの中間的な性能 |
有機EL(OLED) | ・上記三つの液晶パネルよりも発色の良さが段違いで画質が良い ・応答速度が0.03msなど液晶よりも段違いの速さ ・完璧な黒を表現可能で明暗の差の表現力が高い ・TN以上の応答速度、IPS以上の発色の良さ、VA以上の黒の表現力を兼ね備えた高性能パネル | ・値段が高い ・構造上焼き付きが発生する可能性がある。 (最近のモニターでは焼き付き対策の機能が搭載されているので安心して使える) |
モニターのパネルには主に「IPSパネル」「TNパネル」「VAパネル」「有機EL(OLED)」の4種類があり、それぞれの違いが上の表の通りです。
そしてHDR1000以上に対応しているモニターはIPSパネルとVAパネルが殆どなので基本的にはこの二つから選ぶ事になります。
また、
「VAパネルよりもIPSパネルの方が発色が綺麗で良い」
と感じる方が多いですが、
- HDR1000以上対応
- ミニLED対応
と言うモニターでは、VAパネルの黒の表現力が更に際立って、IPSよりも好きと感じる方も多いです。
なのでHDR1000とミニLEDならではの深い黒を楽しみたいと言う場合はVAパネルの方が良いと感じられるかもしれません。
対応Hz数
モニターに映る映像は1秒間にパラパラ漫画の様に何回も画像を点滅させて表現されています。
この回数が多ければ多いほど現実世界に近い滑らかな映像に見える様になり、特にFPSにおいては大きなメリットを感じられます。
そして240Hzモニターはこの点滅回数が1秒間に240回していると言う事になり、この点滅回数が多いことによって、
- 画面の動きが滑らかになって視認性が良くなる
- 激しい画面の動きでも目が追いつきやすくなる
- 細かい操作が画面に反映されやすくなってエイムの微調整がしやすくなる
- 武器の反動モーションなど細かい動きが映像に反映されやすくなって制御がしやすくなる
- 映像のヌルヌルとした滑らかさによって操作するのが楽しくなる
など、動きの激しいゲーム、特にFPSにおいてメリットがあります。
そして「FPS(フレームレート)」と言うのも点滅回数に関わるものになっていて、
- Hz = モニターが1秒間に画像を画面に表示させる回数
(例 : 240Hz = 1秒間に画面を240回点滅させている) - FPS = PCやゲーム機などが1秒間に画像データを送信する回数
(例 : 240fps = 1秒間に映像データを240回モニターへ送信している)
と言う様になっています。
なのでPCが240fps出せるスペックを持っていたとしても、モニターが144Hzまでしか対応していなければ、240fps出ていても意味が無くなってしまいます。
そして2025年6月時点での主流なHDR1000以上のモニターは60Hz~240Hzのモニターがあり、対人戦FPSなど高いHzが求められるゲームをしないのであれば144Hz~180Hzで十分に感じられる筈です。
逆に本気でFPSをやり込みたいのであれば240Hzが欲しくなる方が多いです。
なのでFPS系のゲームをどれくらいやり込みたいかを考えてHzは選ぶのがおすすめです。
Mini LEDの分割数
HDR1000以上に対応しているモニターは「Mini LED」と言う仕組みで作られています。
この「Mini LED」は超小型のバックライトを無数に配置して、それらをエリア毎に分割して調光すると言うものになっています。
そしてこの分割数が多いと細かい部位に分けて光の調節が出来るので、多ければ多いほど、よりクオリティの高いHDR表現が可能です。
対応端子の確認
モニターによって、
- DPポートの数
- HDMIポートの数
- USBハブ機能の数
- USB-Cに対応しているかどうか
などの違いあるので確認すると良いです。
ちなみにUSB-C(DP ALT、電源供給)に対応していると、同じくDP ALTに対応しているノートPCであれば、
「USB-C一本で映像出力と電源供給が出来る」
と便利に使えるので、その様な使い方がしたい場合はUSB-C対応モニターを選ぶのがおすすめです。
スピーカーがあるかどうか?(モニターのスピーカーを使う場合)
別でスピーカーを用意せずにモニターのスピーカーを使いたいのであれば、スピーカーの有無を確認するのが良いです。
ただし基本的にモニターのスピーカーは音質が悪く、これは物凄く高額で高性能なモニターでも音質が悪いことが殆どです。
なので音質を重視するのであればスピーカーは別で用意するのがおすすめです。
スタンド調整機能の確認(モニターアームを使わない場合)
- モニターアームを使わない
- モニターの高さや角度などを変える事が多い
と言う場合は対応しているスタンド調整機能も確認すると良いです。
ただしスタンド調整機能が多機能なほど値段も高額になりやすく、どんなに調整機能が優れていても、
- モニターアームほどの自由度は無い
- スタンドをデスクの上に置く事になるのでモニターアームよりもデスクスペースを取る
と言う事になるので、スタンドに拘るのであればモニターアームを別で用意するのが一番おすすめ出来ます。
垂直同期技術はあまり気にしなくて良い
垂直同期技術に関しては最近のモニターであれば、
- NVIDIA G-Sync Compatible
- FREE SYNC
- Adaptive Sync
に対応と記載されているのが殆どで、逆に対応していない物は現在主流のモニターだとありません。
またこれら三つは、
「NVIDIA G-Sync Compatible = FREE SYNC = Adaptive Sync」
と言う関係になっています。
と言うのも
- Adaptive SyncはFREE SYNCの名前が変わっただけ
- NVIDIA G-Sync CompatibleはNVIDIA製GPUで使えるFREE SYNC
となっており、モニターにNVIDIA G-Sync Compatible対応と記載されてなくても、FREE SYNC、Adaptive Syncに対応していれば使えます。
なのでPCで使うモニターを探しているのであれば垂直同期技術の対応の有無は気にしなくても大丈夫です。
PS5でVRRと120Hzで使うにはHDMI2.1に対応している必要がある
PS5で4K/120Hz、VRRを使う場合はHDMI2.1対応のモニターが必要になります。
仮にHDMI2.0の4K/144Hzモニターを使ってしまうと4K/60Hzでしか動作できず、VRRも使う事が出来ません。
とは言っても最近主流の4K144Hz以上のモニターであれば、HDMI2.1に対応しているのは当たり前なのであまり気にしなくても大丈夫です。
ただしWQHDなど4K以外の解像度の場合はHDMI2.1では無い事が多いので、その場合はVRRが使えないです。
なので、
- 4K/120Hzで使いたい
- VRRを使いたい
と言う方はこの点もチェックした方が良いです。
4K
INNOCN 32M2V
スペック | |
---|---|
解像度 | 4K |
Hz | 160Hz |
パネル | IPS(ミニLED、量子ドット) |
ミニLED分割数 | 2304分割 |
HDR | HDR1000 |
応答速度 | 1ms |
色域 | DCI P3 99% Adobe RGB 100% NTCS 98% sRGB 100% |
スピーカー | 5W x2 |
入出力端子 | HDMI2.1 x 2 DisplayPort 1.4 x 1 USB 3.0ダウンストリーム x 2 USB 3.0アップストリーム x 1 USB Type-C (65w給電) x 1 オーディオ出力 |
スタンド調整 | 高さ:80(±5)mm チルト:+20° ~ -5° スイベル:左右25° |
VRR | FreeSyncプレミアム |
IPSパネルで2304分割のミニLEDと言う作りになっています。
これによってモニターに映る映像に合わせて2304分割で光り方の調節が出来るので、HDR1000の魅力を最大限生かせる作りになっています。
そしてミニLEDのモニターは生産コストが高い傾向にあって20~30万円するモデルも珍しくありませんが、こちらはかなり低価格になっています。
これに加えて、
- 4K
- 160Hz
- 量子ドットによりDCI P3 99%と優れた色域カバー率
- 5W x2のスピーカー搭載
- USBハブ機能とUSB Type-Cに対応
など高性能になっているので、とてもコスパに優れたモデルとなっています。
低コストでミニLEDの32インチモニターが欲しい方にお勧めです。
INNOCN 27M2V
スペック | |
---|---|
解像度 | 4K |
Hz | 160Hz |
パネル | IPS(ミニLED、量子ドット) |
ミニLED分割数 | 2304分割 |
HDR | HDR1000 |
応答速度 | 1ms |
色域 | DCI P3 99% |
スピーカー | 5W x2 |
入出力端子 | HDMI2.1 x 2 DisplayPort 1.4 x 1 USB 3.0ダウンストリーム x 2 USB 3.0アップストリーム x 1 USB Type-C (4K120Hz、90 W給電) x 1 オーディオ出力 |
スタンド調整 | 高さ:120 mm チルト:20° ~ 5° スイベル:左右20° ピボット:90° |
VRR | FreeSyncプレミアム |
こちらは上で紹介した「INNOCN 32M2V」の27インチバージョンの様なモデルです。
なので基本的な性能である、
- HDR1000対応
- 2304分割のミニLED
- 量子ドットによってDCI P3 99%と広い色域
- 5W x2のスピーカー搭載
- USBハブ機能搭載
などは同じになっています。
ただしサイズ以外にも少し違う点もあって、
- USB-Cの給電がこちらは90W
- スタンド調整の可動範囲が違う
など異なる点もあります。
また27インチとサイズが小さいながらもミニLEDが同じ2304分割なので、より細かくライトの調整がしやすい作りになっています。
とは言っても基本的な性能は同じなので、27インチサイズの方が欲しい方はこちらがおすすめです。
TCL 32R84
スペック | |
---|---|
解像度 | 4K |
Hz | 165Hz |
パネル | Fast HVA(VA系、量子ドット) |
ミニLED分割数 | 1400ゾーン |
HDR | HDR1400 |
応答速度 | 1ms |
色域 | DC-P3 96% SRGB 99% |
スピーカー | 3Wx2 |
入出力端子 | HDMI2.1 x2 DP x1 USB-C(DPAlt,90W給電) USB-A x2 USB-B x1 ヘッドホン出力 |
スタンド調整 | 高さ:125mmmm チルト:-5°/+23° スイベル:左右20° ピボット:-90°/+90° |
VRR | FreeSyncプレミアム |
HDR1400に対応している32インチの4K/165Hzモニターです。
Fast HVAと言うVA系のパネルが使われていて、IPSパネルよりもより深い黒が表現できる様になっており、加えてミニLEDなので更にクオリティの高い黒を映してくれます。
また量子ドットなので色の表現力も高く、高画質なモニターとなっています。
その他にも、
- 応答速度1ms
- 3Wx2のスピーカー搭載
- USB-C対応
- USBハブ機能対応
- 一通り調整可能なスタンド
など多機能高性能です。
4K/165HzでHDR1400対応の32インチモニターが欲しい方におすすめです。
TCL 27R83U
スペック | |
---|---|
解像度 | 4K |
Hz | 160Hz |
パネル | Fast HVA(VA系、量子ドット) |
ミニLED分割数 | 1100ゾーン |
HDR | HDR1400 |
応答速度 | 1ms |
色域 | DC-P3 95% SRGB 99% |
スピーカー | 3Wx2 |
入出力端子 | HDMI2.1 x2 DP x1 USB-C(DPAlt,90W給電) USB-A x2 USB-B x1 ヘッドホン出力 |
スタンド調整 | 高さ:90mmmm チルト:-5°/+15° スイベル:左右20° |
VRR | FreeSyncプレミアム |
上で紹介した「TCL 32R84」と同じく、Fast HVAパネルでHDR1400対応モニターで、こちらは27インチとなっています。
そして、
- 4K/160Hz
- 応答速度1ms
- USB-C対応
- USBハブ対応
- 3Wx2のスピーカー搭載
- 一通り調整可能なスタンド
など同じ様なスペックとなっていますが、ミニLED分割数が1100ゾーンと少し少なめになっています。
とは言ってもサイズが27インチなので分割数は十分多いです。
なので27インチサイズの方が良いと言う方はこちらの方がおすすめです。
WQHD
Xiaomi G Pro 27i
スペック | |
---|---|
解像度 | WQHD |
Hz | 180Hz |
パネル | Fast IPS(量子ドット) |
ミニLED分割数 | 1152ゾーン |
HDR | HDR1000 |
応答速度 | 1ms |
色域 | DC-P3 99% sRGB100% |
スピーカー | なし |
入出力端子 | HDMI2.0 x2(144Hz) DP1.4 x1(180Hz) オーディオ出力 |
スタンド調整 | チルト角度:前 5°+2 / 後 21°±2 高さ調整 スイベル ピボット |
VRR | FreeSync |
WQHD/180HzでHDR1000に対応した27インチモニターです。
分割数は1152ゾーンと十分多くパネルもIPSパネルで、量子ドットにもなっているので色域も広くなっています。
そんなハイスペックながらも値段がとても安く、
- HDR1000
- IPSパネル
- WQHD/144Hz以上
- 量子ドット
と言うスペックを持ったモニターとは思えない価格設定になっています。
ただし値段が安い分、
- スピーカー無し
- HDMIが2.0
など少し物足りなさを感じる部分もあります。
低コストでHDR1000に対応したIPSパネルモニターを探してる方におすすめです。
IODATA GigaCrysta EX-GDQ271JLAQ
スペック | |
---|---|
解像度 | WQHD |
Hz | 200Hz |
パネル | AHVA(IPS系、量子ドット) |
ミニLED分割数 | 576 |
HDR | HDR1000 |
応答速度 | 0.9ms |
色域 | DC-P3 98% |
スピーカー | 対応 |
入出力端子 | HDMI2.1x2 DP1.4x1 オーディオ出力 |
スタンド調整 | 高さ:120mm チルト:対応 スイベル:対応 ピボット:対応 |
VRR | 対応 |
リモコン | あり |
WQHD/200Hzと少し高めなリフレッシュレートを持つHDR1000対応モニターです。
ミニLED分割数が576とここまで紹介してきたモデルと比べて少なめですが、それ以外の点で優れていて、
- IPS系パネルで量子ドット
- 応答速度0.9msと高速
- スピーカー搭載
- HDMIポートが2.1
- リモコン付属
など多機能になっています。
特にWQHDモニターでHDMI2.1に対応しているのは珍しいので、特にWQHDモニターでPS5のVRR機能を使いたい方におすすめです。
また日本メーカーでサポートを受けやすいと言うのも日本人にとって大きなメリットだと思います。
KTC M27T6
スペック | |
---|---|
解像度 | WQHD |
Hz | 180Hz |
パネル | HVA(VA系、量子ドット) |
ミニLED分割数 | 1152 |
HDR | HDR1400 |
応答速度 | 1ms |
色域 | sRGB 148% DCI-P3 96% |
スピーカー | なし |
入出力端子 | HDMI2.0 x2(144Hz) DP1.4 x1(180Hz) USB2.0(ファームウェア更新用) イヤホンポート |
スタンド調整 | 高さ:130±5mm チルト:-5°±3, 20°±3 スイベル:左右45° ピボット:±90° |
VRR | Adaptive Sync |
VA系パネルのモニターで量子ドットに対応しており、更にHDR1400に対応しています。
更にミニLEDの分割数も1152と多く高性能ですが、値段がとても低価格で、コスパがとても良いです。
またスタンド調整も一通りの調整が可能で応答速度も1msと速く、色域もとても広くなっています。
ただしスピーカーが付いておらず、搭載されているUSBポートはファームウェア更新用となっているのでUSBハブとしては使えません。
なるべく低コストでHDR1400対応モニターを探してる人におすすめです。
INNOCN 25M2S
スペック | |
---|---|
解像度 | WQHD |
Hz | 240Hz |
パネル | IPS |
ミニLED分割数 | 576 |
HDR | HDR1000 |
応答速度 | 1ms |
色域 | sRGB 100% DCI-P3 99% AdobeRGB 98% |
スピーカー | 3W x2 |
入出力端子 | HDMI 2.1 x2 DP1.4 x1 AUDIO OUT |
スタンド調整 | 高さ:100±5mm チルト:5°~20° スイベル:左右45° ピボット:±90° |
VRR | 対応 |
ここまでは200Hzまでのモデルを紹介してきましたが、こちらはWQHDながらも240Hzに対応しているモデルです。
そしてミニLEDの分割数が576と上で紹介してきたモデルと比べると低めですが、こちらはモニターサイズが24.5インチと小さいです。
その分、少ない分割数でも分割の密度が保たれるので、十分多い分割数となっています。
その他にも、
- HDMIが2.1
- HDR1000対応
- 応答速度1ms
- 一通り調整可能なスタンド
- スピーカー搭載
など優れた点が多いです。
それでありながら上で紹介してきたモデルと比べてもかなり低価格となっているのでコスパに優れたWQHD/240Hzモニターです。
ウルトラワイド
TCL 34R83Q
スペック | |
---|---|
解像度 | 3440×1440 |
Hz | 170Hz |
曲率 | R1500 |
パネル | Fast HVA(VA系、量子ドット) |
ミニLED分割数 | 1152 |
HDR | HDR1400 |
応答速度 | 1ms |
色域 | sRGBカバー率:99% DCI-P3カバー率:95% |
スピーカー | 3Wx2 |
入出力端子 | HDMI 2.1 x2(3440x1440 @100Hz) DP1.4 x1(3440x1440 @170Hz) USB-C(3440x1440 @170Hz,90W給電) USB-A x2 USB-B x1 ヘッドホン出力 |
スタンド調整 | 高さ:90mmmm チルト:-5°/+15° スイベル:-20°/+20° |
VRR | FreeSync |
ウルトラワイドモニターはHDR1000に対応しているモデルも少ないですが、こちらはHDR1400に対応しています。
34インチのウルトラワイドモニターは、
- 24インチの約1.5倍の横幅
- 27インチの約1.3倍の横幅
と言うサイズ感になっているので、
- ウィンドウを複数同時に表示させて作業効率を高められる。
- 動画編集やDTMなどでタイムラインを多く表示させられる
- ウルトラワイドに対応しているゲームや映像作品を大画面で楽しめる
など便利に、そして楽しく使いやすくなっています。
そしてこちらは湾曲モニターで1500Rのカーブとなっているので視界を包み込まれる様な使用感で、平面よりもモニター全体の視認性が良いです。
その他にも、
- 応答速度1ms
- ミニLED分割数1152
- 量子ドット
- スピーカー搭載
- 豊富な入出力ポート
- 高さ、スイベル、チルトに対応しているモニタースタンド
など優れた点が多くなっています。
ちなみに3440×1440は、
- 4Kの約0.6倍の解像度
- WQHDの約1.3倍の解像度
となっているので4KよりはPCへの負荷が軽いですが、WQHDよりは負荷が重いです。
その分、高性能なPCで無いと170fps近くを出すのがWQHDより難しいので気を付けて下さい。