LG UltraGear AI 45GX90SB-B 特徴と良い点や人によっては気になる点について!

LG UltraGear AIの「45GX90SB-B」は、44.5インチ/UWQHD/240Hz/有機ELを組み合わせたウルトラワイドゲーミングモニターです。

曲率800Rの強い湾曲による視認性と没入感に加え、webOS、7W+7Wスピーカー、USB-Cなどを備え、ゲームだけでなく動画視聴やノートPC接続にも対応しやすくなっています。

またwebOSで表示するコンテンツ向けのAI機能に対応しているのも特徴的です。

今回は「45GX90SB-B」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。

基本スペック

項目内容
サイズ44.5インチ
形状曲面(800R)
パネル有機EL(OLED・MLA・アンチグレア)
解像度・HzUWQHD / 240Hz
応答速度0.03ms(GTG)
色域DCI-P3 98.5%
輝度標準275cd/m²
ピーク1300cd/m²(APL 1.5%)
コントラスト比1,500,000:1
HDRVESA DisplayHDR True Black 400
対応端子HDMI 2.1×2
DisplayPort 1.4×1(DSC対応)
USB-C×1(DisplayPort Alt Mode・データ転送・USB PD最大65W)
USB-A×2(USB 2.0)
LAN×1(100Base-TX)
ヘッドホン端子×1
スピーカー7W+7W
スタンド調整高さ調整 120mm
チルト 前-1°〜後15°
スイベル 左10°〜右10°
VRRAMD FreeSync Premium Pro
NVIDIA G-SYNC Compatible
VESA Adaptive-Sync
保証(日本国内)2年間




メリット

44.5インチ/UWQHD/240Hzで、広い表示領域と滑らかな描写

44.5インチのウルトラワイドと240Hzの組み合わせは、少し珍しいスペック構成になっています。

広い表示領域を活かしたウルトラワイドの没入感と作業のしやすさ、240Hzによるヌルヌルとした滑らかな映像を1台のモニターで体験できる点が最大の魅力です。

特に240Hzと言う高リフレッシュレートはFPS系のゲームと相性が良く、

  • 視点移動が滑らかになってエイムがしやすくなる
  • 遅延が少なくなる
  • 素早く動くものの残像感が減って見やすくなる

など有利な環境でプレイが出来ます。

 

またUWQHDのPCへの負荷は、

  • WQHDの約1.3倍
  • 4Kの約0.6倍

と言った様に、WQHDと4Kの中間的なので、そこそこのミドルクラスのPCスペックでもフレームレートが安定させやすいです。

有機ELによる高画質と高速性能

45GX90SB-B」は有機ELパネルを採用しており、完全な黒と色交じりの無い綺麗な発色による高画質を発揮してくれます。

と言うのも液晶ではバックライトの構造上、

  • 黒を表示しているときでも光が完全に遮断されない
    (完全な黒が表現できない)
  • バックライトで照らして映像を映すので隣のピクセル同士の色が混ざりやすい

と言う様になっています。

 

一方で有機ELはピクセル自体が発光するので、黒い部分のピクセルを完全に消灯でき、隣のピクセル同士で色が混ざる事も無く液晶とは次元の異なる深い黒、発色を表現できます。

加えて「45GX90SB-B」の有機ELは光を効率的に出力できる「マイクロレンズアレイ」と言う設計を採用しており、従来の有機ELよりも明るい輝度を発揮できるようにもなっています。

また有機ELならではの応答速度0.03msと言う速さもあるので、240Hzと合わさって動きの速いゲームでも使いやすくなっています。

曲率800Rによる視認性の良さ

44.5インチのウルトラワイドは横に大きいので、視界に画面が収まりきらず視線移動が多くなりがちと言った事が起きやすいです。

そこで 「45GX90SB-B」は800Rと言うかなり強いカーブの曲面なので、

  • 画面中央と画面端までの視距離を一定に近づけてくれる
  • 視界を包み込む様な見え方で画面全体が見やすく、視線移動の距離が少なくなる
  • 画面全体が見やすくなる事でゲームなどの映像の没入感が増す

と言った様に、大画面による欠点をカバーしてくれるので、大画面による魅力を引き出してくれます。

 

ちなみにこの曲率は数字が小さいほどカーブが急になるもので、800Rは2026年7月時点では最も強いカーブの数値です。

そして実際に自分は800Rの39インチウルトラワイドモニターを現在使用していますが、1500R以上のモニターと比べても圧倒的に端から端までが見やすく、一度慣れてしまうと平面のウルトラワイドモニターの見にくさが気になるレベルで違います。

なので大画面と800Rの強いカーブはかなり相性が良い組み合わせとなっています。

webOS搭載でPCを起動せず動画配信アプリなどを利用できる




webOS 26を搭載しており、対応する動画配信アプリやWebブラウザー、クラウドゲームサービスをモニター単体で利用できます。

リモコン、Wi-Fi 5、有線LAN、7W+7Wスピーカーも内蔵しているため、PCを起動をしたり周辺機器を増やさなくても単体で使いやすくなっています。

更にWebOS向けの映像・音声処理を担当する「Alpha 8 AI Processor 4K Gen3」を搭載しており、以下の様なAI機能も搭載されています。

AI Super Upscaling
映像内の人物や背景などを個別に解析して、それぞれの輪郭や細部表現を補正して見やすい画質に調整する機能。
Dynamic Tone Mapping Pro
物体ごとの明るさバランスを調整し、明部と暗部の細部を見やすい状態に整える機能。
AI Sound Pro
バーチャルサラウンド処理によってバーチャル11.1.2chを再現する機能

この様にwebOSによるコンテンツをより楽しみやすくなる機能が搭載されています。

 

ちなみにこれらのAI機能はwebOS上のコンテンツ向けの機能なので映像ポートに接続しているPCやゲーム機では使えません。

また動画配信サービスやコンテンツの著作権保護方式によっては動作しない場合もあります。

HDMI・DisplayPort・USB-Cをまとめて接続できる

映像入力はHDMI 2.1を2系統、DisplayPort 1.4を1系統、USB-Cを1系統備えているので、複数機器での兼用がしやすくなっています。

また、USB-Cは映像出力、データ転送、最大65W給電に対応しているため、対応ノートPCならケーブル1本で画面表示と充電をまとめられます。

 

そしてUSBハブとして使えるUSB-Aを2つ備えているので、マウスやキーボードなどの周辺機器をモニターに接続することも可能です。

ちなみにLANポートが搭載されていますが、これはモニター本体をネット接続するためのものになっているので、USB-Cで繋いだノートPCで使えるLANポートでは無いので気を付けて下さい。

7W+7Wスピーカー搭載

モニター内蔵のスピーカーと言えば2W+2Wなど、出力が弱く音が軽く聞こえがちですが、「」は7W+7Wの出力が高めなステレオスピーカーを内蔵しています。

なのでシングルプレイゲームや動画鑑賞などカジュアルな使用であれば、外部スピーカーなしでも十分に満足できるサウンドを楽しめると思います。

スタンド調整がピボット以外に対応

ウルトラワイドモニターなので縦向きにするピボットには対応していませんが、高さ、左右、チルトには対応しています。

これによって、

  • 目線の高さにしっかり合わせる
  • 左右の向きを変える事が多い

と言う使い方がモニターアーム無しで行えます。

なのでスタンドをどかしてデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。

デメリット・注意点

UWQHD/44.5インチで画素密度が低め




UWQHD(3440×1440)で44.5インチと言う大型サイズだと、画素密度は84ppiと低めになっています。

ちなみに他の解像度とサイズと比較してみると、

  • 5K2K(5120x2160)/44.5インチ … 125ppi
  • 4K/32インチ … 138ppi
  • 4K/27インチ … 163ppi
  • WQHD/27インチ … 109ppi
  • WQHD/32インチ … 92ppi
  • フルHD/24インチ … 92ppi

この様になっておりWQHD/32インチ、フルHD/24インチよりも低い画素密度になっています。

 

なので文字表示の精細さを求めてフルHDモニターなどから乗り換えても、文字の読みやすさに関してはあまり効果は期待出来ません。

逆に文字中心の作業をせず、3Dゲームや動画鑑賞中心で使う場合はそこまで気にならないと思います。

曲面モニターは好みが分かれる

曲率800Rの曲面は画面全体を見渡しやすく没入感も高まりやすい一方で、使う人の好みによって使いにくく感じる場合があります。

たとえばCADやイラスト作成など、直線を基準に作業したい場合は湾曲に違和感を感じて作業しにくくなるかもしれません。

また正面から見る前提の設計なので、斜めの位置からの視聴や複数人で画面を共有する使い方では使いにくい可能性が高いです。

USB-Bは非搭載

USBのアップストリームポートはUSB-C一つだけで、USB-Bは搭載されていません。

なのでUSBハブ機能を使えるのは、USB-Cに接続しているPCだけになるので気を付けて下さい。

対戦系FPSをガチでやり込みたい場合は不向き(フルスクリーンでプレイする場合)

45GX90SB-B」は240Hzに対応しているので、数値だけ見ればFPS向きなスペックです。

ただしウルトラワイドでフルスクリーン運用する場合、競技的なFPSとの相性が悪いです。

理由は、FPSでは画面の端にある

  • キルログ
  • ミニマップ
  • 体力
  • スキルの状況

などを頻繁に確認するため、視線移動が増えるからです。

曲面で平面よりは追いやすいですが、それでも24インチ等と比べればどうしても目を大きく動かす場面が多くなります。

これによって情報の見落としや眼精疲労のしやすさに繋がりやすくなります。

 

ただし、FPSをプレイする時だけウィンドウモードに切り替えて表示サイズを小さくすれば、この問題は解決出来ます。

またウィンドウモードにする事で解像度も低く出来るのでUWQHDよりも更にフレームレートを安定させやすいです。

その為FPSをやり込みたいなら、

  • PC作業時やFPS以外のゲームではフルスクリーン
  • 競技性の高いFPSではウィンドウモード

と言う様に使い分けるのがおすすめです。

ゲーム機は21:9に非対応なので横に引き延ばしか両端が黒帯になる

ゲーム機のアスペクト比は16:9なので、21:9のモニターで表示する場合は、

  • 横への引き延ばしでフルスクリーン表示
  • 左右に黒帯で16:9で表示
  • と言う事になります。

なのでPCよりもゲーム機メインでの使用を考えている人はウルトラワイドモニターはあまりお勧めできません。

おすすめしやすい人、おすすめしにくい人

おすすめしやすい人




  • 44.5インチ/UWQHD/800R/240Hz/0.03msによる広い表示領域、見やすさ、高速性能を一台のモニターで欲しい方
  • 有機ELの綺麗な画質と高速性能が欲しい方
  • 動画配信などをモニター単体で利用したい人
  • USB-Cが欲しい人

おすすめしにくい人

  • 44.5インチ/UWQHDによる画素密度が低すぎると感じる人
  • 強い曲面が苦手な人や、CAD、設計、画像制作で直線の見え方を重視する人
  • webOSが必要ない人

まとめ




この様に「45GX90SB-B」は、44.5インチ/UWQHD/240Hz/MLA採用の有機ELに加えて、機能面にも優れたスマートゲーミングモニターです。

webOS、スピーカー、USB-Cまで備えておりゲームから動画視聴、広い表示領域によるPC作業のしやすさも持ち合わせています。

 

一方で44.5インチ/UWQHDによる画素密度の低さ、USB-B非搭載、曲面やウルトラワイドによる注意点など人を選ぶポイントもあります。

強いカーブの大画面と有機ELによる画質の良さ、240Hzによる高速表示、webOSやUSB-Cなどの機能面が一台のモニターで欲しい方におすすめです。

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