
PHILIPSの「24B2U3601/11」は、23.8インチのIPSパネルにWQHDと120Hzを組み合わせたビジネス向けモニターです。
USB-Cによる 映像入力と最大90W給電に加え、USBハブ、有線LAN、DisplayPort出力まで備えており、ノートPCの周辺機器をまとめるドッキングモニターとして使いやすいです。
更に内蔵スピーカー、フル可動スタンドまで備えているので、モニター以外の周辺機器を揃えなくても便利に使いやすくなっています。
今回は「24B2U3601/11」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
・おすすめなWQHDモニターの記事
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 23.8インチ |
| 形状 | 平面 |
| パネル | IPS |
| 解像度・Hz | WQHD / 120Hz |
| 応答速度 | 通常14ms SmartResponse 4ms(GtG) |
| 色域 | sRGB 110% NTSC 98% |
| 輝度 | 350cd/m² |
| コントラスト比 | 1,500:1 |
| 対応端子 | HDMI 2.1(TMDS)×1 DisplayPort 1.4×1 USB-Cアップストリーム×1(DP Alt Mode・PD最大90W) DisplayPort出力×1 USB-A 3.2 Gen 1×3 USB-Cダウンストリーム×1(PD最大15W) RJ45×1 オーディオ出力×1 |
| スピーカー | 2W×2 |
| スタンド調整 | チルト -5°〜+30° スイベル -180°〜+180° 高さ調整 150mm ピボット -90°〜+90° |
| VRR | Adaptive Sync |
| 保証(日本国内) | 5年間フル保証(パネル・バックライト・本体) |
メリット
23.8インチ/WQHDで高い画素密度
「24B2U3601/11」は23.8インチのコンパクトな画面サイズに、WQHDを組み合わせているので、画素密度が123ppiととても高いです。
ちなみに他のサイズや解像度と比べると、
- WQHD/27インチ … 109ppi
- WQHD/32インチ … 92ppi
- 4K/32インチ … 138ppi
と言った様になっています。
その為、大きなサイズのWQHDよりも鮮明な画質を発揮してくれるので、
「小型サイズで高精細が欲しい」
と言う方に向いています。
120Hz対応で60Hzよりも動きが滑らか
リフレッシュレートが120Hzと少し高めなので、60Hzのモニターと比べるとスクロールやマウスカーソルの動きが滑らかに感じられます。
これによって日常の作業時の操作感が向上し、ゲームでも120fpsを出せるPC環境であればスムーズな映像でプレイを楽しめます。
ただし、FPSなど競技性の高いタイトルを本気でプレイしたい場合には120Hzでは物足りない可能性が高いので、その場合は144Hz以上のゲーミングモニターを選ぶ方がおすすめです。
IPSパネルで鮮やかな発色と広視野角
「24B2U3601/11」はIPSパネルを採用で色の再現性が高く、自然で鮮やかな発色で表示してくれます。
また広視野角となっているので、正面以外の角度から見ても色やコントラストの変化が少ないので、マルチモニター環境でも使いやすいです。
USB-Cケーブル1本で映像・給電・周辺機器・有線LANをまとめられる
USB-C端子はDisplayPort Alt Modeによる映像入力、音声、USBデータ通信、最大90W給電に対応しています。
なので対応ノートPCであれば、USB-Cケーブルを1本接続するだけで、モニター表示、充電、キーボードやマウスなどの周辺機器をまとめて使えます。
さらにUSBハブとして使えるUSB-Aを3ポートとUSB-Cを1ポート搭載し、1Gbps対応の有線LANポートまで搭載しています。
なのでキーボード、マウスなどの周辺機器や有線LANをモニター側に接続しておけば、ノートPCの接続、取り外し作業がUSB-Cケーブルだけで済むのでとても手軽です。
ちなみにダウンストリーム側のUSB-C端子は最大15W給電にも対応しているため、W数は少ないながらもちょっとした充電用ポートとしても利用できます。
DisplayPort出力で複数画面の配線を整理しやすい
映像入力用のDisplayPortに加えてDisplayPort出力を備えており、デイジーチェーン接続に対応しています。
なのでPCから「24B2U3601/11」へ接続し、そして「24B2U3601/11」のDisplayPort出力から2台目のモニターに接続することでデュアルモニター環境を構築できます。
これによってPCに二台のモニターを接続するよりも、
- PCからの伸びるケーブルの本数を減らせる
- 二台目のモニターを短いDPケーブルで接続できる
- ノートPCならUSB-C一本の接続で二つのモニターを接続できる
と言ったメリットが生まれて、デスク周りをすっきりさせやすいです。
スタンド調整が一通り対応
スタンド調整が高さ、左右、ピボット、チルトの一通り対応しているので、
- 目線の高さにしっかり合わせる
- 左右の向きを変える事が多い
- 縦向きで使用する
と言う使い方がモニターアーム無しで行えます。
なのでスタンドをどかしてデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームを用意しなくても使いやすいと思います。
2W + 2Wスピーカー内蔵
モニターでは省略されがちなスピーカーですが、「24B2U3601/11」は2W + 2Wのスピーカーを内蔵しています。
なので、とりあえずの音は出せるので動画視聴や作業用BGMなど、音質を求めない使い方であれば十分に感じられると思います。
それであれば別途外部スピーカーを用意する必要が無く、デスク上をシンプルに保てます。
とは言え2W + 2Wは出力が低く、ただでさえモニター内蔵スピーカーは音質が良く無いので、
- FPSでの音の聞き取りやすさが欲しい
- ゲーム・映画・音楽などを迫力あるサウンドで楽しみたい
と言う場合は、ヘッドセットや外付けスピーカーを使うのがおすすめです。
5年間保証で長期間安心して使い続けやすい
フィリップス独自の「5年保証」は、本体・ケーブル・バックライト・パネルをまとめて5年間カバーします。
「パネルは1年」「付属ケーブルは対象外」といった例外を設けず、全てが補償範囲なので、かなり手厚い保証内容と言えます。
デメリット・注意点
USB-C給電は使用条件によって90Wを下回る
USB-C給電は最大90Wですが、常に90Wで給電できるわけではありません。
取扱説明書では、
- 画面輝度が0〜20の場合は90W
- 21〜60の場合は85W
- 61〜100の場合は80W
とされています。
さらに、USBダウンストリーム側の消費電力が5W以上になると、最大65Wまで低下する場合があります。
なので65W給電で十分なノートPCを使っているのであれば気にする必要はありませんが、90W前後の電力を継続的に必要とするノートPCでは、モニターの設定に気を付ける必要があります。
映る物が小さくてズーム設定が必要になる可能性がある
「24B2U3601/11」は24インチにWQHDを詰め込んでいるので、WQHD/27インチ以上やフルHDモニターと比べて映る物が小さくなります。
なのでモニターとの距離や視力によっては、標準スケーリング100%だと文字などが小さく感じて125%にする必要があります。
そしてズーム設定にすると見やすくなる反面、一度に表示できる情報量は減ってしまうので、
「多くの情報を表示させつつ見やすいサイズで使用したい」
と考えている場合はWQHD/27インチ以上などを選ぶ方がおすすめ出来ます。
USB-Bは非搭載
USBのアップストリームはUSB-C一つのみなので、USBハブ機能はUSB-Cに接続したPCでしか使えません。
なので二つのPCの兼用で使おうと考えている場合、片方のPCではUSBハブが使えないので気を付けて下さい。
HDMIが一つのみ
HDMIが一つのみとなっているので、ゲーム機を二つ以上接続したい人とは相性が良くないです。
なので
- ゲーム機などのHDMI接続の機器が一つ
- DPでデスクトップPCを接続
- USB-CでノートPCを接続
と言った使い方を考えている人に向いています。
おすすめしやすい人、おすすめしにくい人
おすすめしやすい人
- USB-C対応ノートPCをケーブル1本で映像出力・最大90W給電・周辺機器・有線LANへ接続したい人
- 小さめのデスクに置きやすい23.8インチで、フルHDより画質に優れるWQHDを使いたい人
- 60Hzより滑らかな120Hz表示を使いたい人
- 高さ調整、スイベル、チルト、ピボットを使って姿勢や用途に合わせたい人
- デイジーチェーンですっきりした配線環境でマルチモニター環境を構築したい方
- 5年間保証による安心感が欲しい人
おすすめしにくい人
- 120Hzでは物足りないFPSプレイヤーの方
- 複数のPCでUSBハブ機能を使いたい方
- HDMIが二つ以上欲しい方
まとめ
この様に「24B2U3601/11」は、23.8インチ/WQHDによる高精細な表示、120Hzの滑らかさを組み合わせたビジネス向けモニターです。
更にUSB-C 90W給電、USBハブ、有線LAN、DisplayPort出力、フル可動スタンド、内蔵スピーカーを1台にまとめており、ノートPC中心のデスク環境を整理したい人に向いています。
一方でUSB-C給電が使用条件によって65〜90Wに変動する点や、USB-B非搭載、HDMIが一つのみ、そして23.8インチ/WQHDによる表示の小ささも人によっては気になる部分だと思います。
接続性などの使い勝手に優れた23.8インチ/WQHDモニターが欲しい方におすすめなモデルです。









