
「27インチ×QD-OLED×WQHD×最大280Hz」
アイ・オー・データの「EX-GDQ271UEL」は深い黒と鮮やかな発色に、高速リフレッシュレートと0.03msの高速性能を掛け合わせた、あらゆる面でハイスペックなゲーミングモニターです。
更にClearMR 15000相当の動きのクッキリさでFPS系にも強く、光沢+ARコートの低反射グレアで発色の鮮やかさも確保。
色域はDCI-P3 99%、さらに5W×2スピーカーやリモコン付属、3年(焼き付き含む)保証など様々な点で抜かりがありません。
今回はそんな「EX-GDQ271UEL」の特徴や良い点、気になる点について解説していくので是非参考にしてください。
目次
- 1 スペック表
- 2 良い点
- 2.1 WQHD/280Hzの高解像度、高リフレッシュレート
- 2.2 「QD-OLED」による広色域と優れた応答速度
- 2.3 True Black 400とHDRピーク輝度1000cd/㎡
- 2.4 低遅延設計(約0.26ms)とClearMR 15000を所得
- 2.5 光沢+ARコート(反射防止膜)の組み合わせで反射の映り込みを抑えつつ発色が鮮やか
- 2.6 HDMI2.1対応でPS5との相性も良い
- 2.7 スタンド調整が一通りに対応
- 2.8 焼き付き対策と3年焼き付き保証で安心
- 2.9 5W+5Wのスピーカー搭載
- 2.10 リモコンが付属でCEC機能も対応
- 2.11 WQHD/280Hz/QD-OLEDのモニターの中では最安値クラス(2025年9月時点)
- 3 人によっては気になる点
- 4 こんな人におすすめ!
スペック表
スペック | |
---|---|
サイズ | 27インチ |
パネル | QD-OLED(有機EL)・光沢+ARコート |
解像度 | WQHD |
Hz | 280Hz(DP/HDMIとも対応) |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
色域 | DCI-P3 99% |
輝度 | SDR:250cd/㎡ HDRピーク:1000cd/㎡ |
コントラスト比 | 1,500,000:1 |
HDR | VESA DisplayHDR True Black 400 |
対応端子 | HDMI×2(HDCP 2.3) DisplayPort×1(HDCP 2.2) ヘッドホン端子 USB-A(5V/1A・FW更新/給電用) |
スピーカー | 5W+5W |
スタンド調整 | チルト:上20°/下5° スイベル:±22.5° 高さ:150mm ピボット:左右90° |
VRR | G-SYNC Compatible HDMI 2.1 VRR |
良い点
WQHD/280Hzの高解像度、高リフレッシュレート
WQHD/280Hzと解像度とリフレッシュレートが両方共高めで画質と高速性能の両方に優れています。
その為、ゲームなどの画質の良さに加えてPC作業時の文字の見やすさにも優れ、280Hzの滑らかさによってFPS系ゲームでも使いやすいです。
また全ての端子ポートがWQHD/280Hzに対応しているのも良い点です。
「QD-OLED」による広色域と優れた応答速度
「EX-GDQ271UEL」はただの有機ELだけで無く量子ドットにも対応しています。
この量子ドットは鮮やかな原色の表現と色域性能に優れており、DCI-P3 99%とかなり広い色域となっています。
更に有機ELならではの完全な黒の表現力の高さによるメリハリのある映像表現、応答速度0.03msとトップクラスの速さも持ち合わせます。
その為、動画編集、画像編集での色の調整からゲームプレイまで、幅広く使いやすいです。
True Black 400とHDRピーク輝度1000cd/㎡
DisplayHDR True Black 400取得により黒の沈みと暗部階調が豊かなHDR表現をしてくれます。
またHDRピーク輝度が1000cd/㎡となっているので明暗の差の表現力にも優れます。
低遅延設計(約0.26ms)とClearMR 15000を所得
内部フレーム遅延が約0.08フレーム(約0.26ms)と低遅延設計になっており、少しでも遅延を防ぎたい対人戦FPSゲームにおいて役立ってくれます。
また動きのクッキリさの指標であるVESA ClearMR 15000も取得していて、この15000と言う数値は上位クラスです。
その為、VESAが定める数値でも証明出来ていると言う実績があります。
光沢+ARコート(反射防止膜)の組み合わせで反射の映り込みを抑えつつ発色が鮮やか
「EX-GDQ271UEL」はグレアではありますが、ARコート(反射防止膜)が貼られている作りになっています。
これによって反射の映り込みを軽減しつつグレアによる発色の鮮やかさにも優れると言う、ノングレアとグレアの良い所取りの様な設計です。
HDMI2.1対応でPS5との相性も良い
HDMIポートは二つともHDMI2.1なのでPS5でもVRRを使う事が可能です。
その為、PCとPS5の兼用モニターとしても使いやすいです。
スタンド調整が一通りに対応
スタンドは上下チルト、左右スイベル、150mm昇降、ピボットまで一通り対応しているので、思い通りの位置に調整がしやすいです。
なのでデスクスペースを広くしたいと言う訳で無ければ、モニターアームは必要無いと思います。
焼き付き対策と3年焼き付き保証で安心
有機ELと言えば液晶と違って焼き付きを起こす可能性がある欠点があります。
しかし「EX-GDQ271UEL」は、
- 静的エリア検知
- タスクバー検知
- ピクセルシフト
- スクリーンセーバー
と言った焼き付き防止機能が充実しているので普通に使っている分には焼き付きの心配がありません。
更に3年保証(焼き付き含む)と無輝点保証(1か月)もあるので安心感があります。
5W+5Wのスピーカー搭載
5W+5Wと少し大きめなW数のスピーカーが内蔵されているので外部スピーカーを用意することなくそれなりの音を出すことが出来ます。
リモコンが付属でCEC機能も対応
リモコンが付属しているので手軽にモニターの操作が行えます。
更にCEC機能も搭載しているので、CECに対応しているレコーダーなどであればリモコン操作をする事が出来ます。
WQHD/280Hz/QD-OLEDのモニターの中では最安値クラス(2025年9月時点)
見出しの様にこのスペックを持っているモニターの中では最安値クラスとなっています。
その分、「人によっては気になる点」の項目で書いている欠点もありますが、その欠点が気にならなければコスパ最強のハイスペックモニターに思える筈です。
人によっては気になる点
普通のノングレアよりは映り込みがしやすい
グレア+ARコートは反射の映り込みを軽減しつつグレアによる発色の良さもあると言うものですが、普通のノングレアと比べれば映り込みしやすいです。
なので強い光源などの映り込みはしやすくなっています。
USB関連の機能は無い
USB-CやUSBハブ機能などは付いてません。
ただしこの機能が削られている分、WQHD/280Hz/有機ELのモニターとしては低価格になっているので、これらの機能が不要な方にとってはメリットに感じられると思います。
WQHD/280Hzを活かすにはハイスペックPCが必要
WQHDはフルHDの約1.8倍の解像度なので、PCへの負荷も1.8倍多く掛かります。
その為、WQHDで280FPS維持したい場合は、フルHDで504FPS維持できるPCスペックが必要になります。
ただし、FPSをプレイする時だけフレームレート重視でフルHDに設定を下げる事でPCへの負荷を下げられます。
また27インチであればフルHDに下げてもそこまで解像度の粗さは気になりにくいです。
なのでそこまでハイスペックなPCで無い場合はこの様に設定を使い分けるのがおすすめです。
音質にこだわる方は外付けスピーカーを用意するのがおすすめ
一応スピーカーは付いていますがモニターのスピーカーはサイズが小さいので音質は外部スピーカーの方が良いです。
その為、スピーカーでの音質を求める場合は外付けスピーカーを用意した方が良いです。
こんな人におすすめ!
- コストを抑えつつQD-OLEDのWQHD/280Hzモニターが欲しい方
- PCとPS5兼用で使えるハイスペックモニターを探してる方
- 焼き付きにくい有機ELモニターが欲しい方
この様に「EX-GDQ271UEL」は27インチ、QD-OLED、WQHD/280Hzというモニターとしては低価格なモデルとなっています。
更にTrue Black 400+ピーク輝度1000cd/㎡のリッチなHDRと、0.03msとClearMR 15000による高速性能も両立されています。
その他にもHDMI 2.1、フル可動スタンド、焼き付き対策+3年焼き付き保証、スピーカー、リモコンまで幅広い部分まで充実しています。
強いて言うならUSB関連の機能が無いのが惜しい点ですが、これが省かれている事でコストダウンされていると思えばメリットにも感じられると思います。
なのでコスパに優れたQD-OLEDのWQHD/280Hzモニターを探している方におすすめです。